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こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。円形脱毛症では副交感神経を優位に高めてリラックスした毎日を過ごしましょうという論調がネットなどを見ると多いです。本日の記事ではこれに対する私の思うことを書いてみます。突然ですが私は一応毎日筋トレをしています。と言っても本格的なものではなくてプランクと呼ばれる姿勢(動き?)だけをしている、なんちゃって筋トレです。プランクは準備もなく思いついたら直ぐにできるのが何と言っても良いです。一応自分で決めた秒数をこなすのですが、やはり最後の方は辛くなっ
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。円形脱毛症は症状の性質から治るまでに長い時間のかかる病気です。一進一退どころか一進三退くらいの事も普通にあります。症状のある長い期間、何もしていないわけではありません。毎日の生活があり、その生活の中には楽しい事もあり、逆に嫌な事もあります。円形脱毛症を治したいと思う気持ちとは裏腹に「良いこと」と思われる生活とは裏腹の背信の行為を自分にしてしまい、自分が自分にした行為を気に病む事もあります。「自分はダメだ〜」や「あ〜また悪くなるかもしれない」と不安
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。円形脱毛症には汎発性、蛇行型、多発性、単発性、アタフスなど言葉の上では様々な種類があるとされています。しかし結果的にどの形象に成ったとしても発症初期は単発性のようなごく小さい分け目の広がったようなものから始まる事がほとんどです。本日は一つの脱毛に気づいてからその場が治るまでを追っていきたいと思います。患者様(以下A様)は汎発性からの回復過程で現状は多発型といえるような状況です。当初は汎発性でしたが徐々に発毛し始め、現在は一見して脱毛部が見
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。さる10月6日にNHKの番組「フロンティアで会いましょう!」では東洋医学特集が組まれていました。みなさんご覧になりましたでしょうか。実はその放送の事を私は知らずにいて、後からNHKオンデマンドで拝見した次第です。月並みですが感想としてはとても興味深かったです。そこで本日の記事はこの番組内容について書いてみます。番組では円形脱毛症の内容はなかったのですが、知ることで何か役に立つことがあるやも知れません。ネタバレ必至かも知れませんがよろしくお付き合い
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。いきなり怖がらせるようなことを書きますが円形脱毛症は髪のみならず全身の毛という毛の全てが抜けてしまう恐れのある病気です。正直な話、発症して間も無くの場合は今回の脱毛症がどこまで規模を拡大してしまうのかについては非常に予測しにくいのが実情です。ただしこれは人生で初めて脱毛症に罹った人の場合であって、それまである程度の期間、症状の流れを診させていただいた場合はある程度予測して行く事もできる場合もあるように思います(100%ではないですが)。しかしそのよう
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。今まで様々な円形脱毛症に鍼灸施術をしてきました。たくさんの経験を積ませていただいたことで当院での施術にもある程度のメソッドというか施術の体系化ができるようになって来ました。その中で脱毛初期(症状全体の発症初期ではなく、部位ごとの初期段階)や慢性期でなかなか発毛の見られない状態においては刺絡(しらく)と呼ばれる鍼術が有効な一つであると私は感じています。本日の記事ではこの刺絡について私の思うところを綴ってみたいと思います。まずは刺絡ですが
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。本日の記事はシドニーさんのブログをヒントに書いてみたいと思います。内容的には脱毛症から回復したのちの癖毛についてです。是非シドニーさんの記事を訪れていただきたいのですが、全頭に及ぶ脱毛ののち、生えてきた髪が以前とは異なる癖毛になってしまった流れで縮毛矯正をされています。縮毛矯正も一時的なしのぎに思えますが、縮毛矯正をして2カ月経過しても根元から出てくる髪はきちんとした直毛状態であるという感じのようです。円形脱毛症から回復して新しい髪が生えて
