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19日日曜日の午前0時から、NHKBSプレミアムにて、放映されます。アメリカンニューシネマの代表的な作品です。ピーター・フォンダとデニス・ホッパーがバイクでアメリカ大陸を駆け抜けます。足の長いピーターが素敵です。生きている間に一度は見て頂きたい作品です。
ひとつ前の傷だらけの天使に関する投稿は、家事ヤロウでそのテーマ音楽が引用されていることへの違和感が動機のほかにもう一つキッカケがあります。それは傷天投稿の少し前のこと、パソコンに録りためた音源をランダム再生している時にたまたまかかった「真夜中のカウボーイ」でした。懐かしさより虚を突かれた感じです。日曜映画劇場だったかなんだったか、大昔に一度観ただけなのに強烈な印象記憶となっているのは物語の終わり方が傷だらけの天使の最終回を連想させたのが一つの要因だからです。歴史的事実から順番としては「真夜中
バカリズム、カズレーザー、そして中丸雄一の三氏による「家事ヤロウ」を見ていると頻繁にかかる音楽があって、知らなければ番組のテーマソングとして聞いている人もいるかもしれませんね。今を去ること半世紀近く前に、確か日本テレビ系で放映されていた「傷だらけの天使」のオープニングで使われていた曲でした。小学校のクラスで見ていたのは私ともう一人くらい、少年には教育上問題有りの内容を、よく親が見逃して見させてくれたと、親になってみて痛感するような番組で、全編に虚しさと行くあてのない衝動が漂っていましたね。当
映画タイトルしりとり・・「明日に向かって撃て」(1969)~「天井桟敷の人々」(1945)~「となりのトトロ」(1988)~「ロンゲスト・ヤード」(1974)~「ドラゴンへの道」(1972)~「地下鉄のザジ」(1960)~『ジョーイ』(1977)~『生きる』(1952)~『ルードウィヒ神々の黄昏』(1972)~『レイダース失われたアーク<聖櫃>』(1981)~『暗くなるまで待って』(1967)~『テキサスの五人の仲間』(1966)~『摩天楼はバラ色に』(1986)~『ニッポン無責任時代』(19
原題「BONNIEANDCLYDE」実在の銀行強盗ボニーとクライドによる刹那的な生きざまを描いたアメリカン・ニューシネマの先駆的作品と言える傑作犯罪ロードムービー軽快なBGMも相まって前半は犯罪シーンはあるもののやんちゃな青春の1ページ的な雰囲気で描かれているこれが終盤からの反転ムードをより際立たせているのだから見事だそして、敢えてひと呼吸を入れてから映画史に残る壮絶なラストシーンになだれ込む演出センスには脱帽だ強盗団を演じた主演のウォーレン・ベイティとフェイ
私にとって初めての字幕映画、中学一年生の時に初めて観た洋画、それがアメリカン・ニューシネマの代表作の一つ、1971年に公開された映画『バニシング・ポイント』!淡々と進む場面場面に流れてくるBGMはアメリカン・ロック、そして中学生にはあまりにも衝撃的なラストシーン、さらにエンディングに流れるハスキーボイス/キム・カーンズの歌う「ノーボディー・ノウズ」♫そのすべてに〝なんと言えない〟感覚を覚え、半世紀経った今も鮮明に・・・数十年後、先ず中古のDVDを、次いで新品のBlu-rayを、最後に主人公
このところの当ブログで、『卒業』(1967マイク・ニコルズ監督)のことを取り上げています。僕は今まで『卒業』は4回、鑑賞していて、いちばん近いところでは2019年の6月に「角川シネマ有楽町」にて『小さな恋のメロディ』(1971ワリス・フセイン監督)と、同時期に上映していたので観ました。どうしてこの2本がリバイバル上映に選ばれたのか知りませんが、「メロディ・フェア」と「スカボローフェア」の「フェア」つながりのだから?だとしたら、担当者はなかなかシャレのきく人です。だいたい記憶している映画
