ブログ記事59件
大会を控えた前夜さとち達は和館の一部屋に9人分の布団を敷いてもらいました(肇君は入っていません)メンバーはフェアリーズの5人さとち、ま~くん、かず君、じゅん君健太君(てんとう虫)とTFCの4人ケンタ、レイジ、サトル、ハルです昼間はお手伝いと練習でクタクタなはずなのに9人が揃って寝るなんて滅多にない事なので全員テンションがMax状態(昼寝をしてるので眠れないのもありますが)話題は明日の羽根突きについて「健太くんははねつきっちぇやっちゃことあっちゃ?
一緒に年越し参りがしたいそう言われたら断れないどうしたら良いんだ?休日、彼と話が出来る時間を見計らってラインを入れた『電話しても大丈夫』『うん、大丈夫だよ』直ぐに返事が来た(日本は日曜日の午前11時頃)「起きてた?」日曜は遅くまで寝てることが有る12月は忙しいから・・・「そんな遅くまで寝てないよと言っても1時間前に起きたけど」「良かった・・・電話したのは・・・ノアが・・・」言いにくいなあ・・・まだ返事をしてい
羽根突き大会の準備のため松岡邸には沢山の人が出入りしていますテラスで休憩中の画伯父ちゃんと翔父空を見上げながら豆屋の珈琲でひと息「忙しそうだな(笑」来て早々に仕事を押し付けられた画伯父ちゃん絵を描いたり、字を書いたりと大忙し「若ちゃんと画伯が一緒だから忙しくても楽しいぞ大方仕事は終わったけど」子ども達は遊んでくれる人が沢山いるので全く、二人の所には寄ってこない翔父はちょっとだけそれが寂しいみたいだ「お前は何してるの?」「明日の福袋の
クリスマスホリデー期間12月20日前後から1月1日までで子どものいる人たちは有休を使い1週間くらい休む人もいる街の広場には大きなクリスマスツリーが飾られクリスマスムードは高まってきてるけど日本のような派手さはない「クリスマスイブって・・・クリスマスの夜って意味なんだね」前日だとばかり思ってたけどどうやらそうではないらしい「確かにクリスマスeveningの略だな・・・」直訳するとクリスマスの夜二人で話してるとノアがそれについて教えてくれた
羽根突き大会の準備は着々と進んでいます蒼ちゃんのかなり豪華な福袋も頼まれた人たちがノリノリで引き受けてくれたお陰で参加者にお渡しできることになった羽根突き大会の優勝チームには表彰状と豆屋の湯呑が贈呈される(表彰状は若ちゃんの絵に画伯父の書)さとちは二人の父のいる時代に飛び羽付き大会のお誘いに向かったサンルームにいたハル君が大きな声で画伯父ちゃんを呼ぶ「父ちゃん、さとし君が来たよ僕の言ったとおりでしょ!」ハル君、朝からさとちが来ると二人の父に話
母との食事を終え池田は俺の部屋に泊まることに(そのつもりで出て来てるんだけど)風呂上がり、二人で飲み直そうとリビングに陣取ってビールで乾杯腹は減ってないのでツマミは乾きもの「おばさん、元気になっただろ?」『元気すぎるよな』って言葉が混じった笑みを浮かべる「ああ、絶好調だな・・・まあ、年末年始と忙しいから元気でいてもらわないと年明けに寝込まれたら大変」目の回るような忙しさなのはずっと見て来たから元気すぎる方が安心だ「今年はおじさんが手伝う
