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8月に読んだ本です。軽い感想。★19号室マルク・ラーベ『17の鍵』に続く2冊目。(全4巻のシリーズもの)真実が明るみになったこともあるが、新たな謎も。3冊目が早く読みたいが、まだ翻訳出版されていない。★あの夏が教えてくれたアレン・エスケンス『たとえ天が堕ちようとも』の主人公の一人、ボーディが15歳で経験した事件をきっかけに成長していく物語。元弁護士で大学教授のボーディと15歳のボーディが始めは全く結びつかないが、読み進めるにしたがってある人物との関わりが彼を徐々に変えて
7月に読んだ本。軽い感想。ネタバレあり。★総統の子ら皆川博子『同士少女よ敵を撃て』『戦場のアリス』はドイツが敵だったがこの本は、連合国、パルチザン、赤軍が敵になる。SS(ナチ親衛隊)になった2人が主人公。当たり前だけど彼らにも家族がいて、感情がある。第一次世界大戦後のドイツがおかれた状況、ナチスが台頭しベルサイユ条約を破棄。大戦へと突入しアメリカが参戦し不利になる戦況。戦後の勝者による敗者への裁きと、市民からの厳しい眼差し。印象に残ったのは、ドイツに侵略
<今日の表紙>咲き出したキンシバイJR大曽根駅から地下鉄に行くエスカレーター横の花壇のキンシバイが咲き出しています。アレン・エスケンス著「過ちの雨が止む」を読み終えました。「償いの雪が降る」の続編です。3年前の8月に読んでの再読です。70歳代になって読んでの再読ですのでほとんど憶えていませんでした。「償いの雪が降る」を読んだあとにあたたかさが残っていい気持ちになりましたので続編も読んで見たくなったことが今回の再読にもつながっています。殺人事件を解決するジョーが主役ですが
<今日の表紙>アサヒビールが新発売したザ・ビタリスト苦いことが売りでスーパードライのキレがあるというのが売りですが、初めて飲んで感じたことはエビスビールに少し似ていますが苦さのあとに甘みも感じました。僕はやっぱりスーパードライのほうが好きです。先日、アレン・エスケンス著「あの夏が教えてくれた」を読み終わりました。高校生1年生の時のボーディ・サンデンの物語りです。ボーディ・サンデンはアレン・エスケンスのデビュー作「償いの雪が降る」の中でえん罪支援の弁護士で大学教授として登場し
実家から戻ってきて、ちょっと喉に違和感があるなと思っていたら。体温は37.4度で微熱、鼻水と咳が出て、風邪を引いてしまったようです。昨日はジムから帰ってきて、午後は大人しく読書をして過ごしました。アレン・エスケンスの「あの夏が教えてくれた」を一気に読みました。1976年アメリカの田舎ミズーリ州が舞台、主人公は15歳の少年です。貧しい白人母子の向かいの空き家に引っ越してきたのは、成功した黒人の一家。同い年の少年同士は親友になり、母親同士も親しく付き合うようになります。2人の少年がお泊ま
アレン・エスケンス氏のミステリ小説の和文タイトルがすごいです。①Thelifewebury→償いの雪が降る②Theshadowwehide→過ちの雨が止む③Theheavenmayfall→たとえ天が墜ちようとも①と②はシリーズで、主役の登場人物は同じ。一見平凡そうな真面目な青年が、その正義感から事件の解決までの道を突っ走るミステリです。①は英語のタイトルを直訳したら「葬られた人生」くらいでしょうか。殺人で有罪となり、末期のがんでターミナルケア施設にいる男性の無
『たとえ天が墜ちようとも』アレン・エスケンス著創元推理文庫この絆が断ち切られても、彼らは陪審裁判を戦い抜く。刑事と弁護士、親友同士の正義が衝突する!『償いの雪が降る』の著者の鮮烈な法廷ミステリ【内容(「BOOK」データベースより)】高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫の刑事弁護士プルイットに疑いをかける。プルイットは元弁護士で大学教授のボーディに潔白を証明してくれと依頼した。ボーディは引き受けるが、それは命の恩人である親友のマックスと敵対すること
実は私は、人種問題だの差別問題だのを扱った小説は、読まない。楽しくないのだもの。「差別はいけないことだと思いました」「2度とあってはならないことだと思いました」そんなギフンにかられないとならない感じ、とりあえずそう言っておけばよい感じが、とにかくイヤなのだ。こちとら、いい加減、学校で読まされたのだ。とうにいっぱいいっぱいだ。もう読みたくない。なのだけれども、これは面白かった。あの夏が教えてくれた(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)面
出版順に全作品を並べた。どれから読んでもかまわない。『償いの雪が降る』の後に『過ちの雨が止む』を読むことはお勧めする。『償いの雪が降る』償いの雪が降るジョー・タルバートシリーズ(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}『過ちの雨が止む』過ちの雨が止むジョー・タルバートシリーズ(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)Amazon(アマゾン)で詳細
『過ちの雨が止む』アレン・エスケンス著創元推理文庫この夏、ある男の死が、僕を本当の大人に変えた自分と同じ名前の男の不審死を通して青年は家族の秘密に向き合う3冠受賞の『償いの雪が降る』待望の続編!【内容(「BOOK」データベースより)】大学を卒業し、AP通信社の記者になったジョーは、ある日、自分と同姓同名の男の不審死を知らされる。死んだ男は、名前が同じだとしか知らない実父なのかもしれない――。凶行の疑いがあるというその事件に興味を抱いて、ジョーは現場の田舎町へ向かう。
