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ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。1971年公開。NHKBSで視聴。これまで数回見ている。で、改めて見てみると、単なる刑事アクションものではなく、ハードボイルド&ドキュメンタリータッチだったことを再確認。画面を通して伝わる緊張感とザラザラ感がとんでもないし、大物は逃がすし仲間は殺すしの結末も何とも苦い。もちろん、あのカーチェイスも堪能。ほとんどスタントなしでハックマンが運転していると知ってさらに驚愕。そのハックマンだが、オスカーにふさわしかったかはともかく、二枚目ではないところが
ウイリアム・フリードキン監督ある少女の異常行動に始まり,家中に奇怪な現象が起こります。医学的解決ができず,神父らが悪魔払いの儀式を行ない,悪魔に壮絶な戦いを挑むお話愛と青春の旅立ち(1982)とは音楽担当のジャック・ニッチェつながりです。オープニング・クレジットで最初に聞こえる不気味な音は,音楽プロデューサーのジャック・ニッチェがワイングラスの縁をこすっている音だそうです。"シャドワンなんちゃらー♪"という歌のあと,イラクの遺跡発掘場が映し出されます。この当時はアメリカ
【放送時間】午後7時半からsideA、同じく午後8時半からsideC、明日の早朝午前2時半からsideBで。今年43回目は映画「恐怖の報酬」(1977年)。今年8月7日に、87歳で死去されたアカデミー賞受賞監督のウィリアム・フリードキン監督。この監督が、執念で初公開から35年以上の年月をかけて完全版を修復し再公開、再評価にこぎつけた「恐怖の報酬」のお話を。私のこれまで観たすべての映画で10本の中に必ず選ぶ映画。特に、吊り橋をトラックがわたるシーンは「フィツカラルド
8月11日、BRDで。公開当時に劇場で観たような気もするのだが、40年以上も前なので初見のようなもの。南米の村。地元民と油田開発の担い手が住まうような所。訳ありの男たちが逃げてくるような所。油田火災を爆風で消す、そのためにニトログリセリンを使う。一触即発のニトロを現地までトラックで運ぶ危険な仕事を訳ありの4人が請け負う。4人皆で運ぶならハラハラドキドキしながら、脱落者が出つつも最後まで行きつきそうだが。トラックは2台、それぞれに2人。観る者としては、物語的にどちらのペア
"ウィリアム・フリードキン"すぐに思い浮かぶ方はホラー映画マニア!?そう、ホラー映画の金字塔と言われる作品、”エクソシスト”の監督です。先日、フリードキン氏が逝去とのニュース。エクソシスト="悪魔払いの祈祷師"の意味。子どもの頃、テレビ放映されたこの映画を観た。悪魔に取り憑かれた少女と神父の闘い。その内容と映像は、子どもの私には衝撃。しばらく、一人でトイレに行けなかった。子どもの頃の怖い体験は普通避けるものだが、私はこの映画がきっかけでホラー
「恐怖の報酬」オリジナル完全版1977年121分監督・製作・ウイリアム・フリードキン出演・ロイ・シャイダー、アミドゥ1953年のH=G・クルーゾー監督作をウィリアム・フリードキン監督がリメイクしたサスペンスのオリジナル版。南米奥地の油田で大火災が発生。4人の犯罪者が高額報酬や旅券と引き換えに消火に使う爆薬ニトログリセリンの運搬にあたる。1977年6月に北米で公開、それ以外の地域では監督に無断で約30分カットされた92分の短縮版が配給された。長らく権利者
もうここ最近(いや、長くの間)、ほとんど感情が表に出ない。よくテレビで見てると、音楽番組などで観客の女性が歌を聴いて涙を流していたり、映画を観て涙を流していたり、、、お笑い番組で大笑いしたり怖い場面でキャーキャー叫んだりそんな事がまったくない。。。涙することも無いし、あまり大笑いすることも無い。恐怖もあまり感じない。ビックリすることも無い。絶叫コースターは大好き。周りの景色見ながらグルグル回れる。風船が割れたり、ポン菓子の出来上がりの「バーン!」て音にも驚か
2月9日、BDで。観よう観ようと思って、40年以上経ちました。いやあ、面白いですね。『フレンチ・コネクション』が好きなんですけど、この映画にも印象的なカットがいくつかありました。もっと早く観ればよかった。お話の方はキリスト教、一神教に触れていないとわからない怖さ、ついて行けなさの部分はあるんですが、医学や論理で解き明かすには限界のある精神世界、西洋流のものの考え方・捉え方に対する怯えみたいなのを感じて。でもやっぱり、引き付けられたのは画面です。その観点に絞ってもう1回観たいで
マーティン・スコセッシ監督が『タクシー・ドライバー』(1976)の前に撮った『アリスの恋(AliceDoesn'tLiveHereAnymore)』(1974)は、女性の友情と母子の情愛が描かれたロード・ムービー風のロマンチック・コメディ映画として好きな作品です。この作品では『エクスシスト』(監督:ウイリアム・フリードキン1973)でリンダ・ブレアの母親役を演じたエレン・バースティン(役名:アリス・ハイアット)が主演し、クリス・クリストファーソン(役名:デヴィッド)や、ジョディ・フォ
映画はまあまあ好きな方だと思うんだけど、映画館に観に行くほど観たい映画はせいぜい数ヶ月に1度あればいいくらい…な感じなんだけどなんと来週からは立て続けに3本映画を観なくちゃなんですよねひとつは↑ウイリアム・フリードキンの「恐怖の報酬」のオリジナル版。公開当時はかなーり複雑な理由によって配給会社がフリードキンに内緒で()編集されて公開された作品を30余年も監督自身、不本意に感じていたらしくて満を持してのオリジナルノーカット版、これが3/1までしかやってないって事でこれは観ないとね!なんですよ
監督:ウイリアム・フリードキン出演:ロイ・シャイダー、ブルーノ・クレメル、フランシスコ・ラバル、アミドゥ【シネマート心斎橋】「フレンチ・コネクション」「エクソシスト」などを撮った巨匠ウイリアム・フリードキン監督のこの作品は、1978年の日本公開時には92分の短縮版だったのもが、40年後にようやく「オリジナル完全版」としてこの度公開されました。1978年といえば、映画を観るようになって数年経った高校時代で、且つフリードキン監督となれば当然観ていそうなものですが、今回が初めての観賞。何故観な
まだ本格的に映画を観る前の頃に、オカルト作品の端緒として社会現象だったウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』(1973)を2番館で観た時の衝撃は相当なものがありました。当時はヒットした映画の主題曲がラジオのヒットチャートを賑わせておりましたので、マイク・オールドフィールドの名作「チューブラー・ベルズ」を聴くと、今でも心がざわつきます。あの当時観たのは映倫カット版だったはずですが、それでも子供心には十分すぎる程の怖ろしさでした。基本的に、梅図かずおのホラー作品なども得意ではないので、
Photography:IrmelieKrekinIwokeupsosadonemorningAndtherewerereasonsForthatbadmorningSomethingtoldmeYou'renotreadyforthischangeマーケット通りにある一軒の安料理屋の前を通った時、その店の中に居た女がいきなり怯えたような顔で僕を見た。その女は店主で、僕がピストルを手に、店を襲いに入って来るものと思ったようだ。僕は二、