思い付きで開催が決まった羽根突き大会こっそりする予定がかなり大大的なイベントになりそうな雰囲気です打ち合わせの中心は豆屋と蒼ちゃん「どれくらいの人が来るの?」10人程度だろうと考えていた豆屋蒼ちゃんの言葉に唖然とした「今のところチビたちを入れて43人まだ声を掛けてない人が居るから50人は超えるんじゃないか?」「50人?」「松岡邸の庭でやるって言うんだからそれくらいは覚悟してたけどまだ増える可能性ある?」Masterは意外と冷静で
さとち達5人は豆屋に到着庭先から大きな声で呼びかけます「あけまちておめでとうごじゃいます」その声を聞いて店の中から飛び出してきた着物姿の豆屋「あけましておめでとう」「ことちもよろちくおねがいちます」可愛い4人の妖精から言われたらデレデレになるよね豆屋さん目じり下がりすぎ(笑)「こちらこそ、よろしくねどうぞ中に入って」「まめやさんひとりなの?」「マスターが明け方来て仮眠中だよ雑貨屋も家で寝てるんじゃないかなまだ来てな
紅玉で新年を迎えたさとち達お兄ちゃんは実家と言う所に帰っています蒼ちゃんに「実家」って何って聞いたら『お兄ちゃんが生まれそだった家の事だよ』と教えてくれました「おいらのじっかは?ようせいんくにそれとも・・・あおのもり?」生まれたのは蒼の森で赤ちゃんの頃は妖精の国の女神様のお庭で暮らしてた飛べるようになったら、コロニーのお家で一人暮らしう~んお家がいっぱいあって何処なのか分からない・・・「チビの実家は蒼の森だな」蒼ちゃんが即答したからあ
アメリカのクリスマス休暇は長いそう思っていたけれどそれは全くの勘違いで祝日なのは25日、そして元日の二日間年明けは2日から仕事が始まる長い休暇を取りたい場合は有給休暇を利用する僕と先輩は派遣として来ているので年末年始の休暇をこちらで言う有給休暇として長いお休みを申請した日本に帰るのは僕だけで先輩はこっちに来る彼女さんと新生活の準備をするらしい彼女さんの就職先を探すのも目的の一つのようだ(トニーに相談していたから何とかなるのかな)僕の新しい部屋はノアの
松岡邸の楠の横の露地門を抜けて豆屋に到着庭先には杵と臼が用意されていて餅つきをするばかりになっていた「おはようごじゃいま~す」可愛らしい4人の妖精の声を聞いて店の中から飛び出して来た豆屋「おはよう、待ってたよ」「おはようございます今日はよろしくお願いします」保護者のお兄ちゃんが丁寧に挨拶をする「堅苦しいのは無しだよ雑貨屋も来てるし近所の子も来てるよもうすぐもち米が蒸しあがるそれまで中で待ってて」(近所の子は子妖ちゃんです)「
忘れてるとは思っていなかったけど・・・その話題には触れないと高を括ってた隣の池田はにやにや笑いながらワイングラスに手を伸ばす「ひ~ちゃんは会ったことあるの?」話を振られて思いっきり噎せ返ったほら、関係ないと思ってると流れ弾が当たるんだよ(笑)「俺はその話は知らないな・・・若様の想い人の話なの?」すっ呆けた顔で興味のあるフリをする「そうなのよ年越し参りに行ってそれから何度か会ってたみたいなの好きな人だって言うから会える日を楽
まだ時間が有るとインスタントコーヒーを飲みながらのんびり構えてると部屋のいたるところから小さな声が聴こえてきた『さとち君が待ってるの~』『お外ばかり見てるよ~』『早く行かないと泣いちゃうかも』え?・・・驚いて部屋を見回すと鉢植えの葉っぱがゆらゆらとまるで話してるように揺れてる(幻聴じゃないよ)お兄ちゃんの部屋の鉢植えの妖精全員、さとちと大の仲良しだから、普通の鉢植えの妖精に比べてかなり力がありますお兄ちゃんに聴こえるように話すのはお手の物「え?
