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海外に住み始めたとき、「ここに10年住む」と最初から決めていた人は、どれくらいいるだろう。3年くらいで日本に帰るつもりだった。仕事次第で帰国すると思っていた。とりあえず海外で経験を積みたかった。でも気づけば5年、10年。逆に、ずっと海外にいるつもりだったのに、会社や家族の事情で突然帰国することもある。海外生活をしていると、将来は思っている以上に変わる。IFAとして海外在住の日本人と話していると、生活は大きく変わっているのに、お金については昔の前提のままというケースもある。「数
マレーシアで働いていると、EPFや定期預金の金利はかなり魅力的。EPFはSimpananKonvensionalで最低2.5%、2025年の配当実績は6.15%。「これだけつくなら、EPFと定期預金だけで十分では?」そう考えるのも自然。ただ、IFAとして見ると、気になるのは利回りだけではない。EPFは老後資金として優秀だけれど、自由に使える資産ではない。帰国するときの手続き、自分に何かあったときの家族への引き継ぎ、必要なときに動かせる柔軟性、定期預金も
マレーシアのパスポートが「PassportIndexGlobalRanking2026」で世界2位となった。前年の3位から順位を上げ、シンガポールと並んで2位。日本は4位となっている。マレーシアのパスポートでは現在、175の国・地域へ事前のビザ取得なしで渡航できるという。もちろん、パスポートが強いから、その国が経済的に強いという単純な話ではない。ただ、「自由に移動できる」ということは、それだけ選択肢が多いということ。旅行だけではなく、どこで働くか
海外駐在中は、思っている以上にお金が貯まりやすい。会社によって違いはあるものの、住宅補助、医療保険、子どもの学費補助、赴任手当など、日本にいる時より会社負担が大きくなるケースも多い。その結果、「毎月これだけ貯金できているから大丈夫」と感じやすい。ただ、ここで一度考えておきたいのが、この貯蓄ペースは日本に帰国した後も続くのかということ。例えば駐在中は会社負担だった家賃が、帰国後は自分で住宅ローンや家賃を払うことになるかもしれない。子どもがいれば、教育費も増えてい
「海外に住んでいるなら、資産も分散した方がいい」よく言われるけれど、実はこれだけでは少し雑。マレーシアでRMの給与を受け取っていても、将来日本へ帰国する予定なら、日本円の資産を多く持つこと自体は必ずしも悪くない。大切なのは、何の通貨で稼いでいるかではなく、将来何の通貨で使う予定なのか。例えば、日本へ帰国して住宅を買う予定なら、その資金は最終的に日本円が必要になる。一方で、子どもが海外の大学へ進学する可能性があるなら、将来必要になるのは米ドルやその他の外貨かもし
「あと2〜3年で日本に帰る予定、今から資産形成を始めても意味ないよね〜。」確かに、2〜3年以内に使う予定のお金まで無理に運用する必要はない。例えば、帰国時の引っ越し費用、住宅関連の費用、子どもの教育費など、近いうちに使うお金は現金で持っておく方が安心。ただし、「2〜3年後に帰国する」ということと、「運用できる期間が2〜3年しかない」ということは別。例えば40歳で、3年後に日本へ帰国するとする。老後資金として使うのが60歳以降であれば、そのお金にはまだ長い時間が
マレーシア駐在も3年目くらいになると、生活にも慣れてきて、気づけば貯金も少しずつ増えている。でも実際にお話を聞いていると、「貯金は増えたけど、特に何もしていません」という方はかなり多い。これは経験上、間違いない。もちろん、それ自体が悪いわけではない。海外赴任して最初の1〜2年は、生活や仕事、家族のことなどで精一杯になりやすい。ただ、3年目くらいになると一度考えておきたいのが、「この貯金を最終的にどう使うのか」ということ。数年後に日本へ帰国するのか、
