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臣と隆二のマンションへ帰りたくないと言い出したまりあを連れて、直人は自分の住む家に帰った。「たっくんが首を長くして待ってるよ、帰んないの?」「こんな顔、見せたくない…」「どれ?見せて」まりあの目は赤く腫れて痛々しい。「泣きすぎたね」「私、何もかも失ってしまって…」「いま、もし、なおちゃんまで失ったら…」「俺はずっとまりあの側にいるよ」「ずっと?…明日はなおちゃん、仕事入ってるって…」「仕事は行かなきゃね」「…」「どこへも寄らずに帰ってくるから」「俺が帰るまで、たっくんに
「たっくん寝かせてくるね」隆二が隆臣を抱っこしたまま移動しようとすると、臣が立ち上がった。「俺が寝かせてくるから、お前はゆっくりしてていいよ」「そう?じゃ、お願いしよっかな」隆二の手から隆臣を受けとると、またグズりだした。「ん…やーら、まぁだ、あしょぶの…」「いつまでたっても甘えた坊主…」半分夢の中にいる隆臣を臣がまぁるく抱いて、あやしながら子供部屋に連れていった。「臣ちゃんも慣れたもんやな」「まぁるく抱っこすると、お母さんのお腹の中にいる時に近い体勢になって安心するんだって」
直人は隆臣の作ったのも、普通のお好み焼きもすっかり平らげた。「あ〜美味かった!じゃあ直己どうぞ、なんでも聞いて」「その、なんだ。彼女のどこまで知ってんだ?」「どこって?恋愛のABCのこと?」「んー、まぁそういうこともひっくるめてだな…」直己が言葉を続けようとした時、隆臣が立ち上がって直人の目の前にきた。「ダチョーさんしゅるの?」「ええ⁉︎」直人が返答に困っていると、隆二がそばにやって来て隆臣を抱き上げた。「たっくん!大人の会話に入っちゃダメでしょ💦」「やーら💦たぁくんもリーダ
「ど…同棲っすか?」直人の話を聞いて健二郎がお好み焼きを吹き出しそうになっている。「あ~あ💦健ちゃん、ほらこっち向いて」隆二が健二郎の口元をウェットティッシュで拭いた。「俺に優しくせんといて💦臣ちゃんの顔見てみ」「ん?臣がどうしたって?」「がるる…😠」「え!?どしたの、怖い顔して」「健ちゃん、後で話がある」「臣ちゃん、誤解や💦隆二が勝手にやな…」「おい!今それどころじゃないだろ」「す…すみません💦」直己の一言で一同が静かになった。「鶴の一声」直人が臣達を見て笑っている
「なおちゃん、まりあは?」部屋から一人で出てきた直人に声を掛けたのは、食事を済ませ子猫と散歩中の隆臣だった。「パーパより先に聞いてる…💦」隆臣と子猫の後ろに付かず離れず見守るように隆二がいる。「たっくん、まりあは先に寝ちゃったよ」直人が目線を合わせるように姿勢を低くして隆臣に答えた。直人の足元に子猫が寄ってきてすりすりしている。「お!?なついてる」「まりあ、おこみのやき食べないのね」「たっくんはいっぱい食べたの?」「もうね、パンパンマンよ」隆臣がアンパンマンスーツの上着を捲
ベッドの上に並んで腰掛けて、直人の胸で泣きじゃくっていたまりあが、ようやく顔を上げた。「まりあ…」「なおちゃん、…明日、自分ちに帰るね」「そんなこと…ダメだよ!守りきれなくなる…」「ここにいちゃみんなに迷惑かける」「隆臣くんだって、あんな事件があったばっかりだし…」「もし、なにかのきっかけで、彼が隆臣くんに接触したら…」「悪い風にばっか考えちゃダメだって」「でも…彼は常識では理解できる人じゃない」「私が戻ることで彼が落ち着いてくれるのなら、そうするしか」「そんなことしたら、俺
直己がドアを開けた。通路に出て左右を見渡すが人の影は見当たらない。「誰もいないな」そのままスタスタと非常階段まで歩いていった。臣と隆二は反対方向にあるエレベーターの所まで見に行ったが、人っ子一人いなかった。エレベーターは1Fで止まっている。直己が2人の元へやってきた。「やっぱり悪戯かな?戻ろうか」「はい」3人揃って玄関を入ると、おかしな光景が目に飛び込んできた。まりあが隆臣の後ろに立ち、細くて白い手で隆臣を包んでいる。その2人を更に大きく包み込むように、直人が抱いている。
