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小松範之です。仕事を辞めたいと思っている人は、星の数ほどいます。キツイわりに給料が安い、というのがその理由です。厚生労働省の第6回21世紀成年者縦断調査によると、こんな結果が出ています。「正規→正規」に転職した男性のうち、前職の離職理由で最も多いのが「給与・報酬が少なかったから」です。その割合は、40.7%を占めます。ちなみに、女性の場合は、「会社の経営方針に不満を感じたから」が32.3%で、最も多くなっています。そして2番目に多い理由が、やはり「給与・報酬が少なかった
小松範之です。「一応、正社員だけど、給料は上がらないし、この先どうなるか不安・・・・」という人は、すごく多いです。私は、公務員時代でさえ、そう感じていました。私が公務員だったのは6年前。しかし、当時から、公務員の給与に成果主義が導入されるとの話が出てました。業務終了後、労働組合の集まりに動員され、ぼんやり聞いていたのを覚えています。大手会社も公務員も同じですが、いったん務めると、会社の看板を背負うことになります。仕事だけではなく、プライベートでもです。それが、とても息苦しいのです。確かに
小松範之です。「思わずケンカしてしまった!」自分にとって大切な人と、ケンカしてしまうことって、ありますよね。親子、夫婦、部下や上司、取引先・・・。いくら大切な人と言っても、意見が合わないことがあるのは当然です。人間ですから。しかし、問題なのは、その後、関係が悪化してしまうこと。もともと、大切な人ですから、二度と会わないということも難しいです。こんな時、納得がいかなくても謝るべきだという意見もあります。確かに、一時的な怒りを抑え、謝れば穏便にことは進みます。しかし、そればかりだと、長期的に
フリースクールまなポート(NPOまなびデザインラボ運営)では、ただいま、クラウドファンディングを実施しています。締め切りが、いよいよ迫ってきました。3/10まで!です。「フリースクールの社会見学ツアーを成功させ、全国の不登校児に夢を持ってもらいたい!」子どもたちが考えた企画です。コロナウイルスでの感染防止などの関係で行き先が変更になる予定です。あしからず。内容をご覧いただき、ご支援いただけると嬉しいです。現在の状況支援総額:231,000円目標金
小松範之です。「どうしても、仕事のやる気が出ない」と感じる人がたくさんいます。内閣府の国民生活選考度調査によると、1990年代以降、働くことへの満足度を下がり続けています。その理由は、どれだけ頑張っても給料が上がらないこと、雇用が安定しないことです。高度経済成長が終了した日本で、自分の給料を上げたり、雇用を安定化させるのは大変なことです。各自でスキルアップしたり、会社に求められる実績を積み上げることが求められるからです。時には、エネルギーを使い果たしてしまって、やる気がなくなってしまう
仕事で新人教育をする際、「何で教えたのにできないんだ!」というイライラを持つ人が、たくさんいます。新人に、仕事がうまく伝わらない理由は、ジェネレーションギャップにあるいう人もいます。しかし、これは本質的な問題ではありません。なぜなら、ジェネレーションギャップは、高度経済成長期にもあったからです。当時もジェネレーションギャップはあったわけで、そうなると仕事はうまく回っていなかったはずです。それなのに、経済が右肩上がりなのは説明がつきません。また、新人側の熱意の問題だと言う人もいます。やる気がな
小松範之です。「理不尽な理由でクレームを受けて、腹が立つ!」と、ストレスを抱える人は、とても多いです。内閣府の「国民生活に関する世論調査」によると、生活に満足している人の割合は、1990年代半ば以降低下しています。特に大きな低下を示している項目は、雇用の安定、収入の増加、についてです。つまり、「給料が上がらない、いつクビになるか分からない。でも生活のために仕事はやめられない。」と不満を持つ人が、増え続けているということです。そんな中、その不満のはけ口を探している人が増えるのは当然の