米国の10年国債利回りが5%前後まで上昇している。アメリカを含め日本、ドイツ、イギリスと主要国の中でも国債利回り上昇。金利が上がると「FRBが利上げしているから」と考えがちだが、今の長期金利上昇はそれだけではない。大きいのは、世界中で国債の発行が増えている一方、その国債を積極的に買ってくれる投資家が以前ほど多くないこと。これまで国債の大きな買い手だった中央銀行は、金融緩和で購入した国債を減らす方向に動いている。海外投資家の需要も以前ほど強くない。さらに、財政
日本の100歳以上の人口が、初めて10万人を超えた。2026年は10万7677人、1963年は153人、2012年は5万人。わずか14年で、100歳以上の人口は2倍になった。日本の総人口は約1億2268万人なので、100歳以上の人は人口の約0.09%。およそ1100人に1人という計算になる。国連推計でも、日本は100歳以上の人口が世界で最も多い国。米国、中国、インドなどにも多くの100歳以上の人がいるが、人口に占める割合でも日本は世界最高水準にある
「資産形成はしたい。でも今は円安だから、もう少し円高になってから始めたい」相談やミーティングの中で、こうした声を聞くことが非常に多い。その気持ちはよくわかる。ただ、いつ、どこまで円高になるかはわからない。円高を待つ間に投資先が値上がりすれば、結果的に今より安く買えるとも限らない。老後に向けた10年、20年、30年の資産形成なら、目先の為替だけでなく、運用に使える時間にも目を向けたい。長期投資を考える根拠の一つは、過去のデータにある。株式市場の成長や配
トランプ大統領が、共和党が中間選挙で上下両院の支配権を維持した場合、成人の米国民に1人5,000ドルを給付すると約束した。選挙での支持獲得を意識した公約といえるが、実施が決まったわけではない。家計にはうれしい話に見える一方、市場が気にするのは「その財源をどうするのか」。追加の借り入れで賄えば、財政赤字が膨らみ、国債の発行も増える可能性がある。また、給付によって消費が増えれば、物価上昇を強める懸念もある。そこに、中東情勢の緊迫化による原油高や、米国の物価指
IFAやファイナンシャルアドバイザーと聞くと、「金融商品を勧められそう」「お金の話ばかりになりそう」と感じる方もいると思う。資産形成の相談に乗るのが仕事なので、お金の話はもちろん大切。でも、会ったときにそれだけを話すわけではない。今日も、知り合いのご夫婦のご自宅へお邪魔した。お二人とも健康や食事にとても気を使われていて、今日はその話がほとんど。最近、自分もちょっと体調が良くなかったので、「普段どんなものを食べているんですか?」と、いろいろ教えてもらった。
日本に帰るたびに、オニツカタイガーの店舗で外国人観光客が靴を購入している姿をよく見かける。以前から人気は感じていたが、今回の記事を読んで、その勢いが売上にも表れていることを知った。今回読んだ記事(WSJ)によると、オニツカタイガーの2026年上半期の売上高は895億円。前年同期比36%増で、訪日観光客による購入が成長を支えているという。人気の背景には、円安による割安感がある。記事では、日本で購入した価格が米国の地元価格の約半額だったという旅行者も紹介されていた。ただ、安さだけで
みずほ銀行で、預金残高に応じて金利を上乗せする「貯蓄預金」が再び注目されている。貯蓄預金は、簡単にいえば「いつでも引き出せる、貯めるための口座」。普通預金・定期預金との違いは、それぞれのお金の使い道で考えるとわかりやすい。普通預金:給与の受け取りや日々の支払いに使う口座。貯蓄預金:出し入れは自由で、一定の残高があれば普通預金より高い金利がつく。ただし、給与受取や公共料金の自動引き落としには使えない。定期預金:期間を決めて預けるもの。満期前に解約すると、通常は適用金利が下が
世界の債券市場で、各国の財政に対する警戒が強まっている。日本は今年の財政赤字がG7で最も小さいと予想されている一方、政府債務はGDPの約200%と非常に大きい。さらに、低成長や人口減少が続けば、将来の税収で利払いや社会保障費を支えられるのかという問題もある。ただし、日本の財政を考える際には、借金の額だけでなく「日本全体が海外にどれだけ資産を持っているか」と「誰が国債を保有しているか」も重要な点です。日本の対外資産は約1,806兆円財務省によると、2025年末時点で日本の企業、
