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先日読み終えた、バルガス=リョサの「緑の家」。『3か月くらいかかったリョサの「緑の家」』12月末から読んでいた、バルガス・リョサの「緑の家」をやっと読み終えました。上巻・下巻カバー折り返しより町外れの砂原に建つ〈緑の家〉、中世を思わせる…ameblo.jp巻末の解説に書いてあったことで、興味深かったのが、「人がなぜ小説を書くかと言えば、それは自分の生に満足できないからである。小説とは一作、一作が秘めやかな神殺し、現実を象徴的な形で暗殺する行為に他なら
↓畑で採れた大根をもらいました不登校支援を始めて25年5歳の時からやってます(ここ、笑うとこです)プロの不登校児とは?30年ぐらい前なのでもはや講義の名前すら忘れてしまいましたが学部生の頃南米文学の講義を取りました。なんで取ったのかすら覚えていません。ボルヘスとガルシア=マルケスを知ったのはこの講義です。講義の後、大学の図書館に向かいボルヘス全集を探してみました。『エンマ・ツンツ』という短編に唸りました。市販の本ではこちらに収録されていますエル・
菊予報であげたのはツェッペリン。しかし70年代は、レッド・ツェッペリンだけじゃないのでして。自分の中高時分は概ね70年代、ギリで1980年。音楽と、文学漬けでありました。後者なら太宰から入って漱石・鷗外。アラン・シリトー『長距離走者の孤独』@新潮文庫の100冊、三島に大江に安部公房、石川淳。当時出てきたのが龍と春樹の両村上、そして中上健次ら。貪るように読みました。音楽もそうだが、あの頃なぜ自分は〝貪って〝いたのだろうか。12-3歳からの思春期は感性鋭いと云ふのはむろん、ある
私はたぶん村上春樹「街とその不確かな壁」(新潮社)を7月の後半に購入している。今、9月………まだ読んでいる。(笑)こんなにもゆっくりと少しずつ長い時間をかけて読んでいる小説も珍しい。(笑)昨夜ようやく第二部が終わった。(598ページまでいった)今日は、この小説を読んでいない人にはなんのこっちゃ?……って感じのブログとなってしまいそう。(お許しを)しかし、私は第二部の後半からつまらなくなった。(笑)それまでこの物語に酔いしれていたというのに。イエロ
銀座のOギャラリーUP•Sで開催されている塚田辰樹さんの個展に行って来ました。とても繊細な線で彫られた作品で、技法的に色々と参考になりました。ぼくが気に入ったのは上の作品。ガルシア・マルケスの『大きな翼のある、ひどく年取った男』からインスパイアされた作品かと思いましたが、関係ないそうです。そしてお昼は、前からちょっと気になっていたメルジェリーナというイタリアンのお店でピザを食べました。🇮🇹ピザを食べるのは久しぶりでした。トマトベースにイカとオリーブが入っていて美味しかったです😋サラダ
こんにちは。カエルです。本を読みました。村上春樹「街とその不確かな壁」(新潮社)4月に発売されていますので、いまさら感想ですかーという感じでしょうがすみません遅い読後感です。三部構成で、第一部では17歳の、第二部、第三部は四十代半ばの主人公の語り、で綴られた二つの世界の物語であります。これまでの村上春樹文学では、外界の景色が凄まじく変わっていくなかで物語がすすんでいっていたような印象ですが、この物語は外の景色が動かずに、内界の景色がどんどん変
ガルシア=マルケスの中短篇小説集。収められているのは、以下の10編。「大佐に手紙は来ない」妻と2人、貧しい生活をする退役軍人の”大佐"は毎週金曜になると自分あての手紙が届いていないかと郵便局に向かいます。恩給の支払いを告げる手紙が届くはずなのですが、何年経っても手紙は届かず...。届かない可能性の高い手紙を待ち続ける大佐。来ないかもしれないと分かっていても、待つことをやめるのは難しいことなのかもしれません。期待が報われないと気づいていても大佐にとって郵便局に通うことそのことが生活の
