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ぺ・チョンスが恵民署へ着いた時、入れ替わりにホジュンは疫病が発生した黄海道に派遣され、出発したあとでした。チョンスと、ホジュンの異母兄のソクも後を追います。ホジュンは現地で疫病の対処法、治療法を懸命に究明します。やってきたチョンスに、ホジュンは疫病への対処が終われば自首するのでそれまで待ってほしと頼み、受け入れられます。ホジュンの派遣された場所の牢屋に、かつてその母を治療した暴れ者のドルセがいることがわかりました。牢屋の中の囚人も病気にかかっているので、出して治療をしてほしいと言われた
ホジュンは狩りに出る王に随行することになりました。そこで、王が落馬してしまいホジュンが治療にあたっているところへ、捕盗庁の従事官ぺ・チョンスが現れ声をかけました。このぺ・チョンスですが、なんと龍川時代にホジュンを捕まえた男だったのです。そして、縁とは異なものでチョンスはホジュンの同僚医官のキム・マンギョンと友人だったのです。そのことから、ホジュンは二人の飲み会の場に誘われることになります。チョンスは、ホジュンのことになかなか気が付かないのですが、ホジュンが帰宅した後で記憶を取り戻し、マ
イェジンに持ち上がった問題とは、明からの使節団を同僚の医女ソヒョンとともにもてなすことを命じられたことです。以前にもお話した薬房妓生(ヤクバンキーセン)です。今回は酒の席で酌をする程度では済まされず、一夜を共にしなければなりません。これを知ったホジュンは御医ヤン・イェスに抗議しますが、イェスといえどもどうすることもできません。そして、覚悟を決めたイェジンは自殺を図りますが、一命をとりとめます。イェジンはその前に、ホジュンあての手紙をしたためていたのですが、それをあずけてあったお付きの侍
ホジュンの師匠であるユ・ウィテの命日がやってきました。ホジュンはドジの家を訪ねますが、ウィテの夫人のオ氏に追い返されてしまいます。しかし、夫人が病気であると知り再び訪ねますが頑としてホジュンの診療を拒みます。夫人が気を失った間に脈診をしたホジュンですが、婦人科系の重病だということがわかりました。留守をあずかるドジの妻に何とか治療してほしいと懇願されますが、オ氏はうんといいません。ホジュンがどうすることもできずにとまどっていると、妻のダヒが拒まれても治療をするべきだとホジュンを勇気づけま
まんまと医女セヒの計略にはまってしまったドジですが、とうとう二人の仲が宮中でうわさになってしまい、御医ヤン・イェスの耳にも入ることになります。そして、内医院で昇進があり新しい品階が発表されホジュンは当然のことながら昇格、それに対してドジは配置換えで明への随行医員に命じられました。この随行医員、その名の通り明への使節団に随行する医者のことで、一見すると明へ派遣されるのだから名誉職であると思われるのですが、実際は正反対で随行団の中での医員の扱いは悪く、長旅なのにすべて徒歩、少しのわらじが支
刻々と約束の日時が近づいて来ます。イェジンはたまらなくなり、どうか罰を与えるのだけはやめてくださいと御医イェスに懇願しますが、聞き入れてもらえません。「宮中に戯言なし」の具体的な意味は、ホジュンの手首を切り落とすという意味だったのです。それからも容赦なく時間が過ぎ、遂には刑を執行する時間がやってきました。そこへ、王付きの内官(ネグァン:王のお付きの宦官)が何やら叫びながら必死に走ってきました。そう、ホジュンは救われたのです。恭嬪の兄の症状はすっかり消え、胃がんも治り腹にあったしこり
恭嬪の兄の治療にホジュンは大変な苦労をさせられることになります。わがままし放題の患者を相手にひたすら根気のいる治療が続きます。ある時ドジがホジュンの処方箋をみて大きな疑問を抱きホジュンを問い詰めると、ホジュンは初期の胃がんだと答えます。恭嬪の兄はがんを患っていたのです。このことが明るになると、自分や御医イェスががんを見逃したしたことになるから、黙っているようにとドジはホジュンに頼みますが、それで黙るホジュンではありません。イェスからも同じことを言われてもがんとして言うことを聞きません。