ひとつ前の当ブログで、『卒業』(1967マイク・ニコルズ監督)で思い出した「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」という曲のことを取り上げました。歌っていた大塚博堂さんはヒゲにサングラスで、フォーク・シンガー風の風貌でしたが、声が良く、シンガーとしての魅力が際立っていました。たしか、音大で声楽やっていたというプロフィールだったと記憶しています。この「ダスティン・ホフマンにはなれなかったよ」は、『卒業』のラスト・シーンがモチーフの歌詞が印象的ですが、実はここは2番の歌詞で、1番は♪テレビの名画
ひとつ前の当ブログで書いたように、『卒業』(1967マイク・二コルズ監督)といえば、ベンジャミン(ダスティン・ホフマンさん)が結婚式場から花嫁(キャサリン・ロスさん)を奪還するラストシーンが超有名です。当時、青春の渦中にいた方なら忘れられない映画になっていると思います。そんな『卒業』を歌にしたシンガーソングライターがいたのを覚えていますか。大塚博堂さんです。1976年「ダスティン・ホフマンにはなれなかったよ」という曲でデビューしました。今、デビューといいましたが、別の名前で長く活動していた方
5月5日の当ブログで、『イルカの日』(1973マイク・ニコルズ監督)を取り上げました。マイク・ニコルズ監督といえば、当然まず『卒業』(1967マイク・二コルズ監督)が真っ先に浮かびますよね。何と言っても、ダスティン・ホフマンさんが「エレーン!」と叫んで花嫁を奪還するあのラストシーンですが、バスに乗り込んで座席に座ったときの二人のホッとしたような、だけど不安が滲みでる表情が印象的です。初めて観たときから、この表情、自然に出たものか、演技なのか(だとしたら、どういう演出をしたのか)大いに気に
洋画では異例のラストアメリカンニューシネマ。記念すべき1作目?脚本:デヴィッド・ニューマン監督:アーサー・ペン主演:ウォーレン・ベイティ(クライド・バウロ)出演:フェイ・ダナウェイ(ボニー・パーカー):ジーン・ハックマン(バック・バロウ)反体制(反社会)を描き、称賛された記念すべき作品本作「俺たちに明日はない」の原題は「ボニー&クライド」で、映画の中心人物二人の名前。「俺たちに明日はない」と異訳したわけだが、当時としては珍しくなく、タイトルが作品を象徴した和訳と言え
現金強奪に成功した若者3人組と一味を追う警察側のカー・アクションによる追跡劇。-DIRTYMARY,CRAZYLARRY-監督ジョン・ハフ出演ピーター・フォンダ、スーザン・ジョージ、ヴィック・モロー他こちらは1974年制作のアメリカ映画です。(93分)ストークカー・レーサーのラリーは、レース用のカーを手に入れるために、相棒の機械工のディークと共謀して、ある町のスー
ラストが秀逸な洋画紹介週間最終日。「ドリームランド」マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督ハーレークィーン役が大ブレイク中のマーゴット・ロビーの主演。真逆のベクトルの抑えた演技の今作。さてどうでしょうか?物語の舞台は1930年代半ばのテキサス州の田舎町。世界恐慌と度重なる砂嵐でニッチもサッチも行かない農場に暮す17歳の少年が主人公。ある日、納屋に隠れている大怪我を負った女性を見つけます。彼女は地元の銀行を襲撃し、警察から追われている強盗犯の一
反体制主義の悲劇アメリカン・ニューシネマの代表格脚本:デニス・ホッパー/ピーター・ホンダ監督:デニス・ホッパー主演:ピーター・ホンダ(ワイアット)主演:デニス・ホッパー(ビリー)出演:ジャック・ニコルソン(ジョージ)自由を求める若者が旅を続ける物語本作「イージー・ライダー」は反体制を軸としたアメリカン・ニューシネマ初期の代表格と言われている作品。若者二人がコカインで大金を手にし、自由を満喫するためにバイクで旅に出る。二人は暴力を好まないので自ら争いを起こすことは無い