色々あったけど、何とか無事に君へのサプライズも成功し今年のメインイベントは終了後は年末まで仕事に集中12月の最初の金曜日母が池田と一緒に東京に来た東京出張の池田にくっついてきたらしい夕方3人で合流して夕食を共にすることになった待ち合わせ場所のホテルのロビー俺を見つけた母はにこやかな顔で手を振った顔色も良くて元気そうな姿を見て漸くホッとした「元気そうで安心した」心底、ホッとしたのは事実「顔を見せないと納得しないと思って」「昼間は何して
今日は豆屋で餅つきがある日朝からそわそわしてるさとちはお兄ちゃんが来るのを首を長~くして待っています「チビ!まだ30分は来ないと思うぞ」昨日、仕事納めだったお兄ちゃん流石に今日はゆっくりのお目覚めお兄ちゃんの部屋の前の木が『先ほど、起きたところです』と連絡をよこした「もちかちて・・・まだおきちぇないの?」一目で落胆したのが分かる様な悲しい目をして俯いた「さとし君、お仕事をしてる人たちは長いお休みに入った初日は思いっきり朝寝坊したいのそこ
君の写真を見ながら描いた顔は池田や内田が見たら「これ誰?」ってレベルの物だ真面目に描いてるのに抽象画のようでそれをプレゼントするのか?って笑われそうな代物だったそれでも、俺が描いた絵は世界で一つだけで想いを形にしたものだから恥ずかしいけど贈ることにしたどんな反応が返ってくるのか相手はプロだから、かなりドキドキしてる午後3時過ぎ・・・携帯電はにラインが入った『プレゼントありがとう凄いプレゼントに驚いてる』『似てなくて驚いた?』『ううん、想像を遥
どうして日本ではダメだったのか?過去の柵とは何か?何故話してくれなかったのか?聞きたい事は沢山あるのに兄さんを目の前にしたらどれ一つ聞くことが出来ないそれは俺が兄さんにとって特別な存在ではない事を知っているからだあの頃もこの人は過去の話を全くしなかったどんな道を歩いてきたのか居なくなってから「大野智クラッシックバレエ」で検索した輝かしい経歴の記事が溢れていたそして、『若き天才プリンシパルの悲劇』と『再起不能』の記事に辿り着いたこの人がどれだけの
無事大役を終えて電話を切ったその後、3人のラインに報告して仕事に戻った折り畳み自転車か・・・流石にそれは思いつかないどれくらいの箱だったんだろう?想像できないから検索して調べた画像だけでは実感できないけど思ったより大きくないなと感じた何を贈るか本当に悩んだ内田は君の好きな画家の画集を池田はこれからの季節に必要だろうとセーターを贈ると教えてくれた(被らないようにだ)さんざん悩んだ挙句に考えたものは世界に一つだけの物多分、爆笑するだろうけど一
結局、兄さんと話せたのはパーティーの乾杯が終わった後さっき、一緒に踊ったからと言ってあの頃に戻れるはずもなくやはりどこか蟠りは残ってて中々声を掛けられなかった「のらくんどうちてケイのところにいかないの?」遠くから兄さんの姿をちらちら見てた俺に上ちゃんに抱っこされたさとち君が心配そうな顔で聞いてきた「お腹が空いてたから色々食べてからが良いかなって・・・」さとち君は何も載っていない皿を見て困惑顔で「なにからたべるの?」痛い所を突いてきた
意外にも電話の主は彼だった3人は電話が掛かってくるのを知ってたみたいだ「もしもし・・・櫻井」朝も話したし・・・今の状況だと「おめでとう」を言わせるのも申し訳ない気がして・・・どうしても戸惑った声になってしまう「智、スピーカにする前に母から電話があって今日か明日には退院できるって」「それは良かった!」「ああ、母に叱られたよ大袈裟だって!」彼の声が明るくて・・・それを聞いただけでホッとした何よりも嬉しい誕生日プレゼントだ「
隣で踊る君(野良君)はすっかり俺と出会う前のスキルに戻ってて(あの練習の日々は何処へ行った)振りが皆と一テンポズレるそれが君らしくていつも以上に笑顔になった俺対照的なのは君の顔振りを間違えないようにと強張った顔で必死の形相見かねたさとち君が隣までやってきた「のらく~んじょうずにおどろうとおもっちゃだめなのリラックスちて、えがおなの~いちに、いちに!」満面の笑みで楽しもうと教えてる学祭の前にみんなに教えてもらってたのにすっかり忘れてる頭で考えるからズ