ホジュンもドジと同じ頃、恵民署で顔面麻痺の患者を診察していました。ソン大監は下吏にホジュンが何日で治すと言ったかを調べさせ、実質3日で治せたことを確認します。1日余分にかかったのは、患者がホジュンの言いつけを聞かなかったせいで鍼治療ができない日が1日あったからでした。ドジは7日かかると言っていた恭嬪の兄の顔面麻痺を3日で治し、王の前でほめられたものの、すぐに再発してしまいます。そして、ソン大監はドジが治療に7日もかかると言っていたことを知り、治療の日数を偽ったことを叱責したうえで、患者
囚われの身となったイ・ジョンミョンですが、拉致される前にイェジンに手紙に再度自分の気持ちを書き綴り、彼女に話があると呼び出していたのです。イェジンはジョンミョンがそんなことになっているとも知らず、会いに行きますが当然彼は現れません。数日後、イェジンは罪人の処刑に立ち会うことになります。処刑のための毒薬を刑場まで運ぶのです。刑場でイェジンは絶句します。処刑される罪人とはイ・ジョンミョンだったのです。イェジンが驚く中、彼は天に誓って悪いことはしていないと言い、毒薬を仰いで亡くなったのです。
ホジュンが首つり自殺した下吏の死体を調べたところ、縄の跡が通常よりも薄いことに気が付き、この自殺に不審を抱きます。その頃、イ・ジョンミョンの友人の弘文館校理(ホンムングァン:キョリ)のク・テフンがジョンミョンの目の前で急に苦しみだして絶命してしまいます。その場は、持病の糖尿病の悪化だと結論が出ますが、テフンに薬を運んでいたのが恵民署で自殺した下吏だということが分かったうえに、その下吏の遺品の中から朝鮮では手に入らないハンミョウという毒性の高い薬が発見されます。このことからジョンミョンは
以前に捕盗庁の従事官のイ・ジョンミョンに窮地を救われたイェジンでしたが、また災難に遭うことになります。ある夜、ジョンミョンが参加する酒席にイェジンが酌婦として駆り出されることになりました。医女は、医官の補助をするだけではなく、このように妓生(キーセン)の代わりをすることもあったのです。このような場合、薬房妓生(ヤクバンキーセン)と呼ばれていました。この薬房妓生は「チャングム」でも話題になっていましたね。チャングムが医女の修練の際に、指導官に薬房妓生として駆り出されそうになったときに、そ
ドジはうまく立ち回り恭嬪の担当に戻り、恭嬪が産気づいて逆子であることがわかりましたが、その状況にドジは経験不足でうまく対応できません。御医ヤン・イェスは恵民署の内医女(ネイニョ:上級の医女)ホンチュンを呼ぼうとしますが、ホンチュンと内医院の間には確執があり呼び出しには難色を示します。ホンチュンは内医院でお産をたくさん担当した優秀な医女だったのですが、ある医官の誤診の濡れ衣を着せられて、恵民署に左遷された過去があったのです。しかし、御医女(オイニョ:医女の部門管理職)トックムに説得さ
ホジュンの恵民署での診療が始まりましたが、ある日診療の順番待ちの番号札を配る書吏(ソリ)たちが、患者から金をもらって順番を融通していることを知ります。ホジュンは、彼らに対してそれを指摘して注意することで書吏たちの恨みを買うことになります。そして、恵民署がそのような状況ですから、一日待っても診察してもらえない患者が出てしまい、ホジュンは彼らを勤務時間後に自宅で診察します。しかし、書吏たちはホジュンによって袖の下をもらえなくなってしまったことを恨み、ホジュンが個人的に診察していることを上司
ユ・ドジや上司であるキム判官(パングァン)やソン主簿(チュブ)に目の敵にされているホジュン。予想通り、その配属先は恵民署でした。目障りな奴はさっさと内医院から追い出してしまおうというわけです。ホジュンも、孤立無援だったわけではなく、やはり上司であるチョン・ジャクはホジュンの実力を高く買っていてホジュンの味方でした。しかし、キム判官とソン主簿の声の方が大きく押し切られてしまったというわけです。さあ、それで怒ったのが同期のハクトです。御医のヤン・イェスに抗議したところ、キム判官とソン主簿が
恵民署の医女になったイェジンですが、まだホジュンと顔を合わせる機会がないので、ホジュンはイェジンが医女になったとは知りません。そんなイェジンがある仕事に駆り出されます。使用人と不義密通をはたらいた両班の妻を逮捕する仕事です。医女がそんな仕事までするなど、イェジンでなくてもびっくりです。そんな時、ホジュンは薬を持って両班の高官の家へ診察に行くことを命じられます。ホジュンは、診察だけして特に問題ないということで薬を渡さずに帰ってしまいます。しかし、その薬は高官へのいわば付け届けで、診察とセ
