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背中にお日様暖かいさて岩ヒバ何処に植えようか悩む😍
6号で持ち込まれた天照冠です。挿し芽親にしていました。根茎が痩せていますので根茎補強をしなければなりません。問題は他にも・・・・・横から見ますと左側が崖です。どうせ植え替えるならどうにかしたいところです。幸い3.5号で持ち込んでいた天照冠があります。といいますかいつか先の株に付けようと何年も前から保持していました。この位置でくっつけます。まずはどちらの株も根茎補強します。その後くっつけて植え替えました。途中は省略です。頭の位置も矯正しました。出来上がり。きれいな山型(富士型
何年も卯建の上がらない状態でしたが今年はやっと丹頂らしくなってきました。ですが形をもう少しどうにかしてあげたいと思っていました。少しでも良い大学に入れてあげたいと思う親心みたいなものです。それで将来が違ってくるのなら尚更です。改作前はこんな感じです。多くの人はこれ以上は望まないかもしれません。しかし出来るのですから一流大学に入れてあげようと思います。竹串を刺した三ヶ所が物足りません。こんな苗を用意しました。一つは二つに分け3株にしました。それぞれ根茎補強をしておきます。1か
以下龍尾ノ斑ですが株が大きくなりますと周りの芽が垂れてきてしまいます。何年かに一度締め込みを行います。タコ糸で締め込みます。竹串が挿してあるのはタコ糸が下方へ脱落しないためです。一年後にはタコ糸は朽ちていきます。他の一本葉、特に臥龍と守門竜はこの作業が必要になってくると思います。一本葉の大株をお持ちの方、形が崩れて困っている方はぜひ締め込みを行ってください。
7号プラ鉢で持ち込んでいた晃明殿です。バランス良く形は問題ないのですが根茎が細くなっています。細くなったと言うより年数が経って根茎が伸びたという表現の方が正しいかもしれません。根茎は放おっておいては目に見えて太る事はありません。10年経ったらさらに細く見えます。そこで根茎補強します。夢想に2年くらい水に浸しておいた古い水苔を切って混ぜた素材で補強しました。根茎を太らせるということは若返りさせるということにもなります。全ては将来のために行います。遠目にも見応えがアップしたよう
墨絵鳳凰は墨絵黄冠の一つです。墨絵黄冠は墨絵之誉の芽変わりで数か所から出現しているようです。職人の棚からも一芽出たことがあります。残念ながらそれは枯れてしまいました。変異が多く龍葉系も出現しています。墨絵鳳凰も柄がいくらか伸び龍葉的ですが葉先が扇のように展開します。そのため美しい姿を楽しませてくれます。また他の墨絵黄冠よりは成長が早いです。挿し芽親に保持している株です。大変綺麗で良い状態ですが・・・・・・赤点々丸の部分が物足りません。どうせ挿し芽親として何年も栽培しなければなりませんのでベス
阿蘇錦のご紹介です。銀世界の変化種で大変細い葉です。栄晃錦を登録した故栗原氏の棚から出たイワヒバです。「阿蘇郡」という古い地名が佐野市合併にあたって消滅するためその名を残したいとの思いで付けた名前です。始めて入手した株は枯らしてしまいました。今ある株は2度目に入手した株です。これも15年以上は経っていると思いますがやっと生きている状態でした。今年は気温が異常に高かったにもかかわらず今までになく元気な葉張りになりました。秋ですがこんなチャンスは今までなかったので少し挿してみました。大変栽培
何年も挿し芽親に使っていた株で植え替えもしていませんでしたの持ち崩し株という感じです。真ん中が小さく低くなっています。根茎も大分痩せています。錆びて見えるのはノコバーです。取り敢えずノコバーの位置で切り分けます。真ん中が高くなるように改作したいので右側の株を180度回転させます。右側の真ん中の大きい頭が中心になるように合体させます。その前に根茎補強をしておきます。全ては将来のためです。合体させる時の注意点は株元に隙間が出ないようにすることです。株元をきっちりタコ糸で縛
昨年傷めてしまった株が多数あります。今年は特に早いうちから気温が異常に高い日が多く早めに日除けを補充したりしましたので昨年のような傷みは発生していません。日が強いだけでなく高温のために派手柄になるものがあるため注意が必要です。いつものように分解して根茎補強をし、組み直さなければならないかとも思いましたが竹串で矯正できないかやってみました。細く伸びた根茎は折りたたむ感じで竹串で止めます。中心部が一番高くなるようにします。うまくいきました。竹串を切除して植え替えました。2作もすれば良
ポットで長年持ち込まれていた菊水殿です。この位置関係で合体させます。根茎も痩せていますので根茎補強をしておきます。合体させて植え込みました。竹串で頭の位置関係を整えています。この時大事なのは合体させる根際を隙間なくきっちりくっつけることです。隙間の空いた合体は単なる寄せ植えです。数年後が楽しみです。
