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雪遊びといえば?→雪だるま⛄あいにく、雪があまり積もらない地域に住んでいます。雪が降ると、とたんに公共交通機関が止まり、冬用のタイヤをはいていない車がほとんどなので、通勤や通学が困難になります。子供の頃は、雪が降るともの珍しく、ほんの数センチ積もった雪をかき集めて、雪だるまをつくったり、学校の授業が雪合戦に代わってみんなで遊んだり、楽しい思い出ばかりです。雪が降ると困るな、怖いなと思い始めたのは高校生からです。当時私は自転車で通学していました。生真面目な私は、「学校に行か
このところずっと、紫式部周辺の系図ばかり書いていて、なんだか親戚感覚に陥りそう💦さて、今回は、藤原範子と土御門通親の間に生まれた、久我通光からの系図を挙げてみる面白いなと思うのがいくつかあって、彼の息子の雅忠の娘、後深草院二条「とはずがたり」の作者と言われている人本当は存在しなかったんじゃないかという説もあるんだけど、個人的にはやはり、「とはずがたり」の作者だと思っている一つには、文学的繋がりのロマンスを捨てがたい💦もう一つには、彼女の奔放な男性遍歴に上がる人物の関係性がリアルなのと
新潮選書から刊行となった中村真一郎著『源氏物語の世界』を読んでみました。中村真一郎『源氏物語の世界』(2023)新潮選書わが国の長い歴史のなかで、感覚的文明が最も高度に発達したのは、平安朝後期です。そこでは文学も空前絶後の、豊かな感受性の実験の舞台となり、美と愛と性との陶酔的な融合となって、華麗な開花を行いました。その中心にあるのが『源氏物語』です。ほの暗い御簾の陰に潜む人間ドラマと、失意と孤独を抱えた作書・紫式部その人の内奥に、名うての読み巧者が光を当てます。本書の構成は以
大きく窓を開け放ち虫の音を聴いている。いよいよ本格の秋、と思うからか虫の音も冴え冴えと健やかに聴こえる。虫の音かごとがましく…虫の音も嘆き悲しんでいるようで…と兼好くんが言う風情はもう少し秋深くなってからのことか。折しも長月、二十日もとうに過ぎた。『徒然草』には「長月二十日のころ…」という段章があってそこで兼好くんがある人に誘われて見る月は有明の月なのだった。有明の月は夜更けに出て夜が明けてもなお残る月、残月ともいう。兼好くんとある人は夜を徹してそぞろ歩きをしたこ
「とはずがたり」が読み終わりました。最近は短編しか読んでいなかったから、読書の持久力低下をひしひしと感じました。読んでいるとすぐに飽きてスマホをいじりだすし、先に読み進むのが疲れるから前に読んだところを読み直したりして全然進まなかったです。なので、読み終えただけでえらいぞ自分。出家した二条の行動力がすごい。自分で歩くしかないのに京都から善光寺まで行くなんて私には無理だよ。厳島神社にはどうやって行ったんだろうと思っていたら船で行ったと書いてあったので、よかったと思いました
今、「とはずがたり」の現代語訳を読んでいます。とはずがたり後深草院二条、佐々木和歌子/訳|古典新訳文庫|光文社14歳で後宮へ、院の寵愛、貴族との情事、そして出家……。www.kobunsha.com書き手の二条が冷静なんです......。初恋の人が夫である(と言っていいのか?)後深草院にばれないようにこっそりやってくると「来なくていいのに、ばれたらどうするの?」と思うのに、帰るとなると「来てくれて嬉しかった。」と思う。人を見る目も結構厳しくて、そんなことを考えて
楽天お買い物マラソン開催!11月4日~11日まで!後宮(5)【電子書籍】[海野つなみ]楽天市場550円二条は乳母の所に身を寄せるが性助法親王から密会を促す文が届き、頻繁に逢瀬を重ねているうちに世間の噂になってしまい、後深草院は噂を収めるために生まれた子は死産だったことにすると言い、またしても子供は二条から取り上げられてしまう。その後も性助法親王との関係は続くが流行り病で急死。なんかもう性助法親王が不倫ラリ男って感じでのめり込んでて(出家してて女に免疫ないから致し方なしとは
