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ローウェン(Loewen)やマーヴィン(Marvin)などのケースメントサッシには、オペレーターと呼ばれる開閉金物が取付けられています。クランクハンドルをクルクル回すと、建具(障子)が横方向に開いていくのですが、そのクランクハンドルはオペレーターの回転軸に差し込む形で装着されます。写真がそのオペレーターの一つですが、窓の開き勝手によってオペレーターにも左右の向きが存在します。因みに、写真のものは外から見て右吊元用になります。長年ケースメントサッシをお使いになっているお客様の中には
神奈川県のお客様から輸入サッシの網戸を固定するピンを交換したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)製。古いおうちだそうで、全ての窓の網戸に付いているスクリーンピンのツマミ部分が劣化しており、その大部分に欠損が見られるということで全てのピンを交換しておきたいとのことでした。お送り頂いた写真を見ると、ツマミだけでなくシャフト部分も透明なプラスチックで出来ているようです。現在、プラスチックのシャフトのものは手に入りませんが、アルミのシャフトのものは供給可
埼玉県のお客様から以前ケースメントサッシのクランクハンドルをご購入頂いたのですが、最近またケースメントのオペレーターを交換したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、ローウェン(Loewen)製のアルミクラッド木製サッシ。木製のサッシ枠に固定されているオペレーターから、回転軸が抜けてハンドルと一緒に抜けてきているのが分かります。本来回転軸はオペレーターの一部であって、ハンドルはそこに差し込んであるだけという形です。勿論、ハンドルを操作している時に外れてはいけませんから、小さなビ
岐阜県のお客様からお預かりした輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)が、建具屋さんから戻ってきましたので、木部塗装を行いました。輸入窓は、マーヴィン(Marvin)製のセーフ-Tスライディング・パティオドアという随分前の廃番製品です。マーヴィンが日本から撤退する数年前には、ドア自体の製造だけでなく交換部材の供給も全てなくなってしまった掃出しサッシでしたから、私共が自力更生で直す以外方法はありません。こちらのドアは、空き巣にバールのようなものでこじられたのか、ハンド
昨日もペラウィンドウ(Pella)のメンテナンス工事を行ってきましたが、ペラが日本国内でのサービスを終了する旨案内がありました。交換部材の注文は2025年11月21日までで、それ以降はメーカーから修理部材が手に入らなくなります。数年前にマーヴィン(Marvin)が日本から撤退してしまいましたが、とうとうペラも同じ状況になってしまうと思います。私たちホームメイドは、ペラが撤退した後もアメリカの部品メーカーから手に入るものは調達を続けるつもりですが、窓メーカーからしか手に入らない建
豊橋のお客様からご依頼を頂いたベイウィンドウ(台形出窓)の建具交換。輸入サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッド木製サッシ。写真は、ベイウィンドウの中央に設置する1.2mx1.1mの大きなFIX(ハメ殺し)建具の木部をティンバーケアで防水塗装している様子です。勿論、屋外側のガラスの周囲も防水処理を施すのですが、ひっくり返すだけでも2人掛かりでないと作業が出来ません。これだけ大きくて重い建具になると、私共が作業車として使っているバネットバンでもギリギリ積めるくらい
月末くらいに豊橋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ベイウィンドウの全ての建具(障子)を交換してきます。輸入サッシは、ペラウィンドウ(Pella)社製のアルミクラッド木製サッシ。昔輸入住宅ブームの際に流行ったベイウィンドウとは、台形の形で張り出した出窓のことを言います。両サイドに横開き窓のケースメントサッシが付いていて、中央には大きなペアガラスのハメ殺し(FIX)窓が入った三面鏡のようなデザインをしています。(たまに両サイドがケースメントではなく、上げ下げ窓の場合もあります)それを
