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イ・チャンドンレトロスペクティブヒューマントラストシネマ有楽町2023年8月28日(月)18:30「バーニング劇場版」9月4日(月)15:50「シークレット・サンシャイン」9月11日(月)16:35「グリーンフィッシュ」9月16日(土)14:35「オアシス」9月18日(月)14:35「イ・チャンドンアイロニーの芸術」(監督アラン・マザール)バーニング、シークレット・サンシャイン、オアシスは2回目鑑賞何回観ても胸を打たれます今回の特集上映でイ・チャンドン監督が来
まず、後付けの感想かもしれないけれど、タイトルがいいよね!秘密の日光?暗さと明るさが同居する意味深なタイトル。英語表記の現代的なおしゃれ感。観る前から想像力が掻き立てられます。そして、想像を超える破壊力を持った内容。宗教とは最も縁遠いと思われる理性的な女性が、宗教にどっぷりと嵌まる課程のリアルさや説得力が半端ない!演じたチャン・ドヨンの狂気を帯びた迫真の演技は、鳥肌級の凄まじさ。そして、狂気に墜ちていく主人公を、常に優しい眼差しで見守り続けるソン・ガンホの
オアシス(2002)ヴェネチア映画祭で批評家賞を受賞するなど、国際的にも評価されたという韓国映画だが、個人的には、設定を含めて感動させてやろうというあざとさが鼻について、いまいち乗り切れない作品でした。刑務所から出所してきた、軽い知的障害のある男。脳性まひで、体が不自由な女。この二人の恋愛ドラマということでもう、あざといと思いませんか?毎年夏の終わりに巨額の制作費を投じて制作される日本テレビの「24時間テレビ」みたいに。周りに理解してもらえない二人
韓国映画は初めて観たかも知れません、映画監督であり、脚本家、小説家、映画プロデューサーでもある、韓国の巨匠、イ・チャンドンの作品。2010年公開でした。最初から最後まで引き込まれました。映画の感想を上手く書けないので、ここに受賞の数々をご紹介。ポエトリーアグネスの詩カンヌ国際映画祭パルムドールイ・チャンドン脚本賞イ・チャンドンアジア・フィルム・アワード監督賞イ・チャンドン脚本賞イ・チャンドン大鐘賞(韓国のアカデミー賞)
イ・チャンドンアイロニーの芸術劇場公開日:2023年8月25日99分名匠イ・チャンドン監督のドキュメンタリーを鑑賞しました1997年に監督デビューし、長編を6本撮っているイ・チャンドン監督グリーンフィッシュ(1997年)ペパーミント・キャンディー(1999年)オアシス(2002年)シークレット・サンシャイン(2007年)ポエトリーアグネスの詩(2010年)バーニング劇場版(2018年)内容は、イ監督が自らが「グリーンフィッシュ」(1997)から
韓国のイ・チャンドン監督の作品を一気に見せてくれるということでヒューマントラストシネマ有楽町へ。とはいっても、イ・チャンドン監督の作品で見たことあるのは「バーニング」のみで、これがまたちょっと理解が難しかった。大丈夫かなあ、とりあえず、チョン・ドヨンとソン・ガンホの共演する「シークレットサンシャイン」を観ました。ネタバレないと感想かけないので、ネタバレします。夫を亡くしたシネ(チョン・ドヨン)は、幼い息子ジュンとソウルを離れ密陽(ミリャン)という町へやってくるちなみにミ
イ・チャンドンレトロスペクティヴ4K2023年8月25日公開韓国を代表する巨匠イ・チャンドンの代表作含む全6作品、監督自身に迫る日本初公開の新作ドキュメンタリーで編成された特集上映イ・チャンドンが自らレストア作業を行った4K版にて上映。日本での特集開催について彼は「当時の映像の雰囲気や印象、そして感情を味わえることに努めてアップグレードしましたので、そこに注目して観てもらえたらと思います」「今回のレトロスペクティヴを通して、私たち人間について、人生について、皆さんと分かち合えればと
