ブログ記事200件
しばらく沈黙が流れた。臣の周りだけ空気が変わったのを知る由もない隆臣が、先に言葉を放った。隆臣「枕だってぇ!どうしゅるの?パーパ」隆二「...どうしよっかなぁ?」後ろを振り返り、隆二は挑発するように視線を飛ばす。臣「降りやがれ」静かにそう言って臣は太腿を浮かし、隆二を立たせた。隆二「んだよ💢怒ったのか?」隆二は隆臣の両脇を抱えながら、臣の前に立った。隆臣「とーしゃん、オコなの?」廉『うわ💦臣さん、俺の戯言なんです!許して下さい!隆二さんだって本気で言ったんじゃ...』隆臣は
廉『正確には、未来に願い事が叶う確約が取れた時にも、文字が消えるって、魔道士が言ってました』隆二「なんかそれ、凄くない?てか、怪しいよね!臣も、そう思うでしょ?」隆二と隆臣を片手で抱えたまま、ちびちびとグラスを傾けていた臣の手が止まった。隆二「れ?どしたの?急に深刻な顔して。さては太もも痺れてきたんでしょ?」臣「お前たち二人くらい、どうってこたぁねぇよ」隆臣「お父しゃん⁉︎どったの?お酒の飲みしゅぎでポンポン痛いの?」臣「ポンポンは痛くないけど、こう眉間辺りにビビッときた」隆臣「カ
廉『実は、いま高田馬場の魔法街にいるんですけど...』隆二「なになに?魔法街ってさぁ、めちゃ怪しいネーミングじゃん」臣「しかもこんな真夜中にな」隆臣「え?いま夜中なの?ホントお外真っ暗ね」隆臣が空を指さした。辺りは混沌として暗く、夜明けまではまだ遠い。妙に生暖かい風が、また吹いてきた。廉『どうしても気になって、シッターを終えて、外で夕食済ませてから来てみたんですが、その...一昨日あった店がないんです。看板も、いや店自体が空き地になってて。まるで狐に化かされたみたいで』臣「引っ越
臣「隆臣、子機のスピーカーボタンをポチッとしてみ」隆臣「あい♪」臣「よし。みんなグラスを片手に集合!あ、廉、ちょい待ちな」廉『はぁ』➖自分の困りごとを聞く口実で、また家族してイチャつくに違いない。廉の想像はすぐ確信に変わった。隆二「たっくんも何か飲む?ホットミルク?」隆臣「たぁくん、''もりいぞう''にしゅるぅ♪ストレートでね」隆二「え?森伊蔵?たっくんお酒はまだ飲めないでしょ💦...ったく、大人がする挨拶とか、お酒の銘柄とか、色々教えたの、臣?」臣「ちげーよ」隆臣「もりい
レディオベリー「BEAT」、カラオケコンテスト「ワンコーラスチャレンジ」お聴きくださった皆様、ありがとうございました。なんとー、青木孝之木曜日の勝者になりましたー!!結果発表の時の放送。↓ミスターシャチホコじゃないよね、って言われてる笑という訳で23日(金)レディオベリーRBZFriday内にて、ウイークリーチャンピオンを決める決勝戦。月〜木の勝者達が競います。おそらく15:00頃からコーナーがはじまり18:30までが投票結果は18:50頃と思われます。どの日の勝者も上
あのねぇ✋マヤしゃんのおうちの近くに、キッチンカーがいっぱい来ててね!チョコバナナアイスのクレープを食べようって、並んでたんだけどね。太陽がいっぱいでお顔焼けちゃうからやめたんだって。いちゅもはマックだけどぉ、今日はモスバで、チーズバーガーにしたら、オニオンシャキシャキでチーズは冷たくて、お肉やパンは熱々で美味しかったって!マヤしゃん、お腹ペコペコでモスバに入ったからねぇ。お写真ないのよ📸しゃん代目🐹どう思う❓たぁくんもモスバ行きたぁい(*˙0˙*)۶おと
しゃん代目のグッズまーら?乃愛のじぃじやばぁばがいる名古屋でそ?グッズまーらなの?たぁくんパーパめんぷろのペロペロキャンディと、おとーしゃんめんぷろのパックンチョにしゅるの✊あとは、しゃん代目のねぇ、お顔つきぱんちゅがいい♪モニタリングみたいなのよ❗グッズ早くどっかんって出してしてくらしゃーい✋よろ👦
「おみぃ‼️もう上がる?」脱衣室から隆二の声が聞こえた。「ライブ鑑賞と釣り大会の真っ最中だから、まだ上がんない」「のぼせるぞ」隆二が顔だけ出した。「うーわ💦湯船すんごいことになってる…」「温水プールくらいにしてっから大丈夫だ」隆二の下から剛典も顔だけ出して、バスルームを覗いた。「臣さん、子守り大変でしょ?リータだけ先に上げましょうか?」浮き輪を付けた理太が臣のてっぺんにアヒル隊長を乗っけてる。「あ、理太💦臣さんに何乗っけてんの」「きゃっきゃ♪」「いいよな❗リータ」「はぁ
