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三宅唱監督の「旅と日々」を、映画館で観てきました。と言っても、正直言いますと、私、三宅唱監督のことをよく知らなかったんです。作品が、ロカルノ国際映画祭で受賞したことがニュースになっていたことは、知っていましたが、あまり関心は、ありませんでした。劇場公開前に、話題になって、原作が、つげ義春さんの漫画だと知って、初めて、この作品が観たいと思ったのが、動機でした。私、つげ義春さんの漫画のファンで、と言っても、リアルタイムのファンではなくて、かなり遅いファンなんですけど、20年くらい前に夢中にな
X(旧Twitter)に投稿した、映画『友だちのうちはどこ?(原題:خانهدوستکجاست؟/英題:WhereIstheFriend'sHome?)』の自己感想の転載です。見放題対象が4日以内に終了予定の映画『友だちのうちはどこ?(原題:خانهدوستکجاست؟/英題:WhereIstheFriend'sHome?)』を視聴。1987年のイランのドラマ映画。監督はアッバス・キアロスタミ。イラン映画界の名匠キアロスタミ監督の名を世界に知らしめた作品。
熊井啓監督「サンダカン八番娼館望郷」を初めて観ました。1974年のキネマ旬報ベストテン第1位作品です。この年の第2位は「砂の器」なんです。(外国映画の第1位は「フェリーニのアマルコルド」です。「スティング」が第4位「エクソシスト」が第10位と話題作が多いですね~)熊井啓監督作品を観始めたのは、監督の後期なんです。社会人になってからで、初めて劇場で観たのが、遠藤周作原作「海と毒薬」(1986年)でした。この作品は、当時、かなり話題になりましたが、題材が題材だけに、単館劇場規模の公開
ジョン・マクティアナン監督ハリウッド・アクションの金字塔!みんな大好き『ダイ・ハード』誰でも知ってるからお話は超ざっくり。妻が重役を勤める会社のクリスマス・パーティーにやって来たニューヨーク市警のジョン・マクレーン。ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)しかしこの会場となったナカトミ・ビルが最新兵器で武装したテロリスト達に占領されパーティーに参加していた全員が人質に!彼らの要求を拒んだ重
中学生になって、毎晩のテレビの洋画劇場を観るのに夢中になり、買い始めたのが、雑誌『ロードショー』でした。毎月21日発売が本当に楽しみでした。付録にポスターや年末には、カレンダーが、あるのも、うれしかったですね。以前に話ましたが、映画チラシを知ったのも、『ロードショー』の記事からでした。私の住んでいた町は、かなりの田舎なので、映画館はありませんでした。映画館のある町に行くには、片道2時間半の鈍行列車しかなかったのです。『ロードショー』で、新作映画の記事があっても、情報だけと割り切ってい
毎年この時期に話題になる'今年の花粉はヤバい'を'今年のヴォジョレーヌーボーは最高'と同じような扱いにして油断してたら、久方ぶりのしっかりめの花粉症にかかり、「え?花粉って毎年姿形を変えて攻撃してくるやつだっけ?!」と急にインフルエンザウイルスみたいな扱い()にしたブログ主です改めて言う、、今年の花粉はヤバいそんな花粉症も色々とできる限りの対策を施したらだいぶ症状も落ち着いてきまして、何だかんだがっちりと予定が組み込まれてるこの3連休を何とか乗り切れそうですさてさて、、前回ブログをPI
幸せな1日でした〜♡まず、高校時代からの友人Mと恒例のランチ。今回は彼女が予約してくれました!表参道のスペイン料理のお店。入り口から想像するより、中は広くスペイン、スペインしてました笑乾杯をして…前菜。ほらもうお皿がスペインだよね。ソースをバゲットに付けて食べたら、めちゃくちゃ美味しい!チキンとポテト。パエリアは魚介にしました。これで2人分です。デザート。幸せでしょ?その後はお店変えて、コーヒーを飲むくらいしか無理でした。お腹パンパンです。Mとバイバイして向かっ
おはようございます朝から嬉しいお知らせ慎ちゃんおめでとう『第48回日本アカデミー賞話題賞』決定❗️👑作品賞:『帰ってきたあぶない刑事』👑俳優部門:森本慎太郎受賞者インタビュー&日本アカデミー賞授賞式の模様は3月14日深夜3時~https://t.co/wbHtLg1qCO#森本慎太郎#柴田恭兵#舘ひろし#映画pic.twitter.com/b1R68rbAwS—ORICONNEWS(オリコンニュース)(@oricon)2025年2月20日過ごいなあ…日本アカデミ
こんにちは第98回キネマ旬報ベスト・テン授賞式YouTube配信、ありがとうございます生では間に合わなかったですがしっかりと観ることができました松村北斗くん主演男優賞おめでとうございます北斗くんの挨拶とても素敵でしたね難しい質問されちゃって…少し困り気味だったけど、そこも素直に言えるところが北斗くんぽくて好きですそして、北斗くんはお辞儀がとても綺麗腰からしっかりと折っていて観てて気持ちいいかっこよさが倍増してました北斗くんのファンでなかったら
