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こんにちは、りかです。私のYouTube朗読チャンネルで、先日投稿した朗読動画「父八雲を語る」が……10万回再生を突破しました!「まさかの大ヒット」が起きましたしかも今、11万回に届きそうな勢いです。最初に気づいたのが6万回くらいの時。正直、私は一瞬こう思いました。「……まさか、炎上??(ビクビク)」怖々コメント欄を開いたら、そこにはあたたかい言葉や高評価がたくさんで……。ホッとして、そして、じわーっと嬉しくなりました。▼10万回再生さ
こんにちは、りかです。YouTubeに「ストーブの中の人間模様」ショート動画をアップしました。▶ショート動画はこちらこの作品は、出雲市在住の作家・吉川潔さんのエッセイです。出雲から放言私論Amazon(アマゾン)普段、私が朗読しているのは、著作権の切れた作品――つまり、作者が亡くなって50年、70年以上経った文学作品ばかり。いわゆる文豪と呼ばれる方たちで、文字どおり“雲の上の存在”です。だから正直なところ、「こ
今日はYouTube更新のお知らせです😊新作朗読として、こちらの作品を公開しました。吉川潔『出雲から放言私論』より「ストーブの中の人間模様」🔥今回の朗読作品についてこのエッセイは、出雲市在住の吉川潔さんが、日々の暮らしの中で感じたことを飾らずに綴った温かな一編。薪ストーブの炎を眺めながら、ふと「人間模様」に思いをめぐらす――そんな冬らしい味わいのあるお話です。出雲の空気感そのままに、静かで優しい時間が流れる作品。朗読しながら、私自身もほっと心がほどけるよ
今日アップしたショート動画は、新美南吉「蟹のしょうばい」を1分で楽しめる朗読バージョンです。このお話、すごくユニークで——・蟹が床屋を始める・ところが、まったくお客さんが来ない・そこで“外まわり営業”に出かけていくという、ちょっとコミカルな展開なんです。ショートでは物語の前半のテンポのよさが伝わるようにまとめました。本編はこちら朗読表現を学びたい方へ、こんな場もご用意しています👇🎧作品考察をじっくり読みたい方へ
こんにちは、りかです。今回の朗読作品は、新美南吉「蟹のしょうばい」。蟹が自分の“はさみ”を仕事道具にして奮闘する、かわいくてユーモラスな童話です。海べの静けさや、たぬきとの掛け合い、南吉らしいちょっと切ない空気など、短い作品ながら読みどころがぎゅっと詰まっています。朗読と一緒に、物語の世界をふわっと味わっていただけたら嬉しいです。朗読表現を学びたい方へ、こんな場もご用意しています👇🎧作品考察をじっくり読みたい方へ▶note記事はこちらh
こんにちは、りかです。YouTubeにショート動画をアップしました🎥✨今回は、宮沢賢治「ざしき童子のはなし」から印象的なワンシーンを切り取った短い朗読です。世界観に合わせて、岩手山のふもとの小さな村をイメージした水彩イラストでまとめてみました。“賢治らしい静けさ”が伝わったら嬉しいです☺️本編はこちらnote記事はこちら【朗読】宮沢賢治「ざしき童子のはなし」~朗読者の「読書ノート」的な味わい方|ことばの景色を読むひと📖はじめに昼下
こんにちは、りかです。今回のYouTube朗読作品は宮沢賢治「ざしき童子のはなし」です。岩手の風景をイメージした水彩イラストとともに、やさしく不思議な賢治の世界を朗読しています。10分以内で聴ける作品なので、すきま時間にぜひどうぞ。🎙朗読って、奥が深くて楽しいですよね。私も日々、作品を読みながらたくさんの発見があります😊もっと作品を深く読みたい方、朗読表現を学びたい方へ、こんな場もご用意しています👇🎧作品考察をじっくり読みたい方へ
