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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・専門知識今回は、ウィンドプロファイラ観測において、ある日の12時の地上天気図の状況から天気図中にある(a)、(b)、(c)の各地点はどの高層風の時系列に当てはまるか、という問題です。まず、この「ウィンドプロファイラ」とはどういう観測機器なのかについて簡単に触れておきたいと思います。(美浜のウィンドプロファイラ2019.02.04「美浜のウィンドプロファイラへゆく。」より)ウィンドプロファイラは波長22cm
こんばんは。今回は、気象庁で日々の観測に使用している装置、「ウィンドプロファイラ」についての問題です。実技試験では、観測成果から読み取って前線面の解析をする等の形で出題されることがあります。そこで、ウィンドプロファイラ観測の特徴などについて問題を通してもう一度確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第53回試験・専門・問3からです。第53回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。30日
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識(a)(b)ラジオゾンデとは気象要素を直接観測するセンサおよび測定した情報を送信するための無線送信機が搭載された高層気象観測に使用される測器のことをいいます。気象要素の測定には、温度計と湿度計がラジオゾンデから突き出たアームに取り付けられており、白色の発泡スチロールでできたラジオゾンデの本体には、無線送信機、電池等が搭載されています。気象庁で使用しているラジオゾンデは、高度の計算や風向・風速の測定にGPS信号を利
こんばんは。今回の専門知識は、高層気象観測の観測機器についての問題です。GPSゾンデ、ラジオゾンデ、ウィンドプロファイラの機器と観測の特徴について次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。12日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・専門知識まず、問題に入る前に、ウィンドプロファイラとはどういう観測機器なのか、概要に触れておきたいと思います。(ウィンドプロファイラ美浜(和歌山県)2019.02.04美浜のウィンドプロファイラへゆくより)ウィンドプロファイラは、地上から上空に向けて電波を発射し、大気中の風の乱れなどによって散乱され戻ってくる電波を受信・処理することで、上空の風向・風速を測定する機器です。雨が降って
こんばんは。今回の専門知識は、ウィンドプロファイラ観測から、本文中の表に基づき、ある晴れた日の時刻Aと時刻Bある高度でそれぞれ測定された各方向のドップラー速度から風向および両者の風速の大小関係を求める内容の問題です。まず、ウィンドプロファイラとはどのような観測機器なのかその概要に触れ、その次に問題を実際に考えていくという形で次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。10
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第43回試験・専門知識今回は、本文を読みながら、空欄に入る適切な語句を考えてみます。まず、「美浜のウィンドプロファイラの観測によると、9時には下層に50ノット前後の強い南南西の風が吹いており、風向は上空へ行くに従い(a)回りに変化していることから、強い(b)の場である。」とあります。下図の右側、「美浜の高層風時系列図」に着目しますと、最下層の上空0.3km付近では南南西50ノットの風が吹いていますが、上空へ行くに従って南西から西
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・専門知識(ウィンドプロファイラ美浜観測局2019.02.04「美浜のウィンドプロファイラへゆく」より)(気象庁HP:ウィンドプロファイラ観測網(平成26年4月現在)より)(気象庁HP:ウィンドプロファイラの観測原理の概要より)(気象庁HP:名瀬の気圧の谷の通過をとらえた観測の例より)(a)ウィンドプロファイラの観測原理についてですが、ウィンドプロファイラは、上空に向かって発射された電
こんばんは。今回は、気象庁が行っているウィンドプロファイラ観測についての問題です。ウィンドプロファイラとはどのような観測機器なのか、この観測によって何がわかるのか、さらに観測における留意点について問題を通して次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。14日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。今回は、ウィンドプロファイラ観測についての問題です。気象庁が行っている「ウィンドプロファイラ」とはどういう観測機器で何の目的でどのような手法で観測が行われているのか、問題を通して次回一緒に考えてみたいと思います。第59回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。19日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4(4)⑤今回のⓐは、前回の問4(4)④と同様の地上から上空1.5kmまでの鉛直方向の風向の変化の特徴を示す時刻を求める問題です。前回の問4(4)④では、平戸における地上の寒冷前線の通過前と通過後について、高層風時系列図で見られる特徴として、「前線の通過前は上空に向かって時計回り、通過後は反時計回りになっている。」ということでした。今度は浜田において、それと同じ特徴が見られる時刻が、問4(4)①
