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こんな未来が来るなんてまもちゃんと付き合い始めた時は、まさかこんな事になるなんて予想出来ていなかった。その予想とは、今目の前に繰り広げられている事だ。「兄さん、元気だった?」「ああ」「俺がいなくて寂しくなかった?」「うさがいつも傍にいてくれるから、平気さ」「ふぅーん」まもちゃんが休みの日になると、決まって我が家に遊びに来るのは弟の進悟だ。襲来してきたかと思えば、まもちゃんにくっ付いて“兄さん、兄さん”って……全く、呆れてものも言えない!アンタはまもちゃん専用の磁石か、それと
部屋とまもちゃんと私何度目かのデート。まだ付き合ってそんなに経っていないこの日、私はまもちゃんの家に来た。「お、お邪魔、します」「くすっ、入って」初めて入るから緊張で声がうわずる。オマケに上手く言葉が発せず、噛んでしまい、まもちゃんに笑われちゃった。二回目のまもちゃんの家。でも玄関から入ったのはこれが初めてで。前の時は、力を使い果たして倒れ、気絶してしまって凄い勢いで寝ていたところを連れてこられたから、当然覚えてなんかいなくて。靴を脱ぎながら、帰りの事を思い出してドキドキしちゃう。
管理人で~す❗️昼間に上映してくれている映画館がかなり少なくなって来ていて内心少し焦りましたが。何とか木曜日に滑り込んできました✨それでも昨年よりは観に行けました❤️まあ去年は劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」の方に注力をしていたので、仕方なかったのですが。それと時期的なもので、公開時はまだ暑さが残っていた時で暑さに参っていたり。それから急に秋の気候に変化して寒暖の差から喉風邪をひいてしまったりと自分的にはアップダウンが大きかったこともあって、なかなか観に行けてなかったので
とあるカップルの話〜ハロウィン編〜今日は10月31日でハロウィンだ。クラスの連中もお菓子を持参し、交換し合って浮き足立っていた。先日からラブラブ交際が始まったあのカップルも例外では無いだろう。何せ付き合って初めてのイベントだ。そう思い、地場と月野を恐る恐る見てみる。「とりっくおあとりーと♪お菓子くれなきゃイタズラしちゃうよ?」「へぇー、どんなイタズラか興味あるからあげない」「まもちゃんのいじわる~!」やっぱり始まってたな。地場と月野版ハロウィンイチャコラ。月野のイタズラって何だ
青天の霹靂「今日もいい天気だなぁ~♪」この所ずっと青空が続いている。天候をコントロール出来ない地球では毎日空模様がコロコロ変わる。貴重な青空が続く空にエンディミオンは地べたに寝そべりながら眺めていた。休日の穏やかな午後。爽やかな天候。平和とは正にこういう事を言うんだとまどろみながら呆然と思っていた。普段口うるさい四天王からも逃れ、たった1人のホッとできる時間。ずっとこの時間が続けばと思っていた。しかし、その沈黙はいとも簡単に破られる事になった。ボーッと空を眺めていると何か
制服デートっていいなぁ〜私、古幡宇奈月。TA女学院二年生。放課後は大体パーラークラウンでバイトをしている。今日も私は甘い物に囲まれて楽しくバイトをしている。そこにこのクラウンにあるスイーツに負けないくらい甘いカップルが一組、テラス席に座っていた。私はそこに注文されたメニューを持って向かった。「いらっしゃい、うさぎちゃん。それに地場くんも」「宇奈月ちゃん、お邪魔してますぅ~」地場衛君と月野うさぎちゃん。うさぎちゃんの方は先に常連になって仲良くなったまこちゃんの友達で、最近よく来
白昼夢ある日の朝、衛は目覚めて隣を見るとそこにはうさぎ、では無く月影の騎士が寝ていた。起きたと思っただけで、まだ夢の中なのか?余りの現実味の無さに、そんな事を思い自身の頬っぺを抓ってみる。「イテッ」……夢では無かったようだ。普通に痛みが走り、これが夢では無い事を衛は悟った。と同時に現実である事に激しく落胆した。何故、又月影の騎士が分離して出てきたのだろうか?衛自身にも全く覚えが無く、困惑した。うさぎとの関係は上手くいっている。それどころか、周りも引く程に付き合いを深めれば深める