内田からだと思ったらまさかの母からだった何か有ったのかと恐る恐る電話に出た「もしもし、母さんどうかした?」「そんな心配そうな声で・・・お母さん、どこも悪くありません!疲れと寝不足と食欲不振で倒れたの睡眠と栄養を取ったら今日は朝から絶好調ですお医者様からは今日にでも退院可能と言われました」確かにいつも通りの元気そうな声もしかして、俺に連絡したことバレたのか「本当に大丈夫なの?元気な振りしてるんじゃないの?」昨日はかなり覇気のな
彼の事は心配だけれどトニーたちが企画してくれたからパーティーに行くことにした(主役が僕だから断れない)「智、ったのか?」先輩は目敏い誤魔化せないので話をしたら僕の背中を叩きながら「大丈夫だよ彼にはお前の自慢の仲間が付いてるそれにお母さんは一番安心できる場所に居るんだから」同じことを彼に言ってたのを思い出した「そうですね・・・お母さんは大丈夫僕が信じなければ元気づけてるのが嘘になっちゃう」「そうだよ良くなってからこうだ
撞球室内で待っていたのは雑貨屋さんとサクちゃん「野良君、久しぶりだね元気だった?」人懐っこい笑みを浮かべた雑貨屋がにやりと笑いながら衣装を渡して来た「これは・・・」「野良君の衣装だよ」「衣装って・・・まさか・・・ステージに立つとかですか?」「呑み込みが早いねえその通りだよ」サクちゃんが笑顔で応える「ほらほら、話してる余裕はないよまず、次の曲の練習をするから曲が始まったら、ステージの下に行くからね」そんな無体な
教えられた呼吸法を試したら割とすぐに眠ることが出来たただ、いつもよりはやく目が覚めてノロノロと起きだした「珈琲でも飲むか・・・」スイッチを押せば美味しい珈琲が出来上がる憂鬱な気持ちを追い払うように珈琲を口に運ぶ携帯を眺めながら・・・またもや声が聴きたくなった「ランチタイム終わってる」仕事中に掛けるのはダメだな・・・諦めて電源を落としたら携帯が鳴った「櫻井、おはよう」声の主は君だった「おはよう・・・もしかして見えてた?
ソロ曲コーナーのラストは智にぃ会場に来ている全ての人が圧巻のパフォーマンスに瞬きするのも惜しいくらい彼に釘付けになっているそんな中、俺だけは兄さんに釘付け兄さんもだけれど他のソラスのメンバーも智にぃの後ろで踊れることが嬉しいのか全員が誇らしげな顔をしてるこれほどの人たちが一緒に踊る事って多分、ここでしか見れないんじゃないかって思う曲が終わっても直ぐには歓声は起きないまだ見ていたいと言う願望からなのか全員が我に返るのに数秒の時を要するそして巻き起こる拍手と
池田君にラインを入れたら直ぐに電話が掛かってきた「もしもし、櫻井と話したんだ」いつもより声のトーンが低くて池田君の心配も伝わってきた「うん、今電話を切ったところ・・・それで・・・彼のお母さんは大丈夫なの?」もし彼に話していないことが有れば聞いておきたいと思った・・・「ああ、アイツにも話したけどどこも異常はなかったようだただ・・・かなり無理してたみたいおばさんを支える人が居ないから・・・」大きな旧家の次期当主で僕には想像
大ちゃんから来ていると聞いたから客席の君を見つけても動揺はなかったO国に渡ってからはお節介な王子やバカンスでやってくるソラスのメンバーがそれとなく君の近況を教えてくれたとりわけfriendshipの翔は独り言をつぶやくように詳しく教えてくれた森の小さな美術館に就職が決まった時は本当に悔しそうに肩を落としてたそんな彼に王子は『いつかは彼のカンパニーに引き抜くんだからfriendshipには行かないよ(笑)鮫島館長の元で才能ある若者を見極める力を付けてもら
いつもよりはやく目が覚めた予知能力は全くないんだけれど枕もとの携帯が鳴る様な気がして気のせいかな・・・眠気もないのでそのまま起き上がってカーテンを開けたその瞬間、携帯が鳴り始める画面には彼の名前スワイプして電話に出たん?電話に出たのに沈黙酔ってるのかな?寝る時間には少し早いけど何か有ったのか?「もしも~し櫻井君どうかしましたか?」極力明るい声で呼びかけた「あっ・・・こんな時間に・・・起こしてごめん」心なし声に元
智にぃ&ソラスのライブが始まったずっと気になってる「ケイ」あのダンスは絶対に兄さんだけど・・・確信が持てない俺の席からは、はっきり顔が見えないんから・・・「ここは会いたい人に会える場所だよ」隣に座る零治さんが俺の耳元で囁いた彼らのダンスパフォーマンスは圧巻で見ているだけでため息が出るほどだ俺の目が追うのは「ケイ」最初に彼のダンスを見た時と同じ衝撃を受ける間違いなく彼は「兄さん」だ・・・「ケイは・・・兄さんですね・・・」兄さんはソラス