「おーし‼︎じゃあバブル出すぞ」臣は浴室の隅に置いてある浮き輪に手を伸ばした。「理太はまだ小さいからこの浮き輪つけて」りお用に買ってあったお風呂用浮き輪の中に理太を抱き上げて入れた。「きゃあ♪」細かいバブルバスにゆらゆらしてご満悦だ。隆臣はといえばちょっと目を離した隙に「うんしょ」と言って浴槽を跨いで、お風呂グッズ置き場でゴソゴソしている。「パンマンのお風呂シャワーでしょ」バケツや水車がついてシャワーまで出るアンパンマンのお風呂グッズを湯船に放り込んだ。「もうライブ見ないのか
広い湯船に浸かり、壁にあるテレビを食い入るように見る子供達。アンパンマンやアヒルのお風呂グッズを両手に持つ手も止まっている。「かっけぇ」「ねー♥️」隆臣の言葉をちゃんと理解しているのか、理太も相槌をうっている。「坊主たち、ありがと」「きゃあ🎵おへそ出てるよ」「きゃあ♥️」「みんなきゃあきゃあ言ってる❗」「リーリーも‼️」「リーリーも好きね🎵」「はぁい🙋」「たぁくんのパーパもおとうしゃんもぉ」「乃愛のパーパもきゅってしてるでしょ?」「ん?お腹周りのことかな」「タケチし
今日は登坂家に岩田ファミリーが遊びに来ている。改装して広くなったバスルームのお披露目と、初入浴も兼ねてだ。映画にドラマにと、休む暇がなかった剛典にとっても久々の休日だ。臣「じゃあ一番風呂は俺様と…」隆臣「あい✋たぁくんとリーリーよ♪おとうしゃん」臣「おし!坊主たち、俺についてきな」隆臣「おー✊」理太「おーみ!パーパぁ、待ってぇ!」理太がおぼつかない足で臣のふくらはぎにすがった。隆二「あー!また理太、臣のこと“パーパ”って呼んだ!」臣「妬くな‼︎男の嫉妬は見苦しいぞ、嫁」臣が
こんにちわ🙋マヤ🐽🌹です。初投稿の後長くフリーズして、振り返り再投稿を経て再開した「NAOTO編」無事に完結しました。処女作「ヴァンパイア星人」のように、フリーズしたままお蔵入りになってしまうのか?でも、フリーズ直前に、NAOTOさんとまりあは無事結ばれたし、あのまま終わってもあり?なんて、自分を甘やかしそうになったり、いや!やっぱゴールしようや‼️って丸太のようなボディに鞭打ったりしながら、何とか一つ達成できました。私の妄想はリアルタイムです。出来上がってたら
ケラマブルーの海に、長く突き出した木の桟橋の上、急ごしらえのような白いガゼボが見えた。ウェディングベルが鳴る中、若い新郎新婦が記念写真を撮っている。それを祝福する数名の親族に、観光客や地元の子供たち。少し離れたところで、新郎新婦を見つめているまりあの姿があった。まるで次の挙式を待ちわびている新婦のように真っ白な総レースのワンピースを着ている。叫びたい気持ちを抑えて、直人は静かに歩み寄った。気づかれないように細心の注意を払って回りこみ、後ろからふわりと抱きしめた。「や
隆臣連れ去り事件のあと、まりあと連絡が取れなくなり、沖縄へ飛んでやっと再会できた場所。奇妙な形をした岩の陰で、膝を抱えて泣いていたあの場所に、まりあの姿は無かった。「あ…これって」人が座っていたような砂の窪みにスケッチブックがあった。砂を払って開いた。出逢った頃に見た、沢山の直人の似顔絵。SEVENの企画を依頼して一生懸命描いてくれた幼児向けのデザイン。同棲を始めてから書きためた似顔絵やイラスト。SEVENの案以外は全て直人の絵でびっしり埋め尽くされている。最
『なおちゃん!まりあいた?』「ん?まだ。今から迎えに行くんだ」『そうなのね』「たっくん、まりあのこと心配してくれてありがとう」『どういたまして』「愛してるよ」『たぁくんも一番好きよ』「なおちゃんが一番でいいの?」『しょーなの!なおちゃんはリーダーの一番よ』「そっか!そしたら直己は二番なの?」ちょっと意地悪な質問。でも、たっくんはちっともブレないんだ。『のっぽしゃんは高くて大きいの一番よ』「そうだね」ほら、ブレない。たっくんにとって、みんな何かの一番なんだ。『なおち
