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先日、製薬会社の方を対象として、「慢性便秘症診療の現況ー刺激性下剤に頼らない便秘治療のすすめー」について講演してまいりました。平成29年11月27日に掲載したブログ「慢性便秘症診療ガイドライン、ご存じですか?」でものべましたが、便秘診療はどの診療科でも日常的に行われているにもかかわらず、これまで診療ガイドラインはなく、個々の医師の経験に基づいて自由に治療を行ってきていました。消化器診療医は最近の研究結果や新薬の情報を知りうる立場にあるので、それなりに現在最も効果的な診療の進め方にについて
先日、亘理郡医師会学術講演会におきまして「胸やけ・胃もたれ診療、どうしてますか?-GERD・FD併存を念頭に置いた診療の試み-」と題して講演を行ってまいりました。総合南東北病院在職中には大変お世話になった先生方が数多く参加されており、改めて開業後のご挨拶をすることができる大変よい機会となりました。講演では、これまでの食道外科医・内視鏡診療医としての経験をもとに、最新の胃食道逆流症(GERD)診療ガイドラインと機能性ディスペプシア(FD)診療ガイドラインの解説と、GERD・FD併存の取り扱
岩沼市は2月中旬を過ぎて、日中も10度を超える日が増えております。同時に、スギ花粉症をお持ちの方は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が出始めています。これまで花粉症の自覚のなかった方であっても、花粉症は突然発症する可能性があります。花粉症かな?という症状が現れた方は、医療機関の受診をお勧めいたします。花粉症治療薬には、症状を抑える効果が強いものから弱いものまであり、さらに症状によって効きやすいものと効きにくいものがあります。また、眠気の副作用が出やすいも
明けましておめでとうございます。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。なくい外科内科胃腸内科クリニックは、1月4日から診療致します。1月2日は岩沼市の休日当番でしたが、インフルエンザの患者さんが数多くいらっしゃいました。ワクチンの在庫は残りわずかとなり、無くなりしだい終了と考えております。ワクチン接種をご希望の方は、お早めにご連絡ください。
先日近隣医師会が主催する産業医研修会に参加してきました。産業医を行っていく中で、パワーハラスメント(パワハラ)によるメンタルヘルス不調者の職場復帰支援は一筋縄で行かない複雑な問題です。セミナーでは、パワハラには6種の型があるそうです。①身体的な攻撃②精神的な攻撃③人間関係からの切り離し④過大な要求⑤過小な要求⑥個の侵害それぞれの型については、「こんなケース、ありそうだなー」と容易にその風景を想像することができます。パワーハラスメントについては、上司
本日の診療で、今シーズン初めてのインフルエンザ患者が確認されました。!宮城県の報告を見ると、わずかながら県内でインフルエンザが確認されているようでしたが、とうとうクリニックの診療圏にもやってきたかという感じです。当クリニックでは、現在、インフルエンザワクチン接種を行っておりますが、今シーズン、インフルエンザワクチンの接種をお考えいただいている方がいらっしゃいましたら、11月20日時点でまだ当クリニックの在庫がありますので、お早めにワクチン接種をお受けください。
10月始めから、岩沼市の便潜血検査による大腸がん検診がありましたが、検診を受診された方には検査結果が送付され始めています。便潜血陽性となった方は、主に以下の原因が考えられます。検査時の便が硬く、肛門が切れたり、ただれている内痔核があり、出血しやすい状態になっている大腸に出血を来しやすい炎症性のご病気がある大腸ポリープや大腸癌があるこれらの原因を鑑別するためには、
外来診療終了後に、スタッフの皆さんに残業していただいて、近隣事業所へ出張インフルエンザワクチン接種に行ってまいりました。昨年も伺った事業所ですが、職員の皆さんのご協力で、昨年よりも短い時間で全員接種することができました。これからも近隣事業所のご希望に応じて、出張ワクチン接種を行うなど、可能な限り地域へ貢献していきたいと考えております。今年は今のところ安定したワクチン供給が得られておりますが、出張できるスケジュールが残りわずかとなってきておりますので、ご希望の事業所が