小松範之です。どうしたら部下は、指示通り動くのか?中間管理職に就く方は、頭を悩ませています。これまでの、「叱る、激励する」という方法が、通用しなくなっているからです。これには、給与体系の問題があります。昇給しないので、モチベーション維持ができない、ということです。会社に長く勤めても、給与が上がらないので、頑張る気持ちも起きないのです。現に、大手製薬会社に長く勤務する知人も、「給与が上がらない」と嘆いていました。また、私の公務員時代の上司も「昔のように、給与が上がらなくなった」とこぼしていま
小松範之です。一斉休校を受けて、多くのお子さんが、自宅学習せざるを得なくなります。すでに、学校から「春休みの課題」を配られているご家庭もあるようです。課題をどうやってこなすか、心配に思う親御さんも多いでしょう。これに対して、動画を使ったオンライン学習がいい、という意見もあります。確かに、オンラインであれば、新型コロナウイルス感染の心配をせず、自分のペースで学習を進められます。しかし、オンライン学習というツールを用意しただけでは、自宅学習は、うまくいきません。なぜなら、子どもにやる気
小松範之です。連日、新型コロナウイルス感染者のニュースが報道され、不安に思っている方も多いでしょう。自分が感染したら、健康面でのダメージがありますし、仕事に行けなくなることで、収入面でのダメージもあるからです。しかし、実際に必要なのは不安に思うことではなく、考えうる限りの対処をすることです。不安に思うばかりでは、ストレスが増大し、免疫力が低下してしまいます。目先の情報に振り回されるより、今できることをしていきましょう。そもそも、どうして私がこんなお話をしているかというと、今回の新型コロ
小松範之です。2020年2月27日、新型コロナウイルスの感染予防対策として、安倍首相から全公立学校へ休校要請が出されました。いきなりお子さんが長期休みになり、戸惑っている親御さんもたくさんいることでしょう。「自宅に子どもを残したまま、仕事に出なければならない」、という不安の声が多く聞かれます。また、休校による学習の遅れも心配されています。他にも、卒業式をどうするのか、など問題点はたくさんあります。今回の記事では、こんな状況下で、フリースクールがお子さんにできることは何なのか?について示
小松範之です。「どうやったら、子どもが勉強してくれるだろう?」「部下がやる気を出すにはどうしたらいいだろう?」お子さんや部下の、やる気について、お悩みを持つ方も多いことでしょう。世の中では、やる気がないのは甘えであると思われています。しかし、私は、そうは思いません。やる気がないのは、脳の仕組みに逆らっているからです。実際、私が運営しているフリースクールにも、親御さんから勉強の相談が寄せられます。そして、脳の仕組みをちゃんと学んだ家庭では、子どもがやる気を出して
小松範之です。「将来、どんな仕事を選んだらいいのか?」「この仕事に就いてて、自分は大丈夫なんだろうか?」そう思っている方も多くいることでしょう。実際、通信制高校を運営している私のもとにも、保護者さんや生徒から、進路相談が寄せられます。この時、「どの職業が安定しているか?」「どの会社なら潰れないか?」と考えるとハズレます。なぜなら、仕事というものは、世の中の移り変わりによって消滅したり、生まれたりするものだからです。例えば、電話が普及してきたころ、電話の交換手、という仕事がありま
小松範之です。朝起きられず、昼過ぎに起きる。そして、夜中にゲームをし、明け方に寝る。そんな生活リズムにおちいる子どもがいます。起立性調節障害です。しかし、あることをきっかけに、生活リズムが、朝方に戻ることがあります。その結果、勉強したり、友達と遊んだりできるようになります。それだけではなく、気持ちが前向きになり、進学や進級もできるようになります。ここまでくれば、起立性調節障害を克服した、といっていいでしょう。今回の記事では、私が運
小松範之です。「子どもが、将来どうしたら経済的に自立できるか?」そう心配している親御さんは、たくさんいます。それだけではなく、すでに働いている大人でも5年後、10年後、どうやって食べていくかを心配している人もいます。今回のnoteの記事では、私がスターウォーズカフェに行った体験をご紹介しています。そこで気づいた経済的自立の方法をお伝えします。実はこの方法、経済学者マルクスの「資本論」を基にしています。だから、経済学的な根拠