こんばんは。今回の問4(4)⑤は、ⓐ、ⓑ、©の3回に分けて、それぞれが問4(4)①で考察して求めた浜田における時刻Aと時刻Bのどちらに当てはまるかを考察する内容の問題になります。まず今回のⓐは、前回の問4(4)④と同様の地上から上空1.5kmまでの鉛直方向の風向の変化の特徴を示す時刻を、次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4(4)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。21日分の考察編は次回更新の予定で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4(4)今回は、図14の平戸における高層風時系列図を用いて、問4(1)で解答した寒冷前線の通過時刻の地上から上空1.5kmまでの風向変化について述べる内容の問題です。まず、問4(1)の考察において、平戸の寒冷前線が通過した時刻が8時00分であることがわかりました。そこで、上図のように、8時00分を境に、概ね前後1時間における地上から上空1.5kmまでの風向変化を見比べてみます。通過前の7
こんばんは。今回は、図14の平戸における高層風時系列図を用いて、問4(1)で解答した寒冷前線の通過時刻の地上から上空1.5kmまでの風向変化について述べる内容の問題です。寒冷前線の通過前と通過後ではどのような違いが見られるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2。問4(4)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。19日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・専門知識(美浜のウィンドプロファイラ2019.02.04「美浜のウィンドプロファイラへゆく」より)ウィンドプロファイラは波長22cmの電波を鉛直および東西南北の4方向を天頂から約10°傾けた計5方向へ発射し、大気の乱れ(乱流による大気屈折率の不均一)や降水粒子によって散乱されて戻ってくるときの電波の周波数偏移を測定することによって上空の風向・風速や上昇流・下降流の鉛直速度を観測する装置です。次
こんばんは。今回の専門知識は、高田、仙台、酒田、宮古の各ウィンドプロファイラの観測成果に基づいて、(a)(e)の台風が通過した経路のうち最も適切な経路はどれかを求める内容の問題です。ウィンドプロファイラとはどのような観測機器で、各観測点のどの部分に着目して求めるのかについて、次回一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
南関東の大気が不安定で、雨が降るかもしれない予報の中、比較的安定している日帰り可能なエリアを探したところ上信越方面が良さそうということに。上信越方面はどれもまだ歩いていないのですが、アルプスからも奥秩父からも八ヶ岳からも見えて気になっていた、5月8日に山開きをしたばかりの浅間山へ行ってきました。ゴールデンウィークくらいまではガトーショコラと称される、頂上付近に残雪をまとった姿を見ることができたのですが、今ではもうすっかり雪も溶け、焦茶色の山体がどーんと座っています。見ようによってはクグロフショ
こんばんは。今回は、図12の市来(鹿児島県いちき串木野市)のウィンドプロファイラ観測による高層風時系列図を用いて10日18時および11日0時30分における風の鉛直分布の特徴を風向に着目してそれぞれ述べよ、という内容の問題です。特に問題文の後半の部分、「前線面の存在を示唆する変化」については新しい視点で問われる内容に一見感じますが、過去問で前線面の解析の練習を積まれている方でしたらすぐに気づかれたかもしれませんね。次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験1・問4
こんばんは。以前、第56回試験・専門・問3の考察編を投稿しましたが、読者の方から、「(a)福井がアかエに絞られるところまでは理解できたのですが、アに決まる理由が分かりませんでした。」という内容のコメントをお寄せいただきました。以前の投稿では、エの時系列図についての考察が抜けていて、福井の時系列図がアとエとの比較でアと判断されるポイントについて触れていませんでしたので、今回は補足として投稿させていただきます。宜しくお願いします。第56回試験・専門知識まず、12時に近い
