コットンテールを観た。こういう映画が好きだ。典型的ロードムービー、高齢化と介護問題、本音を語らない父親と息子、人生の後悔と諦め、それでいてラストには微かな希望を。イギリス人監督は、恩人の農場親子にお礼さえ言わせないドライでシニカルな演出。テスト撮影は行わないそうだ。リリーは本作撮影中コロナ禍の日本と英国を何度も往復したのだが、その度に感染防止のための隔離が大変だったと語る。そんな大変さを微塵も見せない、アッサリとした芝居さすがだ。農家でバスタブに浸かるリリーを見て、こんなちょうど良い役者は他に居