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重要なお知らせ数日前にレッシュプロジェクトから連絡があり、4スタンス理論についての内容をネットで無料公開する事を止めるよう指示がありました。僕自身がレッシュプロジェクトとの規約について理解が足りていなかったようです…残念ながら4スタンス理論についての内容74件全て非公開とさせて頂きました。大変申し訳ありません。楽しみにして頂いた方もいらっしゃったのではないかと思いますが、今後は別の形で配信していければと思っております。今、書いていた内容についても変更が必要な部分が出てきてしまったのと、
今回からスプリングの調整について書いて行きたいと思いますが、前回のテイクバックを使わない奏法についても書いておく必要があると思ったので、予定を変更して書かせて頂きます。ヒールダウン奏法や、踵や膝が上がるのと同時に音が出るような奏法は踵がプレートに着いた状態からショットする事になる為、前回のブログで書いたテイクバックをほとんど使いません。このような奏法を使う場合はビーターの初期位置(音を出す前のレディポジションでのビーターの位置)で音量に差が出てしまいます。テイクバックが
前回の続きです。スプリングがペダルに付いている理由は音を出す為にビーターが打面に着いた後、次の音を出す為にビーターの位置を戻す役割があるからです。スプリングが無い場合、反力のみで戻さないといけないので、プレートから直ぐに足を離さないとビーターが戻ってきません。(ペダルのスプリング無し練習は昔かなり練習しましたが、反力を実感するのには良いですが場合によっては逆効果です。今思えば実際のドラミングには特に必要ない練習でした)ただ戻す為だけの物が何故こんなに重要なのかと言うと、
今回は反力と慣性の法則がバスドラムを鳴らすのにどの様に使われているのかを書いていきたいと思いますが、その前に!バスドラムを鳴らす上で反力や慣性の法則に影響を与えてしまうパーツであるスプリングについて書いていきたいと思います。スプリングの強さがどう影響するのかと言うと、ペダルのプレートを踏み込んだ時の反力に加えてスプリングの反発力が加わる為、スプリングの引っ張りが強すぎると自重をバスドラムに伝える時の抵抗となってしまい、せっかくの出力を減らしてしまう結果にもなり
前回の続きです。壁に向かって手を付いて膝の力を抜いた時、手が離れずに頭や胴体のみが沈むのは、肩の関節が稼働するからなのです。私たちの身体には色々な関節があります。この関節が柔軟であればあるほど慣性の法則や重力の影響による力の方向の変化などに楽に対応する事が出来るのです。電車やバスの急停止や急発進、カーブなどに身体が持っていかれてしまい、何処かに捕まっていないと立ってられない人は、おそらく、その場の揺れに対して止まろうと力んで身体を棒のようにしてしまっている状態になってい
前回からの続きです。今回はもう一つの「上がっている状態」を作る動きについて書いて行きたいと思います。皆さん経験された事があると思いますが、電車に乗っていて、電車が止まる時に進行方向に向かって身体が倒れそうなる事や、車などに乗っていいて急発進したりするとシートの方に身体が持っていかれたりする事があると思います。これは物理の「慣性の法則」だそうで、「物体には、外から力が作用しない限り、静止しているときは静止の状態を、また、運動しているときは同一
前回の続きです。では、実際「上げる」のではなく「上がっている」とは、どういう状態の事なのかドラムの前に座ると難しく感じてしまう動きかもしれませんが、実は普段の生活の中で無意識にやっている動きなのです。人間は、普段歩いたり走ったりしている時、前に進む為に脚を前に出しているのですが、脚を前に出す為には必ず脚を上げなくてはいけません。ですが、普段歩いたり走ったりしている時に脚を上げようとしていますか?おそらく脚を上げるという感覚は無いと思います。登山などでかなりの高