画像引用元:eiga.com■監督:イ・チャンドン■出演:ソル・ギョングムン・ソリキム・ヨジン■1999年129分韓国現代史を背景に1人の男性の20年間を描き、韓国のアカデミー賞である大鐘賞映画祭で作品賞など主要5部門に輝いた人間ドラマ。「オアシス」「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督が1999年に手がけた長編第2作。99年、春。仕事も家族も失い絶望の淵にいるキム・ヨンホは、旧友たちとのピクニックに場違いなスーツ
巨匠イ・チャンドンがプロデューサーを務めた『私の少女』で鮮烈な長編デビューを飾ったチョン・ジュリ監督の8年ぶりとなる最新作で、ペ・ドゥナとキム・シウン共演で韓国社会の闇をあぶり出す『NEXTSOHEE(英題)』が、邦題を『あしたの少女』として8月25日より公開されることが決定した。併せてポスタービジュアルがお披露目となった。舞台は現代の韓国。高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社を紹介され、実習生として働き始める。しかし、会社は顧客の解約を阻止
ひとつ前の当ブログに続き、2022年5月28日に書いた「村上春樹さんの過去作品の記憶の穴に入るような『騎士団長殺し』」を再録します。***ひとつ前の当ブログで、村上春樹さんの短編『納屋を焼く』を原作とした『バーニング劇場版』(2018イ・チャンドン監督)を取り上げました。原作を改変しながらも。「猫」や「水のない井戸」とか、「無言の電話」とか、他の村上作品の道具立てが盛り込み、うまく作品世界を作り上げていました。『ドライブ・マイ・カー』(2021
ひとつ前の当ブログで、映画『ドライブ・マイ・カー』(2022濱口竜介監督)は国内外で高い評価を受けた作品ですが、僕はあまりピンとこなかったということを書きました。村上春樹さんの短編を原作として映画化したもので成功していたと思えたのは、韓国映画『バーニング劇場版』(2018イ・チャンドン監督)です。そのことを当ブログ2022年5月27日に書いていますので再録します。タイトルは「村上春樹さんの原作を借りて、見事に“今”を描いた『バーニング劇場版』」です。**
脚本家仲間から勧められていた『ペパーミント・キャンディ』を見る。『シークレット・サンシャイン』『オアシス』のイ・チャンドン監督と聞いて、こいつは消費カロリー高めだなと思い、なかなか手をつけられずにいましたが、最高に切なすぎる素晴らしい映画でした。20年ぶりの再会を懐かしむ河原のピクニックで、たったひとり大荒れする男。橋の上の線路に立ち、向かってくる列車に向かって、絶叫する。「帰りたい」と。そこから、この男の過去へと遡っていく。走馬灯といえば、安直だが、次々と明
RIP윤정희.ご冥福をお祈りします。2010年のイ・チャンドン監督『ポエトリー시(詩)Poetry』で久しぶりに映画に出演したユン・ジョンヒ。役の名前は本名と同じミジャ미자だった。2010年10月韓国でプレミア上映を観た際、15、16歳頃読んだ世阿弥の「風姿花伝」と花を思い浮かべた。シェークスピアの「Fairisfoul,andfoulisfairきれいは汚い、汚いははきれい」も思い浮かべ美について考えながら観ていた。『ポエトリー』2回目は日本語字幕付
画像引用元:eiga.com■原題:Oasis■監督:イ・チャンドン■出演:ソル・ギョングムン・ソリ■2002年132分「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン監督が、社会に適応できない青年と脳性麻痺の女性の愛の行方を描き、第59回ベネチア国際映画祭で監督賞などを受賞した恋愛ドラマ。ひき逃げ死亡事故で服役し刑務所から出たばかりの青年ジョンドゥは、家族の元へ戻るが迷惑がられてしまう。ある日、被害者家族のアパートを訪れた彼は、寂し
