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帰還して来る兵たちの間をすり抜け、必死に幸村を探し回った。幸村と同じ先陣に出ていた兵たちに声をかけ、何かと幸村のいるという天幕にたどり着いた。「幸村・・・っ⁉︎」幸村「ゆう・・・?」幸村は自分用の天幕の中で、血まみれの肩を布でおさえ、ひとり倒れこむように横たわっていた。(ひどい怪我・・・っ)痛々しい姿に息を呑み、そのそばに駆け寄った。幸村「っ・・・どうしてここに」「幸村の部下の人たちに教えてもらったの。怪我したって聞いて・・・」幸村「あいつら・・・。お前には内緒にしろって言ってお
帰還して来る兵たちの間をすり抜け、必死に幸村を探し回る。そしてついに、その姿を見つけ出した。「幸村!」幸村「ゆう⁉︎」私の方を振り返った幸村は、驚きに目を丸くする。(幸村、ちゃんと立ってる。歩いてる・・・無事だったんだ・・・っ)感情が溢れ出し、気がつくと駆け寄ってその胸に飛び込んでいた。「良かった・・・・・・!」幸村「っ・・・おい、ゆう?」驚きながらも、幸村はしっかりと受け止めてくれた。(あったかい・・・良かった、無事で)幸村の手がそっと私の背中を撫でる。幸村「いったい、ど
(幸村も私と同じ気持ちってこと・・・?)勝手に湧き上がる期待に、ドキドキと胸が高鳴っていく。(こんなの、とても眠れそうにないよ)------そして翌日------(幸村の口づけの意味はわからないけど・・・)眠れぬ夜を過ごして、一つだけはっきりと心を決めていた。ん?嫌な予感。。。まさか。(好きな人が命を落とすかもしれないのに、このまま城で待ってるなんてできない)私は信玄様の部屋に、あるお願いをしに向かった。「お願いします」私は信玄様に向かって深く頭を下げる。「私も戦に同行さ
(本当、賑やかだなぁ・・・)私は、今夜も春日山城の広間で開かれた宴を見回した。信玄「ゆう、楽しんでるかー?」「あ、はい。信玄様」酒杯を手にした信玄様が、私の肩を軽く叩いて声をかけてくれる。信玄「うん、それならいい。君もかなりここでの生活に慣れてきたみたいだな」「おかげさまで」(あれからもう数週間たったんだよね・・・)タイムスリップした後、佐助くんに連れられてこの春日山城へとやってきた。何もかもこれまでとは違う生活にも、少しずつ馴染み始めている。(それにしても・・・)「宴が開か
風のように去っていく佐助くんを見届けてから、私はすぐに襖を開く。政宗「開けるの早いな。そんなに俺に逢いたかったか」こういうセリフが一番似合う、政宗「っ、政宗の声がしたから開けたんだよ!」政宗「素直じゃない奴だな」(わ・・・)政宗は後ろ手で襖を締めると、拒む隙も与えず私を抱きしめる。「ま、政宗・・・っ」政宗「困る顔もいいな、お前」「からかわないで・・・っ」政宗「俺はいつも大真面目だ。お前も素直になれ。じゃなきゃ罰として・・・」(あ・・・まさか)引き止めるより早く、政宗が噛
政宗「無茶する女だな、お前」(政宗・・・)ぎゅっと強く抱きしめられて、鼓動が静かに脈打つのを感じる。私を腕のなかに閉じ込めたまま、政宗が安堵したように息を吐いた。政宗「・・・・・・間に合ってよかった」(あ・・・)政宗がその場でぎゅっと力強く抱き締めてくる。背中に回るたくましい腕の感触が、胸をじわりと熱くしていく。(助けられたのは、二回目だな・・・・・・)政宗「・・・というか、なんで戦場にいるんだ。正気かお前」「そ、それは・・・・・・政宗のことを、理解したくて」政宗「俺のこと?」
政宗「さて、行くか」「う、うん。そうだね。わっ」悪戯っぽく笑いながら、髪をくしゃくしゃと掻きまわされる。政宗「早いところ、安全な場所まで送り届けてやらないとな。お前は、こんな荒れ狂った場所には不向きだ」「うん・・・」あたたかい手のぬくもりに、また甘く胸がときめいた。(こうしてると、本当に恋人同士みたい・・・)考えると同時に、さきほど否定しなかった政宗の気持ちが気になってくる。「ねえ、政宗。・・・恋仲ってなんで否定しなかったの?」政宗「へえ、そんなこと、気にしてたのか」「・・・
政宗「・・・・・・間に合ってよかった」(政宗・・・)顔を上げると、安心した面持ちで政宗が私を見つめる。政宗「なあにいっちょまえに立ち向かってやがる。慣れないことするな」「う、うん・・・」(政宗が来てくれて・・・・・・本当によかった)今しがた起きた情景を思い返しながら、心から改めてそう感じた。するとその時、ひとりの男性がこちらに駆け寄ってくる。三成「政宗様、ご無事ですか?」政宗「ああ、三成か。こっちは心配ない」三成「よかった、見当たらなかったから心配しました」(・・・この人、タ
