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どこか痛めてリハビリや治療院に行くと、ベッドに横になって施術を受けるのが当たり前になっています。でも、私の経験上、ベッドに横になっての施術のみでは取れない又は取れにくい痛みがあります。特に腰痛、肩痛は代表ですね!「横になってしか施術を受けたことがないけど・・・」と思われる方が多いと思いますが、それには理由があります。解りやすいのは肩ですが、ベッドに横になっていると腕はベッドに置かれた状態で重力を受けないので、筋肉は緩んでいます。この状態で硬い筋肉にアプローチしたとし
施術に行っている方の所に丁度ヘルパーさんが来られていたのですが、施術での変化を見ていたため、相談がありました。「斜視は何とかなりますか?」「すみません。斜視は経験がありません。理論的には出来る可能性があるので、出来る様になったら連絡します。」と返答しました。私は「できない事はできない」とハッキリ言います。できない事をできるつもりで施術を行っても当然の事ながら変化は出ません。私の施術は「変化の見える施術」がコンセプトなので、できない事で無駄な施術費を支払って頂くのは嫌
お盆で帰省している時に、父親の施術を夜にお酒を飲みながら2日間行ってきました。こういうお酒を飲みながらの施術もゆったりとしていて良いものです。父親は左大腿前面~外側にかけての痛みがあるとの事で、軽い屈伸でも痛みがあるとの事でした。チェックしてみると、関節の問題はそれほど問題ではなく、大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、縫工筋の筋肉同士が張り付いた様になっており、このことから、筋肉同士が個々の動きをできないために生じている症状と判断しました。施術は簡単です。それぞれの筋肉の癒着
最近ブログペースが落ちてます。すみません。以前お話ししていた車椅子生活となっていた患者様ですが、現在は歩行時の痛みもなくなり、車椅子生活での体力低下を回復中です。でも、これは施術でヘルニアが無くなったわけではありません。腰の神経が通る脊椎のアライメントを整えて神経の通るスペースを確保し、神経が上手く滑るように施術をしただけです。ヘルニアを手術すれば費用も掛かりますが、術後のリハビリに何か月通院しなければならないのでしょうか?今回は以前書いたように、関節の硬さが非常に
前回、ヘルニアの患者様について書きましたが、この患者様は病院で投薬と安静の指示を受け、1カ月車椅子生活となっていました。でも、施術で明らかな変化が出てくるのです。(※続きの話なので、このブログの2回前より読んで頂くと流れが解ります。)では、なぜこの対処の差はなぜ出てくるのでしょうか?今回のケースでは、2つの問題点が挙げられます。1つは画像診断を優先してしまって、患者様を診ていない事。MRI画像では腰の3番4番にヘルニアが出ているようですが、患者様の神経症状とは一致し
前回の続きですが、腰の施術に行ってきました。検査では案の定、腰の関節の入り込みが非常に悪い!これが原因で腰が伸びないものと断定し、関節の入りを良くする施術を行いました。でも、ここで非常に手こずりました。1カ月もこの関節の状態であった為、なかなか関節が良い位置に戻ってくれないのです。施術前には5~10分あれば関節の位置を良い状態に戻せると考えていましたが、今までに経験したことのないくらい硬くなっており、30分くらいかかったのではないでしょうか?関節の治療に時間を
いつもはバスで帰っている職場ですが、たまたま歩いて帰っていると、1カ月半前には元気に歩いていた知っている方が車椅子乗っていたのでビックリ!話を聞いてみると、手術するほどではないが腰椎の3番4番間のヘルニアだと受診さたとの事。手術をしないと入院はできないとの事で、投薬で自宅安静なのだとか・・・足が痛くて歩けないので車椅子生活!そんな生活が1カ月も続いており、痛みは変わらず続いているとの事!高齢なのにそんな生活をしていると当然のことながら歩けなくなります。痺れと痛みは右