鈴木三重吉が、イギリス・ウェールズ地方に伝わる伝説をもとに書いた童話――「湖水の女」を朗読しました。静かな湖のほとりで、髪をすく美しい女性と出会う青年ギン。その出会いは夢のように神秘的で、どこか儚く、そして少し切ない物語です。掟と愛のあいだで揺れるふたりの心。やさしさの奥にある「自然の理(ことわり)」が静かに描かれています。水の音のように、言葉がすっと耳に届く作品。ぜひ、夜の静かな時間に聴いてみてください。原作モチーフはウェールズ民話「Llyn
こんにちは、りかです🌿今日はショート動画のご案内です。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「停車場にて」は、そのワンシーンを、1分のショート朗読として公開しました。明治26年に熊本で実際に起きた事件をもとに書かれた作品なんです。👉ショートはこちら🎥👉本編動画も、ぜひ考察記事はこちら【朗読】停車場にて:涙の中にある「赦し」のかたち〜小泉八雲の描いた日本のこころ〜|ことばの景色を読むひとはじめにある夏の夕暮れ、熊本の停車場にて。人
こんにちは、りかです🌿今週の朗読は、小泉八雲の「停車場にて」ちょっと意外かもしれませんが、これは怪談ではない八雲作品です。👉動画はこちら。💬作品のご紹介「怒りではなく、涙で終わる裁き」——そんな言葉がぴったりの、美しい掌編です。熊本の停車場で罪を犯した男と、その被害者家族が対面する、という実際の出来事をもとに、八雲は“日本人の赦す心”を描いています。怖い話ではありませんが、読んでいると、胸の奥がじんわり熱くなるような……
こんにちは、りかです。夢野久作『青水仙、赤水仙』の冒頭部分を、ショート動画で公開しました。短い時間ですが、物語の静けさとやさしさを感じていただけたら嬉しいです。🎥動画はこちら今回は、本編とは別にかわいい画像もできました。いまはキャラクターの統一感が出せるようになって、本当にありがたいです。ほんの数か月前までは、続けて画像生成しても「誰!?」みたいなキャラばかり出ていたのに(笑)よかったら、本編の朗読もあわせてお聴きくださいね~🌷
こんにちは、りかです。Kindle特典動画の制作に追われて、少しYouTubeの更新が空いてしまいましたが、久しぶりに短編童話を朗読しました。📖夢野久作『青水仙、赤水仙』幻想と純粋さが交わる、不思議で切ない短編です。青空文庫の「童話」で検索して見つけたのですが、なんと“三ツ星”の人気作!それなのに、YouTubeでこの作品を朗読している人は意外と少ない印象。青と赤、ふたつの水仙に託された心のゆらぎ。短い物語のなかに、夢野久作らしい幻想の余韻が光りま
こんにちは、りかです🎙今回は、家族が語る小泉八雲の素顔シリーズとして稲垣巖(いながきいわお)「父八雲を語る」冒頭をショート動画で朗読しました。👉YouTubeショートはこちらこの作品は、1934年に八雲の次男・巖さんがラジオで語った講演録です。「講演録」や「口述文」というジャンルに近いのですが、内容はどこかエッセイ的で、父・八雲への静かな敬意が感じられます。動画のサムネイルは「ラジオ収録スタジオ。マイクの前に座る男性」と
こんにちは、りかです。鈴木三重吉の『湖水の女』を練習しています。この作品は『岡の家』とはまた違って、静けさの中に広がる幻想的な美しさが印象的です。ラスト近くの、この一文が、とても印象的です。ひろびろとしたさびしい湖水の上には、ただ、四ひきの牝牛が引いていったすきのあとが、一とすじ残っているばかりでした。この一文を声に出して読むと、空気がすっと静まり返るような感覚になります。“ひろびろとした”という響きに広がりがあり、“さびしい湖水”の言葉で、世界が
こんにちは、りかです🌸今回の朗読は、文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の次男稲垣巖(いながきいわお)によるラジオ講演「父八雲を語る」です。1934年、八雲の没後30年に放送されたもので、巖さんは「父としてではなく、文学者としてのヘルンを語る」と語り出します。📺YouTubeはこちら👉父八雲を語る|稲垣巌朗読須山里華実はこの放送、ちょっとした裏話があるんです😊巖さん、話に熱が入りすぎて予定時間をオーバーしてしまい、放送が途中