町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、その犯行が予告され、人々に殺人が行われることが知れ渡っていたにもかかわらず、誰にも阻止されることなく、殺人事件が実際に起こってしまいます。なぜ被害者は滅多切りにされねばならなかったのか?閉鎖的な田舎町で30年ほど前に起きた殺人事件の背景を探ります。登場人物が多く、断片的な情報が、様々な立場から語られていくので、分かりにくい面もありますが、そのことにより、物語に厚みが加えられ、登場人物たちを超えた物語が浮き上がってきます。本作は、ひとりの主人公とその周辺の人
友達がうどん作りに励んでいる。お師匠は80過ぎのおばーちゃん友達が。お師匠に聞いたらしい。人生って何なんですかねー。。お金だと思ってたけどそうじゃない気がしてうどんを打ちに来ました。そしたらお師匠がこう言ったらしい。人生は金じゃないよ。お金じゃ買えないものを見つけるのが人生だ。ただそれを見つけるのにお金は便利だ。おばあちゃん片足あの世に突っ込んでんな。というくらいの達観ぶり僕も片足突っ込んでるからな。同じ意見だあくまで便利なだけであって。センスない奴は一生見つ
5月3日、4日と小淵沢で農業やっている友人のところに1泊2日の小旅行。小淵沢は標高が高いので、さずがに朝はまだ寒く、寝具は羽毛布団でした。ストーブも活躍。大学時代の友人がもう一人小淵沢にやって来ていたので、その(同窓生)情報があちこちに飛んで、結局5月3日は大学時代の知人が8人も集まり(長野の方からもやってきて←要するに皆「隠居」なので暇)、「ホスト(になってしまった)」の家は子供夫婦、その孫までも含めてお祭り騒ぎになりました。小淵沢へは高円寺から各停電車を乗り継いでいきました
今日までなんですねー。バッグの中身紹介記事の掲載遅ればせながら私もやってみまーす。私のバッグ、メチャクチャ色々入ってます昔、ディズニーシーで購入した、ディズニーシー×ガルシアマルケスのカバン。かなり長く使ってますねー。ポケット沢山付いてて使いやすいんですよちなみに。カバンを購入したのは随分昔ですが、使い始めたのは3、4年前かな。勿体無くてずっと使えず、やっと出したんですCOACHの長財布と小銭入れ。ドラマチックディズニーシーのティッシュケースポケモンのポーチ(
ご訪問ありがとうございます。うしずのです。なるべくネタバレが無い様に感想を書きますが、そういう要素を全く除く事は出来ませんので、ご了承下さい。コロンビアの作家ガルシア=マルケスによるブエンディア家の百年の歴史を描いた作品です。タイトルから受けた静かで重々しい印象と違い、騒々しく、愛や欲が絡んだ人間模様が描かれていました。「百年の孤独」G・ガルシア=マルケス鼓直(つづみただし)訳新潮社驚きの「物語を語る」技術この物語
こんにちは。大阪桃谷のサロンにて西洋占星術、タロット、タントリック・ダキニ・オラクル、宏林クリスタルカードでセッション、レッスンをいたしておりますエストレアです。年始に「今年のテーマ」としてタロットカードをひいたら「隠者」でして、今年は本をいっぱい読もう!と決めました。今年の一冊目G・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』を完読。南米コロンビアのノーベル文学賞作家であるガルシア=マルケスのことを20代の時に『エレンディラ』という映画を観て衝撃を受け、その原作者として知りました。
神楽坂セッションハウスでPROJECTBARABBASの「ウルスラ」を観た。舞踏ダンサー奥山ばらばさんとミュージシャンの松本じろさんによるコラボ企画。ギターを掻き鳴らし、語り、時に笛の素朴な音楽を挟む松本じろさんの生演奏の中、チャコールグレーのオーガニックコットンの衣装に身を包んだばらば氏が膨らみ、そして縮まり、、手を伸ばし、そして跳ぶ。他にないばらば氏の魅力はその重量質感だろう。セッションハウスの舞台でエネルギッシュに踊る身体はもちろん鍛えぬかれたフィジカルなものであり、