前回、神経の滑りについて書きましたが、腰のヘルニアや狭窄症についても同じことが起こっています。病院でMRIの画像診断を受けると、「ここがヘルニアで圧迫されてますね!」「ここが狭くなってますね」と言われる事は多々あります。でも、健康な人でもMRIを撮るとヘルニアや狭窄症は存在し、文献にもよりますがその割合は40%と書かれているものもあります。ですから、腰が痛くなってMRIを撮り、ヘルニアや狭窄症と言われても、それは以前からあった可能性があるのです。医師からすれば説明はしやす
いつもは膝のだけのはずが、「今日は右のⅠ~Ⅲ指が痺れる」との事で急遽治療を行う事になりました。肩がゴリゴリするとの事も言われていましたが、肩の症状は五十肩!五十肩では痺れが起こることはありません。痺れはあるが感覚はしっかりしており、力もある。頸椎からの神経症状と考えると、感覚の領域も異なり、橈骨神経の末梢神経障害と判断しました。案の定、橈骨神経の手首辺りから神経の滑りがザラザラする。そのザラザラを感じることが出来ると、神経をしっかりと把持している証拠であるため
題名は種子骨の痛み③ですが、今回は治療中に起こっていた体の反応について書きます。私の治療は膜の捻じれを緩める事で全身のバランスを整え、その結果として症状の改善を図っていくものですが、今回の種子骨の治療では、対象となる関節が小さかったため、面白い反応が治療中に起こっていました。それは、種子骨をリリースしている最中に、親指の関節などがカクカクっと微細な動きをして勝手に良い位置に戻っていくのです。種子骨の膜に関係していた関節の位置が自然に戻っていくのは、最初は不思議と思っていましたが
前回の続きです。自分の種子骨の痛みををどのように治療したのか?まず、種子骨の痛みのある所を優しく両手で挟みます。すると、種子骨のバランスを崩している膜のラインが出てきます。私の場合は種子骨から母指の第一関節(IP関節)と第二関節(MP関節)、そして内側楔状骨と第一中足骨底との間の関節(リスフラン関節)の3カ所に膜のラインが見つかりました。これらの関節から膜の捻じれによる力のベクトルが種子骨に伝わることにより、負担が集中して痛みを伴っているものと推測されます。そのため
今回は聞きなれない人が多いと思いますが、種子骨の痛みについてです。種子骨の痛みは種子骨障害と言われており、足の親指の付け根(母指球辺り)にあるこの骨が炎症などで痛みを伴うものです。この種子骨というのは、趾の筋肉や足底からの筋肉がつながっているため、その筋に負担がかかりすぎると痛めてしまう事があります。また、母指球にある骨のため、地面からの直接的な衝撃も負担の要因です。そのため、病院に行くとたいていの場合はこれらの負担要因を取り除く対応を受けると思います。地面からの衝
嫁が頭痛がするとの事で、久しぶりに治療をしてみました。膜の硬さをチェックすると、右の仙腸関節が非常に硬い!とてつもなく硬くなっている場合は、その硬さに関係している他の部位を先に緩めると治療しやすくなるのですが、今回はそれほどの硬さでもない様子!右の仙腸関節をリリースしていると、尾骨に向かって膜の硬さのラインができ、そこから脊髄を伝って上方へ向かっている。頭痛は意外と尾骨(仙尾関節)の動きの悪さが問題となっている事が多いのですが、今回もそのケースの様です。仙腸関節を治
前回、チョコチョコ飲みの水分補給について書きましたが、日常生活の中ではさすがにリュックを背負ってハイドレーションシステムで水分補給をすることはありません。日常でチョコチョコ飲みをするにはどうするのか?それは、すぐ手の届くところにペットボトルなど水分補給できるものを置いておくことです。前回、「登山の時にリュックを下すことなく水分補給が出来る」という事を書きましたが、要するにリュックを下す手間が水分補給を遅らせているのです。水分補給の為の物が冷蔵庫の中にあるのでは、すでに一手
今年は早々と暑くなってきました。そこで大切なのが水分補給です。水分補給をするには喉が乾いてからのガブ飲みはダメなのは知っている事でしょう。それは、喉が乾いてからではすでに体が水分を欲している症状なので、体に負担をすでにかけてしまっている。また、ガブ飲みは一気に飲んでも体に吸収されません。では、どのような水分補給が良いのか?それは、喉が渇く前に少しずつ水分補給をすることです。喉が渇く前に?・・・喉が渇くから飲むのに、渇く前のタイミングっていつ?って思う人も
