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夜が明ける前に乗り込んだ船ポイントに着く頃朝日をうけて朱鷺色に輝く空にニノを想った昨夜の甘いひとときを思い出すと後ろ髪を引かれる思いだ俺は出かけにそっとキスをしたほんのりと赤い今の空とおんなじだあいつはすぐに顔色が変わるから、黙って見送ってくれたんだろうあいつは今頃コーヒー片手にゲームに興じてるだろうだけどさ、こういう日は全くスコアが伸びないんだよ俺のことばっかり考えてるからさその証拠に釣りから帰った冷蔵庫には紫蘇、生姜、山葵とかさ、魚に必要なものが買い揃えてある
甘く痺れる体で眠っているであろうおれにそっとキスをして出て行くあなたを眠ったふりをして見送るんだ目を開けて口を開いたら想っている言葉を全部言ったら多分何も言わずに行かないでいてくれるだろうだけど、もうそんなことしないのそっと部屋を出て行く音に耳をすませるかちゃんガチャピピッかちゃかちゃおれのためにしっかりとロックをして行くあなたは今しがたロックかけたのにちゃんとかかったかな?って覗き込んでるのが眼に浮かぶのそっと部屋を抜け出し電気もつけずにベランダに出る冷た