ブログ記事139件
久しぶりにクラシックを落ち着いて聴いています。季節の変わり目のせいか何か落ち着かない気分が続いていましたが、先日息子夫婦たちと名古屋に出かけて一部で話題の「安芸高田焼き」を食べたり、名古屋城観光をしたりして気分が盛り上がってきたように感じます。何を聴いているか?カルロ・マリア・ジュリーニがウィーン・フィルを指揮したブルックナーの「交響曲第7番」です。ジュリーニは好きな指揮者で、スカラ座オケとの歌に満ちたベートーヴェンなんか良かった。🔷ブルックナー「交響曲第7番」
ヘルベルト・フォン・カラヤンさんヘルベルト・フォン・カラヤン(HerbertvonKarajan)生名:HerbertRittervonKarajan1908年4月5日生まれ、1989年7月16日、81歳没。オーストリア=ハンガリー帝国ザルツブルク州ザルツブルク生まれの指揮者。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の終身指揮者・芸術監督(1955年~1989年)。ウィーン国立歌劇場の総監督。ザルツブルク音楽祭の芸術監督。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院とウィーン音
交響曲と言えばベートーヴェンと言われた時代はもう古き良き時代になってしまった感がありますが、ベートーヴェン以降色々な作曲家が交響曲を書いていて、中には素晴らしいものもありますが、ベートーヴェンに匹敵するような交響曲作家は、ブルックナー、マーラー、ショスタコーヴィチの3人だと思います。今回はその中の一人、ブルックナーの交響曲を聴いてみたいと思います。ハイティンクがウィーン・フィルを振ったブルックナー「交響曲第3番」。今まで沢山のブルックナーを聴いて来ましたが、この録音ほど感銘
前回に続きカラヤン/ウィーン・フィルの古い録音のレコード。ブラームスの「交響曲第1番」。🔶カラヤン/ウィーン・フィルへの憧憬これもカラヤンとベルリン・フィルの来日に合わせて、古いウィーン・フィルとの録音が何枚か廉価で出された中の一枚。今思うと全部買っておけばと残念です。カラヤンでも後のベルリン・フィルとの録音、またカラヤン以外の指揮者でも色々素晴らしいものがたくさんある中で、この古いカラヤンとウィーン・フィルのレコードには格別なものを感じてしまいます。恐らく、そ
今回取り上げるのはカラヤン/ウィーン・フィルの「ツァラトゥストラはかく語りき」のレコード。🔶カラヤン来日記念盤カラヤンとベルリン・フィルの来日に合わせて、古いウィーン・フィルとの録音が何枚か廉価で出された、ジャケットに¥1000とあります、中の一枚。このシリーズで目ぼしいと思ったものは何枚か買いましたが、「惑星」を買っておかなかったのは今も残念に思ってます。🔶映画「2001年宇宙の旅」で使われた録音SF映画の金字塔と言われるスタンリー・キューブリック監督の「20
クラシック・ファンでなくても聴いたことのある曲の多いルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェンの交響曲。麻雀🀄🀄の一気通貫のように1〜9番まで揃えて聴くと、それこそ『荘厳』に響く。僕はほとんど経験していないが・・・『ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル(1965-69年録音/DECCA盤)ウィーン・フィルとして初のステレオ録音による全集でした。Sイッセルシュテットは手兵だった北ドイツ放送響を振るとドイツ的で男性的な力強い演奏をしますが、ウィーン・フィルを振るとその柔らかい
年が明けて3週間たちました。下書きしたままになっていた昨秋の公演のことでいまさらですが、メモ程度でも残しておこうと思います。ウィーン・フィルウィークインジャパン2023サントリーホール大ホール2023年11月12日(日)16:00開演R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』作品30ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68指揮:トゥガン・ソヒエフ管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<アンコール>J.シュトラウスⅡ:ワルツ『春の声』J.