映画「私の少女」2014年韓国映画監督チョン・ジュリ出演ぺ・ドゥナキム・セロンソン・セビョクチャン、ヒジン画像お借りしています2022/6/5(日)U-NEXTにて鑑賞ストーリー漁港近くの村に警察署長として赴任してきた警官のヨンナム(ペ・ドゥナ)はある少女ドヒ(キム・セロン)と出会う。血の繋がりがない父親、祖母にひどい虐待を受けているドヒを見過ごす事が出来ず、ヨンナム自身もソウルから左遷させられてきて心が癒えない毎日を過ごして
映画「冬の小鳥」2009年韓国/フランス合作映画監督ウニー・ルコント出演キム・セロンパク・ドヨンコ・アソンパク・ミョンシンソル・ギョング画像↑お借り致しました。主人公ジニ役のキム・セロンちゃんです。2022/6/4U-NEXTにて鑑賞ストーリー1975年韓国、大好きな父親に9才のジニが連れてこられたのは養護施設であった。最初は、ジニは必ず父親は自分を迎えに来る、「私は孤児じゃない」と、現実を受け入れられないでいるが…韓国で生
子供時代がお気楽だなんて、大人の勝手な決めつけだ。毎日どれだけ気を使って必死になって生きてるか。これ見て勉強しろ!映画「わたしたち」を観ました。どういう映画かと言いますとこちらをお読み下さい。『わたしたち』韓国(原題U-ri-deul)少女たちは、いじめをどう乗り越えるのか『わたしたち』は、少女たちが「いじめという泥沼」からどう抜け出していくのかを描いた映画だ。小学生のソンは「仲間外れ」といういじめにあっていて、教室ではいつも独りぼっち。そんなソンが、転校生のジアと出会
2002/133分/韓国監督:イ・チャンドン出演:ソル・ギョングムン・ソリ【配信】2021/9/14現在U-NEXT/見放題何度も見たいとは思わない。けど、忘れられない。無料トライアルをチェック↓オアシスU-NEXT
1999/130分/韓国=日本監督:イ・チャンドン出演:ソル・ギョングキム・ヨジンムン・ソリ【配信】2021/7/31現在Amazonプライム/レンタルU-NEXT/見放題戻りたい場所があってよかった。戻ることができてよかった。無料トライアルをチェック↓ペパーミント・キャンディーデジタルリマスター版(字幕版)Amazon(アマゾン)Amazon(アマゾン)で詳細を見るU-NEXTで詳細を見る
2018/148分/韓国監督:イ・チャンドン出演:ユ・アインスティーヴン・ユァンチョン・ジョンソ【配信】2021/7/25現在Amazonプライム/見放題U-NEXT/見放題Netflix/見放題納屋をビニールハウスにした時点で別の話になってしまってるから、それはそれで余計なこと考えずに済む。ちょっとクドいが雰囲気は悪くない。ラストがこんなにも違うのに、原作のザワザワ感がしっかりあるのが驚愕。村上春樹作品の映画化は、韓国に合ってるかも。無料トライ
年間270本目(6月36本目)2019年公開洋画1位84本中通算邦画7,887本洋画6,564本合計14,481本2019年の一位が入れ替わりました。イ・チャンドン監督は、佳作であるが外れが少ない安定した巨匠であり、本作もしっかりと現代の不可思議な現状が描けていた。しかし、まず、本作が、日本の作家である村上春樹が原作である。何故か最近の日本映画では文学の映画化(ライトノベルは多いのに、純文学の映画化の成功例が極端に少なくなっている)がうまく
先行試写会で鑑賞。凄かったですツイート転載”エリエリレナサバクタニ”とは死んでも言わぬある母と息子の物語。ボッコボコにイワされました…大傑作!尾野真千子、和田庵、片山友希…監督・脚本:石井裕也。5月21日よりロードショー。今年の、これからも、必見作だと思います。凄い好き嫌い真っ二つに分かれるであろう作品の”好き”側だった時の好きは強いです。嫌いであろうともその迫力はもう。な。ごっつごつラース・フォン・トリアーとイ・チャンドンと石井裕也と