カフェを出て空港に向かうタクシーの中で、直人は電話をかけた。たまたま5日程オフになる。スケジュールの調整はしなくていい。着替えなんかも向こうで調達すればいい。今、必要なものと言えば…プルルルル…ワンコールで反応があった。『NAOTOさん⁉️』電話に出たのは隆二だ。「うん」『え⁉️もう決闘終わったんか?臣ちゃーん‼️NAOTOさんからやで!』電話口の向こうで健二郎の声も聞こえた。心配して臣ん家に来てくれてたんだ。それにしても決闘だなんて、大袈裟だな、健ちゃん。『
「いや、こんな言い方をしたら誤解を招くし、話がややこしくなるな」「正確に言えば、まりあが欲しかったのは、"隆臣くんのような子供"だったんだ」「子供⁉️」「そうだよ」「NAOTOさんの血を受け継いで、尚且つ隆臣くんのように誰からも愛される子供」「男の気持ちを一生自分に繋ぎとめておくことは困難だけど…」「子供にとって母親は一生変わらない唯一無二の存在だ」「愛した男が自分のもとを去ることがあっても」「親子の縁は簡単には切れないだろ?」「歪んだ考えかもしれないが」「気が遠くな
「そうだろな」「君たちがいた保育園の園児と、直人が密な関係だったなんて、流石に想定外だろ?」直人の心の声は、また直己が代弁した。「ええ」「そしてまさかあの“隆臣くん”にまで接近できるとは、夢にも思わなかった」「ちょっと待った」直人はテーブルに片手を置き、碧の話を止めた。直人も直己も隆臣の名を聞いて表情が強張った。「君たちの計画にたっくんは無関係だろ?」三代目の子供である隆臣を、大人の争いに巻き込むワケにはいかない。隆臣は過去も未来も、そして今この瞬間も、愛と優しさ
「穏便に済ませたいが、俺たちの子供に何かしたらタダじゃおかないぞ!」直人より先に直己がそう返した。静かではあるが目つきが鋭く、碧を震え上がらせるには充分な迫力だ。「俺たちの子供⁉︎…あなたの実子じゃないでしょ?」「三代目の子供だ!」「直己、ここは俺に任せて」直人が制した事で直己は周りの客を見渡し、それ以上口を挟まなくなった。「三代目の子供か…あの子だって母親が誰かはわからないんだろ?」直人はカッとなり、怒りをぶち撒けたい衝動に駆られる。普段は温厚で人当たりの良い直人が
「ほんでNAOTOさん、まりあちゃんの元彼と対決しに行ったんか?」健二郎が臣のマンションを訪ねると、食べきれない量のデリバリーがリビングに並んでいた。「なおちゃん何も食べてないのにね」「たっくんも心配してるやんか」「元カレをとっ捕まえたはいいけど、隆臣も居ることだし、さすがにここへは連れてこれないって、直己さんが」臣は大きな取り皿に色んな食べ物をこれでもかと盛っている。「まりあちゃん、その男と一緒ちゃうかってんな」「どこかに匿ってるのかもね、碧先生が」隆二は取り皿に肉ば
「なおちゃん、どーじょ✋うんまいコーヒーよ♪」馴染みのあるデザインのカップが直人の前に置かれた。「アメコ…」「NAOTOさんが帰ってくる時間を予測して、DELIしたんで、アツアツですよ」”遊びに来る”ではなく、”帰ってくる”と隆二はそう言った。隆臣の小さな手が添えられたカップを手に取る。「ほんと、アツアツだね」前に座る隆二はいつになく優しい笑顔を振舞っている。「今日はお泊まりですよね?NAOTOさん」斜め前に座る臣もニコニコしている。「たぁくんのお部屋でねんねしゅるよね‼︎
直人のマンションにも戻っていない。元々少なかったまりあの荷物はそのままになっている。数時間前までカラダを重ねていたベッド。いつもなら、まりあの手でピンと張られて、完璧にメイキングされてあるベッドカバーも、今朝は出発ギリギリまで愛し合っていたから、しわくちゃになったままだ。直人は震える手でベッドカバーに触れた。二人の温もりが微かに残っている気がして、一層NAOTOの胸を締めつける。「…こんな事してる場合じゃない」「探さないと」自宅を出てタクシーを貸切り、まりあが立ち寄りそ
「まりあがそんな…」「そんなこと、信じられない」「これではっきりしたな」直己の言葉に、微かに反応する直人だが、とても混乱しているようで、目は虚ろになったままだ。「直己さん、それはどういう?」直人に代わって隆二が問う。いつになくキツい表情になった直己の様子を見て、健二郎は機転を利かせ隆臣の手を取った。「たっくん、健ちゃんに絵本読んでくれるか?」「いいよ!おんもにしゅる?健ちゃん」「カミナリさんがゴロゴロ言うてるからな。たっくんの部屋に行こな」「そーしゅる✋」「パーパ‼︎