「俺出るから臣ビール頼むね」「誰だろ?後のメンバーみんな仕事だろ?」「宅急便かもね」隆二が玄関に向かおうとすると、臣が呼び止めた。「なぁ!ドアホンのモニターで誰か確認したら」「うん、わかった」臣の言う通りに、隆二はキッチンとリビングの間に設置されているドアホンの前に立った。「どちら様ですか?」モニターには誰も写ってない。「あれ?誰もいない…」「たぁくん見てくる❗」隆臣が隆二の後ろを、たたたたと駆け抜けていった。「隆臣‼︎のっぽさんも行くからそこでストップ!」隆臣は直己の
「はい!のっぽしゃん、アーーン♪」直己の隣に陣取って、隆臣がお好み焼きをフォークに刺して直己の口に持っていく。「俺はいいから、自分でお食べ」「ダメよ!アーンちて😡」「そっか?じゃあ…アーン💦」正面に座る直人が吹き出しそうになっている。「ヤベ💦ウケる…」直人の隣に座るまりあが隆臣に声を掛けた。「隆臣くんには私がアーンしてあげるね」隆臣は、モゴモゴと口を動かしている直己の膝の上に「よいちょ」と言って座り、まりあに返事した。「ダメよ!まりあはなおちゃんにしゅきしゅきちてね!」まり
「どこかで食事して帰ろっか?」「ううん、お買い物して帰ろ。隆臣くんと一緒に夕食食べたい」「たっくんヤバいでしょ?」「うん!とっても可愛いね」「陽翔や他の園児とは少し違くない?」「みんなそれぞれ個性があるけど、隆臣くんの個性って際立ってて、一緒にいても凄く楽しいね」「まりあに、なついてるしね」「今夜も読み聞かせしてあげたい」「きっと喜ぶよ」「しばらくお休みしてたから、園児達にも早く会いたくなってきた」直人がきゅっと手を握り返した。「なおちゃん、明日一緒に来るの?」「うん、行
臣と隆二が住むマンションで、隆臣にまりあが読み聞かせをしている。「隆臣くん、この動物は何かな?」「たぁくん知ってるよ」「えっとねぇ、これはパーパもぐら!」「もぐらは正解だけど、パパかなぁ?」「るーじひげもぐらっていうのよ。まりあ知らない?」「るーじ?そんな学名だっけ?」「ごめんね💦先生知らなかった…」「だめねぇ、しぇんせい、今はまりあなんでちょ?」「あ、そうよ!先生って言っちゃったね💦」「ちゅぎどれぇ?」「そうね」動物の絵本をパラパラとめくる。子供部屋の外で臣と隆二が聞
翌日、出かけようとする直人をまりあが見送りに出て、玄関で手を握り合ったまま見つめ合っている。「あ、そーだ!直人さん…」臣が二人に近づき声を掛けようとすると、隆二が慌ててその手を掴みキッチンへ引っ張っていった。「邪魔すんなって!」臣は何も言わず恋人繋ぎしてくる。「なに?」「ん?いや、なんかたまにはいいかなって」「直人さんになに言いかけたの?臣…」「あれ?なんだっけ?忘れた…」「大丈夫か?直人さん達に当てられてんのは臣だったりして…どれ?」隆二が臣のおデコに手を触れた。「熱はな
「見てみろよ」臣に促され隆二が子供部屋を覗いてみると、ベッドの上で中途半端にアンパンマンスーツを着た隆臣がうつ伏せに寝ている。上着は逆さまでフードを逆に被っているので、アンパンマンに食べられている風にも見える。ズボンは太ももの途中で引っかかっていて、パンツが丸見えだ。隆臣の頭とお尻でアンパンマンが笑っている。「うへぇ!衝撃映像だ💦写メとっとこ」「俺も」二人して写真に収めた。「もうお風呂も無理だよね?」「隆臣、歯磨きしたっけ?」「飯食ってすぐに済ませたよ」「変身してて急に眠く
「あれ?たっくん変身しに行ったっきり帰ってこないね」隆臣連れ去り事件の真相を臣が直人に話し終え、軽く30分は経ってるが隆臣が戻ってこない。「まさか、お風呂に行ったんじゃ…」隆二が立ち上がると、リビングのドアが開いてまりあが入ってきた。「お先でした」パジャマ姿でバスタオルを首に掛け、ほんのり桜色に染まっている。目のやり場に困って突っ立っている隆二に臣が子猫を託した。「まりあちゃん、隆臣そっちに行かなかった?」まりあの正面に臣が立ち普通に話しかけた。「隆臣くん?お風呂にはきてません