こんばんは観たい観たいと思っていた映画「ファーストキス」ついに観に行けました。なるべく前情報なしで観たかったので、Xで流れてくる感想とか公式さんからの映像なんかも薄目で見てやり過ごしてたの笑感想を書く前にね、これ!キネ旬キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞を受賞された松村北斗さんから喜びの声が届きました。公式YouTubeやインスタでもご覧になれます。#キネマ旬報ベストテン#松村北斗インスタ⇒https://t.co/RJRXuyZizsYouTube⇒https://t.co
北海道の田舎町。ホッケーが苦手な吃音のタクヤは、フィギュアスケートを練習するさくらを見かけ心を奪われる。ある日、さくらのコーチを務める元フィギュアスケート選手の荒川は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似して何度も転ぶタクヤの姿を目にする。タクヤの恋を応援しようと決めた荒川は、彼にフィギュア用のスケート靴を貸して練習につきあうことに。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始めることになる。日の光の中での雪景色の美しいシーンが印象的な作品。いくつかのカットは
2024年キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門第一位。「冤罪を扱った作品はウケない」と言われるが(それは「親方日の丸」的な公権力を妄信する感覚にそぐわないからだろう)、飯塚事件を扱ったこの作品が、文化映画部門というニッチな分野とはいえ、キネ旬ベスト・テンという歴史的権威のある映画ランキングで第一位を取ったことは、冤罪被害者の端くれとしては実に感慨深い。では自分が受賞前にこの映画を積極的に観ようと思っていたかというと、それは正直「否」。なぜなら、自分は飯塚事件のことを自分なりにではあるが深
久々にブログを書いて、書きすぎて長くなったのでお品書きを記しておきます🤭①映画ファーストキス1STKISS感想(ネタバレ含む)②キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞受賞③複雑なオタク心理①映画「ファーストキス」感想(ネタバレ含む)※以下ネタバレあるので映画の内容を知りたくない方はお気を付けくださいね!!映画は初日から3日間が大事ってことで私は初日天候が悪いのと体調不良により見に行けず2日目に行ってきました~(^^♪
他人様がどんな顕彰を為すか。どんな叱責や悲嘆を語るか。これは時々その場その場で様々に出る事柄ではある。原則だが映画に限らずテレビ・ラジオ・演劇・音楽・美術・文学においても万人が納得する顕彰讃嘆の賞は絶対に存在しない。少年時代から『キネマ旬報』ベストテンに不審を抱いていることは過去記事に書いた通りだ。選者が鑑賞した日本映画を10本、外国映画を10本選んで、編集部は1位を10点・2位を9点・3位を8点・4位を7点・5位を6点・6位を5点・7位を4点・8位を3
今年のキネマ旬報映画賞が発表された。作品は「夜明けのすべて」(監督も)。3月に発表される日本アカデミー賞でもW受賞の可能性は残されている。よく日本アカデミー賞はメジャー優先で、作品の質で選んでいないような意見もある。でも調べてみると決して、そう言い切れない。キネ旬、日本アカデミーをWで受賞してる作品、80年代以降だけでも15作品あった。これがどれも文句のつけようのない名作ばかり。80年「復讐するは我にあり」81年「ツィゴイネルワイゼン」83年「蒲田行進曲」85年「お葬式」88年「マ
SixTONES松村北斗くん第98回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞を受賞おめでとうございます北斗くんの役作りや、感情の表現力は観客を引き込む力があり、お芝居してる演技のその才能が光っていました。これまでの努力と挑戦が実を結び北斗くんの才能が多くの人に認められた瞬間です。これからも応援しています!
こんにちは北斗くん主演男優賞おめでとうございます心臓吐きそうとブログ(北斗學園)で書いてたけどそれだけ嬉しい受賞だったんだなと思うとウルウルきちゃいます「夜明けのすべて」は日本映画作品賞4部門受賞!とても素敵な作品に出演されていて主演男優賞を受賞されて、ファンなだけですが、勝手に誇らしく思ってます!2月20日18時からは表彰式の配信もあるようです北斗くん、表彰式は参加できるのかな?仕事なので、ライブ視聴は難しいけどアーカイブでも観れたらいいな北斗く
正月ムードの“松の内”も7日に終わり、わが家に残るのはスーパーで買った、切り餅入りのカンタン“鏡餅”のみです。それも11日が“鏡開き”となりますから、それまでには解体して正月の雰囲気を一掃することになるでしょう。正月の諸々の行事に始まり、四季の変化や行事など日本人の伝統と感覚を知るための本といえば「歳時記」。令和になってから俳句を作るようになった私ですが、すでに何冊もの歳時記を手にしています。昨年は俳句作りを半世紀以上も続けていた母親の三回忌を終え、ようやくその本棚
麦「俺ももう感じないのかもしれない」絹「・・・・・・・」麦「ゴールデンカムイも七巻で止まったまんまだよ。宝石の国の話なんて覚えてないし、いまだに読んでいる絹ちゃんが羨ましもん」絹「読めばいいじゃん、息抜きぐらいすればいじゃん」麦「息抜きにならないんだよ、頭に入んないんだよ。(スマホを示し)パズドラしかやる気しないの」絹「・・・・・・・」麦「でもさ、それは生活するためのことだからね。全然たいへんじゃないよ。(苦笑しながら)好きなこと活かせるとか、それって人生舐めてるって考えちゃう」い