静岡県のお客様から5連のボウウィンドウの窓の木が腐ったとのご相談を頂きました。輸入サッシは、ハード(Hurd)社製のアルミクラッド木製サッシ。横に開く竪辷り窓で、ケースメントと呼ばれる窓の建具(障子)の下枠の木が雨漏れで腐ってしまったようです。写真が窓を開けた様子ですが、ケースメントサッシのオペレーターアームが走るガイドレールが完全に下枠から外れています。腐った黒い木くずも至る所に散乱していて、手も付けられない状態なのかも知れません。交換用の建具自体はメーカーに新しいものを作っ
名古屋市の輸入住宅にお邪魔して、サッシやドアの様々なメンテナンスをしてきました。輸入サッシはメーカー不明ですが、形状からするとクレストライン(Crestline)社製のアルミクラッド木製サッシではないかと推察されます。写真は、バランサーのバネが外れて窓の開閉が出来なくなったダブルハングの側枠(サイドジャム)です。樹脂で出来た部分の溝の中にバランサーのバネが入っていて、その力で重い建具(障子)を開閉させるのですが、両サイドのバネのうち片方が外れてしまい、うまく窓を開けることが出来ま
大阪府のお客様からスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のハンドルに不具合があるので、交換したいとの問い合わせを頂きました。輸入サッシは、ローウェン(Loewen)社製のアルミクラッド木製サッシ。緑色の焼き付け塗装がされた高級感のある掃出しサッシですが、屋外側のハンドルのビスがなくなって、穴が明いた状態になっています。通常、屋外側のハンドルは、侵入者が外せないようにメクラビスで固定されています。つまり、室内側からプラスドライバーでビスを外さないと、外側からはハンドルが外せな
東京のお客様から、輸入のオーニングサッシ(窓の下側が外に開いていく窓)の開閉金物を調達して欲しいとの問い合わせを頂きました。輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド木製サッシ。写真からすると、幅も広く非常に大きな窓であることが推察されます。ですから、開閉金物のアーム・オペレーターも大型のものが使われている感じがします。マーヴィンは国内市場から撤退してしまいましたから、窓メーカーから直接交換部材を調達することは出来ませんが、汎用部材なので海外の部品メーカーから購
神奈川県のお客様から、輸入のダブルハングサッシのガラスが割れたので直したいというご相談を頂きました。輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッド木製サッシ。写真が建具(障子)の割れたガラスの様子ですが、下窓建具のペアガラスにヒビが入っています。写真だけでは原因がバードストライクなのか、熱割れなのかは判別出来ませんが、取り敢えずペアガラスのもう1枚のガラスは無事のようですから、雨風が部屋に入る心配はなさそうです。こういうケースではペラの場合は、建具を新しいものに交換して
今日は、ローウェン(Loewen)製のケースメントサッシに使われているロック金物の新旧比較をしたいと思います。古いロック金物は、受け金具を引っ掛けて鍵を掛ける為の樹脂パーツが欠けてしまい、ロックが出来なくなるという不具合が発生します。こうしたトラブルは、新築から15年以上経ったおうちで頻繁に発生するのですが、樹脂が劣化することに加え、鍵の掛かりが悪くそれを無理矢理ロックレバーを下げて鍵を掛けることで破損します。こういう場合、可動する建具(障子)の建て起こしを調節したり、建具のすべ
今日、岐阜県のお客様の輸入住宅に伺って、修復した輸入サッシの建具を取付けしてきました。輸入窓は、ローウェン(Loewen)のアルミクラッド木製サッシ。ケースメントサッシの建具の下枠が腐ってしまい、それを修復した後屋外側の雨漏れ対策を施して、室内側の木部も防水塗装を行い、いよいよ取付けする段階になりました。写真が窓枠に取付けした様子ですが、何事もなかったかのようにきれいに建具が装着されています。建具の下枠は、全く新しい木で加工したんですが、両サイドの側枠や上枠と見比べても全く違和
千葉県のお客様から、輸入サッシの腐った建具を修理したいというご相談を頂きました。輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製ダブルハングサッシ。写真がその不具合の様子ですが、お客様が手に持っていらっしゃるのが腐って外れた木製建具の下枠です。写真では表面的には何も問題はなさそうですが、裏返しにすると木はボロボロだと思います。それは、その下枠が付いていた場所の状況を見れば分かります。10年以上前から雨漏りをしていたのでしょう。ペアガラスが完全に露出した状態になっていま