小松範之です。このたび、意外なきっかけで、不登校専門コーチングのお問い合わせをいただきました。そのきっかけとは、松岡修造さんです。お問い合わせいただいた方に直接聞いてみたんですが、詳細は、こうでした。何の番組かは分からないんですが、TVで松岡修造さんがやる気を引き出すには、コーチングがいい、と発言したとのこと。それで、不登校のお子さんにコーチングをして欲しいと思い、お母さんから私にご連絡をいただいたというわけなんですね。きっかけが何であれ、不登校
SNS「note」のフォロワーが6000を超えました。みなさまありがとうございます。これに合わせて、noteに、プロフィール的な記事をアップしました。今回知ったのですが、プロフィールとして読んでもらえるように、アップした記事を後からプロフィール記事として設定ができるようです。(noteは普通のプロフィール欄の文字数が少ないですし)こちら本田篤嗣(masterhonda)の「はじめまして」/最初に読んでもらうと何者かがちょっとだけわかる自己紹介https://not
小松範之です。子どもに行動をさせたい時、あなたはどうしていますか?正論を言う、怒る、など、いろいろ手法はありますね。多くのひとは、こう考えることでしょう。「親の方が正しいのだから、何も知らない子どもにルールを教えてあげないと。」いわゆる、しつけです。しかし残念ながら、これらの方法はその場しのぎにしかなりません。なぜなら、子どものやる気を無視しているからです。仮に、その場では大人のいうことを聞いたとしても大きくなってからいうことを聞かなくなります。親
小松範之です。「コロナウイルスって、子どもへの対策はどうなってるの?」と心配される方も多いでしょう。そこで今回は、厚労省が全国の学校に届けた通達の内容についてご紹介します。簡単にいうと、通達というのは、国が県に出す仕事のやり方ガイドブックです。県は、これに従って現場の仕事を進めます。ですからあなたのお子さんが所属している学校も、今からお伝えする内容の通達にしたがって動いています。私も、通信制高校を運営しているため、2件の通達をもらいました。まずは
小松範之です。今回の記事は、ノウハウではなくご報告です。この記事を最後まで読むことで、不登校の子どもに何が必要なのかが分かっていただけます。さて、この度まなポートの取り組みがあるYouTubeチャンネルで紹介されました。元・不登校で現役経営者の清水さんが運営する一月万冊です。ご承知の通り、まなポートでは現在、クラウドファンディングのプロジェクトを実行中です。一月万冊で、このプロジェクトをご紹介いただきました。フリースクールの社会見学ツアーを成功させ、
小松範之です。子どもが将来、食いっぱぐれないためには何をしたらいいか?子どもが中学生にもなると親は、考えてしまいます。医者、弁護士、公務員、といったお堅い職業を目指せばいいのか。そういうことではありません。なぜなら、医者や弁護士になるにしても、その基礎となる能力が必要だからです。その能力とは、自己肯定感です。自己肯定感とは、自分にOKと言える感覚です。自己肯定感が高いと、こんな力が身につきます。・挑戦する力・何度失敗しても立ち直る力・工夫する力これっ
小松範之です。子どもが将来、安定して収入を得て欲しい、そう思っている親御さんも多いです。終身雇用がなくなった今、お子さんが不登校ならなおさら不安なことでしょう。ここで、お子さんが安定して働いて行くための方法をお伝えします。それは、普遍的な能力を10年間かけて身につけることです。10代のうちから、手間をかけて会社に売れる労働力を作りあげるんです。労働力も商品ですから、手間をかけて労働力を高めれば、それだけ価格が高まります。例えば、普通のカレーと