読み終わったあと、この本がふっと消えてなくなっちゃうのかなと思ったけど、消えずに残っている。証拠写真G・ガルシア=マルケスはコロンビアの作家。『百年の孤独』は、百年にわたるブエンディア家の観察記録をフィクションで描いている叙事詩。前評判ばかり散々聞いていて、これは相当気合入れて読まなきゃいけないなーなんて思っていたんだけど、普通にサクサク読めた。難しい語彙とかないし。混乱するという噂の名前は、代々同じ名前がついて紛らわしいけれど微妙に違うから区別できる。ただ、その他の人物の
女王陛下の007(その2)は下書き保存する事にして。何か違うなあと。そんな話はどうでも宜しい。Facebookの友達リクエストは「副業やりませんか」とか「私を抱いて」なぞ、いかがわしいことこの上ない。そんな中、高校の同級U女史からリクエストが来ました。共通の友人・OY君が、彼女に俺を教えてくれたそうな。「こいつアウレリャーノ・スパイス・ブエンディーア」(ガルシア・マルケス『百年の孤独』のブエンディーア大佐。愛を知らない人ですわ)とか名乗ってるけど実はスパイスだぜ?って。さん
←レフ・イリイッチ・メーチニコフ(著)『亡命ロシア人の見た明治維新』(渡辺雅司(翻訳)講談社学術文庫1982年)訳者前書きによると、「ロシア東洋学者の眼に映った維新直後の日本」であり、「メーチニコフが在日した明治7、8年は、大久保利通による官僚主義的中央集権化が推進された、いわば維新の変質過程でもあった。明治維新を可能にした日本の進歩的風土を高く評価する一方、頻発する士族反乱や農民一揆に、暗い翳を見、未来日本の激動を予見する書」このところ、ハードな庭仕事が続いたので、1
←萩を撮りに庭に出たついでに庭を観て回ったら、蔵の脇の庭の一角で野良猫発見。よく見掛ける馴染みのノラ2匹の1匹。日向ぼっこ。いつもは人の気配を感じるとすぐ消え去る。が、その時はあまりに居心地がいいのかびくともしない。背中越しにこちらの様子を窺いつつ、日向ぼっこ続行。近所の方が飼ってるのか、野良猫か不明。(09/1218:57)今日は、レムとレインの二本立て。といっても、心ならずも普段着のまま庭仕事しちゃったので、夜に入るまで数十頁しか読めてない。我が家には(も)立派な食
本の紹介です。南米コロンビアで生まれた短編小説集。『青い犬の目』(マルケス著、井上義一訳、福武文庫、1994※絶版)副題は「死をめぐる11の短篇」三度目の諦め★★死の向こう側エバは猫の中に三人の夢遊病者の苦しみ鏡の対話青い犬の目★★★六時に来た女★天使を待たせた黒人、ナボ★★誰かが薔薇を荒らすイシチドリの
ドン・ジュアンと騎士団長-3-伏線回収されずの続き🌥🌥村上春樹「騎士団長殺し」の読後、もやもや感は消えぬまま、図書館からの予約本準備完了お知らせメールにて次の本を借り、そして読み終えた。何しろ毎日が暑い。冷房をガンガン利かせた部屋で、ゴロゴロしながらひたすら本を読み日々を耐え忍ぶ。🌥🌥ということで佐藤究著『テスカトリポカ』ラテンアメリカ発、アフリカから東南アジア、そして日本と、世界を股にかけての麻薬密売、臓器密売、などなどの闇ビジネスの描写が生々しい
書店に行った。あー、読んだことあるな。っていうか、家にある気がする…。と思ったけれど。文庫本版編訳者あとがきは新しいはず。なにより、読みたい。そう感じたら、砂漠で逃げ水を見た人のように、からだや手が本にずるずると近づいてしまった。読む側の変化あるいは成長によって作品は新しくなる。(文庫版編訳者あとがきより)ああ、だから、いつも、そこに水がある…って、手がのばして、つかもうとしてしまうんだな。百年の孤独(Obrad