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。円形脱毛症について様々なことを物申す界隈では「免疫力アップ」や「自律神経を整える」などという言葉が飛び交っています。ただ私の印象としてそれらを読んでみるとあまりにも漠然としすぎているように思えます。例えば「免疫力アップ」であれば免疫を強くするのか、なだめるのか方向性を指し示さないまま「免疫力アップ」と書いてあるように思えます。もし円形脱毛症が世間で言われるような免疫の暴走であるならば「免疫力ダウン」が目指すべき目標となるでしょう。しかしこれは正直言葉
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。前(々)回の記事ではアタフスと思われる症例の身体の状態を中心に書いてきました。本日の記事では症例の経過を中心に書いてみたいと思います。まず前回の記事でも載せましたが当院におけるN様の最も最初の状態を撮影したご来院2回目の状態です。ちなみに2回目のご来院時も激しい抜け毛が続いておりましたが、一方で新しい産毛も多く見受けられる状態でした。画像からは頭皮が露出してしまっている部位は項が中心に見えますが、実際に拝見した状態では全頭的に毛量が少なくペ
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。円形脱毛症に限らず髪に関連する話の中で頻繁に耳にするのが「海藻」についてです。とりわけ「ワカメ」に関して髪に良い食べ物としての認識が世間では定着しているように感じられます。これは何故なのでしょうか。本日の記事はこのような事について思うところを書いてみたいと思います。まずワカメをはじめとする海藻ですが一体何がどうして髪に良いのでしょうか。ネットで調べて見るとすぐに出てきますが様々な髪に必要なミネラルが良い可能性があると挙げられています。具体的
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。円形脱毛症には単発性、多発性、蛇行型、全頭型、汎発性などいくつかのタイプがあります。その中でも比較的最近に言われだした脱毛タイプにアタフス(ADTAFS)があります。アタフスについては今までも過去記事で何度か取り上げてきました。知られているアタフスの特徴としては女性の全頭型の円形脱毛症で急速に髪が抜けていくがその後急速に髪が生えてくるのが大きな特徴となっています。実際に当院にも多くのアタフスの方がご来院なさっています。もちろんアタフスか否かは医
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。円形脱毛症の時、心強い味方がウィッグです。しかしウィッグとはいえ普段から身に着けているものである以上、普段着る服などと同じように傷んでしまいます。人毛の場合は脱色が分かりやすい傷み具合として現れてきます。この場合は過去にYouTube動画でも挙げたように思うのですが毛染めをおこないます。基本はウィッグ屋さんに頼むのが安心なのですがスケジュール的に合わない、来店すると営業される(爆)など様々な理由で足が遠のいてしまう事があります。でも安心してく
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。円形脱毛症が論じられる際によく引き合いに出されるのが自律神経についてです。自律神経とは交感神経と副交感神経の2種の神経をまとめて言い表す言葉ですが、2種の神経の働きに関しては自動車のアクセルとブレーキの如く相反するような働きをします。一般的に円形脱毛症に関してはストレスが発症の原因とされることも多い為、ストレス時に働きを増す交感神経をできるだけなだめよう、働かせないようにしようとされることが多いです。ただ自律神経は遭遇した事態に対処する身体
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。前回時の記事までは汎発性脱毛症の経過を追ってきました。当初ステロイド注射により黒髪が群生して生えてきていましたが、時間の経過と主にその群生もだんだんと縮小してきてしまっていました。これは注射したステロイド剤が皮下に残っている時には功を奏すのですが、薬剤が徐々に減っていくとそれに並行して生えていた黒髪も保持できなくなってしまう現象のように感じられました。黒髪がなくなる一方で東洋医学的な体質改善の現れも確認できたことから、そのままの施術方針に加えて「理
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。前回の記事では汎発性脱毛症の一症例としてステロイド注射を受療しながら鍼灸治療を加えたケースをご紹介いたしました。本日の記事はその続きです。前回のあらすじを少々。K様が初来院された時、すでに脱毛範囲は全頭に及んでいました。しかしよく観察すると黒髪の群生が全頭に点在している状況です。その黒髪の群生を少しでも増やして大きくする事を当初の目標として施術をしていきました。施術回数を重ねていくと黒髪の群生は新たに発生していくのですが、一方では髪がだ