食事の片付けもすっかり終わってリビングで寛いでいると、隆二がまりあに声を掛けた。「お風呂どうぞ」「あ、はい!じゃあお先に…」「たぁくんも一緒に入る‼️」「ダーメ💦今日はパーパと入るんでしょ?」「まりあがいい😡」まりあは部屋に行こうとしてその場で立ち止まっている。「隆臣くん…」直人が察したように隆臣に声をかける。「たっくん、そうだよね!たまにはお姉さんと入りたいよね。なおちゃんには解るよ」「直人さん…」まりあが真っ赤になった。臣「なんだろう?直人さんが言うと、ちっともいやら
みんなでまりあの作った野菜スープを味わう。隆臣「うんまい♫」隆二「ホントだ!美味しいね」隆臣「おやちゃいいっぱいね!」直人「色とりどりだしね」臣「塩梅もちょうどいい」隆臣「まりあ、うんまい♫」まりあ「ほんと?よかった」隆臣「またちゅくってね!」まりあ「はい」隆二「お客さんなのに悪いよ」まりあ「あの、ここでお世話になる間は、私も家事当番に加えてください」臣「え?いいの?」隆二「臣っ!いくらなんでもそれは…ねぇ、直人さん」直人「えっと、それには俺も入んの?」隆二「直人さ
「ナポリタン…美味しい!」「これホントに臣が作ったの?店で出てくるやつじゃん」まりあと直人がパスタを絶賛する中、臣が隆二の方に視線を向けると、口周りをオレンジ色に染めてモゴモゴ頬張っている。「想い出の味なんで、店まで行ってレシピ教わったんです」「そうなんですね、本格的」「相手はすっかり忘れてますけど」隆二の隣で子供用の椅子に踏ん反り返って、隆臣も口の周りがドロドロになってる。「そっくり親子め」「ん?臣、なんか言った?…あ〜あ!たっくんお口周りにいっぱいついてるよ💦」「お前もだよ
「家の中で遊ぶ時は、アンパンマンスーツ着て、チビの後ついて回るんです」「まるで妹を守ってるように」隆二の話を聞いてまりあが振り返ると、すぐ後ろにまたアンパンマンが立っている。「隆臣くん、偉いね」「ニャーにゃは女の子だからね、お兄ちゃんが守るのよ」「そう!女の子には優しくしないとね」隆二はアンパンマンの横に立って、その頭を撫でている。「しょーなのよ」直人が頼もしそうに返す。「たっくん、少し会わないうちに、もうそんなに成長したの?」「なおたん❗」「はい?」「女の子は泣かせちゃ
「じゃあ、まりあ先生はこの南向きの部屋で、直人さんはゲストルームを使ってください」隆二が二人をそれぞれの部屋に案内した。「ありがとうございます」「おねーしゃん、しぇんせいなの?」「そうだよ」「たっくんが行く保育園の先生だよ」隆二が隆臣に言った。「しぇんせいが、たぁくんのお家にしゅむの?」「はい、しばらくお世話になります」「なおちゃんも一緒だからね、たっくん」「しゅごいねー!」「隆臣くんは何のお仕事してるの?」まりあが興味津々に尋ねた。「パンマンはニャーにゃとお散歩してる
今秋に入園予定の男の子から得た不審な女の目撃情報を皆に伝えた後、直人と一緒に再度男の子の家を訪問したが、新たな情報を得ることはできなかった。夜も更けてきたので、直人はまりあを自宅まで送った。「せっかくのサプライズ、台無しにしちゃってごめんね。また穴埋めするから」「そんな…素敵にドレスアップしてもらって、式場に行けただけで充分幸せです」「直人さんこそ、大丈夫ですか?」「大丈夫って言いたいとこだけど…」「隆臣は俺達三代目にとっても大切な子供なんだ」「…今は不安で胸が押し潰されそうで…ご
「直人さぁーん‼」雨の中を透明な傘をさしたまりあが走って帰ってきた。みんなが集まる藤棚の下まできて、両膝に手を置き息を整える。「…まりあちゃん、どうだった?」「…はぁ、はぁ…直人さんっ…」「落ち着いてからでいいよ。一生懸命走ってきたんだね」直人がまりあの背中を優しく撫でた。「…た、隆臣くんは?」「…まだ見つかってない」「…隆臣くんを…見かけたって人はいませんでした」「…そっか」「…ただ…昨日公園で隆臣くんに声を掛けていた女の人が居たって教えてくれた男の子がいて」「え!?…