今回からバスドラムを鳴らす「原理」について書いて行き、そこから鳴らす事を前提にした座り方、動きについて書いて行きたいと思います。初心者の方に多いのですが、バスドラムを鳴らす時に大きな勘違いしている方がいらっしゃいます。それは脚を持ち上げてその上がった脚を下に向かって踏み込む事でバスドラムを鳴らそうとしている事です!ペダルが足元にあり、踏むことで音が鳴るので、ついついそういった動きになってしまいがちですが、この動きは小学校の頃にやった手を大きく振って膝
今回からはケンダルの姿勢分析の1つである後弯-平坦姿勢longkyphosis-flatとB2タイプについて書いていきたいと思います。今回は後弯-平坦姿勢longkyphosis-flatの特徴についてです。この姿勢の特徴は頭部:前方に移動頚椎:軽度に伸展胸椎:長い後弯腰椎:平坦骨盤:中間位から後ろに傾いている股関節:過剰に伸展膝関節:過剰に伸展足関節:中間位上部体幹の後方変位に伴い胸椎の長
今回からはケンダルの姿勢分析の1つである軍人タイプ姿勢kyphosisとB1タイプについて書いていきたいと思います。今回は軍人タイプ姿勢kyphosisの特徴についてです。この姿勢の特徴は頚椎:軽度に伸展胸椎:伸展腰椎:伸展骨盤:前方に傾いている股関節:屈曲膝関節:過剰に伸展足関節:底屈ケンダルの姿勢分析の理想型に最も近く頭部と股関節が中心線上にあり、筋力、柔軟性テストにおいて最も優れた姿勢といえる
今回からはケンダルの姿勢分析の1つである平背flatbackとA2タイプについて書いていきたいと思います。今回は平背姿勢flatbackの特徴についてです。この姿勢の特徴は頭部:前方に移動頚椎:軽度に伸展胸椎上部:屈曲胸椎下部:平坦腰椎:平坦骨盤:後方に傾いている股関節:伸展膝関節:軽度に伸展足関節:わずかに底屈正常前弯弯曲が消失した場合には背筋は少し伸張されるが、筋力低下をきたすことはない。平背姿勢に伴って、膝は過
前回に続き、ケンダルの姿勢分析と4スタンス理論について書いていきたいと思います。ここで書く内容はケンダルの姿勢分析について書かれたものを僕なりに少し分かりやすく書いております。ケンダルの分析はあくまで、「理想とされる姿勢があり、その姿勢を基準にして書いている」という事を理解して見て頂きたいと思います。そして、ケンダルの姿勢分析は、姿勢が崩れる理由について姿勢を維持する筋肉がアンバランスになっている為であるとしており、筋肉についても詳しく書かれておりますが、僕はそこをあえて書かずに骨
12/7福岡でリズムセミナーをさせて頂きました。今回は僕のドラムの師匠である山部三喜男さんとの合同セミナーリズムの感じ方、リズムを生み出す身体の使い方など短い時間にギュッと濃縮された内容となりました。反省点も色々ありますが、軸の重要性と体幹主導、自分に合った動きを伝える事が出来たのではないかと思ってます。山部さんのセミナーの内容も凄く勉強になりました。4スタンス理論と共通点も多くさらに研究していきたいと感じました。福岡だけでなく各地でもセミ
前回の続きです。5、肩甲骨を下に向けると聞いてもしっくり来ないと思いますが、大事なのは肩(肩甲骨周り)に力が入っていない事です。胸を張って背筋を伸ばそうなどと考える必要はありません!一度思いっきり肩に力を入れてそこからストンッと力を抜いて肩を下ろした状態が自然な状態です。骨盤と仙腸関節でつながった仙骨を真っ直ぐ下に下ろすイメージなのですが、これもいまいち感覚がわかりにくいので、骨盤を前後に傾けてみて一番楽な状態を探してみると良いと思います。6、は5までが整って頭部をなるべ
前回の続きです。正しい立位姿勢は5ポイントを揃えて軸を作った、どのタイプでも共通した立位姿勢です。立位姿勢を作るのに一番重要なのは足裏です!1、の足裏の土踏まずを垂直水平に捉えるとは、自分の両足の土踏まずを揃える事でおわんを裏返した様にドーム型を作りそれを地面にかぶせる様なイメージで立つということです。2、は自分の手の人差し指と中指の2本を土踏まずの間に入れて幅を調整してみて下さい。1と2をやってみてもよくわからないと思う時は柔らかく丸めた小さめのタオルなどを
