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読売日本交響楽団第586回定期演奏会をサントリーホールにて。指揮=シルヴァン・カンブルランソプラノ=レイチェル・ニコルズメゾ・ソプラノ=クラウディア・マーンケテノール=ロバート・ディーン・スミス、ユルゲン・ザッヒャーバリトン・語り=ディートリヒ・ヘンシェル合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=三澤洋史)シェーンベルク:グレの歌クラヲタにはよく知られていることであるが、今年2019年はなぜかシェーンベルクのグレリーダー・イヤー。普段滅多に演奏されないこの超大曲が、なぜか2
指揮=シルヴァン・カンブルラン管弦楽:読売日本交響楽団テノール=ロバート・ディーン・スミス(ヴァルデマル)ソプラノ=レイチェル・ニコルズ(トーヴェ)メゾ・ソプラノ=クラウディア・マーンケ(森鳩)テノール=ユルゲン・ザッヒャー(道化師クラウス)バリトン=ディートリヒ・ヘンシェル(農夫・語り)合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=三澤洋史)カンブルランの読響常任指揮者の任期最後の公演シリーズの2回目はシェーンベルクの大作「グレの歌」。今年は大野和士都響、ジョナサン・ノット東響も演
読売日本交響楽団第586回定期演奏会【日時】2019年3月14日(木)開演19:00【会場】サントリーホール(東京)【演奏】指揮:シルヴァン・カンブルランヴァルデマル:ロバート・ディーン・スミス(テノール)トーヴェ:レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)森鳩:クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)農夫・語り:ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)道化師クラウス:ユルゲン・ザッヒャー(テノール)合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:三澤洋史)管弦楽:
今夜はサントリーで、カンブルラン読響のシェーンベルク《グレの歌》を聴きました。この作品、色々と面白い。シェーンベルクはこの作品の作曲を一度中断して、7年後に再開しました。その間、作風が変わったので、一つの作品に異質なものが共存しています。また、ソリストは常に独唱で、重唱になることがありません。合唱は第3部だけで、しかも男声合唱が中心。混声合唱は、終結部の「見よ太陽を!」1曲だけ。演奏は楽しかった!オケ130人、合唱120人(男声75人、女声45人)
今夜はサントリーで、カンブルラン読響を聴きます。シェーンベルクの《グレの歌》。今年は《グレ》の当たり年。読響に続き、4月に大野都響、10月にノット東響も演奏します。全部聴きに行くつもり。カンブルランは、今月で読響常任指揮者としての任期を終えます。2010年に就任して、実に9年間。インタヴュー《読響との9年の軌跡》が面白い。https://yomikyo.or.jp/news/#news-topics-12105「就任した2010年を振り返る
2010年から9年にわたり読響常任指揮者として名演を聴かせてくれたシルヴァン・カンブルランが3月24日の東京芸術劇場でのベルリオーズ「幻想交響曲」を最後に退任する。カンブルランが読響の演奏水準をそれまで以上に高め、レパートリーを拡大しながら聴衆の支持と信頼を得たことが最も大きな功績のひとつではないだろうか。やるべきことはすべてやったという充実感を感じるタイミングでの退任は爽やかだ。最も記憶に残るカンブルランの指揮は2015年9月6日のワーグナー「トリスタンとイゾルデ」と2017年1
きのうは、新しいおうちの、管理会社への申込書を記入に、不動産屋さんに行きました。街並みはやはりおだやかで、すっかり私はなじんでいい感じ。父からも「早めに引っ越せるのなら、3月18日くらいに引っ越してみたらどうかな」といってもらい、ことはずいぶん急ピッチで進んでいます。ちなみに、住む街のヒントはひとつだけ・・・(^_-)-☆東京都世田谷区です♪ハイ、人生初の世田谷区民になれそうあとは、一切、ヒ・ミ・ツとさせていただきますねそのあとは、家具屋さんと家電屋さんに行って、新居用の家
今週は珍しく他の予定が立て込み、コンサートは3/9だけ。3/9は井上名フィル&グリーンエコーの伊福部《釈迦》とペンデレツキ《クレド》を聴きに、遠征。今週の反動で、来週は連日でコンサート。しかも、楽しそうなコンサートばかり。上岡さんの《新世界》、初来日のDNSO、ハーディングMCOのブル4、カンブルラン読響の《グレ》、リープライヒ十八番のルトスワフスキ、高関さんの《孔雀》、そしてインバル都響のブル8。そして、再来週はいよいよドゥダメルLAフィルです。3/11
シルヴァン・カンブルラン(指揮)諏訪内晶子(ヴァイオリン)ペンデレツキ/広島の犠牲者に捧げる哀歌シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番(ソリストアンコールイザイ/無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番第1楽章)ハース/静物ラヴェル/ラ・ヴァルスお目当てだったのはシマノフスキの1番変人扱いされるが、ヴァイオリン協奏曲の中で一番好きな曲である諏訪内晶子は持っていたイメージより力強く、美しく豊かな音色で聴かせてくれたオケもあのカデンツァ以外途切れなき続くうねりるような曲を見事
