ブログ記事15件
『貧困の経済学上』マーティン・ラヴァリオン著柳原透監訳(2018年9月20日第1刷)◇第Ⅱ部貧困の測定と評価◇第3章①厚生の測定(第3章は①から⑤まで)貧困と不平等のほとんどの指標の基礎になるのは、個人の厚生の概念である。経済学では、通常、「厚生(welfare)(もしくは、ここでは同義に用いられる「well-being」)は、「ある人が気にかけるすべてのこと」の主観評価である「効用」(utility)と同一視される。経
今日はちょっと気落ちして(ひさまるだって、そんな日あるのです)ランチは一人で静かに過ごそうととある病院内のテラスへ。すると、ご年配の女性が「ここいいですか?」と相席。いつもだったら自分からガンガン声かけていくんだけど、今日ばっかりはそんなテンションになれずじっとスマホでも見てようと思ったら、隣のテーブルに車椅子の方が。さすがに放っておけないって!!杜子春の受けた修行じゃあるまいし!!立ち上がって椅子をどけてあげて車椅子が座りやすいようにセッティング。ずっと下向い
組合員は、組合事業の受益者であり、出資者で役務提供者でもある。この多重役割の意義は突き詰めるとどこに当たるのだろうか?受益者であることは、疎外や搾取がなく、重要な生活手段を得られることになる。出資者というのは、当事者としての経営権と責任を引き受けることになる。役務提供では、失業がなくコミュニティに自分が役立つという意識を抱くことができる。これらは、人間の尊厳を重んじて健全で文化的な生活を営むことを促す。企業のように役割が利潤追求に一元化されると、失業や貧困、疎外感などの問題は外部に委ね
私は、長い間国家試験の受験指導に携わってきました。そして自分の教え子受験勉強のための資料を作り続けました。相当なボリュームで膨らんで、友人の編集者に笑われてました。こんな分厚いもの、どこが出版して、誰が買うんですか?大体、値段の付けようが無いじゃないですか?数十センチで持ち歩きが出来ない、何万円の本、出版社はつかないし、買う人もいませんよ。でも、その膨大なデータの一部を公開したのが、これスピード合格!直前対策シリーズです。そしてこの本のもとになった膨大なデータの
“culturallyadrift”になることを“value-freescience”に邁進することと混同したら、慶應義塾[T4]推進派になってしまうと言えます。《安倍晋三王朝》プリンス🤴閣下はじめ《安倍晋三王朝》メンバーが徹底的に[政治弾圧]で潰そうとしてきた…https://researchmap.jp›year_month末田耕一(KouichiSueda)-PTSDしか認めない精神科医のブログ(2)2016/01/30—「うつ病として6年治療して3回入
功利主義ベンサムが主張した功利主義は、快楽や幸福をもたらす行為が善である、としてこれを道徳の基本とした。そして個々人の幸福を集計できるものとして、最大多数の最大幸福を社会の構成原理として、政策や行為の評価指標においた。この考え方は大きな影響力を持ち、効用はミクロ経済学の基本概念に据えられ、限界効用や効用最大化といった理論に展開された。ピーター・シンガーら現代の哲学者もこの功利主義を基本に、安楽死の妥当性や動物実験の倫理的問題を論じている。現代社会への影響現実の世界でも功利主義は深く浸透
「んなわけないだろう!」と言われそうで、当たり前ですよね。でも、批判がない社会ってのは、それはそれで問題で。健全な社会には健全な批判というのは常に必要。そして各自は批判する権利はあるけれど、批判する権利があるってことは自分自身も批判を受けることを受け入れる必要があるってことで。そこらへんを、どう考えたらよいかってのを「批判的に検証するサイト」として、ちょっと考察します。「批判無き政治」ってなんだ?某歌手グループに属していた人が、政権与党から議員に立候補したときに言ったのが「
【ぼっち=アリストテリアン観照主義が、いま重要だ!!】桜井芳生遺伝子社会学・文化社会学著作権保持ver.200317社会で「どう生きるのが幸せか」というのは難しい問題ですよねとーにかくラクなことをする。おもしろいことをする。正しい(善なる)ことをする。人の上に立つ(権力をもつ)。お金持ちになる。とーにかく、ちゅうぐらいのことをする、、、、(#)まあ、いろいろありますが上記のほとんどのことが壁にぶつかってしまうことは古今の賢者がすでにいってますね。