さて、その頃イェジンは頼る相手もなくなり今後の身の振り方を考えなくてはならない状況でしたが、窮地を救われた捕盗庁の従事官イ・ジョンミョンの紹介で恵民署の医女になれました。しかし、きちんとした医女の教育課程や選抜試験を受けていないため、同僚の医女たちから反発されてしまいます。また、ホジュンの兄貴分のイム・オグンは内医院の種薬署員(生薬倉庫を管理する役人)の職を得て、ホジュンの近くで働くことができるようになりました。ある時、オグンは恵民署へドジの命令で生薬を届けるのですが、それを受け取った
いよいよホジュンと内医院で一緒に働くことになったドジですが、この前に側室恭嬪(コンビン)への湯薬(煎じ薬)の処方を間違えて、恭嬪の担当から外れて湯薬を担当する湯薬房に左遷されていたのです。ホジュンが目の前に現れ、これから同門の医官同士として比較されることになるのは避けられないとみて、ドジは行動に出ます。義父に頼んで、なんとか恭嬪の担当に戻してもらえないかとお願いしたのです。その望みはかなえられ、ホジュンが内医院にやってくる頃には、また以前のとおり恭嬪の担当医官に戻ることができました。
さて、医院を買い取ったのはチャン・マンスという男でした。しかし、この男が貧しい患者を追い返し、金を払う患者しか診察しないものですから、ホジュンの家に貧しい患者が押し掛ける事態になってしまいました。それを知ったマンスはホジュンのもとに怒鳴り込みますが、ホジュンに貧しい患者を追い返していることを指摘され、返す言葉もなく今後はきちんと貧しい患者も診療することを約束します。そこへ、近々科挙が行われるという知らせが舞い込みます。急ぎホジュンは漢陽へと向かうことにします。今回は、医院での兄貴分にあ
自らの死期を悟ったウィテはサンファをお供にして山の中の洞窟に旅立ちます。サンファはサムジョク大師の養子で元大風瘡患者です。病気が治り、山陰にやってきていたのでした。目的の洞窟に到着したウィテは、荷下ろしを終わるとサンファに帰るように命じます。そして、ホジュンとサムジョク大師らに自分が指定した日時にここへ出向いてほしいと伝えさせます。サンファからの知らせを聞いたホジュンたちは、ホジュンにサムジョク大師とアン・グァンイクを加えた3人で洞窟を訪ねます。しかし、そこには自ら命を絶ったウィテが横
さて、ホジュンはウィテに連れられて末期がんの患者の診察に行き、もう助からない患者の最期を看取れと言われ、世の中には医者が治せない病の方がはるかに多いのだということを改めて学ばせます。その頃、ウィテの医院にたくさんの患者が運び込まれていました。ある村で疫病が発生したのです。すわ一大事ということでホジュンはウィテに合流して診療に出向こうとしますが、現地でウィテに帰れと言われます。仕方なく引き返す途中で患者を発見し、その治療にあたる中、結局ウィテとともに疫病患者の診療にあたり、なんとか収束さ
さて、ドジとホジュン。それぞれの課題の結果はというと、ドジの方は無事に王子の治療に成功し、まだ研修が始まったばかりなのに、王の寵愛が厚い側室、恭嬪(コンビン)から信頼を得る第一歩を歩み始めます。一方、ホジュンは失明の原因が自身の治療のせいではなく、ドルセがホジュンの処方の指示を無視して投薬したことにあると突き止めます。ドルセの母の治療には、効き目が強いかわりに毒性の強い生薬が使われていたため、処方の量以上を摂取すると失明してしまうのです。ホジュンがドルセのもとを去るときに、口が酸っぱく
ホジュンが県監の診察に出向くと、そこにはウイテの姿がありました。どちらが担当するのかひと悶着あるのかと思えば、思いがけずウイテはホジュンに診察を任せてその場をさっさと立ち去ります。そして、ホジュンはウイテの期待に応えて見事に県監の病を治しその命を救います。ホジュンは、診療の帰途ウイテの医院に寄り、そこでウイテから、今から患者をみろと言われます。ホジュンは、ついに許されたのです。二度と師匠を裏切らないと決めたホジュンは、ますます診療に打ち込みます。一方ドジの方は、いよいよ内医院での研