愛知県のお客様の築30年近い輸入住宅で、窓周辺の補修と防水処理のメンテナンスを行ってきました。輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシ。弓なりの形をしたボウウィンドウと呼ばれる4枚ケースメントサッシですが、ボウウィンドウが張り出している場所で外壁材のコンクリート・サイディングが塗装と共に薄っすら剥離しました。こういうトラブルの場合、中から外の方に水がじわじわ染みてきて、その水がどうにか外に出ようとしてサイディング表面と塗装を剥がしたということだと考えられます
昨日のブログ記事に引き続き、岐阜県のお客様からお預かりした輸入サッシの建具修理について書かせて頂きます。輸入窓は、ローウェン(Loewen)製アルミクラッド木製サッシのケースメント。昨日はアルミの外装側を防水処理した様子をお伝えしましたが、今日は室内側の木部を塗装した様子をお見せします。木部は木目が薄っすら透き通ったようなグレーのフロストカラーで塗装をされていましたので、加工して新しくした白木の部分を如何に古い木部と馴染ませるように塗装するかが課題でした。勿論、防水塗装にしないと
岐阜県のお客様の輸入住宅から修復の為預かってきたケースメントサッシの建具修理も佳境に入って参りました。輸入窓は、ローウェン(Loewen)のアルミクラッド木製サッシ。写真は、修理の為に外してあった既存のペアガラスを、修復を終えた建具に再装着した様子です。ガラスの脱着には、室内側の木製押縁材(ガラス押え)を外さないと出来ませんが、ガラスを割らないように、そして木の細い押縁材を折らないように、作業を進めないといけないので、緊張と慎重が要求されます。その作業をうまくクリアした後、今度は
岐阜県のお客様の輸入サッシの修理をしています。サッシの建具が2枚ありますが、こちらはどちらもローウェン(Loewen)のケースメントサッシのものです。建具の外装のアルミカバーの隙間から雨が入り込んで、建具の木枠が中から腐ってしまいました。通常であれば、ローウェンの建具は修理するのではなく、新しいものに交換するというのが常道ですが、ローウェンは日本から撤退し販売代理店も国内にはありませんから、新しい建具を製作してもらう道はありません。そこで、私たちは建具の腐った木枠を部分的に加工・
名古屋市のお客様の輸入住宅で、修復した窓の建具を取付けてきました。輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製ボウウィンドウ。ボウウィンドウの4枚ある建具のうちの1枚について、下枠の木が雨漏れで腐ってしまった為修復・メンテナンスしました。以前のブログ記事を見て頂くと分かりますが、建具下に取り付けられたウィンドウヒンジが脱落し、オペレーターのトラックレールも外れ掛かっているといった状態でした。また、建具を分解している途中で、ガラスの端に欠けのようなものを見付けましたので
京都府のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ダブルハングサッシのバランサーを交換してきました。輸入窓は、マーヴィン(Marvin)の比較的新しいアルティメット(Ultimate)というシリーズのアルミクラッド木製サッシ(CUDH)です。写真はサッシから外してきた古いバランサーですが、上窓の両サイドに2本、下窓の両サイドに2本、合計4本のバランサーが1つのサッシに装着されています。90年代の輸入住宅ブームの時の古いダブルハングとは、バランサーの形状が若干違いますから、新旧で互換性はありませ
岐阜県のお客様の輸入住宅で、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の交換メンテナンスを行いました。輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)製プロライン・シリーズのアルミクラッド木製サッシ。可動側ドアの下端の木枠が腐ってきていて、ドアの開閉もしづらくなってきたということで、交換することになりました。また、ドアが開いた際に、ドア枠にドアが直接ぶつかることがないようにバンパーと呼ばれるゴムの戸当たりが付いているのですが、こちらも劣化して千切れてきているようなので、一緒に交換するよう
埼玉県のお客様から、輸入の上げ下げ窓の部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入サッシは、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製ダブルハング。写真は、その上げ下げ窓の室内側ですが、中央に付いているクレセント(ロック金物)が破損してしまったとのこと。形状的には汎用のロック金物と同じなんですが、ペラのロゴが入っていたり、色がシャンパン色で独特だったりして、全く同じものはペラ以外からは調達出来ません。そこでメーカーに供給可能かどうかを確認して、シャンパン色のものなら調達出来