泡影花火「うっわぁ〜!すっごく、キレーイ!」そう感嘆のため息をつくのは月野うさぎだ。今、うさぎは花火を見ている。勿論、一人ではない。相手がいる。その相手とはーー「気に入ってくれたようで嬉しいよ、うさぎ」「はい、誘って下さってありがとうございます。月影の騎士様♡」そう、花火デートの相手とは月影の騎士だ。更に驚くべきは、その場所である。「まさか、魔法の絨毯で空を飛んで観るなんて夢にも思いませんでした」「誰も思い付かないし、出来ないことだ。気に入ってもらえたようで良か
ボーイフレンド十四歳、冬。あたしは人生で初めて彼氏が出来た。ずっと好きだったゲーセンのお兄さん、では無くてあたしがセーラームーンになるその日から偶然街角で会っては口喧嘩をしていた人。憎まれ口を叩きながらもどこか気になっていた高校生の恋人。大人で落ち着いていてかっこよくて。眉目秀麗、才色兼備、頭脳明晰。ここらへんの四文字熟語がぴったり当てはまる素敵な人だ。そんな彼はタキシード仮面として活躍していて、セーラームーンである戦士としては全然未熟なあたしをずっと支えて守ってくれていた人で
時を超えたプレゼント八月三日。この日は衛の誕生日だ。夏休みに入っているこの日は、衛もうさぎも一日中何の予定も無い。はずだった。しかし、付き合って初めての衛の誕生日は互いに受験生。衛は進学校に通っている為、学校主催の勉強合宿と言う名のうさぎにとっては何の楽しみも面白味も無いイベントに行ってしまい、当日は全くゆっくり祝う事が出来なかった。うさぎが中学二年の時は知り合ってはいたものの、会えば喧嘩。気になってはいたものの素直になれず、好きであることも認めたくないデリケートな時期。それでも、何
LittleLovebirds一人過ごす孤独な時間は、寂しい。けれど、うさを想う心が俺を救ってくれた。大切な想いが溢れ出る“うさを愛している”会えない夜は、怖くて仕方が無くて不安が溢れ出した想いの全てを言葉にして伝えきれていなかったから出会った頃から素直になれず、会えば喧嘩をしたり売り言葉に買い言葉で言い争いだけどそれすら俺には新鮮で楽しい日々偶然でも会える日々に期待していたし、会いたいと願っていたいつの間にかうさは俺の中でとても大きな存在になっていたうさが傍にいてくれ
自慢したい彼女と独占欲が強い彼氏sideうさぎ遅刻寸前で入って来た教室に、ショートホームルームが終えてからも息が上がっていたあたしは、息を整えていた。ホッと一息ついていると、ゆみことクリに話しかけられる。「相変わらず遅刻ギリギリね、うさぎ」「よくもまあ飽きないよね。鍛えてるの?なんてね」「アハハハハ〜」三学期が始まり、一ヶ月近く経っても遅刻と遅刻寸前を繰り返していた。まもちゃんと付き合い始めて2ヶ月程経つと言うのに進歩のない自分に凹みそう。せっかく一緒に登校する事になっているのに
原作版高校生衛VS旧作版大学生衛大学生の俺、何てファッションセンスしてんだよ…(絶句)俺も大学生になったらこんな服着なきゃいけないのか?こんな服来たらうさに嫌われるんじゃないか?四天王にも浅沼にもなんて言われるか…第一何で蚊取り線香柄のTシャツなんだよ…まさかかっこいいとでも思ってるのだろうか?(絶句)高校生のお前も大概だろ?真昼間にタキシード着て、かっこいいとでも思ってるのか?怪しいぞ!うさこもキザな奴って怪しんでたぞ!このTシャツはな、うさこに嫌われる為に来てみたんだよ
硝子の少年雨が降るこの場所でフッと目覚めた俺は、周りを見渡した。覚えのない場所に立っている。ここは、どこだ?視線を前へと向けるとセレニティに似ている彼女が、誰かに抱かれて腕の中で微笑んでいた。セレニティに似てはいるが、その彼女は風貌が何処か違っていて。大人びた顔つきに、金髪の髪を靡かせている。戸惑って立ち尽くして見ている俺の事など見えていないようで。2人の世界を作っていて、前を歩き続けていた。男の背中に手を回した左指を見ると、そこにはキラリと光る指輪がはめられていた。そんな小さな石で
グローアップ「ペルセウス座流星群、綺麗だな」「うん、そうだね」まもちゃんの家でペルセウス座流星群を一緒に見あげていた。まもちゃんは流れ星を見て綺麗って言ったけれど、私は複雑な気持ちで同調する事しか出来なかった。綺麗と言う言葉を言えなかった。綺麗だとは思う。神秘的だとも。けれど、流れ星も今空でそのまま留まって輝き放っている星々はどれも一つ一つに私たちの様に星を護るセーラー戦士がいる。この輝きはその守護戦士が持つセーラークリスタルのおかげだと言う事を知ってしまったから。その事をスターラ