明暗が分かれてしまった二人ですが、ドジの方は科挙合格者として韓服(ハンボク)に身を包み馬を仕立てて鳴り物入りで故郷に凱旋帰国します。一方ホジュンは、約束通り病人をみてやった村に戻り前回みてやれなかった病人を引き続き診察します。そのせいで、帰宅が遅れてしまいホジュンの家族たちは心配します。ドジは幸せの絶頂で、山陰(サヌム)の県監(ヒョンガム:地方長官)らがウイテの医院を訪ねてきて祝いの宴が催されます。そして、その席には手伝いとしてホジュンの妻ダヒが働いていたのでした。そこへ、ホジュンが診
内医院に入るために科挙を受けに出発したホジュン。途中の宿でドジに出合い、その宿で下働きをしているドルセの歯痛の治療をしてやります。そこへ、病人の治療をしてほしいという村人が現れますがドジを含めた他の科挙を受験する医師たちは、ほぼ全員が受験を理由に断る中、志願した他の2名の医師とともに、ホジュンは往診に出かけて行きます。日頃医者に診てもらえない貧しい村人たちが次から次へと押し寄せ、結局朝になってしまいます。無料で誠心誠意診療するホジュンは、村人たちから大変感謝されるのですが、ホジュンが科
そんなこんなで、ウイテから破門されてしまったホジュン。自暴自棄な生活を送りますが、もちろんそのままでは事態は好転しません。そんな中、先にウイテの医院から出て行ってしまったプサンポに仕事を手伝うことを持ちかけられ、悩んだ挙句引き受けたのはいいものの、怪しげな詐欺の片棒をかつがされることになり、役所で処罰を受けてしまいます。ホジュンは帰宅したあと、そのまま1か月自宅にひきこもってしまいますが、それでようやく自分が悪かったことを悟るのです。そして、ウイテに許しを請いますが許してはもらえず再び
さて、ソン大監はウイテではなくホジュンが来たことを不満に思いますが、渋々診察を任せます。しかし、鍼を打とうとしたり、薬を飲ませようとしたりするたびに反対され、診療を妨害された挙句、ホジュンでは信頼できないとついには部屋に幽閉されてしまいます。そこへ、ヤンテに連れられてダヒが様子を見にやってくるのですが、ホジュンが幽閉されたと聞いて、気が気ではありません。そうしているうちに、ホジュンが部屋から消えたと大騒ぎになったのですが、彼は薬を準備するための水を汲みに行ったのでした。戻ってきたホジュ
ある日、ホジュンの自宅に首つり自殺をはかり瀕死の状態の娘が運び込まれます。幸い、ホジュンの対処により命をとりとめ回復します。謝礼すら受け取ろうとしないホジュンに対して、娘の両親は大変感謝をします。しかし、そのことがドジの母に知られその逆鱗にふれてしまいます。まだ一人前でもないのに、勝手に患者をとって私腹を肥やす気なのかと。ホジュンは医院で仲間たちから袋叩きに遭いそうになりますが、そこへウイテがやってきます。娘の治療の際の処方箋をウイテに求められ、みせたところ思いがけずにほめられ、ソン氏
ダヒとの一件が落ち着いたところに、またホジュンに災難が訪れます。医院で診療待ちをしていた患者の付き添いから順番を優遇してもらうためのわいろを受け取ったという誤解を受けてしまったのです。その結果、ドジによって再び水汲みに戻されてしまいます。再び失意に陥ってしまったホジュンですが、山の中で出会った風変わりな男、アン・グァンイクのことがどうにも気になり、なんとか弟子入りさせてもえないかと何度も訪ねますが、断られてしまいます。しかし、昼夜を問わず何度も何度も訪ねてくるホジュンの熱意に負けて、つ
さて、薬草取りで散々な目に遭ったホジュンですが、医院にもどってもダヒとはすれ違ってしまうかと思われたのですが、そこへイェジンが助け舟を出します。ダヒが今、医院にいると教えてくれたのです。もうこの時点で二人の気持ちは固まってしまっています。その様子をみたホジュンの母は反対することをやめ、二人の結婚を認めることにします。ここで、ドジとイェジンとの関係に触れておかなければなりません。イェジンは、ウイテの友人である医者の娘で、友人が亡くなって身寄りがなくなったイェジンを養女として迎えたのですが
さて、いよいよ医術の修業を始めることになるホジュンですが、ここまではホジュンが医術の道に進む前提という意味でストーリーを逐次的に詳しめにお話ししてきましたが、この先はストーリーの説明を端折らせてもらうことにします。とにかく、長い長いストーリーなので逐次詳しくストーリーの説明をすると膨大な量になってしまうからです。細かい展開をお知りになりたければ、ドラマをご覧になるかネットに掲載されているあらすじをご覧になってくださいね。ストーリー展開については要所要所で重要な登場人物が出てくるところを