中心部の頭が弱ってしまいました。中心部の頭は日差しが垂直に当たるため派手柄になる場合が多いのです。またイワヒバは中心部より周りの頭の方が元気に育ちます。中心部の頭に周りの葉が被ってきた時など周りの頭の葉をカットして中心部の頭に日が当たるようにします。昨年から真ん中が派手柄だったのでどうかなと思っていましたらやはり弱ってしまいました。昨年の段階で傘を指してあげればよかったと後悔しています。底網で日傘を作りました。もう少し早めにするべきでした。もう一枚底網ネットを乗せることにします
例年と同じ状況で栽培していましたが昨年剥げてしまいました。中心部分が傷んでしまった株は他にもあります。最近の日照は以前と同じでは駄目なようです。枯れた部分と元気の良い部分がはっきりしましたのでハゲ補修します。一箇所葉が大きくなっていますのでこれは切除します。真ん中を掘っておきます。翠鳳は墨獅子の変化種で葉が短く挿し芽も大変です。分解すればいくつも新しい株が作れますので分解も考えていました。取り敢えず竹串だけで調整しましたがうまくいきました。ほぼ元通りです。竹串を切り
まずは出来上がりから改作にかかります。5.5号で持ち込まれた黃牡丹です。黒牡丹の黄葉です。挿し芽親に使用していましたので何年も植え替えもしていません。こちらから見ますと結構良い形ですが・・・・・・・この角度からでは全くの『崖』です。赤点線部分。右下に芽がいくつか吹いています。これらが大きくなっても良い形にはなりませんね。通常は赤点々部分から右側の根鉢を根茎元からすっぱり落とすのですが今回はこの胴吹き芽を生かすことにします。別の一鉢。4号硬質ポットでこれも何年も植え替えていませ
よさそうに見えますが問題があるのです。横から見るとこんな感じ。問題はこれから・・・・画像では割らないでしょうか。中央部分がへこんでいます。中央部分の頭が弱っているのがわかると思います。分解して寄せ直すしかないと思っていましたが・・・・・取りあえず3株に分解しました。開けた7号プラ鉢に位置を考えて入れて見ました。良さそうなので合体作戦に移ります。以下、合体後7号鉢に植え込んだところです。株元をタコ糸でしっかり結わえました。大切なのは株元を出来るだけ一つにまとめることです。隙間のある合
玉織姫ですが上から見ると問題なさそうに見えますが・・・・実はすごい『崖』なのです。3年くらいお前から改作したいと思っていましたが時間がありませんでした。崖が進んでいるようです。右側の一部を切り取り左側にくっつけことを考えていました。右の赤丸の頭が切らなくても矢印のところに回りそうです。そこで別の玉織姫の登場です。両者とも紅玉錦を差した株ですが玉織姫に先祖帰りしています。紅玉錦は差し芽しても多くは先祖帰りして玉織姫になってしまいます。紅玉錦は高価ではありませんが実際は価値の高い
数年前から改作しなければと思っていた株です。少し時期が遅いですがこの時期にしておかないとまたお預けになってしまいます。6号と5号です。途中経過は省略と言うことにして頂いて合体させます。根茎はすべて夢想で補強しておきます。理想型になりました。6号に植え込みました。楽しみですね。
一般に栃木ノ華と言われていますが職人のところでは入手当時から東照錦です。花車の変りということで入手していました。葉が柔らかい品種です。強日栽培は難しいと思います。葉が柔らかいためか根茎もしっかりできません。以下3株も根茎がうねっています。持ち崩しという感じです。そんな性質ですので東照錦の出来の良い大株は見たことがございません。かつて今回の様に改作した9号程度の上株を2鉢販売しています。5号2株と6号1株です。夢想で根茎補強して合体させます。途中省略で合体後です。5号2株と6号1株が6
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すでに改作済みです。このサイズの龍之王は貴重だと思います。ましてほぼ完璧。かつて職人が育てた11号の龍之王がありました。こちらは一本木仕立てですのそれより鉢サイズは小さいです。すべての根茎を夢想で補強しました。また一か所物足らないところがありましたので一本くっつけてあります。その他2か所小さな株もくっつけました。根は悪いというものではありませんでしたが根鉢が小さい状態でしたので盆栽を固定させるように根鉢部分に太い竹串を刺して鉢底からハリガネで固定させています。職人の改作は見た目だけ
すごい富士之華を入手しました。10号の高級化粧鉢に植えてありました。誰しもが素晴らしいの一言だと思います。職人にとってはこれも『素材』です。根は良いとのことでした。この状態でも根が全く腐っているなんてことがイワヒバでは多々あることです。上体は一夜にして改作できますが根はそうはいきません。中をのぞきます。富士之華としては特に痩せた根茎というほどでもありませんが職人はすべての根茎を夢想で補強します。すべては将来のためです。今より数年後、20年後を見据えます。外側の根茎補強は難しいも
