『カササギ』と『ミランダ』の影に隠れてしまった傑作!『フィツェック/乗客ナンバ-23の消失』
曖昧な記憶で大変申し訳ないのだが、確か2018年のミステリ界といえば、とにかく『カササギ殺人事件』と『そしてミランダを殺す』に話題集中(共に創元推理文庫)。『このミステリがすごい!』を始めとするどのアンケ-トでも、軒並み「1位が『カササギ』、2位が『ミランダ』」という結果になっていたと記憶している。自分も両者を読んだが、『ミランダ』は自分とはかなり相性が悪くて、どこが良いのかさっぱりわからず。凄いオチがあるにもかかわらず自分がそれを読み取れていないのか?‥‥なんて、しばらく考え込んで読み返してみ
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