楽天お買い物マラソン開催!11月4日~11日まで!後宮(4)【電子書籍】[海野つなみ]楽天市場550円女楽事件で兵部卿にプライドを傷つけられた二条は御所を飛び出し縁の者がいる寺へ隠れる。その後叔父の善勝寺の大納言も同じく兵部卿と仲違いして出家すると言い出す。結局後深草院に諭され御所に戻ることになるが、鷹司兼平が後深草院に実兼と二条の関係が怪しいと告げ口し一計を案じる。実兼とのあいびきの兼平に押さえられたうえ、犯された二条。それは実兼との関係を知った後深草院了解済みの二
楽天お買い物マラソン開催!11月4日~11日まで!後宮(2)【電子書籍】[海野つなみ]楽天市場550円父の喪中と妊娠中でもあり御所に戻って女院の嫉妬の晒されるのも煩わしいと里に帰ったままの二条、実兼との文のやり取りは続いていたが、とうとう実兼が忍んで来る。妊娠中なのに連日通ってくる実兼w尼寺へ参った二条を追ってくる実兼wそして受け入れてしまう二条w無事男皇子を出産した二条だがそこにも忍んで来る実兼w身重じゃない二条と契れるのは今しかないという実兼を受け入れる二条wwそ
楽天お買い物マラソン開催!11月4日~11日まで!後宮(1)【電子書籍】[海野つなみ]楽天市場550円「とはずがたり」のコミカライズ。承久の乱の少し後の時代。裳着を終えたばかりの二条は女房として出仕した途端、後深草院の側室にさせられる。孤独な院は自分の乳母の忘れ形見の二条を紫の上のようにしようと考えていた。しかし初恋の西園寺実兼との仲を裂かれ、突然の事で心の準備もないままの二条は素直に受け入れられない。女の童のさくやが子供なのにめっちゃ世間ずれしていて解説してくれる
水路閣南禅寺の南側疏水を流しています水路閣の設計は琵琶湖疏水設計者田邊朔郎禅の宇宙観◯△□でアーチをかたどっています早朝の水路閣が好きいつまでも眺めていたいバロックの美です亀山天皇陵の前を通す設計をよく宮内庁が許可したものだわ亀山帝は後嵯峨帝の息子なんだけど鎌倉に気を遣った後嵯峨が後継者を指名しないまま死んでしまったからモメ倒して結局1番可愛がられたた次男の亀山が即位したその兄にあたる長男がのちの後深草帝後深草といえばあの、あれです新潮日本古典集成
最近、子どもが中央公論社の漫画家日本の古典シリーズにハマっている。今日はこちらを読んでいた。https://www.chuko.co.jp/zenshu/2020/11/403611.htmlとはずがたり-いがらしゆみこ著|全集・その他|中央公論新社後深草院の後宮二条が、みずからの半生を綴った日記・紀行文学。鎌倉中期の宮廷で、ややもすれば退廃的な宮廷の世界で数奇な体験を重ねつつも、自己を確立し成長していく二条――。その生き様は、七〇〇年の歳月を経た今日でも鮮烈な印象を与えずにはいられ
”教科書には絶対載らない作品が『とはずがたり』である”(巻末の解説文より)その通り。わたしもそう思います。なぜならこれ、すんごい官能小説だから。単に性愛シーンが濃厚なだけじゃなくて、けっこう変態的なシチュエーションである。そうとは知らず、若い頃に古典を読みたくて図書館で何気なく手に取り、よもやよもやの事態に赤面しながら読んだ記憶あり。エロいな…の他に思った感想は、退廃的だな〜でした。内容は、宮廷で上皇にお仕えする女官の独白なん
「月刊おりがみNo.481(2015年9月号)/日本折紙協会」より「雁(がん)〈Wildgoose〉(伝承)」折り紙用紙サイズ:(各)1辺7.5cmの正三角形大学入学共通テストの古文は、鎌倉時代の少し前から室町時代始めを書いた歴史物語「増鏡」と、同じ出来事の記述のある伝記物語「とはずがたり」の読み比べのような問題だったようですね。(増鏡は、途中までは「鎌倉殿の13人」と時期が重なるようなので、素養があると多少楽しみ方が変わるのかもしれません。)出来事は後深草天皇と異母妹との