TV放映映画の録画集から「2001年宇宙の旅」(1968年スタンリー・キューブリック監督2時間22分)を見た。ツマラン映画を繰り返し流しているムービー・プラスがなぜか突如放映したもの。これを銀座のテアトル東京で見たのは1978年かな。まあ、こうやって55年ぶりにTVでじっくり見ると、改めてこの映画の凄さが分かる。概要は以下の通り。スタンリー・キューブリック監督と原作者アーサ・C・クラークによる、映画史を代表する不朽の傑作SF。月に人が住むようになった時代。月のクレーターの地中から謎の石碑
【CDについて】作曲:モーツァルト曲名:レクイエムニ短調K626(51:52)演奏:カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団トモワ=シントウ(s)、ミュラー=モリナーリ(a)、コウル(t)、ブルシュラーゼ(bs)ウィーン楽友協会合唱団録音:1986年5月26-6月1日ウィーンムジークフェラインザールCD:POCG-1203(レーベル:DG、発売:ポリドール)【曲について】モーツァルトは自らが死へと向かう病床にあって、匿名の依頼主によるこのレクイエ
キリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィル昨日(11月25日土曜日14時)にキリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィルのコンサートをサントリーホールで鑑賞。最終抽選でやっと手にしたチケットだ。それでも熱望したAプログラムではなくBプログラムだったが、良席(1階14列ほぼセンターの20)だったので大枚(4万5000円)をはたいた。NHK交響楽団を筆頭に日本のトップオーケストラのチケットは値上げされ現在9000円前後。ベルリン・フィルやウィーン・フィルにその5倍の価値はないというクラシックファンの声があ
ウィーン・フィルハーモニーウィークインジャパン2023 トゥガン・ソヒエフ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演を、サントリーホールにて(19日)。R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』作品30ドヴォルジャーク:交響曲第8番ト長調作品88(B163)(アンコール)J・シュトラウスII:ワルツ「芸術家の生涯」作品316J・シュトラウスII:ポルカ・シュネル「雷鳴と稲妻」作品324ウィーン・フィル来日公演最終日。あまりに素晴らしく感涙!
今日は「秋の海外オーケストラ来日公演シリーズ」の7日目で遥々、横浜みなとみらいホールまで来ました(今日チケットを追加して、このシリーズは15から16回まである予定です)。みなとみらいホールには2016年1月のソヒエフ指揮・N響(白鳥の湖)と2019年1月のソヒエフ指揮・N響(シェエラザード)以来で、要するにソヒエフの追っかけで今日は横浜に来たわけです。当初、今回のウィーン・フィル来日公演はウェルザー=メストでしたが、癌治療のため、ソヒエフにまさかの交代となりましたが、サン=サーンスのコンチェルト
10月に入って朝晩の冷えを感じるようになりました。朝起きて気がつくと頭の中でモーツァルトの40番の冒頭が響いています。こんな時に聴きたくなるのがワルターとウィーン・フィルの演奏。モーツァルト二つのト短調交響曲、「交響曲第40番」が1952年、「第25番」が1956年のライブ音源によるCD。「第40番」の冒頭のメロディの最後のポルタメントから溶ろけそうな感じ。こう書くと甘ったるい演奏のように聞こえますが、決してそんなことはなくワルターが指揮台で”ウンッ!”と思わず声を発し
ブラームスの交響曲④第4回は、最後の交響曲第4番。ここは、絶対的な名盤があって、ということで、カルロス・クライバーです。名盤ということで話題に上るという意味では、認知度はかなり高いのではないでしょうか。しばらく聴いていなかったので、久しぶりに聴いてみたいと思います。【CDについて】作曲:ブラームス曲名:交響曲第4番ホ短調op(39:44)演奏:カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1980年3月ウィーンMusikverein,GroserSa