こんにちは。カエルです。。。。。暑い、、、、猛暑日、続きます。大好きな雨の季節が前倒して訪れ、そうそうに去ってしまうとは。カエルのリズムも狂います。さて、そんななかですが、本を読みました。「雌犬」ピラール・キンタナ国書刊行会いやー、面白かった主人公のダマリスは、コロンビアの太平洋岸の寒村に住む女性。子供を切望しながら叶わず、夫ともちょっと冷え切った関係。そんなダマリスが仔犬を引き取ったことから物語は始まります。版元のHPには「奇妙で濃密な愛憎劇
エブリスタ#お仕事小説特集に選んで頂きました✨未苑真哉のWebコンテンツ未苑真哉のWebコンテンツページです。小説・漫画の投稿サイト「アルファポリス」は、誰でも自由に作品を読めて、書くことができる総合エンターテインメントサイトです。毎日無料で読める公式漫画も充実しています。ブログ、ビジネス、ゲームなど、さまざまなコンテンツをお楽しみください!www.alphapolis.co.jp「○○前夜」優秀作品📖#恋愛短編小説入籍前夜ならびに、三十歳誕生日前前夜/未苑真哉昔、片思いした人
本日もスターバックス厚木店へ…コロンビア🇨🇴🫘ガルシアマルケス読み返したくて…ココアにミント入れるのにハマっています☆
トイレの収納スペースを片づけた。古い家に置いてある日用品ストックを整理した。食べ物のストックも古い家に置いてるんだ。古い家は寒いので収納に適してると思って。主にコストコや業スーやアイハーブで購入。最近チルアウトがお気に入りで爆買い、笑台所横の空間も整理した、でも雑然としてるね、、ピエロのポールハンガーは処分する事に。このピエロには、長い間お世話になった。長女の保育園バッグをぶら下げた日から長男次男が学用品等々を掛けるのを経て次女の中学卒業の最後の日までフル活用。私の大好き
命と誇り、どちらが大切かノーベル賞受賞者ガルシア・マルケスを読む内容町中の誰もが、充分に知っていた。しかも誰もが、他ならぬ犯人たちでさえ、なんとしても阻もうとしていたのだ。その朝、彼が滅多切りにされることを。ただ一人、当の彼だけを除く、誰もが…。運命という現実。その量り知れぬ糸模様の全貌に挑む、熟成の中篇。さらには、人生という日々の奇蹟。その閃光を、異郷に置かれた人間の心に映し出す、鮮烈な十二の短篇ラテンアメリカでは珍しくないと言われる「名誉ゆえの殺人」の物語誰も殺人を止めない町とい
ガルシア・マルケスの長篇「族長の秋」(集英社文庫)をよみおえている。が、また例によって感想がかけずにいる。上手くかこうなどとは、はなからおもっちゃいませんがね…。まぁいいや。かけるところまで書き散らす。舞台は、カリブ海を臨む架空の独裁者国家。主人公は元軍人の、出自もいかがわしい大統領。名前は、ない。年齢は、若く見積もって100歳以上、どうかすると200歳を超えている。その人生が360ページにわたって語られるが、改行が6回しかない。一章一段落構成なのである。語り手はその一章の
先に「百年の孤独」の冒頭文を紹介させて下さい。。「長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思いだしたにちがいない。」この冒頭文だけ何度読んだことか。。読むたびになんのこっちゃよ。でもね。今回は職場の文学青年と読書トークしてたときに。。「今度百年の孤独貸してあげるよ。」ヒーーー!無理でしょ。日本語でも無理なのにスペイン語なんてそれこそ100年かかっちゃう!って正直に言っ
先週土曜日に3名の大学教授の方からメールをいただきました。とても嬉しかったです。メールをいただいた順に記すと、まず、同志社大学名誉教授の工藤先生からで、「お茶を立てながら清浄な心を保って欲しい」という内容のメール。次にボクの大学院修士課程のゼミの先生、兵庫教育大学の森田先生からで、上の写真の紙の本をご購入いただき、「年末年始に拙著を読みます」というメール。そして最後に、東京大学名誉教授の野矢茂樹先生からは、拙著をお褒めいただき、「来年早々に出版予定の新著を送ります」という内容。