右側がお留守。お留守が手前です。上の化粧鉢の墨絵黄冠は売り出し元の大棚に3つあった大き目サイズの墨絵黄冠のうちの一つです。この駄音鉢の株は大き目サイズの墨絵黄冠の一株を半分に分けて頂いたものです。最近やっと職人のやり口を理解して頂いた様子で快く貴重な株を分割してくれました。上の株に下の株をくっつけるやり口です。胴吹きもしていますがこのままでは良好な形と言えません。貴重な品種ですので中途半端な形ではもったいないと思う職人の気持ちが伝わっていました。上の株はもちろんのこと、下の
最近入手した白綾です。根鉢も良好で入手時にこんなに良く出来た白綾は初めてです。完璧に見えます。がしかし・・・・・・この方向からですと真ん中がお留守。欲を言えばきりがないですが出来るのであればより良くしたいのです。鋏を刺した所に一株くっつけます。鋏を刺した隣、朽ちた小さな根茎があります。ついでにここに小株をくっつけます。こちらを先にやってしまいます。夢想を巻いて細い竹串で固定させました。鋏を刺した所ですが少し盛り上がっていますので削っておきました。くっつける株です。乾かない様
持ち込みの古いシッカリ出来た泰平冠です。残念ながら真ん中がお留守です。白くカビのように見えるのは恐らくオルトランです。4号程度のすでに根茎補強などして鉢に植えこもうとしていた泰平冠です。このままで十分売り物になります。職人の悪い癖が出ます。これをお留守のところに乗っけようかと考えました。乗っけてみました。ムムやっちまおうできるかなできないかな夢想の巻き方が難しそうです。太い竹串を一本差し込んで固定させます。上部や立ち上がりを夢想で補強しました。植え付け角度を変更し
先ずは仕上がりから。8号化粧鉢です。入手時の様子です。10号鉢です。職人の見立てでは根は全く腐っていると見ました。鉢から抜きました。根は全く腐った状態ではありませんが全く張っていません。なぜか鹿沼土が見えません。ピートモスのような物です。根洗しても落ちません。ピンセットで取ろうとすると根がどんどん取れてしまいます。結果的に根が全く腐っていたのと同じ状況になってしまいました。このまま栽培して新しい根が張ったとしてもこの部分は腐ってしまいます。バラバラになってしまった根茎を
2021年7月3日に改作の様子を掲載した白綾です。以下2021年7月3日の姿です。比較して下さい。すでに嫁入りしています。嫁入り先ではさぞ大切にして頂けると思います。
根茎がぐちょんぐちょんに倒れた花車です。胴吹きをたくさんしていますがこのままではわんぱく小僧のまま生涯を終わってしまいます。昨年から改作したいと思っていましたがなかなか出来ないままでした。他にも幾つか植え替えたり改作したりしています。今が良いわけではありませんが春になりますとこんなわんぱく小僧にかまっている暇がなくなってしまいます。また挿し芽親などきちんと植え替えておかないと良い差し穂が採れません。普通は黒い木綿糸で根茎補強するのですがしばらく嫁に出すことも出来ないと思いますのでタコ糸を使用
紅楊貴妃と言っていた品種です。日光市今市の作出者N氏の了解を得て『かぐや姫』と改名させて頂きました。楊貴妃の色変わりです。N氏に聞き及んでいましたが成長は大変遅いです。特に苗は遅いです。遅いだけでなく弱いです。他の品種と同じように挿し芽苗をポット上げしましたが大半枯れてしまいました。肥料を抑えるべきでした。楊貴妃の様な柄も出すことが出来ると言うことですがそれはやめた方が良いようです。『紅』言ったように赤味の強い紅葉をします。何年か前、一株しかないのに無理を言って譲って頂いた栃木のOさん、元気で
まずは『虹姫』に付きまして。蜀光錦の変りで『丸蜀光』と呼ぶ方が多いと思います。蜀光錦は檜葉で菱形です。葉が丸く傘のようになりますので丸い蜀光錦と言うことで『丸蜀光』と表現されそれが仮銘のように使用されていただけに思います。葉姿が丸くなるだけでなく葉も細くなります。蜀光錦の変りには『清姫』があります。蜀光錦の細葉ですが準固定品種です。仮称『丸蜀光』は魅力的な品種ですので職人は登録品種『清姫』にあやかって『虹姫』と呼称することにしました。『天明冠』と呼んだ茨城のご老体(お世話になっております)もお
2ヶ月位前に入手した金麒麟です。痩せ細っているという程ではありませんが職人的にはこのまま栽培する気にはなれません。このままでも入手希望の方はおられると思いますがこのままお譲りする気にもなれません。こんなものを用意しました。と言いますかこれらがなかったために2ヶ月も放置する羽目になっていたわけです。くっつけ素材です。根茎はすでに補強してあります。本来はこの状態で一作しておくのが良いのですが直ぐに使います。まずすべての根茎を夢想で補強しました。開けてびっくりもしません。腐っていた
最近入手した白綾です。かなりの大物で11号です。高さは38cm。古葉を整理して根茎の瘤を除去していますので入手時より数段よく見えます。遠目には傾きさえ直して植え替えれば問題ないという方がほとんどです。また職人の知り合いのベテランなら2~3年も預ければ見事な状態に仕上げるでしょう。見た目だけ、葉姿だけですが。根本は今と大差ありません。職人の改作の意義は形を作ると言うだけでなく若返らせると言うことです。根と根茎、これが一番重要です。本日久々に雨も上がりまして曇り空。少しずつ間を見て改作し