『償いの雪が降る』アレン・エスケンス著創元推理文庫エスケンスのデビュー作で、<ジョー・タルバート>シリーズ1作目となっています。2作目の『過ちの雨が止む』も2022/4/28に邦訳刊行されています。【内容(「BOOK」データベースより)】授業で身近な年長者の伝記を書くことになった大学生のジョーは、訪れた介護施設で、末期がん患者のカールを紹介される。カールは三十数年前に少女暴行殺人で有罪となった男で、仮釈放され施設で最後の時を過ごしていた。カールは臨終の供述をしたいとイン
庭で育てたミニトマト10房ほどできて元が取れたと喜んでいます今さらですが6月の読書修理に出していたパソコンが今日もどってきたのでまたフリーズしないうちにささっと投稿します過ちの雨が止むアレン・エスケンス「償いの雪が降る」の続編。学生だった主人公ジョーが新聞記者となり、一度も会ったことのない父親の死をきっかけに恐ろしい事件に巻き込まれていきます。無鉄砲さ、脇の甘さにハラハラさせられましたが、その無鉄砲な行動力と推理力で事件は意外な着
アメリカのミステリー作家アレン・エスケンスのデヴュー作。大学一年生のジョーを主人公に据え、冒険小説や恋愛小説の味付けも鮮やかな本格ミステリーです。母子家庭で育ったジョーは実家を出てミネソタ大学に進学。授業で身近な年長者の伝記を書くこととなった。迷ったすえにジョーは介護施設を訪問。―――そこで末期がん患者のカールを紹介される。カールは三十数年前に少女暴行殺人で無期懲役となった男。現在は仮釈放され施設で最後の時を過ごしていた・・・。カールはジョーの申し出を受け入れ彼に臨終
最近はミステリーを読むなら北欧の作家が続いていました。主に『ガラスの鍵賞』の受賞作品で、どれも重厚な人間ドラマで読み応えがあります。珍しく今回は、アメリカン・ミステリーを読みました。これが大当たり!苦学生のジョーは、授業で身近な年長者の伝記を書くことになる。が、複雑な家庭に育ったジョーには祖父母も父もいないため、介護施設を訪れる。そこで末期がん患者のカールを紹介される。カールは三十数年前に、少女暴行事件で有罪となった男で、病気のため仮釈放され、施設で
「償いの雪が降る」でジョーとライラに力を貸してくれたマックス・ルバート刑事とボーデン・サンデン教授今回ある殺人事件でこの二人は敵となることにそれはマックスの妻の命日に起きた殺人事件マックスの妻のジェニはひき逃げ事故で死んだひき逃げした犯人はつかまらないままマックスは妻が被害者ゆえに事件の捜査はできなかった殺された女性はマックスの亡き妻と同じ赤毛浮かんだ容疑者は殺された女性の夫ベンジャミン・リー・ブルイット職業は弁護士ある事件ででっちあげの証
たとえ天が墜ちようとも(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)1,080円刑事のマックスは高級住宅街で殺害された女性の被害者の夫で、マックスとは因縁ある弁護士プルイットに疑いをかける。そのプルイットは、かつて弁護士としてともに働いたボーディに弁護を依頼し、ボーディは引き受ける。親友であるマックスとボーディは、敵対する立場となって陪審裁判に挑む事になるのだが。刑事のマックスから弁護士ボーディに法廷で向けられる怒りの場面で物語は幕を開けます。友人であった筈
この物語は、いっそ秋の夜長に読むべきだ。冒頭から切々と胸に沁む。涙流るる一夜になるだろう。たとえ天が墜ちようとも(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)1,298円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る主人公は二人。マックス・ルパート、ミネアポリス市警刑事。ボーディ・サンデン、ロースクール教授にして弁護士。親友同士である彼らが、ひとつの事件に、真っ向から挑むのである。事件のはじめから、マックスは追い込まれている。その様にと
償いの雪が降る(創元推理文庫)1,298円Amazon大学生のジョーは、授業で身の回りの誰かの伝記を書くことになった。適当な身内がいないため訪れた介護施設で、末期がん患者のカールを紹介される。カールは30年前に少女暴行殺人で有罪となった男で、仮出所し施設で最後の時を過ごしていた。カールは「臨終の供述」をしたいとジョーのインタビューに応じる。話を聞くうちにジョーは事件に疑問を抱き、真相を探り始めるが……。バリー賞など三冠獲得、衝撃のデビュー・ミステリ!(amazonより)うーん、す
償いの雪が降る(創元推理文庫)21歳の苦学生ジョー・タルバートは課題で出された伝記執筆の題材に、癌で余命わずかとなった殺人者を選ぶことになりました。元々彼を知っていたわけでもなく、尋ねた老人ホームでたまたまカール・アイヴァソンを紹介されました。30年前に14歳の少女を殺して有罪になった男。軽い気持ちで始めたインタビューが、やがてカールやジョーの運命を大きく変えていく始まりになったのです。帯にこう書いてあります。余命わずかな殺人者に、僕は雪を見せたかった。カールの余命は数か月。彼
償いの雪が降る(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)1,100円大学生のジョーは課題で身の回りの誰かの伝記を書かなければならないが、適当な身内がいないため介護施設にいる老人カールを紹介される。その老人カールは30年前に少女暴行殺害をして逮捕されるも、末期癌により余命幾ばくもないため出所し、介護施設で最後の刻を迎えようとしていた。大学の課題をこなす為に30年前に少女をレイプし殺害した罪で投獄されるも癌によって死期が迫り釈放されている老人カールのインタビューを行