東京都のお客様から、輸入サッシのクレセント部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓のメーカー名は不明ですが、クレセント・ロックの形状からするとマーヴィン(Marvin)のダブルハングサッシのような気もします。ただ、最近は全く同じものが製造されなくなっている感じで、取付け寸法が同じ互換品が作られています。ちゃんと既存のサッシに納まりよく取付け出来ますから、特に問題となることもないのですが、ちょっと気になるところです。こちらのロック金物は鉄の鋳物で出来ていますが、上下の建具の噛み
名古屋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシのメンテナンス・修理を行いました。輸入窓は、キャラドン(Caradon)のアルミクラッド木製サッシ。今日は、十ヶ所程度のサッシを修理してきましたが、写真は浴室に設置されていたケースメントサッシです。通常、木製サッシを湿気や湯水に曝される場所に付けることはありませんが、輸入住宅ブームの時に建てられたおうちでは、こういう間違った施工をしているケースが多く見受けられました。建具(障子)も窓枠も全て内側は木で出来ていますから、腐ってきて当
静岡県のお客様から輸入サッシの木製建具が腐ったので、対処したいというご相談を頂きました。輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシ。写真のダブルハングの以外にもケースメントサッシも木部が腐っているというお話でした。下窓(ボトムサッシュ)だけでなく、上窓(アッパーサッシュ)の下枠からそれに繋がる側枠の下部にも相当の黒ずみが見受けられます。お客様曰く、新築当初はCDHという品番のサッシの建具だったということですが、途中雨漏りで腐ってしまったので、CUDHと呼ばれる
愛知県のお客様からお預かりしたケースメントサッシの建具(障子)が、木部の修理が終わり建具屋さんから戻ってきました。この建具は、アルミクラッド木製サッシのマーヴィン(Marvin)製ボウウィンドウの1枚です。戻ってきたばかりで、直した部分の木は無塗装ですが、デザイン・形状もしっかり直ってきています。アルミクラッドの建具は木を補修するだけではなく、外側のアルミカバーと木をガッチリ結合させなければなりませんから、修理には技術が必要です。まだペアガラスは建具に挿入されていませんが、木部専
東京都のお客様から、2階の木製サッシが腐ってしまったので修理をしたいというご相談を頂きました。輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシのボウウィンドウ。写真は、不具合がある一番左のケースメント(竪辷り窓)ですが、建具(障子)の下枠が黒く汚れているのが分かります。これは掃除不足ということもありますが、建具の中から溢れてきた雨水に室内のホコリが付着して汚れてしまったということと、木の腐りが木枠の表面にまで表れてきたということが原因です。一見木枠が汚れているだけの
愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、突然ヒビが入ったペアガラスの交換をしてきました。輸入窓は、シエラパシフィック(SierraPacific)のアルミクラッド木製サッシ。写真は、ガラスに不具合のあるダブルハングの上窓建具(アッパーサッシュ)を窓から外して、ペアガラスを外し終えた時の様子です。元々はサミット(Summit)のダブルハングだったのですが、建具が雨漏れで腐った為、窓枠のフレームをそのままに上下の建具だけをシエラパシフィックのものに交換したのですが、交換作業中に僅かなク
先日、岐阜県のお客様のおうちから引き揚げてきたローウェン(Loewen)のケースメントサッシの建具です。これからペアガラスや金物を外して、建具枠だけになった状態で建具屋さんに修復を依頼します。建具の下枠部分の木には大きな穴がいくつか見受けられ、トラックレールの取付けビスも全く利かない状況になっています。写真では穴が明いているというふうに見えますが、実際は木枠の内部がスカスカの空っぽになっていて、指で少し押しただけで枠が崩れてしまう感じです。建具がグレーっぽく見えるのは、すすけて