前回の続きです。子供だけでなく大人でもそうですが、立位姿勢を長時間続けられないのは、脊椎がリセットされていなくて身体の重みを地面に伝える事が上手く出来ていない為、筋肉に頼った立ち方をしてしまい辛くて長く継続出来ない(子供の場合、落ち着きのない)状態になってしまうからです。全身の重みを骨を通して垂直に地面に伝えられていれば、立位姿勢も辛くなくなります。この様に脊椎をリセットしていれば、立つ、しゃがむ、座る、歩く、走る、階段の昇り降り、飛び跳ねる、日常的に行う動作も楽になるので
前回の続きです。日常的に起こる身体の不調で最も馴染み深いのは「肩こり」「腰痛」ではないでしょうか?この二つも脊椎の状態が原因で起きる事が多いです。まず緩やかなS字の状態から猫背になった状態で例えると、腰椎の椎骨と椎骨の間にある椎間板の一部に負荷がかかります。身体の前面側の椎骨同士が近づく事で椎間板は偏った圧力がかかります。偏った圧力が加わり続ける事で中心にあった椎間板の髄核が背中側へと押し出されてしまい、神経を圧迫する事でヘルニアになってしまうのです。もっとひどいと状態では
今回は、自然な姿勢に重要なもう一つの部分についてです。4スタンス理論を学び1番重要なのは「軸」であるという事がわかりました。その軸を作るのに大事なのは、やはり!「脊椎」なんです!この脊椎は骨ではありますが、硬い1本の棒の様に感じている人がいるかもしれませんが、脊椎は複数の骨で出来ています。頚椎7個胸椎12個腰椎5個仙骨尾骨*仙骨、尾骨は複数の骨がくっついて出来ています。大きく分けて5種類24個+2個の骨の集合で、椎骨と椎骨の間には椎間板があり、
今回から、自然な姿勢を作るうえで最も重要な部分を説明して行きたいと思います。まず、一つ目は地球上で生きている全ての物体に等しくかかっている「重力」その「重力」のかかる身体の重みが一番かかる部分であり地面との設置部分である「足底」です。普段生活する中で「足底」を意識する事なんてあまり無いと思いますが、実はとても重要な部分なのです。身体の重さを重力のかかる方向へまっすぐと下ろす役割があり、この足底が地面に対して垂直水平に捉えていないと、どこかの部位に負荷がかか
今回から自然な姿勢について書いていきたいと思います。自然な状態と言われるとやはり「脱力」出来ている状態が一番イメージしやすいと思います。ですが、ただ脱力しただけでは立つ事すら出来ません。20年ぐらい前に、師匠から脱力について色々と学びましたが、最初は上手くいかず、自分では力が抜けてると思っても実は抜けていない…動きもぎこちなく、気を抜くとまた力む…脱力する事って難しい!と思っていた時期がありました。ですが4スタンス理論を学び気がつ
今回からは「自然な姿勢」についてです。前回書いた様に「自然な姿勢」とは「いつでも動ける姿勢」であると僕は思います。よく、「姿勢が悪い」とか、「姿勢が良い」とかって言葉を聞きますが何をもって「良い」「悪い」と判断しているのでしょうか?昔から言われる「良い姿勢」とは背筋がピンと伸びて、肩甲骨と肩甲骨がくっつくかの様に胸を張り、顎を引きお腹を引っ込めた様な状態の事を言うのだと思いますが…ぶっちゃけ見た目がビシッとして見えるだけで、身体は力んでおり、肩甲骨周辺の筋肉が
8回にわたり、腰痛の解消法である、筋肉を緩ませる事を書いて行きました。今回からは、そもそも筋肉が固まる原因である「不自然な姿勢」について書いていきたいと思います。不自然な姿勢と言われても、極端な体制だと気がつきやすく直ぐに修正出来ますが、問題なのは「気がつきにくい不自然な姿勢」自分では不自然と感じていないが、長時間その姿勢を作ったままでいると身体に痛みや動かしにくさを感じ始め、その時やっと不自然な姿勢だったと気がつきます。ですが気が付いた時にもう症状が出てる状態…では
6、なるべく痛みを感じないように行う事資格を取得していなかった頃、廣戸道場で施術をして頂いた時に感じた事は「無痛」でした。こんなんでいいのか?と思うほど痛みは無く力を抜いて横になって手足を回したり曲げ伸ばししたり「この痛みはきいてるなー!」なんて事は全くありませんでした。こんなので本当に効果があるのかと疑っていましたが、終わってみたら身体が軽くなった感覚があり、非常に楽になりました。筋肉を緩ませる事に痛みは必要無く痛みがあると言う事はどこかに負担