こんにちは。あおい堂鍼灸院の今泉です。まず、当院は今月、開業20周年を迎える事が出来ました。開業以来、円形脱毛症一筋に邁進してこれたのもご来院くださった皆様、そしてこのブログをお読みくださる読者諸賢のお蔭であると承知しております。誠にありがとうございます。さて、本日の記事はタイトルにもありますように円形脱毛症の中でも難治であるといわれる事の多い汎発性(はんぱつせい)円形脱毛症の実際の症例を取り上げてみたいと思います。円形脱毛症は病巣(脱毛部)の面積(大きさ)よる分類で単
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。円形脱毛症を論じる様々な記述では『自律神経が云々』とあります。本日の記事ではこの自律神経、特に副交感神経について自分勝手に思う事を書いてみたいと思います。自律神経とは言わずもがな交感神経と副交感神経の2種類から構成されるものです。自律神経が活躍している現象としては内臓を働かすことや逆に休ませる事が挙げられます。例えば呼吸や心臓の拍動や胃袋や腸の蠕動運動など人間が意識せずとも身体が勝手に働いてくれる状態を一手に担っています。もちろん呼吸については
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。円形脱毛症界隈でよく耳にする言葉に『毛根が死ぬ』または『毛穴が死んでいる』と云うモノがあります。これって結構な怖い話なのですが本当なのでしょうか。本日の記事はこの件について私の思うところを経験を踏まえて綴ってみたいと思います。結論から書いてしまうと私の今までの経験則からは円形脱毛症において『毛根、毛穴が死んでしまう事は無い』と思っています。もしかしたら医学的な解釈では異なるのかも知れませんが、ご来院されている円形脱毛症歴10年間、20年間
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。円形脱毛症が回復してくる時には勿論脱毛部に髪が生えてくるわけです。この生え方と云うモノにも実は特徴があるので本日の記事ではこの辺りを書いてみたいと思います。まず大前提として抜けた箇所全てから一様に髪が生えだす生え方を思い浮かべる方が多いのですが、このケース、無くは無いのですがとてもレアなケースと云えます。ほぼ全てと言えるほどのケースで見られる生え方には「ムラ」があります。それは単発性であっても多発であっても蛇行型であっても全頭型であっても汎発性で
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。当院では初診時には「いつ円形脱毛症に気づきましたか?」という質問をほぼ全ての人にさせていただいています。「はい、×月〇日です。」や「△月頃だったかなぁ」や「あ~分からないです」などその回答は様々です。その他にも沢山の質問をさせていただくのですが、私はそれらの内容をカルテに記載していくので当院には重要な資料となる内容がゴロゴロしています。円形脱毛症に気づいた時、これについてある程度の統計が取れれば円形脱毛症の発症しやすい時期がある程度特定され、またそ
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。前回の記事では今回の記事で取り上げる全頭型の症例について、発症に至るまでの経緯と私独自の見立てをご紹介いたしました。施術目標は第一に『補血(ほけつ:血の働きを補う事)』、第二目標として『理気(りき:気を巡らせる事)』としました。理由としては激しいダイエットによって体重の減少が生じました。東洋医学的には体重減少は陰陽の「陰」分の減少を意味します。「陰」には「血(けつ)」も含まれるため一時的な血虚状態に陥り、相対的に余った「気」が身体の上方へ溜まり頭部で「気
2024年の記録(今は2025年)1月2月はそのままヘアピース被って生活3月末にやっと美容院に行く気になりカットしてもらいそのまま脱ウィッグしました最初はトップの髪が短くて、1つにまとめても毛先が不自然にピンッと出たりしてたけど、そないに誰も私の髪の毛見てないしと思ってるうちに伸びてきて、今は全体的に肩ぐらいまで伸びました脱ウィッグしてもうすぐ1年ですが、この1年は髪がやたら抜けることも、新しい円形脱毛ができることもなく過ごせました。でもまたいつ抜けるかはわからないので、油断せず日々
