アヌシー国際アニメーション映画祭

ホウセンカを観た。まるで"竜二アニメ版"みたいな本作は"花が喋る"という、映画でしか説得力のない難しい設定をうまく活かした秀作だ。ただ、もったいつけた『一発大逆転』のラストは観客の多くが予見してしまい、意外性もカタルシスもない。日常を実写よりも生活感感じる様に描く美術も、カラーコントロールも、見事だが、この地味な題材をアニメとして成立させた企画自体のが素晴らしい。舘野仁美の著作にある"原画の中割り"が明らかにおかしいカットもあるが、まぁそれは見過ごせばいい。それよりも、みんな勘違いしてるが、本作

声：鈴川紗由主演他。わたしたちの色、わたしたちの音。高校生のトツ子（声：鈴川紗由）は、人が「色」で見える。嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみ（声：高石あかり）と、古書店で出逢った音楽隙の少年・ルイ（声：木戸大聖）とバンドを組むことに。勝手に退学したことを、家族に打ち明けられないきみ。母親に隠れて音楽活動をしているルイ。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。バンドの練習場所は離島の古教会。音楽

映画「ChaO」2025青木康浩監督（MOVIX）★★2025年アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門で、準グランプリに相当する審査員賞を受賞ということで鑑賞したが人魚だけでなく異様な生物がいるし世界観が受け止められずストーリーはどこかで観たような在り来りで退屈なものてした。

映画「かたつむりのメモワール」2024アダム・エリオット監督（MOVIX）★★★何となく前向きな良い話だが、個性が強すぎる。観ていてちょっと気持ち悪かった。

かたつむりのメモワールを観た。人形が人形をアニメートする人形アニメを初めて見た。"シャンバルジャン"か"次郎物語"か、不幸に次ぐ不幸人生を展開していく強烈内向的主人公の物語は面白い。人形のビジュアルにより好き嫌い分かれるだろうが、作劇は観客の感情に沿った正統派ハートウォーミングドラマだ。あちこちに散りばめられた、お下劣で下品な性描写や差別・暴力などが出る度に、得意気な作者の顔を想像してニヤけてしまった。劇中映画祭で3人の客に向けて上映した後、質疑応答が無く、それでもその3名が主人公を応援してくれ

ひーたんからススメられて新宿武蔵野館へ海外のコンペに出品が決まったらしい前以てチケットは購入済みギリギリにとうちゃこ～「無名の人生」監督さんの意向で華やかなディスプレイ武蔵野館で水槽展示は初めてらしいhttps://mumei-no-jinsei.jp/映画『無名の人生』公式サイト2025年5月16日(金)新宿武蔵野館ほか全国公開！『音楽』『JUNKHEAD』に続く、個人制作の長編アニメーションの新たな傑作が誕生！mumei-no-jinsei.jp途中、ウトウトしたと

監督：ギンツ・ジルバロディス洪水に呑まれゆく世界を舞台に、1匹の猫の旅路を描いたラトビア発のアニメーション。世界が大洪水に見舞われ街が消えていくなか、1匹の猫が流れてきたボートに乗り込んで旅立つ。やがて、乗りあわせた動物たちと想像を超える出来事や危機に襲われる。時に運命に抗い、時には流され漂ううちに、動物たちの間には少しずつ友情が芽生えはじめる。アヌシー国際アニメーション映画祭、ゴールデングローブ賞、アニー賞など多くの映画賞を受賞、アカデミー賞でも長編アニメーション賞に輝いた。ノ

海面が上昇したことで水没しつつある街に一人残り、まるで「積木」を積んだかのような家に暮らしている老人がいた。彼は海面が上昇するたびに、上へ上へと家を建て増しすることで難をしのぎつつも穏やかに暮らしていた。ある日、彼はお気に入りのパイプを海中へと落としてしまう。パイプを拾うために彼はダイビングスーツを着込んで海の中へと潜っていくが、その内に彼はかつて共に暮らしていた家族との思い出を回想していく。海面が上昇し村が沈んで行く中で人々は上