2022年1月15日(土)実施、大学入学共通テスト本試験の国語第3問、古文(増鏡・とはずがたり)の現代語訳・解答速報・解説を掲載するページです。問題は一定期間、大学入試センターのWEBサイトで見られます。漢文の現代語訳・書き下しなどはこちら。現代文の解答解説はこちら。古文文章Ⅰ増鏡(書き出し:院も我が御方にかへりて…)現代語訳後深草院もご自室に戻って、休みなさっているけれど、寝つくことはおできにならない。さっきの斎宮のお姿が心にかかるように思われなさるのが、とてもどうしよう
ふとした拍子に平安の王朝ものが読みたくなります。陰陽師とかのあやかしものも良いけど、たまにはこのような雅な世界などに浸ろうかと。こういう王朝ものの醍醐味は、なんといっても恋のかけ引きラブロマンス…以前、図書館で何気なく古典の棚から「とはずがたり」という本を手に取ったのですが、恋どころじゃない、すんごい官能小説だったということもありました。めちゃくちゃ焦りました。と言いつつ結局全部読んだけど。(とはずがたりは平安ではなく、鎌倉期に書かれたようですが)たまにこういう赤裸々な古
いよいよ紅葉シーズン幕開けですね。以前のものですが掲載します。帝釈峡・・・・広島県北東部、中国山地の峡谷で、清流と紅葉のコントラストがとても見事なところです。紅葉は千入(ちしお)の色を尽くして盛りありといへども風を待ちて秋の色久しからず名残を慕ふは一旦の情けなり(出典『とはずがたり』)写真集の制作に興味のある方は、こちらを参考にしてみて下さい。今では遠き青春時代、私が書いたへぼ小説、興味ある方はこちらから
2020年09月購入古書長月になった。台風のシーズンだった。台風は西へ向かい大きな被害を出した。東へ向った台風は、そのまま東に逸れた。(購入後記)山折哲雄氏の本を時々読む。少し涼しくなったの読んでみようという気になった。書肆スーベニアの書棚の目の高さにあったから、すぐに分かった。単行本で590頁あるので、さてさてと思う。季刊『創造の世界』(小学館)第77号(1991年2月)から掲載し、第111号(1999年8月)で終了したという。途中で中断があったというが、8年間かかったことになる。
正観さんによると…。●トイレ掃除の法則先の項目で述べた「ありがとうの奇跡」のほかに、もうひとつ法則があります。それは、「トイレ掃除をすると、臨時収入が入ってくる」というものです。これも大変重要な宇宙の法則・方程式なので、ぜひ覚えておいてください。ただこれも、「ある金額までどうしても達成したい」という思いが強ければ強いほど、効果は少なく、真野現実にならないようです。トイレ掃除にしても、「ありがとうの奇跡」にしても、「そうならなくてもいいけど、なったら嬉しい。楽し
勝手に予告したくせに、全然書かずに時間が経って…このままじゃ一つも語らずに終わりそうなので(笑)、そろそろ始めます。勝手に予告して勝手に始める「とはずがたり」。自分のために設定したルールで、書くのは「いろは順」としたいと思います。で、初回は「い」。「い」から始まる、私の好きなもの…たくさんあるんですけどー…私が昔から好きなアーティスト「石井竜也」を(勝手に)語ることにします。石井竜也さん。90年代に最もライブのチケットが入手困難なバンドの一つだった米米CLUBのボーカルで、今はソロ活動
「送り火はいつか我らを見送る火」と縁日・守り本尊の事いつもご覧くださる皆様、本当にありがとうございます。心から感謝致します。皆様にとって良い事がたくさんありますように!↑は、遠い昔にとあるコンクールに出した俳句です・・・。今日は7月にお盆をされる方の中では、お中日ですね。15日ですので、ちょうど極楽浄土の信仰と関係が深い阿弥陀如来のご縁日でもあります。ちなみに終戦記念日と聖母被昇天の日である8月15日も、皮肉な事に
外は、新緑がきれいでした。ちょっとだけ徒歩一分の公園にてとはずがたりの現代語訳中世炎上を読んだりご飯でお好み焼き焼いたりぶどうアメ作ったりして過ごしました。
霜月騒動で安達泰盛とその一族を葬り去った平頼綱は、公卿の日記に「諸人恐懼」と書かれるほどの恐怖政治をおこないます。下剋上をやってのけたのです。将軍・惟康親王の追放劇で現場を仕切っていたのも頼綱でした。なぜ得宗家の家臣がそこまで力をもてたのでしょうか。それまでは執事奉書といって、重要案件には何事も得宗家当主の判(花押)が必要でした。ところが、それが必要なくなり、執事すなわち頼綱の判だけで処理できるようになったのです。いわば、社長のお気に入りが社長の稟議書なしで自由
