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セピデーは離婚したばかりの男友だちに紹介しようと、幼稚園の教師エリを誘い、カスピ海沿岸へバカンスに出かける美しい浜辺にある古い別荘にたどり着き、穏やかで楽しいひとときを過ごすしかし翌朝、エリはこつ然と姿を消し、浜辺では子どもがおぼれていた捜索が始まり、セピデーはエリのことを名前以外、何も知らなかったことに気づく。こちらは2009年のイラン映画です(116分)この年のベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した作品でございます以前ご紹介した「別
テヘランに暮らす夫婦ナデルとシミン。妻のシミンは娘の将来を考え、海外への移住を計画していた。しかし準備が進む中、夫のナデルは、アルツハイマー病を抱える父を残しては行けないと言い出す。夫婦の意見は平行線を辿り、ついには裁判所に離婚を申請する事態に。しかし離婚は簡単には認められず、シミンは家を出てしばらく別居することに。一方ナデルは父の介護のため、ラジエーという女性を家政婦として雇う。ところがある日、ナデルはラジエーが父をベッドに縛り付けて外出したことに激高し、彼女を家から手荒く追い出してしまう
イラン映画CHAHARSHANBE-SOORIアスガル・ファルハーディー監督の未公開であった初期3作の3作目。1,2作目と違ってイランの都会で中産階級が住むようなマンション住まいでの群集劇で女子はかなりづけづけとものを言い旦那との口論も攻撃的出世作で本作の次作になる「彼女の消えた浜辺」と似ていてそれぞれにイライラして、秘密を秘めて、謎が多いのは次作へと継承されて成功するのをにおわせる。
イラン映画SHAHR-EZIBAアスガル・ファルハーディー監督の2作目こちらも未公開映画になる。1作目に比べると映画の技術が明らかに上達している。今回も「ここがヘンだよイラン」とある意味自国のおかしな点を描くので告発になる。今回は一番おかしいのは、心中で相手が死んでしまうと「殺人罪」で死刑になるという法律。となると太宰治は自殺の前に死刑になっていた。(日本ではほう助罪程度で殺人にはならない)もっとおかしいのは、死刑にするには、死んだ娘の父親が憎しみからお金を払うと国
コレもどなたかのレヴューを読んで気になっていたヤツ!Amazonプライムビデオに来たのでチェックです。あらすじを読んでなるほどね~って納得して観始めたんですが序盤から実はその金貨を使って…って出だしでそこが主人公の清廉潔白を主張できないネックになっていてあらすじ読んで感じたより以上に先の展開が気になりました♪借金トラブルの罪で服役していたラヒムはようやく実現した休暇を迎え意気揚々としていた。それは離婚後親しくなった彼女ファルコンデが大金に値する金貨を拾ったから。彼女とラヒムはその金貨を換金して
今週は韓国映画以外のアジア映画紹介特集週間。三日目はイラン映画。「英雄の証明」アスガル・ファルハーディー監督74回カンヌ国際映画祭コンピティション部門グランプリ作品&94回アカデミー賞国際長編映画賞イラン代表作品です。今一番好きな監督。さてどうでしょうか?物語の舞台はイランの古都シラーズ。主人公は借金の罪で投獄され、服役している状況です。借金を返せば出所出来るのですが、お金を借りられる伝手も無く途方に暮れています。そんなある時、主人
監督アスガル・ファルハーディースペイン映画のパコ率高い。太郎的な?仕立て屋さんのインテリア可愛い~。電線を切る意味が分からなかった。混乱を狙ったんだろうけど。ギャンブルクズが偉そうに。夫はアル中。二日目のカレー並みにドロドロしてきたぞー!神発言には深い意味があったのねー。ベアの番号しか知らなかったのか。パコありがとう・・・。ラストの演出良いな。真相に気づいたママが、農場を買ったり、犯人を捕まえたりするのかな?と、続きを想像するのが楽しい。この監督にしては平凡と
2011年イラン監督アスガル・ファルハーディーレイラ・ハタミ、ペイマン・モアディ、サリナ・ファルハーディーイラン映画ってなかなか、当たりが多い。原題はペルシャ語なのでわかんないけど、英語題はNaderandSimin,ASeparationあくまでもナデルとシミンのお話。冒頭、二人の離婚調停から始まる。まず目を引くのがイランの調停の空気感。冒頭の二人の場合は二人がワーワー騒いで終わり。お話の盛り上がり部分のラジエー達との調停の時は攻守入り乱れて何が何だかわからん。