ニューシネマにして西部劇の1969年作品ボクは確か野沢那智さんの声の洋画劇場で高校生くらいの時に見たっきりで、BSPにて初めて字幕で鑑賞しました。ロバート・レッドフォードとキャサリン・ロスが出てるんで邦題が明日に向かって撃て!に似せて付けてあるけれども、夕陽は出て来ないし、このタイトルでイメージする様な爽快感のある映画ではありません。ウィリーボーイはここにいるが原題。このままじゃ日本じゃどうしようもないのはわかるけどね。1909年に起きたアメリカ原住民の逃亡追跡劇を基に作られてるのだけ
旅の途上、機内で出会った、生涯忘れ得ぬ名作達。瞼に蘇る、数々のシーン。心に刻まれた、音楽。今夜、フライトの最後にお届けするのは、サウンドグラフィティシネマ。今宵は1975年公開、アメリカン・ニューシネマの代表作『カッコーの巣の上で』。[『カッコーの巣の上で』]監督は、ミロス・フォアマン。主演は、ジャック・ニコルソン。第48回アカデミー賞では、作品賞、監督賞など主要5部門を受賞。お送りする曲は、ジャック・ニッチェで、『EndingTheme』。【画像出典】Amazon|
『イージー・ライダー』(アメリカ、1969年)を観た。反体制的な若者二人が薬物密売で得た資金で、アメリカの遥かな地を巡るロードムービー。アメリカン・ニューシネマの代表的作品。でっかいハーレーにまたがり、アメリカの広大で牧歌的な大地と馴染むカウンターミュージックが心地よい。アメリカンミュージックを楽しむには打ってつけの作品かも。各地を巡って出会ったり悪さをしたり遊んだりする。ストーリーはあってないようなものだけど、シーンの開放的な雰囲気、若者たちのあけっぴ
先日、休みの日に、氷雨に降られながら鎌倉の鶴岡八幡宮を突っ切って、その少し向こうの源義朝の墓を見に行ってきました。八幡宮まで向かう途中、鎌倉市川喜多映画記念館へぶらりと立ち寄ってみました。川喜多映画記念館この記念館は川喜多長政とその妻かしこの映画に対する業績を記念して、鎌倉市が運営する施設です。行ったときにはアメリカン・ニューシネマの特集期間でした。懐かしい映画のポスターが数々展示されていました。デニス・ホッパーの『ラスト・ムービー(1971
大恐慌時代のアメリカで、犯罪を繰り返しながら逃げまくった二人の実在の男女がいた。ボニー・パーカーとクライド・バロウ。当時、大恐慌のどん底にあったアメリカで、好き勝手やりながら、なかなか警察に捕まらないこの二人は世間からアンチヒーローとして持ち上げられた。そんな二人の逃走劇を、アーサー・ペン監督が、絶妙なタッチで描く。無駄な説明がない冒頭がまず良い。部屋にいる一人の女が、日々の生活に満足していない雰囲気を醸し出している。ふと窓から外を除く・・すると、自分の家の車を盗もうとしている男。
アクション洋画紹介週間二日目。「クイーン&スリム」メリーナ・マツカース監督アクション映画として括るには忍びない程ちゃんとし脚本の映画。でも入れさせてね。主人公は犯罪者の弁護を専門にする女性弁護士。。ある日、彼女の弁護も虚しく、依頼人が死刑判決を受けてい、気分転換を図るために、SNSで知り合った男とデートすることに。しかしその帰路にウィンカーを出し忘れたため、警官に車を止めるよう求められます。その警官は黒人に対して偏見があり、余りにも横暴な態
ピーター・ボグダノヴィッチ監督が亡くなった。多作ではなかったが、郷愁を感じさせる名作を残した。「ラスト・ショー」と「ペーパー・ムーン」は自分にとっても大切な映画だ。映画館への愛が伝わる青春映画「ラスト・ショー」。詐欺師の男と少女を描いたロード・ムービー「ペーパー・ムーン」。どちらも1970年代の作品だが、自分は2014年の「マイ・ファニー・レディ」も映画館に観に行った。そこにボグダノヴィッチの名前を見つけたからだ。2000年代はほとんど撮っていない。それが遺作となった。ピーター
