ブログ記事2件
side光啓実「えっと…///隆弘と、付き合うことになりました///」5時間目の授業が終わる頃に、戻って来た宇野が顔を真っ赤にして、そう報告して来た。光「良かった。幸せにしてもらえよ?」実「うん、ありがとう…!」千「宇野ちゃ〜んっ泣」実「千晃〜」抱き合って喜ぶ2人を横目に、カバンを持って教室を出る。秀太が何か言いたそうな顔をしてたけど、振り返らずに進んだ。廊下に出ると、ひんやりとした空気が俺を包む。…宇野のこと、心から祝福してる。だけど、あの表情を俺のものにしたかった…
side実彩子私、ついに耳までおかしくなっちゃったの?隆弘が、私のことを好きって言っているように聞こえるんだけど…隆「ずっと昔から好きだったんだ。実彩子のこと、沢山傷付けちゃったけど…って、えっ!?何で泣いてんの!?」嬉しくて、信じられなくて、言葉の代わりに涙が出て来る。そんな私を見て、慌てふためく隆弘が愛おしくて仕方ない。隆「ごめん…ほんと、振ってくれて良いから…」言葉にする時間さえもどかしく、勝手にしょげている隆弘に抱きつく。隆「うぉっ!?」実「バカッ!振るわけな