ルツェルン音楽祭2023ヤクブ・フルシャ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を、KKLルツェルン・コンサートホールにて(9月6日)。ヤナーチェク:「利口な女狐の物語」組曲(サー・チャールズ・マッケラスがヴァーツラフ・ターリヒによる組曲に基づいて編集)スメタナ:モルダウラフマニノフ:交響的舞曲(アンコール)J・シュトラウスのポルカ前日に続いてウィーン・フィル。前日のプログラムは来日公演になっても不思議でないくらいの名曲プロだったのに対して、この日は来日公演プログラム
私の守備範囲に初めて現れた著者、好意的な書評に惹かれて手に取った一冊の新書本が思いの外素晴らしく、続いて出た二冊目で、この著者の縦横無尽な筆力の虜になってしまいました。最初に手にしたのはこの新書。コロナ禍爆発初期段階に世界中が過剰反応したことで、凡ゆるイベントが開催できなくなった中、いち早く演奏会を再開させた、この伝統あるオーケストラのユニークなありようを紹介しています。題名と内容はミスマッチだし、内容自体も私にはには既知のトピックばかりでしたが、新書判という限られた紙幅でクラシック音楽全
🎵レコードにはそれぞれ思い入れが付いて回ります。🎵何故かCDにはそれが希薄です。🎵今日もレコードラックから一枚取り出してきました。バックハウスとベーム/ウィーン・フィルがブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」を録れたレコード。1967年のクラシックファンなら誰でも知っているくらいの名盤です。私もその程度の知識はありましたが、若い頃は「ベームかあ」というという思いがあって、長らく無視してきました。「ベームかあ」私がベームを身近に感じたのはかなり後、もうヨボヨボになっ
新書というコンパクトな冊子の中に、ウィーン・フィルに関する本質的な情報が山のように詰まっている。同時にこの本は「音楽家がビジネスのセンスを持つこと」の重要性を、ウィーン・フィルをお手本として説いている。この点が、この新書から得られた大きな学びのひとつだ。ウィーン・フィルの母体はウィーン国立歌劇場だが、現在歌劇場はオーストリア政府が100%出資する有限会社Bundestheater–Holdingが運営しており、楽団員は公務員ではない。民営化されて楽員には自由な身分が与えられ、副業的な演
松の内も開けてしまいましたが、新年おめでとうございます。昨年もいろいろとあった1年で、特にロシアの侵攻を受け続けているウクライナではクリスマスや新年どころではないですね‥今年こそは皆さんが穏やかな生活を取り戻せる日々が戻ってくるよう願います。年末年始は弟家族がうちに来ました。2020年だけは自粛しましたが、去年はおそるおそる、今年はもう普通に。。もちろん体調管理など感染防止には気をつけた上でですが、皆いまのところ大丈夫なようです‥ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは録画
ウェルザー=メスト指揮のウィーン・フィル紅白歌合戦なんていうのは50年以上前から見ていない。最近は毎年ライブ中継されて有り難くTVで視聴して来た元日のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートにも、なんとなく興味が薄れて来ている。よく考えてみると、これ以外にも興味を無くしているものがある。TV鑑賞ではあるが、年間50〜100席は聞いていた落語なんていうのも最近は聞かなくなった。歳をとったというなのだろうか。ニューイヤーコンサートの話に戻るが、今年も一応ビデオに録画してはいる。このビデオをちょっ
8月7日日曜日のNHKEテレクラシック音楽館では「よみがえる伝説の名演奏」の第1回。冷凍保存された録画フィルムを最新技術で復元するというもの。まず1973年9月のバーンスタイン指揮ロンドン交響楽団&エジンバラ音楽祭合唱団によるマーラー交響曲第2番「復活」。独唱はシーラ・アームストロング(ソプラノ)とジャネット・ベーカー。2人ともヘアの盛り上げのボリュームが凄くて笑ってしまうが、演奏はバーンスタインの円熟期のちょっと前の時期にあたる。ちょっと意気込み過ぎでやや前のめりの演奏だった。それより、
Amazon|モーツァルト:交響曲第40番、第41番《ジュピター》、他(SHM-CD)|カール・ベーム|交響曲・管弦楽曲・協奏曲|ミュージックモーツァルト:交響曲第40番、第41番《ジュピター》、他(SHM-CD)が交響曲・管弦楽曲・協奏曲ストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。www.amazon.co.jpカールベーム指揮ウィーンフィルモーツァルト:交響曲第40番(SH