坐骨神経痛などで感覚が鈍くなっている場合の施術は良く行いますが、感覚が過敏になっている方に対しての施術は症例が少ないため、ほとんど行ったことがありませんでした。今日、両足の親趾の感覚が過敏になっている患者様を診ましたが、神経の滑りが非常に悪い!両手で足を挟む形で神経を触診し、神経の滑走状態を確認するのですが、Ⅱ~Ⅴ趾の神経の滑りは良いのですが、親指だけは神経の動きが感じられず、非常に硬い。神経の動きはあるのですがザラザラした感じです。そのザラザラ感を感じることが出来れば、
前回、自費リハビリについての続きです。脳血管疾患を対象とした自費リハビリ専門とした所がネットで検索しても多数出てきます。でも、冷静に考えてみて下さい。これまでのリハビリで改善は見られ、まだ緩やかな改善はしているかもしれません。しかし、その緩やかな改善で実際の日常生活動作はどこまで可能となるのでしょうか?劇的な改善がなければ日常生活の動作に思った変化は出にくいのが現状です。リハビリを続けなければならないという気持ちは解りますが、今の機能を如何に維持していくか!今
最近、自費リハビリが増えていますが、これは介護保険を持っている人は通院のリハビリに150日間という日数制限が出来たためです。整形疾患であれば150日もあれば、治療の他に再発予防なども行え、治療を完結することができると思います。しかし、脳血管疾患などで生涯後遺症が残る疾患についてはどうでしょうか?これらの疾患は、発症から150日以内は機能回復が大きいと言われています。多分、その治療効果が高い時期で判断し、リハビリの日数制限をしたのでしょうが、本当にそれでいいのでしょうか?
今年のゴールデンウィークは10連休という事もあり、各医療機関もお休みの所が多いため、リハビリが行けずに困っている方もいらっしゃると思います。でも、これだけ長い休みが続くと、本当に今のリハビリが必要か?という事を考え直すいいきっかけになるのではないでしょうか?この期間の中で、体の痛みが強くなったり、日常生活に不備が生じてきた方はリハビリは必要だと思います。でも、そうでない方も多いはずです。リハビリは通う事が慢性化している場合が多々あるからです。そのため、今回の長期休み
転倒しない為の体の機能として、腕もバランスに非常に関係しています。綱渡りをする時、両腕を左右に伸ばしてバランスを取りますよね!不意にバランスを崩した時にも、手が自然と上がったりしてバランスをとろうと頑張ります。・・・と言う事は、転倒に関して日常生活で気を付けないといけない場面とすると、手に物を持っている状態の時です。手に物を持つと行っても、特に注意が必要なのはお茶を運ぶなどの、不安定な物を運ぶ時の状態です。この時、お茶をこぼさないように、腕のバランス調整の能力はお茶
普段は意識していないと思いますが、目からの情報は転倒しないために非常に大切です。眼を開いて片足立ちをしたのと、眼を閉じて片足立ちをしたのとでは結果は明らかに違ってくると思います。眼からの情報は、意識せずとも筋肉や関節に適切に伝わり、必要なバランス調整を行ってくれています。逆に言えば、バランスの悪い人は自然と下を向いて歩いています。高齢者に多くみられますが、好きで下を向いているわけではなく、足や体で感じるだけでは不足しているバランス修正の情報を足元を見る事でプラスαの情報収
正しい重心位置を認識する方法の最終回です。前回は、立った状態で足の指を動かし、重心位置が整った所でその位置を覚え込むという事を書きました。次のステップですが、今度は歩いて止まった瞬間に重心位置が土踏まずにあるかどうかを確認します。これは、動いた後にも重心位置が正しい位置に戻るかどうかの確認です。動いた後にもすぐに正しい重心位置をとれるようになると、すでに正しい重心位置が身体にしみついていると思います。正しい重心位置が自分のものに出来ると、身体の動かしやすさの効果のみ