ThreeSixtyFinancialの田中です。「日本を離れて海外で暮らす日本人が増えている」最近、このような話を目にすることが増えた。ただし、海外に住む日本人全体の数字だけを見ると、実態を正確につかむことはできない。注目したいのは、駐在員や留学生など、期限を決めて海外で暮らす「長期滞在者」ではなく、生活の拠点を海外へ移した「永住者」の増加だ。外務省の「海外在留邦人数調査統計」によると、海外で暮らす日本人の永住者数は、2016年の46万8,428人から、202
ThreeSixtyFinancialの田中です。秋田県で、日本最大級となる可能性があるAIデータセンターの建設計画が進んでいる。早ければ2030年に稼働を開始し、投資額は最大1兆円。関連企業や周辺インフラへの投資まで含めると、総額2兆円規模に達する可能性もある。投資を主導する見通しなのは、UAE・アブダビの政府系ファンド「ムバダラ・インベストメント」。地政学的な緊張が高まるなか、比較的安全な日本が重要インフラの投資先として注目されている。人口減少が続く秋田にとっては、税収の
ThreeSixtyFinancialの田中です。このたび、ThreeSixtyFinancialの日本人向けウェブサイトが完成しました!🇯🇵マレーシアをはじめ、主に東南アジアで暮らす日本人の方に向けて、資産形成・保険・教育資金・老後資金など、私たちが提供しているサポート内容を日本語でご紹介しています。海外に住んでいると、日本とは金融制度や選べる商品が異なり、「どこで、誰に相談すればいいのか分からない」と感じることも少なくありません。マレーシア在住の日本人ファイナンシャル
ThreeSixtyFinancialの田中です。毎月、生活費や趣味にお金を使い、余った分を貯金しようと思っている人は多い。しかし、月末になるとなぜかほとんど残っていない。これは意志が弱いからではない。「余ったら貯金する」という方法そのものが、続きにくい仕組みになっているから。お金はあれば使ってしまう給料が入ると、家賃や食費だけでなく、外食、買い物、旅行など、使い道はいくらでも出てくる。「今月は余裕がある」と感じると、普段より少し多く使ってしまうこともある。結
ThreeSixtyFinancialの田中です。昨日、日本食レストランで、日本人シェフと奥さんと少し話す機会があった。その中で出たのが、海外での保険の話。会社で入っている保険は旦那さんの分だけ。奥さんと子どもの分は、自分たちでは特に用意していないとのこと。特に子どもがいる家庭だと、「もし何かあった時、大丈夫なのか」という不安はやっぱりある。実は、最近の話だが、僕たちには共通の知人で、保険に入っておらず、十分な治療を受けられないまま亡くなってしまった方がいた。その出来事
ThreeSixtyFinancialの田中です。先日のミーティングで、こんな話がありました。将来に向けて、老後資金として資産形成はしている。でも、運用状況はあまり見ていない。理由を聞くと、価格の上下が気になってしまうからとのことでした。下がると落ち着かない。仕事にも集中できなくなる。そのまま不安が大きくなって、動かなくていいところで動いてしまう。これは、よくある話。市場は常に動きます。戦争が起きても動く。大きな災害が起きても動く。何もなくても動く。上がっ
ThreeSixtyFinancialの田中です。世界には、実に多様な金融商品や口座の形があります。-流動性が高くいつでも引き出せるもの-少額から始められる元本確保積立型-長期固定高金利の定期預金-期間を自由に選べる投資プラン海外在住者が利用できる、今注目のこれらの仕組みが整っているのが「オフショア投資口座」です。「オフショア投資」とは、自分の居住国以外で資産を運用することを指します。拠点となる国や地域は、マン島・ケイマン諸島などのタックスヘイブン(非課税
ThreeSixtyFinancialの田中です。「投資はリスクがあるからやらない」これまで多くの方と話してきて、何度も聞いてきた言葉。確かに、投資にはリスクがあり、元本割れする可能性もある。だからこそ、何もしないという選択をする方も多い。ただ、ここで一度立ち止まって考えてみたいのは、“本当に何もしないことは安全なのか”という点です。何もしなくても、リスクは進んでいる今の時代、インフレによって物価は上がる為替によって購買力は変わる時間とともにお金の価値は目減りする