泡沫花火“手持ち花火セット買ってもらったから一緒にしよ”とうさぎから突然の呼び出しに月野家へとやって来た衛。すると庭先から楽しそうな高い声が2つと、気だるそうな低い声が聞こえてきた。ーーうさぎ、ちびうさ、そして弟の進悟だ。「楽しそうだな」「「まもちゃん♪」」双子かとツッコミたくなるほど同じタイミングで衛の名を呼ぶ未来の親子、うさぎとちびうさの仲のいいハミングに衛の口角は自然と上がる。「衛さんいらっしゃい!」最初はうさぎを騙す悪人と疑っていた進悟だが、すっかり懐いて本当の兄のように慕
遠月花火うさぎは迷いの中にいた。衛の安否も分からないままなのに、姿形、オマケに声までそっくりな遠藤にこんな風に会い続けてしまっていていいのだろうかと。似ているだけなのか?それとも彼なのか?セーラームーンや司令室を知りたがっている。そして勿論、うさぎ自身の事も……「やあ、うさぎちゃん。待たせたね」「あ、いえ」今日は季節はずれに秋祭りで花火が上がる。うさぎはそのポスターを十日前にクラウンの入口で見つけ、衛と行きたかったと思いながら釘付けになって見ていると、後ろから呼ばれ振り
あたしの彦星様まもちゃんに会いたい。その一心であたしがいるべき場所ーー射手座Aスターを離れ、遠く離れた過去の地球へと降り立った。再びちびちびに姿を変えて。何も考えずに降り立ったその日はまさかの七夕の日。笹の葉がそこかしこに飾られてある。織姫と彦星が年に一度、天帝から許されて会える日。運命を感じた。セーラーコスモスとしていつもいる場所は沢山の星々が産まれる。そして、全ての星が終わるところでもある。星は沢山あるけれど、七夕伝説なんて素敵な伝説は全く無い。当然、織姫と彦星なんていなくて
ボーイフレンド十四歳、冬。あたしは人生で初めて彼氏が出来た。ずっと好きだったゲーセンのお兄さん、では無くてあたしがセーラームーンになるその日から偶然街角で会っては口喧嘩をしていた人。憎まれ口を叩きながらもどこか気になっていた高校生の恋人。大人で落ち着いていてかっこよくて。眉目秀麗、才色兼備、頭脳明晰。ここらへんの四文字熟語がぴったり当てはまる素敵な人だ。そんな彼はタキシード仮面として活躍していて、セーラームーンである戦士としては全然未熟なあたしをずっと支えて守ってくれていた人でもある。
天邪鬼「うさぎ、お前は将来俺の嫁になるんだからな!」うさぎを見ると決まり文句のように繰り返し口説く兄さんを見ていつもウンザリしていた。今日もまたうさぎを見るやいなや決めゼリフを吐いていた。「無理だよ!私、結婚の約束してる男の子がいるもん」兄さんの求婚にうさぎの方も決まってこの台詞で断りやがる。全く、僕の兄さんの求婚を断るなんてこの女、何様のつもりだよ?寄りによって結婚の約束してるとか何なんだよ?どこの誰だよ!兄さんが求婚してやってんだから有難く受け取りやがれ!受け取られても
ストロベリームーンに願うことギャラクシーコルドロン。全てが生まれ、全てが失くなる場所で、一人孤独に護る戦士がいた。セーラーコスモスだ。全てが生まれるけれど、彼女はいつも孤独だった。かつての恋人も、仲間もここにはいない。カオスとの戦いの中、死んでしまいそのまま。もうどれくらいの時間が経ったのだろう。途方もない時間待ち続けたが、彼女たちが戻ってくる事は無く、ただイタズラに時間だけが過ぎて行った。「まもちゃん、美奈P、みんな……」コスモスは、かつての仲間たちが恋しかった。いつ
LOSTMEMORY「衛、次の休みに2人で出かけるか?」「うん!」「よし決まりな!どこに行きたいか、何をしたいか出かける日まで考えといて」「わぁーい、パパとお出かけ~♪」衛の父親は子供が好きで子煩悩。子育てにも積極的に参加している。そんな父親は普段は祖父から受け継いだ会社を幾つも経営し、多忙な日々を送っているが、子供や妻との時間もとても大切にしている為、家族で過ごすプライベートな時間もきっちりと取っていた。そして次の休みには衛と2人でゆっくり過ごそうと考えていた。「あら、衛