大量のマスクをオークションに出品した静岡県議会議員の諸田洋之氏が釈明会見を行ったようですね。「不当な利益は上げていない」そうですが、どうでしょうか。確かに「自己利益を最大化する」という「市場の論理」から見れば「合理的」と言えますが、少なくとも「社会的連帯」とは無縁の行為ですな。そもそも市場における「正義」と社会における「正義」の間には非常に大きな開きがあり、市場的観点から正当と見なされる行為も、しばしば社会的観点からは不当と見なされることがあります。「市場にはモラルがない」と言われる
2001.9/11、アメリカ同時多発テロ事件が起こりました。マンハッタンの高層ビルに旅客機が飛び込むという衝撃的な事件であり、あの事件をきっかけとして、世界情勢の「何か」が変わりました。この事件より前の1996年に発表されたサミュエル・ハンティントン氏の『文明の衝突』という本があります。文明の衝突[サミュエル・P.ハンティントン]3,024円楽天世界はいくつかの「文明」に分かれており、文明と文明の軋轢が衝突につながっていく、という内容で、出版当時から話題
寝坊で免許更新は延期。雨だったし結果的には良かった。ダラダラ本を読んだり麻雀見たり。結局電話は鳴らず背水の陣。あんまピンときてないのかあまりショックがないのが逆に恐い。アマルティア・セン『自由と経済開発』(日本経済新聞社)ゼミで次にセンを読むので。少し古い本だったのでデータ面については別のところで確認。論理の流れだけを追う。自由を絶対化する点はあまり納得出来ないけれど、それでも自由に関する議論の中では一番説得力があるように感じる。手段としての自由と価値としての自由が曖昧なままなのは論外だ
SHIROBAKOがないので早起きできない。昼からダラダラ財政の論述を見る。論述三科目の内財政だけは何とかなりそう。というよりマクロがイマイチ頭に入ってなくて他ができないって話なんだけど。ちょろつと天鳳して夜は読書。今日は三回くらい結婚の話を聞いた。一番キたのは三個上の絶対結婚しないと思ってた人が結婚決まったってこと。三年後に結婚してる未来は全く見えないけれど、よくよく考えると26だしそろそろ子育てを真剣にという年齢になっているのだ。とにかく自分より賢い人だったら誰でもいいと思っているのだけ
中東系スーパーマーケットLuLuHypermarketにて買った石けん。だって…好きなんだもの、石けん…メディミックスのアーユルヴェーダ石けんはお気に入り。ヤードレー、これはお土産用に。浴室にあるだけで香りを放つので芳香剤代わりにもなる中でも、目を引かれたのはKeralaケララの石けん!RM2.25(¥57)ケララといえば、アーユルヴェーダで有名。余談ですが。ケララ州といえばアジア初のノーベル経済学賞受賞者アマルティア・セン博士(インド)がQOLの高い地とし
この本は早稲田大学・大学院を卒業した秀才、教え子のO君が4〜5年前に貸してくれました。筆者のアマルティア・センは、ここに収録されている論文でノーベル経済学賞を受賞していて、決して読みやすい類の本ではありません。しかし、その刺激は無類です。この本の理解の前提として、基礎的なゲーム理論や不可能性定理の話くらいは知っていた方が良いでしょう。本文中でも何度か言及されている囚人のジレンマの話や、民主主義を推し進めると論理的帰結(つまり比喩的とか心理的な意味ではなく、9の倍数は同時に3の倍数でもある
社会・経済ニュースブログランキングへ黒田日銀総裁が、今朝(2016年6月21日)のテレビ(テレビ東京のNewsモーニングサテライト)で、アマルティア・センの論文について話していたので、読んでみました。『合理的な愚か者』の第一章「パレート派リベラルの不可能性(1970)」です。結論は、「皆の希望を聞くと、皆にとって不幸な結果(パレート最適ではない結果)になる」、というものでした。日本に憧れ、フランスは普通、中国が嫌いなフランス人がいるとする。フランスに憧れ、中国は普通、日本が嫌いな中国
「オリンピック、野球、サッカーWカップ。どちらかが勝つと、どちらかが負けます。自分の応援チームが勝つとうれしい。自分の国が負けると悲しい。悔しい。ゲーム(勝負)だから仕方ないって思っていますが、私が、このことがおかしい、と気づいたのは25年前でした。誰かが悲しむことに、どうして一生懸命になれる?誰かが悲しむことが、どうして楽しめる?そんなことが、どうして楽しい?…私たちの不自然な社会(比較競争の社会)もおかしいし、私たちのゲームもおかしいのではないでしょうか。」(「高木