ThreeSixtyFinancialの田中です。海外生活の費用は、人によってかなり差がある。SNSでは、マレーシアで月2,000〜3,000リンギットで生活している人もいれば、最低でも7,000〜8,000リンギットは必要だという人もいる。どちらが正しい、間違っているという話ではない。生活費は、その人が何にお金を使いたいのか、どこに優先順位を置いているのかで大きく変わる。お酒を飲まない、外食をあまりしない、外に出る機会が少ない人であれば、かなり生活費を抑えるこ
ThreeSixtyFinancialの田中です。「最大化すべきなのは資産ではなく、収入である。」老後資金について考えるとき、多くの人が「5,000万円必要」「1億円あれば安心」といったマジックナンバーを目標にする。もちろん、資産額は多い方が安心できる。しかし、本当に重要なのは、引退時点でいくら持っているかではなく、引退後に必要な収入を、どれだけ安定して確保できるかだ。100万ドルの資産を20年間のインフレ対応型収入に転換した場合、転換する時期によって年間収
近年、マレーシアへの「教育移住」が増えています。私自身も2016年に大学の正規留学でこちらに来たのですが、その当時はまだ日本人の数はごくわずかで、大学全体で日本人は私を含め3人ほどでした。ところが今では、日本人の大学留学が増えるだけでなく、小学生や幼児のうちからマレーシアに来るご家族が目立つようになっています。それに伴い、マレーシア国内のインターナショナルスクールは年々拡大しており、在籍者数は2021年の58,300人から2024年5月には88,951人にまで増加(The
今回は、オフショア投資における「積立型」と「一括型」について整理してみます。オフショア投資は、資金や目的に応じて「積立型」「一括型」を使い分けることが可能です。それぞれの特徴を理解することで、長期的な資産形成の効率を高めつつ、リスクもコントロールできます。積立型オフショア投資の特徴投資通貨:USD、GBP、EURなど主要通貨少額投資可能:100USD〜ボーナス制度:期間や積立額に応じて付与される場合あり元本確保型もあり:リスクを抑えたい人向け分散投資可能:有名国債ファン
ThreeSixtyFinancialの田中です。将来の資産形成に関して、「いつか始めよう」「もう少し余裕が出てから」、そう考えている方、実はその“もう少し”が、将来の安心に大きな差を生むことをご存じでしょうか。教育資金や老後資金の準備は、「早く始める」ほど、将来の選択肢が広がります。「早く始める」ことの力投資の世界ではよく「時間を味方につけることが最大の武器」と言われます。これは決して誇張ではなく、複利の力を活用することで、同じ利回りでも結果に大きな差が生まれるこ
ThreeSixtyFinancialの田中です。ありがたいことにブログを始めてから、すでに数名の方から直接メールでお問い合わせをいただいています。今回、ご本人様の了承を得たうえで、これまでいただいたご相談内容の一部を共有したいと思います。よくある相談・悩みごと(実際の声)「将来のこと、考えなきゃとは思うんですけど…正直、あまりちゃんと考えたことがなくて。」「給料はあるけど、“貯める”“増やす”ってなると、どうすればいいのか分からないんですよね。」「投資とか興味はあるん
ThreeSixtyFinancialの田中です。「IFAに手数料を払うくらいなら、自分で投資した方がいいのでは?」そんな声を耳にすることがよくあります。確かに、投資の知識が豊富で、世界情勢にも常にアンテナを張り、判断から実行まで自分でできるタイプの方にとっては、IFAは不要かもしれませんし、「IFAを使う/手数料を払う」ことが常に最適とは言えません。実際、米国の投資メディア(Farther・SmartAsset)でも、自己運用の利点として「低コスト」「意思決定の自由」