ロボット・ドリームズを観た。邦題つけるなら『通販ロボットは、昔の主人との再会の夢を見るか？』か。夢のロボットや、ロボットの夢といった明るい近未来社会を描いているかと思うと全く違う。孤独の紛らわし方がテーマだ。時代設定は80年代のニューヨーク。詳しくないが、地下鉄の無賃乗車・構内の落書き・地下道での(劇中ではホーム上)音楽パフォーマンスが盛んな頃。日本で公開する英語圏以外監督のアニメーション、当然の様に芸術性高いが、難解な描写は一瞬も無い。ただアニメでも実写でも見たことない、驚きの場面転換が1箇所

「ロボットドリームズ」を観てきました。（株）クロックワークスさんの”シークレット試写会”が当選しまして、どんな映画かなと楽しみにいったら、この映画だったんです。ストーリーは、ニューヨーク、マンハッタン。深い孤独を抱えるドッグは自分の友人にするためにロボットを作り、友情を深めていく。夏になるとドッグとロボットは海水浴へ出かけるが、ロボットが錆びついて動けなくなってしまう。どうにかロボットを修理しようとするドッグだったが、海水浴場はロボットを置いたままシーズンオフで閉鎖され、2人は

「リンダはチキンがたべたい！」を観てきました。ストーリーは、とある郊外の公営団地に暮らす8歳の女の子リンダと母ポレット。ある日、母の勘違いで叱られてしまったリンダは、間違いを詫びる母に、亡き父の得意料理だった「パプリカ・チキン」を食べたいとお願いする。しかしその日はストライキで、街ではどの店も休業していた。チキンを求めて奔走する母娘は、警察官や運転手、団地の仲間たちも巻き込んで大騒動を繰り広げる。というお話です。母子家庭のリンダは、母親ポレットの大切な指輪をはめて学

今夜はほんとに久しぶりにやって来た恵比寿ガーデンプレイスにある恵比寿ガーデンシネマ。映画館が入るビルにはかつて三越が入っていたけどテナントが入れ替わる工事のため長い間、休館していた。再オープン後は初めてか。今夜観たのは「ペルリンプスと秘密の森」。タイトルのペルリンプスという言葉の響きと日本語のサブタイトルの付き方から、アイルランドのアニメーション・スタジオのカートゥーン・サルーンの新作かと思ってたら（カートゥーン・サルーンの作品もここでよく観ていたから）ブラジルのアニメ映画だった。地球の

「プチ・ニコラパリがくれた幸せ」を観ました。Fan’sVoiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。（@fansvoicejp）ストーリーは、パリの街にある小さなアトリエ。イラストレーターのジャン＝ジャック・サンペと作家のルネ・ゴシニは、ニコラという少年のキャラクターに命を吹き込んでいた。いたずら好きなニコラがクラスメイトたちと織り成す愉快な日々を描きながら、サンペは自分が得られなかった幸せな少年時代を追体験していく。一方、物語に最高の楽しさを与

それでも、生きていく。絶望の淵で、人は「生きる意味」を見つけられるのか？1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民した家族の物語。平壌で幸せに暮らすパク一家は、父の失踪後、家族全員が突如悪名高い政治強制収容所に送還されてしまう。苛酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い他者を欺く一方、母と妹は絶望の淵で「人は何故生きるのか」その意味を探求し始める。やがてヨハンの戦いは他の収監者を巻き込み、収容所内で小さな革命の狼煙が上がる。北朝鮮強制収容所。世界で最も過酷な場所で、希望を

失われゆく日常、そして日本。それでも人は前を向く。2020年、いま現在の日本を襲った突然の大地震。ごく普通の家族、武藤家の歩と剛の姉弟は大混乱の中、一家4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく彼らを追い詰めていく。極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく･･･。監督：湯浅政明×原作：小松左京―いま描くべき日本が、ここにある。9/10点！！湯浅作品がまたアヌシー国際映画