こんにちは、りかです🌷鈴木三重吉『岡の家』のショート動画をアップしました🎧最近、ChatGPT先生が私の好みに合わせて、画像をパッと作ってくれるようになりました✨簡単なプロンプト(指示)でも、「おぉ!」って思う画像が増えてきていて、小さな共同制作みたいで楽しい今回の『岡の家』も、スッと作ってくれました👇で、気をよくした私はつい調子に乗り、「貧しい少年が父親と農作業をしている画像、作って」とお願いしたんです。そしたら出てきたのがこ
こんにちは、りかです🌿10月24日、JR出雲市駅前のビッグハート出雲で開催された🎙️第12回作家ゆかりの地で読む朗読発表会in島根に参加させていただきました。この朗読会は、(一社)日本朗読協会さまが全国各地を巡って毎年開催されているものです。そして今年は、なんと私の地元・出雲での開催✨「地元の作家さんのエッセイを読みませんか?」とお声をかけていただき、本当にうれしく参加しました。(※参加者の方のお名前は個人情報のため掲載を控えます)
こんにちは、りかです。このたび、宮崎サンシャインFMさんの人気番組『fromMORNING』(木曜午前8時〜11時生放送)の中で、私が朗読した小泉八雲の怪談作品を紹介していただけることになりました📻✨番組内のコーナー「私の本棚」(午前9時40分頃〜)での放送です。※お時間は多少前後することがあります。🎧全国どこからでもお聴きいただけます👉サイマルラジオで聴く–宮崎サンシャインFM76.1MHz📅放送スケジュール10月30日(木)▶小泉八
こんにちは、りかです🌷私のYouTubeチャンネルは開設当初から月曜の朝6時公開にしてきました。前日までに動画をアップして予約投稿。週のはじまりに「朝の朗読時間」をお届けするのが、私の中でのルーティンでした。でもね……最近データを見てみると、再生回数のピークは夜9時〜深夜1時!「みんな寝る前に聴いてくださっているのかも」と思うようになりました。そこで今回は、思い切って挑戦。動画をアップして確認してから、30分後の22時に公開!すると…
こんにちは、りかです🌷今週の朗読は――児童文学雑誌『赤い鳥』の創刊者・鈴木三重吉による童話『岡の家』をお届けします。☀️作品について「岡の家」は、大正時代に『赤い鳥』で発表された短い童話です。貧しい百姓の家で暮らす少年が、遠くに輝く“金の窓の家”を追いかけ、旅の果てに「本当の光は自分の家にあった」と気づく――そんな、やさしい気づきの物語です。夕日、白い石、赤いすじ……三重吉の童話は、色彩の描写がとても美しく、声で読むと光の移ろいがより鮮やかに感じられま
こんにちは、りかです。今回のショート朗読は、**室生犀星『ゆめの話』**からお届けしています。もともと別の作品を探していたときに、「そういえば犀星の短編って意外と朗読向きが多いかも」と思い、青空文庫の犀星作品を順番に読んでいて、この作品に出会いました。最初は“ささっと選んだつもり”だったんですが……読み進めるうちに、まさに「これぞ室生犀星!」という世界観が広がっていて、自分でもちょっと嬉しくなるようなチョイスでした。🎧ショート朗読はこちら👉YouTubeショート
こんにちは、りかです。今週の朗読は、室生犀星の短編『ゆめの話』をお届けします。夜の静けさの中で“夢と現実の境い目”がゆらぐ、不思議で少し怖い物語です。時代小説のような雰囲気をまといながらも、どこか現代にも通じる「心の奥の不安」を描いていて、読めば読むほど“犀星らしさ”を感じます。🎧YouTube朗読はこちら👉室生犀星『ゆめの話』朗読|夢と現実が溶けあう静かな怪異譚朗読は約10分。声で感じる「静かな怪異」と「心のゆらぎ」を楽しんでいただけたら嬉しいです
