2018年はカール・フィリップ・エマニュエル・バッハの没後230年という事で、彼の作品の多くが録音され世に出ました。特に、フールトや鍵盤曲、シンフォニアといった器楽曲だけでなく、宗教的合唱曲の作品に陽があたった格好です。そんな作品の中から傑作と言われているのが、カンタータ「イエスの復活と昇天」です。聖書由来で本来なら、オラトリオと呼ぶべき作品ながら、作曲者本人がカンタータであると言っていたそう。どうしても比較してしまうのが、偉大なる父ヨハン・セバスチャン・バッハの受難曲。父たる大バッハの受難曲が