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映画【オアシス】(2002年)監督イ・チャンドン出演ソル・ギョングムン・ソリ前科三犯のジョンドゥ(ソル・ギョング)は、出所後自分がひき逃げした被害者の家族に謝罪に行き、重度脳性麻痺のコンジュ(ムン・ソリ)と出会う。2人は秘かに愛を育んでいくが、周りはそれを許さない。PG12Yahoo映画4.3の高評価なので観てみました。障害を持つ男女の恋愛を主軸にした社会派ドラマ。この気持ちをどこへぶつけたらよいのかと何ともやるせくなった映画でした。序盤は単調で退屈だったのです
映画【ペパーミント・キャンディー】(1999年)監督イ・チャンドン出演ソル・ギョングキム・ヨジン1999年春。旧友たちとのピクニックに場違いな恰好で現れたキム・ヨンホ。そこは、20年前に初恋の人スニムと訪れた場所だった。仕事も家族もすべてを失い、絶望の淵に立たされたヨンホは、線路の上で向かってくる列車に向かって「帰りたい!」と叫ぶ。すると、彼の人生が巻き戻されていく。日テレの番組「新日本男児と中居」でゲストに韓国映画男児が登場。彼が韓国史上最高傑作にこの作品
『君の誕生日』생일2019年韓国映画120分脚本・監督:イ・ジョンオン製作:イ・ジュンドン、イ・ドンハ、イ・チャンドン撮影:チョ・ヨンキョウ照明:パク・サンウク編集:シン・ミンギョン美術:イ・モクウォン衣裳:キム・ジョンウォン音楽:イ・ジェジン出演:ソル・ギョング(チョン・ジョンイル)、チョン・ドヨン(パク・スンナム)、キム・ボミン(娘チョン・イェソル)、ユン・チャンヨン(息子チョン・スホ)、キム・スジン(隣人ウチャンの母)、イ・ボンリョン(ジョンイル
お休みの午後、いや先ほど急遽仕事になった(笑)午後。観たくて仕方なかった映画を要約鑑賞。「わたしたち」ユン・ガウン監督公開は二年以上前だったんですが、何故かDVD化されず。この映画で母親役をしたチャン・べジンがアカデミー賞作品(パラサイト)に出てた事で要約DVD化。何じゃそれ!こちとら大好きなイ・チャンドン製作だから観たくて観たくて仕方なかったのに。。。まー観れたから良しとしよう。さてどうでしょうか?主人公はおかっぱ頭の10歳の小学
今年最高の一本と出会った。韓国映画「君の誕生日」。今年一番泣いた。韓国映画の中でも特に演技派最高峰のソル・ギョングとチョン・ドヨンが組んだ。監督・脚本は、「オアシス」「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン組で演出を学んだ、イ・ジョンオン。脚本が素晴らしい。2014年のセウォル号事故で息子を亡くした、家族のその後の物語である。夫は仕事の関係でベトナムで暮らし、家族と離れていた。久し振りに訪れる我が家、息子の部屋に入り、息子を感じるシーンは涙を誘う。無念の思いを湛えたソル・
去る11月27日、ネットフリックスを介して公開された<ザ・コール>で恐ろしい殺人犯ヨンスク役を引き受けた俳優チョン・ジョンソが話題だ。デビュー作<バーニング>で、ミステリーな面貌で目を引いた彼女は、今回反社会的人格障害を持つ殺人鬼に変身した。子供のようなあどけなさから爆発的に急変する狂気まで。チョン・ジョンソは<バーニング>でも見せてくれたどこに飛ぶかもわからない魅力を、スリラージャンルに組み合わせて、観客と評論家の好評を受けている。<ザ・コール>は、短編映画「Bargain」で
映画ニスト市川裕隆の映画宣言どこまでも熱く、ピュアで、ストレートな韓国映画。今回久々のYouTubeは韓国映画について。自分も、どこまでも熱く、いたい。