こんにちは、りかです。竹久夢二の童話『大きな蝙蝠傘』の冒頭部分のショート朗読動画をYouTubeにアップしました🌂幹子の凛とした姿が印象的なこの作品。たった1分の中に、夢二らしい大正ロマンの空気をぎゅっと詰めています。よかったら、朝のコーヒーのおともに覗いてみてください☕🎧ショート動画はこちら🎧本編はこちら📚読んでみたい方へこの作品は、川島隆太さんの『読んでおきたい名作』(成美堂出版)にも収録されています。音読や
こんにちは、りかです。今日は「朗読検定課題作品を読む」シリーズ第4弾を公開しました。今回の作品は――鈴木三重吉『ダマスカスの賢者』。怠け者の男が、偶然と誤解に導かれて“賢者”にまつり上げられていくという、ちょっぴりユーモラスで、どこか皮肉な味わいのある物語です。noteでは、物語のテーマを中心にまとめた📘【読書ノート】『ダマスカスの賢者』ー嘘と偶然が作る「知恵」の物語を公開中です。朗読者としての私の視点も加えました。ひとつの読み方の参
おはようございます、りかです。今日は「朗読検定課題作品を読む」シリーズ第3弾。江戸川乱歩『一人二役』の考察記事をnoteに公開しました。退屈しのぎに始めた夫の“芝居”が、いつしか本物の嫉妬と愛の駆け引きへと変わっていく――。乱歩といえば怪奇や猟奇のイメージが強いですが、この作品はちょっと違います。どこか洒落ていて、心理的で、そして…少し甘い。“演じること”と“愛すること”の境目を描いた人間喜劇のような短編です。朗読の視点からも見どころが多く
こんにちは、りかです。しばらくのあいだ『思い出の記』の朗読どっぷりと浸っていましたが、ようやく一区切り。気づけば、少し“軽やかな物語”を読みたくなっていました☔そこで今回は、竹久夢二の童話『大きな蝙蝠傘』を朗読しました。夢二というと「画家」という印象が強いかもしれませんが、彼の童話には、繊細でやさしい人間描写がたくさん詰まっています。🎧YouTube朗読はこちら👉竹久夢二『大きな蝙蝠傘』朗読(YouTube)今回の物語には、こんな少女たち
おはようございます、りかです。今日は「朗読検定課題作品を読む」シリーズ第2弾。小川未明『うさぎと二人のおじいさん』の考察記事をnoteに公開しました。こちらの作品、YouTubeに朗読をアップしたのはだいぶ前ですが、あらためて読み直してみると――「これってまるで今のSNS炎上じゃない!?」と驚きました。片方の話だけが面白おかしく広まって、あっという間に“ウサギをいじめるジジイ”のレッテル貼り…。まさに「噂がひとり歩きする世界」です。気になる方はぜ
おはようございます。りかです。今日から新しく、「朗読検定課題作品を読む」シリーズを始めます。朗読検定の課題は、作品の一部を抜粋したものですがここでは全文を読んだ考察記事です。作品が書かれた頃の時代背景や作品のテーマなどを掘り下げ、「朗読者の視点」でまとめました。その第1弾は、4級課題・林芙美子の童話『鶴の笛』です。この作品は朗読検定の課題としてたびたび登場しています。私自身、何度も声に出して読んできましたが、不思議とそのたびに
秋の朗読検定の受付が始まりました🍁2025年秋期(第156~157回)朗読検定受検要項詳細を発表いたします。|朗読検定あなたの朗読力証明します。(社)日本朗読検定協会www.roudokukentei.jp今回の実技課題に選ばれている作品は、こちらです。◆各級の作品課題◆2級A・準2級A:江戸川乱歩「一人二役」2級B・準2級B:鈴木三重吉「ダマスカスの賢者」3級:小川未明「うさぎと二人のおじいさん」4級:林芙美子「鶴の笛」江戸川乱歩
こんにちは、りかです。この数週間にわたってお届けしてきた連載、「声と人生を変える部屋づくり習慣」全12回が完結しました。朗読や表現を楽しむうえで、実はとっても大事なのが「環境」。がんばってるのにうまく声が出ない、集中できない、モヤモヤする…それって、才能や努力のせいじゃなくて、部屋のあり方に原因があるかも?そんな視点から、毎回テーマをひとつずつ掘り下げてお届けしてきました。このまとめ記事では、その全12回を一覧でご紹介します🌿どこからでも、気になるとこ