「NAOTOさん!隆二…‼︎」「パーパ‼︎なおたん!お帰んなしゃーい‼︎あのね!オバケ出たの‼︎」健二郎の手から隆二に渡った隆臣の報告がいち早かった。「オバケ⁉︎どこに?」「パーパ、んちゅ❤️」「ただいま!たっくん、オバケって?」「NAOTOさん、すいません!まりあちゃんが…」「まりあがどうしたの?」「背の高い男がやってきて…」「のっぽさんのおじちゃんがオバケになって、それでねぇ!」興奮してテンションの高い隆臣が話を複雑にしている。「健ちゃん、どういうこと?」「
数分したら賑やかな声とともに、直人とまりあと隆臣が、手を繋いでリビングに入って来ると思い、隆臣をびっくりさせようとして、健二郎はソファーの陰に身を潜めていた。だが、待てど暮らせど誰も入ってくる気配がない。廊下はしんと静まり返っている。流石に変だと思い始めた健二郎が、立ち上がった時だった。リビングのドアがゆっくり開いて、ぴょこんと隆臣が顔を出した。「たっくん、どないしたんや?NAOTOさんの声せぇへんな」「なおちゃんじゃないよ」「へ?誰やったん?」「のっぽさん」「
「健ちゃん、しゃんだいめ見たい♪」隆臣のリクエストがあって、リビングにある85型TVの大画面でメンバーが歌い踊る。曲はRISINGSOUL。「きゃあ❤パーパ、ポンポン出てる‼︎」「カミナリ様にヘソ盗られるで!」「それはないないよ」「たっくん、なんでや?」「おとーしゃんのパーパだから、カミナリ様の負けよ」「隆臣くん凄い…」「うん、核心をついとるな」「おとーしゃんもパーパもかっけえ♪」「そりゃうちのツインボーカルやもん」「乃愛のパーパ…」「ん?岩ちゃんがどうしたんや
「健ちゃーん‼︎バニャーニャも入れてね」「バナナか?おっしゃ!」まりあが子供部屋に戻ると、隆臣の姿が見えない。キッチンの方から声が聞こえてきた。「ワイハも入れてね‼︎」「えー⁉︎たっくん、ワイハはジューサーには収まらんで」「これ小さく切ったら入るでちょ?」「ああ、これな‼︎これはパイナップルや」「ワイハよ♪」「確かに南国のフルーツやけどな」「隆臣くん」まりあもキッチンにやって来た。「まりあ、もうダイジョブ?」「まりあちゃん顔色悪いな、そこのソファーに座っときや」「…
直人はタオルを腰に巻いて、更衣室に置いてあるショルダーバッグからiPhoneを取り出した。「まりあからだ」直己もシャワーブースを出て直人の隣にやって来た。「なんだって?」「家で転んだって…」「ケガしたのか?」「わからない。ベッドで休んでるから、すぐに帰ってきて欲しいって」「今からじゃ無理だろ」「えっと、最終の飛行機間に合うかも…」直人は急ぎネットで調べて、中部国際空港発羽田行きの座席を取った。洗いざらしの髪のまま直己と別れて、ドームの通用口へと走る。通路の途中で、健二郎と隆
数日後、ナゴヤドームに直人の姿があった。東京を発つとき、一緒に行こうとまりあを誘ったが、留守番してるからとあっさり断られた。二日目のライブが終わり楽屋裏へ戻ると、隆臣や岩田家の子供たちが来ていた。隆二や剛典にまとわりついて、はしゃぐ子供達を横目で見ながら、直己と一緒にシャワールームへ移動した。「今日は俺達の出番は無さそうだ」「たっくんお留守番かと思ってた」「そういえば直人、彼女連れて来てないのか?」「うん。留守番してるって言うからさ。俺を見送ってから、たっくんの家まで行ったんじ
まりあの荷物をまとめて臣のマンションを出るときは、行くなといって隆臣が駄々をこねた。まりあの転職先が見つかるまでは、留守番も兼ねて隆臣に会いに来ると約束して、その場は収まった。あれから不審な男がまりあの周辺で目撃されることもなくなった。まりあに代わって碧の住む家の管理会社に問い合わせした所、保育園に退職願を出したその日に、引っ越ししたことが分かった。碧の母も地方の病院に転院したそうだ。しばらくは何事もなく、穏やかな同棲生活が続いた。「最近どうなんだ?その、彼女とうまくやってんのか?」