政宗「ま、たしかに面倒だな。いちいち城の外まで呼び出さなきゃ逢えないっていうのは。いっそ春日山城攻め落として、お前をさらうか」「っ・・・からかわないでよ」政宗「からかったわけじゃない。あの城、前から攻め落としがいありそうだと思っていたんだよな」(攻めるって・・・)耳に響く言葉に、心臓が嫌な音を立てる。「・・・政宗は戦いが好きなんだね」政宗「ああ、好きだ。生きていることを実感できる」(死ぬかもしれないのに・・・?)自分だったらと思うと、怖くて仕方ない。何度逢ったとしても、政宗を心か
信長「貴様のすべてで俺を愉しませろと言ったはずだ」「今の私には無理です」信長「なぜだ?」「・・・・・・言えません」信長「言え。これは要求ではない、命令だ」(・・・・・・言えない。信長様は、きっと戦が始まると知っても、冷静にそれを迎え撃つだけだ。私は、春日山城のみんなにも・・・・・・信長様にも、傷ついてほしくない)黙りこくる私に、信長様は威圧感をわずかに和らげる。信長「何かあるのならば、話せ。貴様ひとりで悩むよりも効率よく解決する術が見つかる」なんか、解決策みつかりそうよ。信長様に
信長「駄目だ。貴様がそういう顔をするのは気に食わん。貴様のすべてで俺を愉しませろと言ったはずだ」「今の私には無理です」信長「なぜだ?」「・・・・・・言えません」信長「言え。これは要求ではない、命令だ」(命令・・・・・・)その有無を言わさない響きに、私の中にずっと閉じ込めていた疑問がこぼれ落ちる。「・・・・・・信長様にとって、私ってなんですか」信長「・・・・・・貴様は幸いを運ぶ縁起物で、俺の持ち物だ」「そう、ですか・・・・・・」(わかってた。信長様が私をそばに置くことに、それ以
(・・・・・・そっか。あの浪人たちを厳しく処分しようとしたのは、そういう意図もあったんだ。平和な世の中か・・・・・・)「確かに・・・・・・そうなったら、素敵ですね」信長「なる。必ずな」迷うことなく断言して、信長様はまっすぐ前を見据える。強い光を覗かせる双眸(そうぼう)には、信長様の話す平和な安土の町並みが、もうすでに見えている気がした。(この人は、大きな視点で、はるか先を見て物事を考えてるんだ。人を斬ったりとか、戦には、やっぱり反対だけど・・・少しだけ、信長様のことを理解できたかもしれな
(仕立て終わった着物をとどけるだけなのに、まさかこんなに遅くなるなんて・・・・・・)悠々と輝く月に背中を押されるように、私は春日山城への帰路を急いでいた。(次、帰りが遅くなったら外出禁止令を出すって謙信様に怒られたばかりなのに・・・!)戦国時代にタイムスリップした後・・・・・・佐助くんと再会を果たした私は、彼が忍びとして身を置いている春日山城で、上杉・武田軍の世話役をしながら針子の仕事に勤しんでいた。(夜は暗くて怖いから、通らないことにしてるけど・・・・・・今日は近道しよう・・・・・・)
こんばんは〜〜(╹◡╹)♡ゆうです昨日の夜、終了になった「もう一つのイケメン戦国」ラストは過酷でしたぁ今までで一番過酷だったかも〜〜レポ🎤ですが、今回は、”もう一つの本編”くらい力入れましたので、全レポいきたいと思います。ただ、エピローグは、購入なので、条件付きで、全レポ🎤〜〜❣️ヒューヒュー🍃針子仕事もありますので(笑)、毎日少しずつしかあげられませんのでご了承下さい予定では、信長様→政宗→幸村の順で、載せられたら。。。と家康姫ごめんなさい🙏タイムオーバーで、クリ
こんばんは〜〜姫様方、シナリオイベント「もう一つのイケメン戦国」お疲れ様でした感想としては、大変良かったですっ信長様→政宗→幸村まででタイムアップ終了となりましたが、三人とも全ENDクリアできて、エピローグも購入できた最終日、最後のフィーバースケジュール逆算して、「ん?これ無理?」と気付き、iTunesカード💳購入に走り終了10分前に、なんとか間に合った家康までは進めなかったけど。。。すっごく満足です❣️何と言っても、シナリオが良かった信長様は甘々だし、(エ
もしもタイムスリップで着いた場所が安土城ではなく春日山城だったら・・・?と言うお話のようです。面白いかもしれない!政宗と信長様と家康と幸村です。良いメンバーですね(笑)こう、購買意欲をそそるメンバーといいますか・・・