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。当院では主に円形脱毛症に対する鍼灸施術を中心としております。円形脱毛症と一口に言っても実際には2~3ミリ大の単発型(極端な例ですが実際にあります)を扱うこともあれば症状が全身の髪や毛に及ぶ場合も当然あります。症状により問題のある部位(脱毛部)の大きさは様々でありますが、そのような症例に接してきた経験から思う事として『円形脱毛症の治りやすい・難いは必ずしも脱毛面積の大きさに比例しない』という事です。さて本日の記事では実際の症例をご紹介いたします。症
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。円形脱毛症に限らず髪の悩みは老若男女誰にでも起こり得る現象だと思います。その中でも円形脱毛症は年齢に関係なく訪れる現象ですが、一般的に髪の悩みというと加齢によるケースが多いように思えます。加齢による髪の悩みは男性であればAGA、女性であればFAGAが代表的ではありますが、これらは加齢と云ってもヒトによっては20代30代の若さでも訪れる事のあるので一概に加齢という言葉がシックリしないケースも本当に多いです。AGA、FAGAに関しては性ホルモンの変動という原因
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。いきなり釣りの様なタイトルに成ってしまいました。本日は東洋医学的な内容を書いていきます。ダストデビルとは塵旋風(じんせんぷう)というつむじ風のような竜巻にも似ている自然現象です。地球の外側にある火星表面でも観測されているようですね。それと円形脱毛症の何が関係あるんじゃ~と思われる事でしょう。まずはご説明します。ダストデビルのようなつむじ風は何故生じるのでしょうか。それは地表が温められて上昇気流が生じます。その時に何かしらの刺激が
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。本年もよろしくお願いいたします。本日はタイトルにもあるエピジェネティクスについて円形脱毛症を絡めて書いてみたいと思います。エピジェネティクスとは医学の分野の中でも比較的新しい最近研究が進み始めた分野であろうと思います。私的には遺伝子医学とでも称したい気分なのですがきっと既に本来の呼び名があるのだと思います。ではこのエピジェネティクスとは一体何かと言えば遺伝子のスイッチのONとOFFについての研究なのです。皆さんご存知のように人間の細胞には
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。今年も冬至がやってきました。自動的に当ブログも8周年を迎えました。読んでいただいて本当にありがとうございます。おかげさまで今年のアクセスは大分伸びまして、6000~7000程度の月間アクセス数をコンスタントに出し続けられるようになりました。またAmeba運営様から読了(記事を最後まで読んでいると判断されるアクセス)数が多いとのご連絡もいただいております。いやほんと、あんな長いモノをよく読んでいただき恐悦至極でござる。あ、それと今年は純粋なブログ
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。皆さんはお気づきになられただろうか……。当ブログタイトルの後半が『円形脱毛症とアトピー性皮膚炎と、時々、妊活』と成っているのを。そうなんです。ブログ開始時よりこの題名でやってきました。これは何故かと云えば当院での施術実績が多いからなのです。もちろん当院は円形脱毛症一筋でやってきていますが、だからと云ってご来院される方は円形脱毛症以外でお悩みでがないわけでは無く、健康上のまたはお身体の様々な事に悩まれています。その中でも多いのがアトピー性皮膚炎
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。円形脱毛症とは主に髪が切れる事態を経て髪が抜けてしまう病です。これと同じではないのですが似た状況に陥るのが抗がん剤治療です。抗がん剤治療でも髪が抜け落ちてしまいます。円形脱毛症と抗がん剤による脱毛の違いは抗がん剤を止めると基本的に髪が生えてくる事ともいえます。そのような抗がん剤による脱毛を少しでも軽減しようという治療が病院の抗がん剤治療においてなされています。それは『頭皮冷却』です。まずは頭皮冷却の記載されているサイトを見てみましょう。
こんにちは。あおい堂鍼灸院です。このところ「最近までのまとめ」と称して今まで書いてきた内容の中で私が現在でも重要に思っている事柄を書いてきました。一応本日の記事で「まとめ」としては一区切りです。そんな本日の内容は「まとめのまとめ」です(笑)。まとめと称しながらも、結局でら長くなってしまいましたので簡潔にしたいと思います。と言いながらも新しい概念や言葉が出てきてしまうかも……(๑>ᴗ<๑)テヘッ♡まず円形脱毛症の発症原因は大きく分けて身体の内側から生ずる問題とその人の