ピーター・ボグダノヴィッチが亡くなった代表作は、一般的にはPaperMooon。だが、個人的には断然TheLastPictureShow(邦題「ラストショー」)だ。すべてが瑞々しく、すべてが物悲しいどのキャストの演技も素晴らしく、モノクロームの造り出す陰翳がクロリス・リーチマンをはじめ個々の役者の表現力に深みを与えている。ただ、映画館を出て脳裏に強烈に焼き付くのは、色褪せていく町に絶えず吹きつける砂埃を掃き続ける知的障害を持つ少年(ビリー/サム・ボトム
一か月ぶりにブログを書く。諸事情があって、執筆できなかった。私は、量が少ない記事を頻繁に書くタイプではない。回数は少ないが、量が多い記事を書く方である。考えていることや言いたいことをまとめて書くからである。さて、今回はアメリカ映画の思い出である。本数から言えば、アメリカ映画が一番多く見た。ただし、その実は玉石混交である。前の記事で語ったが、私が取り上げるのは、心に残った映画すなわち我が人生に小さな足跡を残してくれた映画である。これらを制作した監督、俳優、関係者には感謝している。19
「兄さんには終わったことでも、俺はまだ終わっていない」主人公はアベベ選手に憧れるマラソンが日課の大学生。走ることで現実から逃げる日々。赤狩りの容疑をかけられた父を「無実だ」と信じて疑わない。兄はそんな弟に複雑な想いを抱く。(父さんが自殺に使った拳銃なんて、捨てろよ。持っていたって何になる?)しかし陰謀に巻き込まれた弟は、父の銃で過去に決着をつけることになる。「マラソンマン」ジョン・シュレンジャー監督1976年ダスティン・ホフマンロイ・シャイダーローレンス・オリヴィ
1969年メトロ・ゴールドウィン・メイヤー007でアメリカンニューシネマをやりたかったのかなと思いました。アート的でノスタルジックだけど、最期は救いのないラスト。アメリカンニューシネマは日本人にはあまり受けない、スッキリしない作品が多いと思います。エリオット・グルード主演のロング・グッドバイも初見の印象は、あまりにも唐突な終わり。という印象でしたから。さて、なぜ、これを今話すかと言うと、あれ。を見てしまったからなのですが、その話はまた後ほど。追記一つ言えるのは、愛は美しいも
みなさんこんにちは!!今日は映画のシーンをオマージュしたモデルカットをご紹介!!先ずはロバート・デ・ニーロ映画『TAXIDRIVER』からモデル着用アイテムTAXIDRIVER™M-65COAT,MAN'S,FIELDW/HOODモデル着用アイテムTAXIDRIVER™WINTERCOMBATJACKET"TANKERS"TOYSMcCOYOVERALLSforRIDERSDENIMLOT001Z続いてス
日曜日の午後、高級住宅地に水泳パンツひとつの姿で現れた会社重役ネッド。彼は近隣のプールを順々に泳ぎながら我が家へ帰りつこうとする。だが、彼が出会う人々の態度は次第に奇異なものとなり、ネッド自身も人生への疑問を抱くようになる、、。-THESWIMMER-監督フランク・ペリー原作ジョン・チーバー出演バート・ランカスター、ジャネット・ランドガード、ジャニス・ルール他こちらは1968年制作のアメリカ映画です(94
【85点】1969年。監督:ジョン・シュレシンジャー第42回アカデミー賞作品賞受賞作品。見逃していました。確信犯です。アメリカン・ニューシネマの傑作です。避けていました。なぜ、今まで観なかったのか?若い頃に、この映画を観るのが、怖かったのです。(*_*)で、?この二人……汚くて、馬鹿で、頭悪くて、みすぼらしくて、クズだけど……心が震えました。男の性的魅力で富と名声を手に入れようと、テキサスからニューヨークに出てきた青年・ジョー(ジョン・ヴォイト)。カウボーイスタイルに身を固