今夜はサントリーでカンブルラン読響の名曲シリーズ。曲目は前半がモツ《後宮からの誘拐》序曲、Pf協24(w/アンデルシェフスキ)、後半がブル4。コーストヴェット版ブル4、楽しかった!悠揚迫らぬテンポで歩みを進める、重厚でスケール感の大きい演奏です。これまで聴いたカンブルランのブルからは、ちょっと想像できない程。読響の弦の響きが、滅茶素晴らしい!透明感のある響きから、オルガンのような分厚い響きまで、本当に美しい。鬼門のホルンは日橋さんが降り番で、トップは松坂さん
明日はサントリーで、カンブルラン読響のブル4を聴く予定。ブルの交響曲というと、必ず出てくる稿と版の話。カンブルランが使用するのは、1888年稿のコーストヴェット版。珍しいスコアです。ブル4のスコアは1874年に初稿が完成した後、1878/1880年に作曲者自身が改訂し、更に1887/1888年に弟子のレーヴェたちが改訂しました。今までは、1878/1880年稿(第2稿)をベースに弟子たちの加筆部分を除いて1936年に出版されたハース版か、ハース版に更なる修正を加え
名フィルが新シーズンラインナップをウェブで発表しました。昨日、一足先にチラ見してましたけど、これで気兼ねなくブログに書けます。愛知芸劇の定演は全11回。5月のカーチュン・ウォンのシベ6&7は垂涎。前半のバルトークも是非聴きたい。6月のクララ=ジュミ・カンのグラ協、7月のブラビンズのエルガー1も聴いてみたい。10月のホリガーの《グレイト》、12月のカンブルランの《ペトルーシュカ》は、名演が期待できそう。2020年3月の川瀬さんはかなり攻めた選曲です。
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。読者登録させていただいているブロガーの方の記事で知ったのだが、好きな指揮者シルヴァン・カンブルランが、2019年12月に名古屋フィルハーモニー交響楽団に客演するらしい。その詳細は以下の通り。2019年12月6日(金)、7日(土)デュカス:バレエ「ラ・ぺリ」酒井健治:カウンターテナーとオーケストラのための歌曲[世界初演](カウンターテナー:藤木大地)ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」[1947年版](ピアノ:野田清隆)
来月の読響定期。カンブルラン指揮で、ペンデレツキ《広島の犠牲者に捧げる哀歌》が演奏されます。今や現代音楽の古典であると共に、ペンデレツキの作品の中では最も有名。その一因が、インパクトのあるタイトルにあることは確かでしょう。でも、タイトルの由来を知った時は、本当にずっこけましたよ。1960年に作曲したときのタイトルは、演奏時間から《8分37秒》(!)。ジョン・ケージかよ。その後、コンクール出品のために《52の弦楽器のための哀歌8分26秒》に変更。曲
来年3月に読響の常任指揮者を退任する、カンブルラン。特別演奏会《果てなき音楽の旅》の開催が決まりました。フェアウェル・コンサートみたいなもの。読響も粋なことをやってくれます。19/3/19(火)19時開演、会場は紀尾井ホール。曲目は、ヴァレーズ:オクタンドルメシアン:7つの俳諧(w/エマール)シェルシ:4つの断章グリゼー:《音響空間》から「パルシエル」カンブルランらしい選曲ですね。詳細はこちら。にほんブログ村
読響のコンサート・チラシにリコメンド文を書きました。マニアックではないクラシック・ファンの方にもわかりやすくとのことでしたので、簡単な曲目解説を兼ね、コンサートに行ってみたいと思っていただけるような文章を心がけました。
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。HMVのサイトで、「許光俊の言いたい放題」というクラシック音楽のコラムが連載されているけれど、昨日その第261回「シーザーとブルックナー」が掲載された(こちらのページ)。ウィリアム・クリスティ指揮のヘンデル「ジュリアス・シーザー」や、ラトル指揮のブルックナー交響曲第8番について書かれたのち、ラトル指揮ベルリン・フィルによる「アジア・ツアー」というCDについて触れられている。ここで、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」という曲について、許光俊は下記の
ミュージック・ペン・クラブ・ジャパン「MPCLANDTheレヴュー」5月号が本日アップされました。①上岡敏之&新日本フィル(豊嶋泰嗣のバルトーク)②マリア・ジョアン・ピリスのベートーヴェン③カンブルラン&読響のマーラー交響曲9番④エリーザベト・レオンスカヤのシューベルト・チクルス最終日⑤ジョナサン・ノット&東京交響楽団のマーラー交響曲第10番&ブルックナー交響曲第9番⑥ルース・スレンチェンスカサントリーホール・リサイタル以上のコンサートについてレヴューを書きました。ご一読いただけた