なくい外科内科胃腸内科クリニックでは、、平成30年10月15日から接種開始と決まりました。昨年はインフルエンザワクチン供給量が少なく、予約での予防接種となり、ご希望の患者様をお待たせすることになってしまいましたが、今年は、医薬品卸の方々のご尽力で順調にワクチンを確保することができております。十分な在庫がある日は、当日の受付も行っておりますので、ご希望の方は電話にてお問い合わせ下さい。今後のワクチン供給の状況については逐次ホームページに掲載いたしますので、ご確認をお願いい
平成30年度、岩沼市の胃がん検診は、10月9日から始まります。バリウム検査は、食道・胃・十二指腸の粘膜にバリウムを塗りつけて、食道・胃・十二指腸の変形がないか、表面の粘膜に異常がないか確認する検査です。バリウム検査の大まかな流れは、以下の通りです。1.その日の体調を確認した後、バリウムで汚れないようにお着替え2.胃の蠕動運動を抑えるための筋肉注射を行う3.胃を膨らませるための発泡剤を水と一緒に服用する4.バリウムを飲みながら食道・胃の撮影を行う。バリウムを飲み干したら、
先日、地域の薬剤師の方々を対象とした講演会があり、抗血栓薬と消化管障害についてお話してまいりました。抗血栓薬は、心筋梗塞や脳梗塞などのご病気を予防するために処方されることが多く、血栓・塞栓の形成を予防する薬剤で、おおまかに、その作用機序から抗血小板薬と抗凝固薬に大別されます。容易に想像していただけると思いますが、血栓ができにくくなると言うことは、出血が止まりにくくなる作用と同じですので、潰瘍やがんなど消化管に出血しやすいご病気があると、容易に出血を来してしまいます。です
先日、クリニックは開業1周年を迎えました。クリニックの運営にご尽力くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。さて、クリニックは開業1年を迎えると、厚生局による新規個別指導を受けることになります。これまでにも診療報酬改定時の集団指導などはありましたが、開業後の1年の医療機関は、直接厚生局に資料を持参し、適切な保険診療を行っているか面接しながら確認していただくことになります。当クリニックにも指導約1ヶ月前に通知があり、指導約10日前までに必要書類に記入し、FAXします。原
先日、「機能性ディスペプシア」について講演してまいりました。「胃もたれ」を感じた方は少なくないと思います。機能性ディスペプシアとは、内視鏡的に見て炎症や腫瘍などのご病気がないのに胃もたれや腹痛を来す疾患で、主に胃の蠕動運動が異常を来していることが多いとされています。数多くの先輩先生方を前に大変緊張しましたが、これまでの食道外科医・内視鏡診療医としての経験をもとに、最新の胃食道逆流症(GERD)診療ガイドラインと機能性ディスペプシア(FD)診療ガイドラインの解説と、その問題点、内視鏡診療を
先日、製薬会社の方を対象として、「慢性便秘症診療の現況と新しい便秘治療薬の展望」について講演してまいりました。平成29年11月27日に掲載したブログ「慢性便秘症診療ガイドライン、ご存じですか?」でものべましたが、便秘診療はどの診療科でも日常的に行われているにもかかわらず、これまで診療ガイドラインはなく、個々の医師の経験に基づいて自由に治療を行ってきていました。消化器診療医は最近の研究結果や新薬の情報を知りうる立場にあるので、それなりに現在最も効果的な診療の進め方にについて改善がはかられてい
平成30年3月12日より、岩沼市民バスの路線改正・時刻表改正が行われます。これに伴い、なくい外科内科胃腸内科クリニック前に「あさひ野」バス停留所が設置されることになりました。「あさひ野」バス停に停車する路線は、「東西線」と「東西循環線②:大回りコース」の2路線で、平日は反対車線も含めて22便が停車するそうです。東西線は、玉浦小学校前~岩沼駅東口~あさひ野~岩沼駅西口~グリーンピア岩沼の順で停車するため、岩沼駅をご利用の方やその周辺にお住まいの方はもちろんのこと、土ヶ崎・平等・中央3丁