大納言・久我雅忠の娘(後深草院二条)の書いた鎌倉時代の日記文学『とはずがたり』に面白い話が掲載されています。彼女は日本全国を旅して周り、正応二年(1289)九月当時、鎌倉に滞在していました。その際、惟康親王(源惟康ともいう)が将軍職を罷免された事件をまのあたりにしたのです。将軍は罷免後、鎌倉を追放されますが、このとき『とはずがたり』の筆者は「将軍が御所を出発なさる」というので見にゆきました。そこで筆者はまず、将軍が乗るにしては粗末すぎる張輿(簡易な輿)が御所の対の屋の端に
今回は古文を元にしたコミックを紹介します。「とはずがたり」元の「とはずがたり」の説明を少し。この作品は鎌倉時代に書かれたと言われています。作者は後深草院二条です。その二条の回顧録ですね。前半は後深草院、初恋の人、阿闍梨などとの恋愛遍歴です。後半は出家してからの話になります。とはずがたりは大学入試でも扱われています。早稲田大学、首都大学、青山学院大学、京都大学、昭和女子大学、同志社大学、京都女子大学、東北大学で出題されています。早稲田大学
とはずがたり(光文社古典新訳文庫)1,276円Amazon今はこちらを読んでいます。とはずがたり後深草院二条訳が昔は受け付けれなかった作品も読めるようになったのは歳を取ったことなんでしょうか。だとしたら歳を取るのも悪くはないかもしれません。でも多分新訳だからだと思うけどね。(新編日本古典文学全集あたりなら読む気力ないと思うわ)700年も前に生きた人が身近に感じられてきます。後深草院も今の常識とか倫理感からするとぶっ飛んでるし、まあ二条も二条で、こういう悪気はないけど?妙に
現在、関関同立を受験する高校生のレッスンを担当していますが、古文に関して言いますと、もう今後「古典文献」は原則増えないわけです。なぜなら奈良時代から江戸時代までの文献を古典として、古文の出題範囲にしているわけですから。ということは、高校1年生の秋までに古典文法を一通り終え、古文単語をコツコツ覚えながら、重要な文献にあたっていけば、受験で確実に高得点が狙えるのです!現代文の文章は日々増えているのとは対照的です。漢文にも同じことが言えますが、漢文は入試科目に採用している大学といない
『とはずがたり』といえば平安時代に後深草天皇に仕えた二条の思春期からアラフィフに至るまでの恋愛遍歴を、誰に言うでもなしに話した内容を書いた自伝的小説だけどそれを真似て、誰にも仕えるでもないただの現代に生きる主婦が、師匠(♂友だち)に語る色恋(濃い)のお話。を、まぁまぁ普通の人もこんくらいの恋愛はしてるとは思う、でも人に話したいと言うこの感情を抑えることができない人は数少ないらしい。こないだもその師匠と話していてのこのくだり、ブログを書いてみることを勧めてくれたのも彼でした。別垢のブログ
「積ん読」っていうの?同時進行で読んでる本が多すぎる(>_<)途中で読んでる本があるのに次々と気になる本を買ってしまう癖があり…育児の間に落ち着いて読むのはなかなか大変です古典系ばっかり(^^;老後の趣味に古典読んでる爺さんみたいなチョイスですよね元々の歴史好き・平安時代好きに加えて、数年前に源氏物語を読破できて以来→源氏物語読んでます、源氏物語読了、ますます古典の世界に魅了されています(´ω`)学生時代は古典はむしろ苦手で、特に文法や単語を覚えることに拒否反応を示していたのですが…
高校で「文法」ばかり強調するから古文が嫌いな人が多いんですよね。確かに正確に読み解くとするならば文法は重要です。文法にプラスして単語もたくさん知っていれば古文は読みやすくなりますよね。さらに「背景知識」が加われば最強でしょう。とはいえ受験に古文を使わない理系の人にしても古文の世界観は知っていた方が「お得」だと思います。「理系」と古文の関係でいえば大昔はよく分からないことは「物の怪」の仕業として理解してたわけですが、科学的な知識があれば物の怪の存在を否定することもでき