小松範之です。不登校の子どもさんに対して、親御さんは、こう思っています。「やる気を出して、元気に暮らして欲しい。」不登校のお子さんがヤル気になるためには、3つの条件があります。それは、1.居場所があること2.自分でもできそうと思うこと3.すでにやっている人がいることここで注意してほしいのが、ヤル気を出させようとしても大人が子どもに直接介入できないということです。1-3の条件すべて、子ども自身が気付くしか方法はないんです。例えば、1の場合。学校の先生が、
小松範之です。「近所にフリースクールがあれば行くのに!」という親御さんも多いです。そう思われるのも無理はありません。フリースクールの数は全く足りていないからです。不登校の小中学生は、約14万4千人。それに対してフリースクールの数は450校です。あなたの近所にフリースクールがないのは、全国的に数が足りていないからなんです。では、どうすればフリースクールが増えるか?それは、フリースクールの活動内容が広まることです。情報が広まれば、フリースクールを始める
小松範之です。不登校の子どもが将来、会社に入ったとき、より高い給料をもらうには…あなたはどうしたらいいと思いますか?親としては気になるところですよね。そこで今回は、給料の価格を決めている2つのキーワードをご紹介します。この2つを知ることによって子どもさんが将来、給料を上げる方法がわかります。それだけではなく、あなたの給料の上げ方も分かります。なぜなら、今も将来も、給料の本質は同じだからです。さて、2つのキーワードとは、これです。1.使用価値2.価
小松範之です。フリースクールの活動は、決して華やかではありません。むしろ地味です。なぜならフリースクールは居場所ですから。進学塾のように東大合格○名!とか、偏差値20アップ!とか、パッと見、すごい成果というのは出にくいんです。だから、あまり褒められることがありません。もちろん社会的に意義あることをしてはいます。しかし、地味といえば地味なのです。そんな中で、ある方から、嬉しい言葉をいただきました。それは、ある大学生Sさんから頂いたこんな言葉
小松範之です。子どもには、将来自分で稼ぐ力を身につけてほしいと思いますよね。だからこそ、世の親御さんは子どもを学校に行かせたいと望むんですね。学校でいい点数を取っていい会社に入って欲しいからです。そうすれば安定して給料をもらい家族を養っていけるから…。では、不登校の子どもさんへの進路指導は、どう考えたらいいんでしょうか?結論から言うと、資本主義の基本に立ち返ることです。理由は、昨日の記事でもお伝えした通り、労働環境がこれまでにない早さで変化して
小松範之です。不登校の子どもに、正しい進路を選ばせるにはどうしたらいいか?迷いますよね。特に、これからの社会は今までにない速さでどんどん変化をしていきますから。例えば、AIが人間の仕事を奪うとか、少子高齢化で日本のマーケットが小さくなるとか。こうした変化について、テレビなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。そんな中、不登校の生徒が正しい進路を選ぶには?それは、指導をする大人が資本主義を学び直すことです。なぜなら、世界は資本主義のルールで
小松範之です。フリースクールで人気な外遊びって何だと思いますか?と、質問されてもイメージが湧かないですよね。そこで今回は、フリースクールで生徒に人気な外遊びベスト3をご紹介します。そのベスト3とは、1.鬼ごっこ2.釣り3.秘密基地です。いずれも、古典的な外遊びですね。例えば、秘密基地は、公園の裏山などで枝や葉っぱを使って簡易テント建てる遊び。まなポートでは、冬になってから一休みしていますが、昨年の秋は熱心に取り組んでいました。また、釣りも定
小松範之です。フリースクールを開設したいという方から、こんな質問を受けました。「小松さんは、生徒さんに対して、敬語で話すときもあればタメ口で話す時もあります。どう使い分けているんですか?」うん、確かに使い分けていますね。基本的に、社会人と話す時と同じです。距離を取りたいときは敬語。距離が縮まってきたらタメ口です。どうしてかというと、生徒に安心してもらうためです。不登校の生徒は、そっとしておいて欲しいと思っています。不登校になると、周りの大人から「学