年末からインフルエンザが少しずつ発生しておりましたが、年明けから、インフルエンザの患者様が多くなってきております。今シーズンの当クリニックにおけるインフルエンザ検出状況を見ますと、A型とB型の比率はおおむね1:1となっておりました。例年、年末から2月頃にかけてA型の流行し、その後B型が流行し始め、卒業式・入学式シーズンにピークを迎えるのですが、今年はB型が初めからA型と同じペースで流行しています。A型・B型、どちらかを発症された方であっても、もう一方のインフルエンザを
新年あけましておめでとうございます。2017年5月に開院し、8ヶ月を経過いたしました。大勢の皆様のご支持をいただき、大変うれしい限りでございます。これからも地域の皆様のお役に立てるよう努力してまいります。今年もなくい外科内科胃腸内科をどうぞ宜しくお願いいたします。当クリニックは1月4日より診療を開始しております。さて、今年度のインフルエンザワクチンの供給が遅れていたことは前回までのブログでご説明させていただきましたが、これに伴い、岩沼市では、高齢者のインフルエンザ予防接
岩沼市は宮城県内でも特に温暖な地域ですが、今日は開院以来、初めての積雪でした。朝早めに出勤すると、受け付け開始1時間以上前にもかかわらず、職員みんなで雪かき・融雪を始めていました。さらに、心配した地元でも有名な地主さんが雪かき・竹箒をもって駆けつけて下さいまして、玄関・駐車場とも、あっという間にきれいになりました。「雪が降ったら雪かきしましょう!」というような申し合わせはしておりませんでしたが、職員・地主さんがクリニックを気にかけて自らの判断で行動に移してくださいま
今月に入り、インフルエンザワクチンがたびたび在庫切れとなっていましたが、ようやくワクチンが再び入荷するようになってきました。近隣のワクチン接種希望の皆様には、大変ご迷惑をおかけしました。最近になってクリニックにもインフルエンザを発症して受診される方が、少しずつ増えてきております。インフルエンザは年末年始のお休みで帰省されるなど人の動きが多くなり、それに伴って感染が広がり、さらに休み明けに職場や学校に再び集まり感染が広がることで本格的な流行につながることが多いようです
これまでのブログでもご紹介したとおり、今年はインフルエンザワクチンの入荷が遅く、ときどき在庫切れとなっています。クリニックをご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。薬品卸の方々も、これまでの取引先にも十分供給できていない中、新規開業の当クリニックにもがんばって少しずつ供給してくださっています。明日も少しですが入荷がありますので、受験生などでお急ぎの方は、ご連絡ください。それほどお急ぎでない方は、月末には十分な供給があるそうですので、今しばらく落ち着いてお待ちくだ
2017年10月に、待望の「慢性便秘症診療ガイドライン2017」が日本消化器病学会からリリースされました。どうして待望かというと、便秘が日常診療にありふれた病態であるにも関わらず、これまでの便秘診療が個々の医師の経験に依存してしまい、現在最も効果的な治療法は何か、実際に治療を長期間行うことでどのような弊害が生じうるかなどの、治療を行う上で根本的な情報が共有されていなかったからです。そもそも「便秘」の定義はご存じでしょうか?ガイドラインでは「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出で
先日、角田市医師会学術講演会におきまして「胸やけ・胃もたれ診療、どうしてますか?-GERD診療とFD診療は明確に分けられるのか-」と題して講演を行ってまいりました。数多くの先輩先生方を前に大変緊張しましたが、これまでの食道外科医・内視鏡診療医としての経験をもとに、最新の胃食道逆流症(GERD)診療ガイドラインと機能性ディスペプシア(FD)診療ガイドラインの解説と、その問題点、内視鏡診療を行っていない先生方がどのように取り扱っていけばよいのか、一緒に勉強させていただきました。クリニッ