伝説の女性ガンマン、カラミティ・ジェーンことマーサ・ジェーン・キャナリーの子供時代の物語。12歳の少女は、家族のために髪を切り、ジーンズをはいた。マーサは家族とともに大規模な幌馬車隊で西に向けて旅を続けていました。旅の途中、父親が暴れ馬で負傷し、マーサが家長として幼い兄弟を含め、家族を守らなければならない立場になってしまいます。普通の少女であったマーサは、乗馬も、馬車の運転も経験がありません。そんなマーサは、少女であるがゆえの制約に苛立ち、家族を守り、世話するために少年の服を着て、少年のよう

おはようございます。今朝は、世界最大のアニメ映画祭アヌシーについて少し触れてみたいと思います。グランプリを受賞した「FLEE」アフガニスタンからデンマークに難民として流れついた主人公のおはなしのようです。監督のJonasPoherRasmussenさんはインタビューで‥‥「アニメーションだからこそ子どもの視点からみた戦争を表現できた」とコメントしていました。こういった難しいテーマをドキュメンタリーという手法で描いた本作はど

トゥルーノース北朝鮮の強制収容所を舞台に、いわれなき罪で収容所に送られた一家の過酷な日々を描く３Ｄアニメーションです。ドキュメンタリー製作などに携わってきた清水ハン栄治監督が、収容生活を生き延びた脱北者の証言を基におよそ10年の歳月をかけて作り上げた。収容所の悲惨な実情のみならず、家族愛や仲間との絆、人間の尊厳などをつづる物語は、アヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン部門に選出されるなど、世界各地の映画祭で高い評価を獲得した。ホロコーストの北朝鮮版

立て続けに舞い込んできた大きく明るいニュース。映画『えんとつ町のプペル』ロッテルダム国際映画祭でのクロージング作品上映決定おめでとうございます。そして映画『えんとつ町のプペル』アヌシー国際アニメーション映画祭長編映画コンペティション部門ノミネートおめでとうございます。驚いて、うれしくて、緊張が止みません。西野さんをはじめSTUDIO4℃のみなさんが作品を、物語を自分ごとにして、微塵も妥協を許さずに制作活動に打ち込んでくださったからこそ。5月26日からは韓国での上映も決定したそう

沼民さんと話していたの大志くんの声について彼の声の特徴は…「脳髄を刺激するんだ」「♭や#が語尾にある」いわゆる私的に表現しますと「濡らす声」なんです❗わかります？「…だから…寝るなって」「…俺…好きかも…」秀頼さまも載せとこうか？イケボ極まりないやつ切ないやつ滑舌が良いのは勿論なんだけど声と声の間の「…」あるいは語尾の「…」がたまんねぇんだよね鼻に少し掛かって柔らかく濡れた声でゆっくり目に話す特徴的な高い声でも低い声でもないんだけど心地よい声歌を歌う時も

入館証大人びた宣材写真と実際の大志くんのこの感じ少し違いますがまぁむしろ顔パスで❔❗だってこれとこれ・・・ですよまぁ同じ人にみえるか・・・NEWSNEWSNEWSNEWSNEWSNEWSNEWSもう１つ嬉しいお知らせジョゼ虎がまた海外の映画祭に🎊アヌシー国際アニメーション映画祭の参加そしてオープニング作品に選ばれたそうです👏https://twitter.com/joseetora_movie/status/1395577849910751

(Yahooニュースより)西野亮廣『えんとつ町のプペル』アヌシー国際アニメーション映画祭コンペにノミネートhttps://news.yahoo.co.jp/articles/eec0699814614cb6c0c26b51f1e5bc8f7e6ac46d西野さん、廣田監督、関係者のみなさま、アヌシー国際アニメーション映画祭ノミネートロッテルダム国際映画祭のクロージング作品招待おめでとうございます。ちなみに、長編コンペティションにノミネートされた日本作品は3本10本中3本が日本