前回、転倒予防のためには自分の感覚的な重心位置と本当の重心位置が一致している事が大切と書きましたが、今回はその重心位置の確認と修正方法を説明します。まず、立った状態で顎を引き(写真を撮る時のように)、息がしやすいポジションを作ります。これは、今までのブログの中にも書いているので、詳細は今回は省きます。次に、足の指をゴニョゴニョと動かし、一番指が動きやすい所を探します。そこが土踏まずに重心が乗ったど真ん中の重心位置となります。なせ゜足の指が動きやすい所で土踏まずに重心が乗っ
病院で医師から「転倒しないように注意してね!」って言われた事がある人もいると思います。でも、好きで転倒しているわけではないので、「注意して!」って言われても困ります。転倒にはいろいろな要因があるため、「〇〇をすると転倒しない」という夢のような話はありません。しかし、転倒リスクを少なくしていく方法はいろいろとあります。今回はその話です。普段は意識しない事ですが、「自分の重心を真ん中(土踏まず)に持ってきたとき、そこに違和感がないこと」が非常に大切です。どういう事
私の行っているオステオパシーの施術は非常に繊細な感覚を必要とします。・・・と言うのが、筋肉や関節のみではなく、臓器の動きや神経の動き、動静脈の判別など、それらの独特な動きを感じ分ける以前に、そこまで深くあるものを手の感覚で感じ取る必要があるからです。でも、これは練習でできるようになるのですが、それにはかなりの鍛錬が必要となってきます。稀に天才肌の方は1つ聞いただけで、「今感じているのは〇〇の動きで、このような動きをしていますね。なんか重い感じがします。」など、驚くほど感性の良い
今回は肩こり対策のスマホ編です。同じ姿勢をとっているとどうしても凝ってしまうので、あくまで負担を和らげるための対策です。前回、「肩凝り対策~パソコン編~」で、頭の重さは変わらないので・・・・と言う事を書きましたが、重さは変わらなくても首にかかる負担は減らすことが出来ます。それは、一言で言うと顎を引いた姿勢でスマホを扱う事です。顎を引いた姿勢の作り方①座った状態でまず顎を引いて正面を見ます。その時、姿勢が悪ければ、顎を引くので息苦しくなります。②息がしやすいポジショ
今回は、肩こり対策についてです。パソコンを多用する人は肩も凝りやすいと思います。同じ姿勢を続けていると肩は凝りやすいのですが、そう言われてもどうしようもないもの・・・姿勢の変化や時々肩回し運動などのストレッチ的な事は行わないといけませんが、減らすことのできる頚・肩への負担は対策すべきでしょう!みなさんはパソコンを使う時、キーボードをどのように使っていますか?手首や前腕の辺りは宙に浮いていないでしょうか?手が宙に浮いていると、腕の重さは当然のことながら首から肩の
私は大腸に憩室があり、これまで憩室炎で2回入院したことがあります。憩室は歳をとると出てくるものらしく、たいていの人にはあるようです。でも、憩室はあっても憩室炎にならない人が多くいます。それはなぜなのでしょうか?私は毎日、寝る時に自分の体の膜の状態をチェックしています。寝た状態で自分の手が届く範囲に膜の硬さがあると、そこをリリースしながら寝ています。これは、膜の感覚の練習にもなりますし、膜が緩む時には気持ち良くて寝てしまうので、寝る時に行うと都合が良いからです。
久しぶりの投稿になります。続ける事は難しいですね!今回は不眠、寝不足についてです。いろいろと不眠、寝不足について対策をしている方はいらっしゃると思いますが、それでも効果がない場合は脳脊髄硬膜が硬くなっているのかもしれません。脳や脊髄は神経の塊です。その塊を被っている硬膜が硬くなると、神経は刺激を受けるので緊張状態になってしまいます。これは、ヘルニアが外から脊髄を圧迫して神経症状を起こしてしまうのと同じで、脳や脊髄を被っている硬膜自体が硬くなると、何かしらの症状が出て
前回、筋肉に対してマッサージではなく、筋肉を緊張させている根源を良くしないとダメだという事を書きましたが、矛盾するように思われるかもしれませんが、筋肉へのアプローチが必要な場合もあります。それは、筋肉の緊張に関係する根源を施術しても、その反応を筋肉が受け付けない状態になっている時です。実はこの状態は多々あります。どういう状態かと言いますと、本当は滑り合わないといけない筋肉同士や筋肉と骨が引っ付いている事があるのです。この状態の筋肉は、両手で挟む感じで触った時、本当なら柔ら