10月10日から、岩沼市の便潜血検査による大腸がん検診がありましたが、検診を受診された方には検査結果が送付され始めています。便潜血陽性となった方は、主に以下の原因が考えられます。検査時の便が硬く、肛門が切れたり、ただれている内痔核があり、出血しやすい状態になっている大腸に出血を来しやすい炎症性のご病気がある大腸ポリープや大腸癌があるこれらの原因を鑑別するために
平成29年5月にクリニックを開業し、嘱託産業医をお引き受けできるようにと、7月31日から8月5日までの6日間、福岡県北九州市にある産業医科大学において、産業医学基礎研修会夏期集中講座を受講してきました。岩沼市医師会を通じて研修が修了したことを日本医師会に申請したところ、平成29年9月26日付けで日本医師会認定産業医の認定証が届きました。今後クリニック近隣の事業所を対象に嘱託産業医をお引き受けできることになりました。クリニックの休診時間を利用して、事業所の巡視、カウンセ
10月22日(日)10:00から東京ビッグサイトにおいて日本消化器内視鏡学会重点卒後教育セミナーが開催され、東北新幹線の始発に乗って受講してきました。消化器内視鏡指導医は、このセミナーが5年に一度の更新に必須です。特に上部消化管内視鏡に関する診断・治療について、経験豊富な先生から最新の話題をお伺いできました。学会では興味あるセッションを集中的に聞くことが多いため、すべての領域をカバーすることはむしろ難しいといえます。そういった意味で、全体を網羅するような教育セミナーは、大
前回までのブログで、今年のインフルエンザワクチン供給量が少なく、インフルエンザワクチン接種開始時期が未定であることをご報告しておりました。最近やっと、各医薬品卸の方々のご尽力で、わずかではありますが、当院にもインフルエンザワクチンを卸していただけることになりました。なくい外科内科胃腸内科クリニックの対応としては、平成29年10月16日から予約開始平成29年10月24日から接種開始と決まりました。まだまだ安定供給とはいきませんので、当面は原則予約での対応とさせ
岩沼市の便潜血検査による大腸がん検診が、10月10日から始まります。便潜血検査は、2日間にわたり便を採取し、便に付着しているヘモグロビンを検出することで、大腸がんや大腸ポリープを早期発見することを目的としております。もちろん、内痔核があると便潜血が陽性になってしまいますので、便を採取する時は、過度に硬い便を無理に出して提出することは避け、肛門に負担のかからない時の便を提出してください。また、閉経前の女性の場合は、月経の影響で便潜血が陽性となってしまうことがありますので、便を
岩沼市のバリウム検査による胃がん検診が、10月10日から始まります。バリウム検査は、食道・胃・十二指腸の粘膜にバリウムを塗りつけて、食道・胃・十二指腸の変形がないか、表面の粘膜に異常がないか確認する検査です。バリウム検査の大まかな流れは、以下の通りです。1.その日の体調を確認した後、バリウムで汚れないようにお着替え2.胃の蠕動運動を抑えるための筋肉注射を行う3.胃を膨らませるための発泡剤を水と一緒に服用する4.バリウムを飲みながら食道・胃の撮影を行う。バリウムを飲み干し
今年はすでにインフルエンザの学級閉鎖が名取市と仙台市で発生しています。宮城県の定点調査で、流行期の目安に達したとの報道がありました。昨年よりもかなり早い時期の流行期入りとなります。その一方で、ワクチンの供給は、現時点で未だメドがたっておりません。厚生労働省によると、今年の予想製造本数が、昨年の接種者数より114万本少ないそうです。そのため、医療機関や医薬品卸に対して、昨年の実績を上回る注文を出さないようにとの指導をおこなっています。今年開業のクリニックに対して、どの
私の実家の玄関に大きなキンモクセイが植えてあるのですが、今週満開になりました!クリニックの職員スペースに一枝もってきて飾っています。咲き始めにもってきたので、とてもよい香りがクリニックに立ちこめています。私が生まれたときから自宅に植えてあり、40年以上一緒に育ってきました。父の誕生日が9月下旬で、「誕生日の頃、毎年咲くんだ!」と話しておりました。キンモクセイの花言葉は謙虚。今後もキンモクセイの香り漂うクリニックで謙虚な対応を心がけてまいります。