砕け散るは一旦終了しましたが…(公式には関東、近畿地方の休館中のシネマだけ残ってるのは嬉しい)ジョゼ虎が日本で復活上映と国際映画祭出品とかおめでとうございますタムラコータロー@kaiinuアニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」創設60年を誇るフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭にて、長編コンペ部門に選出されましたまた同時に映画祭のオープニング（開幕作）を飾らせていただけることになりました上映は6/14、そして6/16からは同国の映画館にて広く一般公開を予定していますhttps://

2日前にyoutubeからのご案内が来てました「21日朝6:30から西野さんの生配信があるよ」って…またまたプペルの良いニュースかな？と思ってましたらそうでした～こちらアメブロでもそして、本日の「毎週キングコング」では、西野さんの報告とお礼がまずは前記事でも書いた「ロッテルダム国際映画祭」でクロージング作品に選ばれた話西野さ～んあの…西野さんこれはノミネートじゃなくて決定じゃ？あの～西野さ～ん映画祭の名前と開

西野亮廣『えんとつ町のプペル』アヌシー国際アニメーション映画祭コンペにノミネート|ORICONNEWSニュース｜昨年12月に公開され、興行収入24億円超えを達成し、『第44回日本アカデミー賞』優秀アニメーション作品賞を受賞した『映画えんとつ町のプペル』（西野亮廣製作総指揮・原作・脚本／廣田裕介監督）が、世界最大規模のアニメーション映画祭、フランス・アヌシー市で開催される『アヌシー国際アニメーション映画祭2021』の長編映画コンペティション部門「L'offi…www.oricon.

皆さん、おはようございます！今朝もビッグニュースが入ってきました❗️先日発表されたロッテルダム国際映画祭のクロージング上映に続き、今度はアニメーション界で世界最大のアヌシー国際映画祭にノミネート！アヌシー国際アニメーション映画祭西野亮廣『えんとつ町のプペル』アヌシー国際アニメーション映画祭コンペにノミネート（オリコン）-Yahoo!ニュース昨年12月に公開され、興行収入24億円超えを達成し、『第44回日本アカデミー賞』優秀アニメーション作品賞を受賞した『映画えんとつ町のプペル』（西

今日は、『えんとつ町のプペル』一色の回となります。本題に入る前にお知らせをさせていただきます。好評を博し、全会場完売となった『映画えんとつ町のプペル×ドライブインシアター』の追加上映が決定いたしました。ドライブインシアター｜イオンシネマドライブインシアター|イオンシネマ$www.aeoncinema.com開始時間がバラバラ（基本は陽が沈んでから）なので、ザックリとご案内させていただきます。【５月２３日】イオンモールむさし村山１７時４５分開場、１９時１５分上映開始【６月４日

Tårnet-Kino.dkTwitterTrailer(norsktale)-Tårnet(TheTower)-2018-Filmweb【英題】TheTower【邦題】ザ・タワー【監督、脚本】マッツ・グロールMatsGrorud【制作会社】Tenk.tvLesContesModernesCinenicFilm【時間】74分【世界初公開】2018年6月11日（アヌシー国際アニメーション映画祭）【ノ

Awayを観た。世界地図で探せない国ラトビアの作家が一人で3年半をかけ作成したデジタルアニメは、ありそうで無かったカラートーンで見せるロードムービーだ。台詞ゼロの81分は確かに眠い場面もあるが、鏡の湖をバイクで疾走する主人公のカットさえ出てくれば、全てが許される。巨人の足取りが軽かろうが、駆け足がおかしかろうが、水の波紋が無かろうが、亀の顔がカエルだろうが全てはあのカットのためにある。しかし一番驚いたのは、ラストが日本版のためだけにアレンジされていることだ。しかも、日本人のスタッフによって日本語

2020年12月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、（）内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★1～5で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。143（11）『FUNANフナン』★★★★1975年からカンボジアでクメール・ルージュが繰り広げた虐殺や強制労働などの実態が、ある一家の目を通して描かれていた。「アメリカ帝国主義からの浄化」というスローガンで民衆から貴重品を奪い、強制労働させ