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・専門知識今回は、ウィンドプロファイラ観測において、ある日の12時の地上天気図の状況から天気図中にある(a)、(b)、(c)の各地点はどの高層風の時系列に当てはまるか、という問題です。まず、この「ウィンドプロファイラ」とはどういう観測機器なのかについて簡単に触れておきたいと思います。(美浜のウィンドプロファイラ2019.02.04「美浜のウィンドプロファイラへゆく。」より)ウィンドプロフ
こんばんは。今回の専門知識は、ウィンドプロファイラ観測についての問題です。ある日の12時の地上天気図の状況から天気図中にある(a)、(b)、(c)の各地点はどの高層風の時系列に当てはまるか、という内容になっています。ウィンドプロファイラとはどういう観測機器なのかを踏まえた上で、高層風の時系列のどこに着目して地点を推定するかについて次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第40回試験・専門知識(美浜のウィンドプロファイラ2019.02.04「美浜のウィンドプロファイラへゆく。」より)(a)ウィンドプロファイラは波長22cmの電波を鉛直および東西南北の4方向を天頂から約10°傾けた計5方向へ発射し、大気の乱れ(乱流による大気屈折率の不均一)や降水粒子によって散乱されて戻ってくるときの電波の周波数偏移を測定することによって上空の風向・風速や上昇流・下降流の鉛直速度を観測する装置です
こんばんは。今回の専門知識は、ウィンドプロファイラ観測について採り上げてみました。ウィンドプロファイラとはどういう装置か、またウィンドプロファイラ観測の利活用、留意点について整理しながら次回一緒に考えてみたいと思います。第40回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。3日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第55回試験・専門知識(美浜観測局2019.02.04「美浜のウィンドプロファイラへゆく」より)(気象庁HP:ウィンドプロファイラ観測網(平成26年4月現在)より)(気象庁HP:ウィンドプロファイラの観測原理の概要より)(気象庁HP:名瀬の気圧の谷の通過をとらえた観測の例より)(a)ウィンドプロファイラの観測原理についての内容ですが、本文の通りです。もう少し補足しますと、
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技1・問4まずはじめに、問題に出てくる「凍雨」について、本文では簡単な解説をされていますが、もう少し補足してみたいと思います。凍雨は「あられ」や「ひょう」といった「しゅう雨性の降水」として降るものに対して、主に高層雲や乱層雲から降る「層状性の降水」で、落下の途中で雨滴が氷点下の層を通過している間に凍結し、透明で球状または不規則な形、直径が5mm未満の氷の粒として落下する現象のことを言います。これを踏ま
こんばんは。今回も水戸のウィンドプロファイラ観測についての問題です。問題では、12時ごろから雨となり、15時ごろからは凍雨が観測されたことについて、その要因の気温の低下に関係する12時から15時頃の風向の時間変化がどうなっているか。が問われています。凍雨につきましては問題文にも簡単に解説されていますが、このことも含めて次回一緒に考えてみたいと思います。第54回試験・実技1・問4※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。10
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技1・問4図11の水戸におけるウィンドプロファイラ観測による高層風時系列図によると、14時〜21時にかけて受信強度が上下の層と比較して強い層が見られることについて、これが気象レーダー観測におけるブライトバンドに対応しており、この高度を0.1km刻みで答え、さらにこの層でみられる降水粒子の形態の特徴を気温に言及して25字程度で述べよ、というのが今回の問題です。(気象庁HP:知識・解説>気象衛星・気象観測>気象レーダー
こんばんは。今回は、1月29日9時から1月29日24時に水戸のウィンドプロファイラで観測した高層風時系列図を用いて、気象レーダー観測のブライトバンドに対応する受信強度の強い層が見られる高度を答え、さらにこの層で見られる降水粒子の形態の特徴を述べよ、という問題です。専門知識の気象レーダー観測で学習する「ブライトバンド」とはどういうときに現れる現象かを復習しながら、次回一緒に考えてみたいと思います。第54回試験・実技1・問4※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援セン
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識今回の問題はほぼ東西の直線状に並ぶ3地点、A(大分)・B(高知)・C(美浜)のウィンドプロファイラの観測による時系列図から、それぞれの寒冷前線の通過時刻を読み取り、A-B間およびB-C間の距離から寒冷前線の移動速度を求め、さらに低気圧・温暖前線の移動速度と相対させながら、今後にかけて前線がどう変化するかを推定するという内容です。(美浜のウィンドプロファイラ2019.02.14「美浜のウィンド