今週は話題の韓国映画紹介特集週間。「別れる決心」パク・チャヌク監督2023年キネマ旬報ベストテン外国映画部門第7位入賞作実は今作だいぶ前に観てたんですが、その時は今ひとつよく分からなかった。もう一度観ようと思い、要約二度目を鑑賞した一本です。さてどうでしょうか?主人公は義感が強く、自分の仕事に誇りを持っている刑事。現在老女殺しの殺人事件を捜査中でした。容疑者の一人の女性を捜査する内に、怪し気な仕草に恋心を抱く様になります。そして容
新・映画音楽3【ロードショー/シネマ大賞】で、映画音楽中心の話をしました。続きの話です。今回は、1978年公開映画の話です。私の映画観の転機になった年でもあります。高校生になりましたからね。生活が、ガラリと変わりました。観る映画も、以前よりも幅広くなりました。【シネマ大賞】映画音楽の第1位は「スター・ウォーズ」でした。近差で第2位が「サタデー・ナイト・フィーバー」でした。【家族の肖像】映画大賞は、どの映画だったんでしょうか❓️やはり、第1位は「スター・ウォーズ」2位からは
鬼の筆戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折[春日太一]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}春日太一さんの「鬼の華戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」を最近読んだのだけど、本当に面白かったです。この本の話題はまたの機会にしますね。今回は、本で紹介されていた東映時代劇「仇討」について、お話します。正直に言います。私、この作品知りませんでした。日本映画ファン失格ですね。反省しています。まずは簡単に映画の紹介しますね1964年東映映画/103分
『ジャージー・ボーイズ(JerseyBoys)』は、ザ・フォー・シーズンズの経歴を基にしたトニー賞受賞の同名ミュージカルを、クリント・イーストウッド監督が2014年に映像化したミュージカル映画です。本作は、キネマ旬報ベスト・テン外国映画年間ベスト・ワンに輝いております。1951年のニュージャージー州で、床屋の息子ヴィンセント・ピアッツァ(役名:トミー・デヴィート)は弟のマイケル・ロメンダ(役名:ニック・マッシ)とその友人マイケル・ロメンダ(役名:ニック・マッシ)とトリオで演奏していま
この映画、話題になったし、日本アカデミー賞の主演女優賞だけ取ったので気になっていました。生まれつきの障害で耳が聞こえないケイコは再開発が進む下町にある小さなボクシングジムでプロボクサーとしてリングに立ち続けていた。だがそのジムが、練習生が減っていることもあり、閉鎖されるという噂が流れている。ケイコは最近少し練習に身が入らなくなっていた。聴覚障害と向き合いながら、実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんがモデルだそうだ。とても良かったです。というか
アッバス・キアロスタミ監督が1987年に撮った『友だちのうちはどこ?』は、ファジル国際映画祭で最優秀監督賞・審査員特別賞を受賞し、ロカルノ国際映画祭で銅豹賞・FIPRESCI賞特別賞、エキュメリック審査員賞特別賞を受賞した作品で、キネマ旬報年度別ベストテンでは第8位にランキングされております。ババク・アハマッドプール(役名:アハマッド)が通うイラン北部コケール村の小学校で、教師のホダバフシュ・デファイが生徒達の宿題を確認しています。アハマッド・アハマッドプール(役名:モハマッド・レダ・ネ
今週はキネマ旬報ベストテン入賞作品紹介特集週間。「ケイコ目を澄ませて」三宅唱監督2022年キネマ旬報ベストテン日本映画部門第1位作品。前作(きみの鳥はうたえる)でブレイクした三宅監督。今作もかなり話題になってしました。さてどうでしょうか?主人公は生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない女性。加えて嘘が付けず愛想笑いの出来ない難しい性格でした。そんな彼女の唯一の拠り所はボクシング。再開発が進む下町の一角にある小さなボクシングジムで日
今週はキネマ旬報ベストテン入賞作品紹介特集週間。「千夜、一夜」久保田直監督2022年キネマ旬報ベストテン第9位入賞作。主演を田中裕子が努めています。さてどうでしょうか?物語の舞台は北の離島にある寂れた港町。主人公は海産物工場でパートで働く初老の女性。実は彼女の夫は30年前に突然姿を消し、今でもその帰りを待ち続けています。漁師の独身男は彼女に思いを寄せているが、彼女がその気持ちに応える事はなく断り続けています。そんなある日、2年前に失
『クローズ・アップ』(1990)のアッバス・キアロスタミ監督が1997年に製作し脚本も書いた『桜桃の味(TasteofCherry)』は、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、キネマ旬報ベスト・テンで第6位となった作品になります。ホマユン・エルシャディ(役名:バディ)は、テヘランを車で走りながら自分の自死を手助けをしてくれる人物を探しています。その作業とは、ホマユン・エルシャディが掘った墓穴に横たわる自分に土を被せることです。彼は勧誘する人々に、翌朝自分が選んだ場所に行き、生き