3月末に3回目のワクチンを接種。もうマンボウも解除されたので、コロナ禍以降遠慮していた渋谷行きを解禁して、ヒューマントラストシネマで『ハッチング孵化』、ル・シネマで『英雄の証明』を観てきました。ル・シネマの後はBunkamuraのブックショップ・ナディッフモダンへ。これ、お決まりのマイ・コースなんです。ナディッフモダンは、本あり、プチギャラリーあり、アート小物ありのアート・ショップ的なお店。もう私の好きなものだらけで、行くたびに欲しいものが多すぎて七転八倒するという、困ったショップです。
Todoslosabenトードス・ロ・サベン誰もが知っているEverybodyknows誰もがそれを知っている(邦題)2018年、スペイン・フランス・イタリア映画。脚本・製作・監督「アスガル・ファルハーディー」音楽「ハビエル・リモン」撮影「ホセ・ルイス・アルカイネ」出演「ペネロペ・クルス」(ラウラ)「ハビエル・バルデム」(パコ/ラウラの元恋人、ベアの夫)「リカルド・ダリン」(アレハンドロ/ラウラの夫、イレー
2011年のイラン映画です🇮🇷第61回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最高賞である金熊賞と、女優賞、男優賞の2つの銀熊賞を受賞したスゴイ作品です。第84回アカデミー賞ではイラン代表作品として外国語映画賞も受賞しています。監督はアスガル・ファルハーディー。イランのテヘランで暮らすシミン(レイラ・ハタミ)とナデル(ペイマン・モアディ)には11歳になる娘がいた。妻シミンは娘の教育のために外国へ移住するつもりだったが、夫ナデルはアルツハイマー病の父のために残ると言う。ある
【日本語字幕付予告編:1分51秒】https://youtu.be/N-wBJBoAF_k【感想】先日観たイタリア映画「家族にサルーテ!イスキア島は大騒動」に続いて、今回はスペイン映画。しかも、主演が実生活では夫婦である、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデム。もう、映画のポスターを見ただけで充分濃い内容の映画だと容易に予想される。ただし、監督はイランの名匠アスガー・ファルハディ。残念ながら、この監督の作品は今まで観たことが無いので、スペインの演技陣とイランの監督の化
梅雨のような雨の午後。大好きな監督の待ちに待ったイラン映画を観ました。「セールスマン」アスガル・ファルハーディー監督第89回アカデミー賞外国語映画賞を二度目の受賞した作品(ちなみに前回は離別です)。出す作品総て好きだしレベルが半端なく高い。現在ドゥニ・ビルヌーヴグサビエ・ドランと並び、私にとっての三大映画監督です。前作(ある過去の行方)が途轍も無く素晴らしく、その年のマイベストテンに入れてから3年。要約この新作を観ることが出来ました。
作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動しているある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、ふたりの穏やかだった生活は一変する事件を表沙汰にしたくないと警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべくひそかに犯人捜しを続ける演劇と犯人探し、夫婦の感情のずれがスリリングに絡み合い、やがて物語は思わぬ展開に…。こちらは201
ちょっと前、立川シネマシティでアスガル・ファルハーディー『セールスマン』を観た。【STORY】教師のエマッドは妻ラナとともに小さな劇団に所属し、上演を間近に控えたアーサー・ミラー原作の舞台「セールスマンの死」の稽古に忙しい。思いがけないことで住む家を失った夫婦は、劇団仲間が紹介してくれたアパートに移り住むことにする。慌ただしく引っ越し作業を終え、「セールスマンの死」の初日を迎えた夜、事件が起こった。ひと足早く劇場から帰宅したラナが侵入者に襲われたのだ。この事件以来、夫婦の生活は一変した。