公園に到着してすぐ、まりあは直人の袖を掴んで言った。「私、皆さんとは別行動で…公園周辺に住んでいる保育園児のお宅に聞き込みに行ってきます」「一人で大丈夫?隆臣の特徴とか聞いてからの方がいいよね」その時、臣の手を振り払って隆二が公園内に駆け出していった。「とても今そんな状況じゃないです。大丈夫!この近辺では隆臣くん有名人だから」「そうか、じゃあまりあちゃん、何かあったらすぐにLINEしてね!」「わかりました!直人さんも気をつけて」つづくviaマヤYourownwebsit
明日より再UPします。夜中に失礼しました。では、おやすみなさい😴
たこ焼きセラピー🐙略してたこセラ✨ソースマヨ味8個入り380円(税込)小ぶりな🐙がコロコロ入ってて、たこ焼きは大ぶり。中はトロトロやった♪まいう😋オカンなら、これにご飯と味噌汁をもれなく付けてくる。もうお腹いっぱいやな。今夜はこれでしめようか❓👦「しゅーぷないの〜❓」🐽🌹「おまへん💦」
インすみっコぐらし笑キャラ描いてくらしゃーい👦
会議で疲れて帰ってきて、今年初の秋刀魚食らってお風呂入る前にマットレスでゴロリ(:3_ヽ)_そろそろ炬燵欲しいね…なんてまったりしながらまぁたポチポチしちまった💦例の禁断の遺伝子で2パターン見ちまったらもう紹介せずにはおれん(Ö)/はい✋たぁくん👦出番よ!よろ🍬🍬👦「ちゅぎは誰でしゅか?」🐽🌹「ん?臣ちゃんと岩ちゃん♡」👦「しゅごー✨」🐽🌹「ほいで岩ちゃん×隆二くんぶっこむ!」👦「ぶっこむってなぁに?」🐽🌹「ん?たぁくんにはちょっと難しかったね‼️さーせん💦」
禁断の遺伝子♂︎♂︎それは…臣隆の遺伝子を受け継ぐ男の子がもし実在してたら?禁断なのでアメ限にしようと思いましたが、究極のイケメンキッズをご紹介した後なので、後は気楽にポチッとな♪例によってサムネはたぁくん👦から。もういいよ♪早っ(°_°)ちょっと斎藤工さんっぽくもある(*°∀°*)/ちゅぎももういいよ♪外人っぽい(*˙0˙*)お髭が~🙊💓プラス禁断の隆二くん×オイラ🐽🌹はぁ!?やめろー(`o´)バッカじゃねぇの💦ヾ(¯∇ ̄๑)まぁまぁ💦ちょっと
てことは、どういうことかと言うとですね‼️臣隆の遺伝子を継ぐ男の子が、実際に存在したとしたら?どうしても、どうやっても、いつも妄想の霧の中にいて、ぼやけて姿が見えないたぁくんを、はっきりとした形にしてみたくて、禁断の子供を作っちゃいました。神への冒涜?(わて🐽🌹宗教家ではおまへんで✋)見たいでしょ?色々かけ合わせてみて、3回目のトライで度肝を抜かれた(°_°)‼️サムネでネタばらししたくないから、全く関係の無い画像を先にのっけます。(関係なくもないか?)たぁく
👦「マヤしゃーん、あちゅいね💦」🐽🌹「お!?たぁくん、汗いっぱいかいて」👦「パーパがラニャーにゃっていったのよ」🐽🌹「たぁくん、これはね!」「南の方で台風が生まれて、熱くて湿った空気をドンドン運んでくるからなのよ」「ラニーニャ現象って言うんだけどね💦」👦「ニャーにゃもいっちょに来るの?」🐽🌹「う、うん💦名前は似てるけどね」「ニャーにゃはまだ帰って来ないよ」👦「しょーなの?いいよ♪」🐽🌹「寂しくない?」👦「だいじょぶよ‼️パーパもおとうしゃんも」「健ちゃんもエリたんもなおち
物件探しもいよいよ佳境🔥次のストーリー更新まで、たぁくん👦主演のストーリーでお楽しみください。イヤイヤ期真っ最中のたぁくんや、頼もしい健ちゃん、かっこいい臣しゃん、そして愛しの隆二くんと臣ちゃんのイチャラブ💜シーンあります。ホームページへのリンク一部pixiv限定公開です。『W旦那+(プラス)』the"no"phase①三代目妄想劇場ショートストーリー「魔の二歳児」隆臣には無縁のことだなんて思っていた。初めての動物園で、初めての友達と出逢った。その日から数日後、