仕事が早く終わったので、昨夜(2月14日月曜日)サントリーホールで、尾高忠明指揮大阪フィルの東京定期演奏会を聞いた。というか、この演奏会を聞きたいので、仕事を早く終わらせたというべきか(笑)。この大阪フィル現音楽監督の尾高忠明(1947年生まれ)をどう評価していいのか?まあ過不足のない悪くない指揮者だと思うが、頚椎の不調で1回もオペラの指揮をしなかった新国立劇場オペラ芸術監督時代(2010年〜2014年)時代の悪いイメージがつきまとう。しかしN響とのシベリウス交響曲第1番とか、札響とのシベリウ
あけましておめでとうございます2022年が始まりましたが、コロナ禍はまだまだ続きそうですね。めげずに対策を続け、なんとかやり過ごしていきましょう。。今年も私の新年最初の楽しみは、ウィーン・フィルニューイヤーコンサートでした昨年は史上初の無観客で行われましたが、ムーティの指揮により素晴らしい演奏を届けてくれました。今年は2年ぶりに有観客で、通常より1000人に減らしての開催ということでしたが、1階席は隙間なく埋まっていましたね。みんながマスクをしている光景はまだまだ非日常だけど、
1月1日の恒例行事といえば、家族一同による新年会、そして夜はTVでウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート(指揮は3回目の登場のダニエル・バレンボイム)。昨年は(リッカルド・ムーティ指揮)無観客で放映のみ。指揮したダニエル・バレンボイム(80歳)注目したのは、女性奏者がまた増えたこと。写真上掲のコントラバスにヴァレリー・シャッツ(1997年ドイツ生まれ)が正式入団。コントラバスは初めてだろう。ハープのこの方はエキストラかな。ファゴットのトップ奏者。ヴィオラ(?)の最後尾は女性奏者2
2021年のコンサート・オペラベスト10映画、ラーメンと続き、ベストランキングシリーズの第3弾はコンサート&オペラ。今年は、オペラ映画4本、ポップクラシックコンサート1回を入れて計51回。コロナ禍にもめげず私的史上最高を更新した。第1位ウィーン・フィル11月3日第2位ウィーン・フィル11月11日やはりコンサートではこの2つ。2020年同様有力海外オーケストラの来日が、ウィーン・フィルだけということもあり、2回聞いた。チケットはギリギリの入手だったが、やはり素晴らしかった。特にストラヴィ
メモ→下書きからいつまでたってもまとまらず、このまま埋もれさせてもしかたないかなーと思ったりもしましたが、あまり深く考えすぎずに書くことにします。ウィーン・フィルウィークインジャパン最終日2021年11月12日(木)19:00開演サントリーホール大ホールウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮:リッカルド・ムーティ【プログラムA】モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』シューベルト:交響曲第8番ハ長調D.944『グレイト』<アンコー
11月3日(水・祝)にムーティ指揮ウィーン・フィルの来日演奏会初日Bプログラムを聞いて今年最高の感動を得たのは既にこのブログで書いた。じゃあ、Aプログラムも聞きたくなるのは人情であろう。80歳のムーティとウィーン・フィルは4日から名古屋(4日)、姫路(5日)、大阪(7日)と公演し、東京に戻り、8日にサントリーホール公演、9日、10日とマスタークラスや11日昼青少年コンサート(メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」)をこなして、11日、12日と2日連続でAプログラムのサントリーホール公演を最後に
11/3(水・祝)と同じプログラムではありますが、行ってきました。2021年11月8日(月)19:00開演サントリーホール大ホール【プログラムB】・シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.417「悲劇的」・ストラヴィンスキー:ディベルティメント~バレエ音楽『妖精の接吻』による交響組曲~・メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」<アンコール>・ヴェルディ:『運命の力』序曲座席のブロックは変わって舞台全体が見やすい位置でした。(音の聴こえ