5、筋肉ではなく筋膜を戻す事数年前から「筋膜」と言う言葉をよく耳にしますが、そもそも「筋膜」とは何かと言うと、いくつか種類はありますが、筋肉の細胞を包む薄い膜状の物で、「第二の骨格」とも呼ばれており、身体を動かし、身体を維持する事にとても重要な部分なのです。少し前まで、肩こりをほぐすのにマッサージに行き筋肉を柔らかくする事だけがピックアップされていましたが、筋肉を外部からほぐしても、数日たてばまたすぐに肩こりが起きてしまい、またマッサージを受けるという慢性的な症状がありました。
4、筋肉ではなく骨格を意識して行う事筋肉を緩める為にストレッチを行うと思いますが、大まかな形で、なんとなく行なっていてもあまり効果が期待できません。なんとなく身体を曲げたり、なんとなく肩を回したりしても、動かすべき場所が動いていないとそこに付随した筋肉に働かず、形だけやって効果が出ないのでやめてしまう人も多いのではないかと思います。そもそも筋肉は骨と骨を繋いでいるものですので、しっかりと骨を動かしてやる事で筋肉は伸び縮みします。良いとされる動きも骨があまり動いていない
3、非常にゆっくりな動きで行う事前回も書いたように、反動や勢いをつけたストレッチでは逆効果になる場合もあります。急激な動きに対して脳が傾いたり揺れたりした時に筋肉が緊張をしてしまう事もご説明しましたが、では脳が危険を察知せずに、無理やり筋肉を引っ張らずにストレッチを行うにはどうしたら良いか!?それは、ゆっくり行う事です!それもかなりゆっくり行う事がとても大事です!上にも書いたように急激な動きに対して脳は危険だと反応してしまいますが、それがゆっくりであれば危険
前回からの続きです。2、力や反動、勢いを使って行わない事ラ◯オ体操などでリズムに合わせて勢いや弾みをつけて行う前屈などありますがどれぐらいの効果があるのでしょうか…学校の部活などの準備運動で長座体前屈を二人一組で行う場合も後ろから「グッグッグ」と勢いをつけて押したりする行為など古くからある体操や準備運動は効率も悪く逆に身体を硬直させる動きも多々あります。ラ◯オ体操の弾みをつけた動きもそうですが、前回説明しましたように、頭部を下に向けたり上に向けたりと瞬間的に
前回の続きです。1、頭部(脳)の安定なぜ、筋肉を緩める事に頭部の安定が必要なのか…人間は地球上で生活する上で必ず重力と向き合わなくてはなりません。その重力のある生活で重要なのは地面に対して垂直、水平である事を感じる「平衡感覚」です。頭部には脳を守る為に平衡感覚を感知するセンサーがあります。視覚や聴覚は物を見たり音を聞いたりするだけでなく、自身の「平衡感覚」、水平を保とうとするセンサーの役割もあります。そのセンサーが急な動きから頭部の揺れや傾きを感じ取った
前回に続き筋肉を緩める方法について書いていきます。ここ最近、健康の為にスポーツジムなどに通い体を動かす人が増えて来たと思います。24時間開いているジムもありますし、忙しい方でも短時間で運動が出来る環境になってきていると思います…が…健康の為と思い行なっているスポーツジムなどのトレーニングもどれぐらいの割合の方が身体をリセットし筋肉をほぐせているのかを疑問に感じます。確かに何もしないよりは良いと思いますが…体を動かす事で疲労感を得て、「やった感を得ている」だけ
前回の続きです。特にスマートフォンを使う現代人はなりやすく、スマートフォンを見ることで不自然な姿勢を長時間キープしたままになってしまいます。今、スマホでブログを書いている自分自身もやや下を向いてしまっているので、重たい頭部を支えるために頸椎や胸椎の辺りの筋肉が必死で頭部の重みを支えるために力んでおります…(反省)電車の中などでよく目にしますが椅子に浅く座り足を投げ出し背もたれにもたれかかりながら下を向いた状態でスマホを見ていると直ぐに全身が3の状態(前回の記事をご覧ください)