チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 イーゴリ・マルケヴィッチ指揮ロンドン交響楽団 1962年
今日は、イーゴリ・マルケヴィッチがロンドン交響楽団を指揮して録音したチャイコフスキーの「悲愴」を聴きました。曲の冒頭から、厳しく明晰な音楽、です。この演奏を聴き始めた時、以前何処かで、マルケヴィッチが作品のテンポ設定を考える時にその作品に含まれるもっとも短い音符が明瞭に聞き取れるようにすることが必須条件なのだと言っていた、と言うようなことを読んだことを思い出しました。いや、この演奏のテンポ設定がどうかというような偉そうなことを言いたいわけではありません。録音も優秀なのでしょう。ともかく細か
- リブログ1
ブラームス 交響曲第4番 オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団 1957年録音
ブラームスの第4番を聴きたい、と思いました。それで何気なくかけたのがオットー・クレンペラーがフィルハーモニア管弦楽団を指揮して録音した交響曲全集の中の演奏でした。これが。今日の私の気分に本当にぴったりだったのです。いつもながらの、いかにもクレンペラーらしい無愛想でゴツゴツした音楽の開始。力強くズッシリとしたテンポで…。しかしこの演奏はそうしたクレンペラーらしさも充分に感じさせながら、しかしとても流れる演奏でした。そしてとても豊かな歌が感じられる演奏だったのです。エネルギッシュで表情豊
- コメント1
- リブログ1