恋人としてある日の学校帰り。うさこと隣、並んで歩く。手と手を絡ませ、恋人繋ぎ。お互い制服で。放課後デートって奴だ。やっと付き合い始めて数日。お互い、このスタイルに照れつつも慣れてきた頃。うさこが何気なく呟いた一言に、ハッと息を呑んだ。「えへへ~。あたし達、本当に堂々と付き合ってるんだね」笑顔で幸せそうにほほえむうさこ。周りを見渡すと、人が行き交う。向かいから来る人々とすれ違う。後ろから追い越される。子供や大人。私服だったり、制服だったり。スーツを着たサラリーマンや、スポーツウ
可愛い恋人「まもちゃんって、可愛いよね」いつものように衛の家でまったりしていると突然うさぎがそう発した。男である衛に可愛いとは、凡そ似つかわしくない。天然のうさぎの事だ。言葉を間違えたのかもしれない。そう判断した衛は、聞き返すことにした。「可愛い?俺が?」「うん!可愛い!まもちゃんが♪」するともう一度またうさぎは可愛いを繰り返した。聞き間違いではなかったことがこれで証明された。だが、それと同時に疑問が湧いてきた。何故、かっこいいでは無く可愛いのかと。「可愛いのはうさこの方だ
愛詞「結婚しよう、うさ」昨日、うさに改めてそうプロポーズをした。以前、空港で言おうとしてギャラクシアに阻まれ、うさの前で消滅してしまい、言えずにいた言葉。もう一度言ったのは、また再び留学する為に旅立つ日。それから何年経っただろうか?ずっと変わらず俺とうさは付き合い、年月を重ねてきた。色んな事があったが、俺はうさしか考えられない。うさ以外は考えた事も無かった。うさも同じ気持ちでいてくれて、俺の彼女でいてくれた。そして昨日、本当のプロポーズをする運びとなった。俺たちの将来は既に分か
進悟は見た学校からの帰り道に家路へと向かって歩いて自宅付近に差し掛かり、ふと前を見ると姉貴がいた。男と一緒だ。しかも腕を組んでいる。彼氏?マジか?ボーッと2人のことを見ながら歩いていると見つめあったかと思えば顔が徐々に近づいていって、何とキスし始めた!はい、彼氏確定!…っておいおいバカ姉貴、そんな道の真ん中で堂々と何してんだ?誰か見てたらどうすんだよ?現に俺は見たぞ!見たくも無いのに見てしまったぞ!常々周りが見えず不注意だとは思ってたけど、ここまでとは…。恋は盲目って奴か?俺にはまだ
好きな人と薔薇「まもちゃん、いつも助けてくれてありがとね♪」デートで花屋を通った時、うさぎはいきなり衛に感謝の言葉を伝えた。助けた後に言われたなら分からなくもないが、今は戦いも無く普通の日常の中だ。衛はピンと来ない。「急にどうしたんだ?今は助けてないぞ?」「うん、花屋さんに薔薇があったから思い出したんだ♪」「確かに置いてあったな!」「薔薇と言えばまもちゃん!だもんね?うふふっ」「そっか、ちゃんと認識して貰えててこっちが感謝だよ」「ん?何で?薔薇と言えばまもちゃんしか思い浮かばな
漆黒のマントに包まれて、彼女は輝きを取り戻すセーラームーンは、やっとの思いで敵を倒した。「よく頑張った、セーラームーン」ムーンスティックで敵を倒し、体力を消耗して肩で息をしているセーラームーンにタキシード仮面は近寄りながら声をかけた。毎回思うが、こんな華奢な女の子が、何故こんな敵と戦う運命にあるのだろうかと疑問に思っていた。同じ目的である幻の銀水晶を探している様だが、敵も同じで、それ程までに惹き付ける銀水晶とは一体何なのだろうと今一度考え込んでしまう。「タキシード仮面!」弱りきっ
留学するその前にもうすぐ衛さんはアメリカへ医学の勉強の為に留学する。うさぎちゃんが聞いたのは留学する一ヶ月近く前の事。それからほぼ毎日、衛さんと会っている。そして、あっという間に後少しでその日を迎えるというある日、うさぎちゃんからのお願い事に私は驚いた。「ルナ、まもちゃん家に一緒に来て欲しいの」「そんな、私なんか行ったら邪魔でしょ?二人の時間、大切にして」いくらうさぎちゃんの頼みでも、残り少ない二人の時間を邪魔したくなくて断ろうとした。「まもちゃんからも、是非ルナも一緒にって言わ
大人のあなたのためにうさぎはこの日、並々ならぬ決意をして衛の家へと遊びに来ていた。「まもちゃん、私今日大人になるわ!」衛の隣に座り、衛の顔を真っ直ぐ見て真剣な眼差しでそう宣言した。今までに見せたことも無いうさぎの大人の顔に、衛はドキッとして目が離せずにいた。それだけ衛の事をうさぎは考えてくれていると言うのが、その視線で感じ取れる。「うさこ……無理はするなよ?」うさぎの気持ちを汲み取った衛は、そう優しく声をかけた。「まもちゃんのだもん、私は大丈夫だよ」心配する衛に対して、うさぎ