読売日本交響楽団第577回定期演奏会を、サントリーホールにて。指揮・シルヴァン・カンブルランアイヴズ:ニューイングランドの3つの場所マーラー:交響曲第9番ニ長調今シーズン(2019年3月まで)が任期最後のシーズンとなるフランスの名匠シルヴァン・カンブルラン。いかにも、彼らしいプログラムである。前半のアイヴズ。なんと、前の晩にアイヴズのソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード」を、トーマス・ヘルによる壮絶な演奏で聴いたばかりなので、アイヴズの音楽を2晩連続実演で聴くこと
今日はサントリーホールにて読響日本交響楽団の定期公演を聴いてきました。曲目は、アイヴズ「ニューイングランドの3つの場所」マーラー「交響曲9番」指揮はシルヴァン・カンブルランさん。先日、ランニングでマーラー9番を聴いたのは、たまたまでした。ピアノソロの公演以外は、あまり曲目を事前にチェックしないので、内容を知るのはだいたいいつも直前です。アイヴズは、普段ほとんど聴かないし、演奏されることも少ないですが、年代と曲調はマーラーと被る部分もあります。また、今日の「ニューイングランド~」と
読売日本交響楽団第577回定期演奏会【日時】2018年4月20日(金)開演19:00【会場】サントリーホール(東京)【演奏】指揮:シルヴァン・カンブルラン管弦楽:読売日本交響楽団(コンサートマスター:小森谷巧)【プログラム】アイヴズ:ニューイングランドの3つの場所1.ボストン・コモンのセント=ゴードンズ2.コネティカット州レディングのパトナム将軍の兵営3.ストックブリッジのフーサトニック川マーラー:交響曲第9番ニ長調
今夜はサントリーで、カンブルラン読響を聴きました。曲目はアイヴズ《ニューイングランドの3つの場所》とマーラー9番。アイヴズの曲は漂うようでつかみどころがなく、カオスっぽい響きもあります。カンブルラン読響はどこまでも明晰で、響きの構造を見せてくれる感じ。アイヴズとマラ9を並べて聴くと、マラ9の第1楽章はアイヴズの延長のように聴こえます。そこが狙いだったのかも知れないけど、唯でさえ長大な第1楽章が更に長く感じるのが難点。しかも、カンブルランの演奏が推進力に乏しく、
(4月20日、サントリーホール)マーラーの交響曲第9番と聞くと、バーンスタインのように情念があふれるばかりに表現された演奏が頭に浮かぶ。あるいは、ヤンソンス&バイエルン放送響の限りない優しさで包み込むような演奏も聴いた。カンブルランは、それらとは異なる。明るく幸せな、色彩感に富むマーラーの第9番だった。カンブルランはこの曲の何を訴えたかったのだろうか。正直なところ、よくわからない。そういえばカンブルランのマーラーをいつ聴いたのか、コンサート日記を調べたところ、2013年3月1
今夜はサントリーで、カンブルラン読響を聴きます。メインはマラ9ですが、その前にアイヴズの《ニューイングランドの3つの場所》が演奏されます。この組み合わせは、珍しい。アイヴズの曲の3つの場所とは、第1曲ボストンコモン(MA州)、第2曲レディング(CT州)、第3曲ストックブリッジ(MA州)。アイヴズはダンベリー(CT州)生まれで、大学もニューヘイブン(CT州)のイェール大。その後、ニューヨークに移住しますけど、ニューイングランドへの思い入れが強かったのでしょうね。
今年度はマラ9を聴く機会が多い。マラ3と共に大好きな曲なので、大歓迎。先ずは、今週金曜日。サントリーで、カンブルラン読響。その後は、来月19日(土)。みなとみらいで、沼尻神奈フィル。来日オケも。ラトルロンドン響。9/25(火)にサントリー、9/28(金)にみなとみらいでマラ9。さらに、ドゥダメルLAフィルも。2019/3/22(金)、サントリー。日英米のマラ9競演、全部聴きたい。【追記】2019/2/15(金)のミョ
(4月13日、サントリーホール)カンブルランと読響は、今最高の時を迎えているのではないだろうか。昨年のメシアン、歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》の記念碑的な成功以来、両者の信頼関係は、これ以上ない段階まで深まっている。今日のストラヴィンスキー《春の祭典》を聴くとその思いをますます強くする。カンブルランの《春の祭典》は、実に緻密だ。楽器ひとつひとつに目配りが効いており、ていねいに演奏を進めていく。重心が低く、どの音も目が詰まっていて衝撃が大きい。カンブルランは、《春の祭典》をショーピ
読売日本交響楽団第103回みなとみらいホリデー名曲シリーズ【日時】2018年4月14日(土)開演14:00(開場13:30)【会場】横浜みなとみらいホール【演奏】指揮:シルヴァン・カンブルランクラリネット:ポール・メイエ*管弦楽:読売日本交響楽団(コンサートマスター:日下紗矢子)【プログラム】チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」から1.行進曲2.こんぺい糖の踊り3.トレパック4.花のワルツモーツァルト:クラリ
読売日本交響楽団第611回名曲シリーズを、サントリーホールにて。指揮=シルヴァン・カンブルランクラリネット=ポール・メイエチャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」から行進曲、金平糖の踊り、トレパック、花のワルツモーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲ストラヴィンスキー:春の祭典なんとも、不思議なプログラムである。確かに全て「名曲」であるが、ドビュッシーの作品は意外に知られていないものだ。くるみ割