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永井ミミ(ときに一部カタカナ)の2作目に当たる、「ジョニ黒」(23年)を読みました。彼女は前作で最初の作品であった「ミシンと金魚」で、すばる文学賞を受賞しています。当時55歳で、かなり遅いデビューでした。なおこの作品は単行本になっていますが、今回は初出の「月刊すばる」23年6月号で読みました。内容は全体的に、ありふれた庶民一家のかなりカオスな物語だ。私は昔の漫画の「じゃりン子チエ」を連想した。主人公は坂本アキラ(男子)で小学校の4年生、横浜市南区の狭くて古い家に母親と2人で住んでいる。
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。残念ながら大谷先発で頑張ったけど、ドジャース負けてしまった。明日は勝たないとホントに厳しい。明日も朝から応援しよう。恒例の夜中の本紹介。「ミシンと金魚」永井みみすばる文学賞受賞作にしてデビュー作。話題になっていたので読んでみました。さてどうでしょうか?認知症を患う老女が、娘たちから介護を受けて暮らしている所から物語が始まります。ある時、病院の帰りに(今までの人生をふり返って、しあわせでし
・マシュー・ブレイクの『眠れるアンナ・O』(池田真紀子訳新潮社新潮文庫)を買った書店で購入する。・ナツイチ2025の本3冊目。よまにゃクリアしおり③を貰う。・映画『ペコロスの母に会いに行く』を想い起こす。広瀬のばーさんの情け深さにグッとくる。・MIKITAKAKO氏の表紙イラストが良い。カケイさんが人生の最期に見た花が見事に描かれている。・永井みみ氏の他の作品に興味を持つ。永井みみ著酒井順子解説アルビレオカバーデザインMIKITAKAKOイラストレー
開けてくださった皆様ありがとうございます高慢腐女子の小説感想です。改めて唐突に文学小説編です📘「泡(あぶく)の子」(樋口六華)を読みましたようやく読めたてかまず本屋さんの女性作家の棚にあったけど男性作家さんだと思いますよー。最近の本屋さん、そんなんじゃダメだぞ←うざっなんでこの本を読もうかと思ったかと言うと、すばる文学賞の受賞作だからって訳では無くて、好書好日っていう朝日新聞社のサイトに、樋口六華さんのコラムが載ってたからちなみに私は好書好日に載ってる小説家さんのコラムは毎回かかさず
単行本『狭小邸宅』新庄耕(著)集英社(出版)古本戸建物件を売る不動産会社に勤める主人公簡単に売れる物ではないし、それでも営業は顧客を説得し、売らなければならない。人を騙せば、金はいくらでも入るし、金こそ全ての人生は嫌がります。金に群がるハイエナにはならずにパワハラはキツイし、挫けそうになっても持ち堪えて、仕事をします。営業トークに嘘はありません。文章にスピード感があるので、あっという間に読んでしまうく
風薫る季節になりました個展終了後、久しぶりに小説を書き始めほぼ10日間で短編を仕上げて投函してきました今年はできたらもう一つくらい、時間的に長編は無理でも、小さな物語を紡いで公募にチャレンジできたらと考えてます。言葉を紡ぐのは絵を描く時と違う部分を使うようで、時間の流れが変わります水面に映る空。新緑が美しいオータニの日本庭園これまで友人と思っていた人にすら「ヒマだからでしょ」と斬り捨てられた事もありますし絵描きが無駄な寄り道して…と思われるかもしれないけれど、
単行本『わるもん』須賀ケイ(著)集英社(出版)家族構成は、父・母・姉が二人で、三女の箕島純子目線で語られています。父親が野球好きで、その辺の気持ちはよくわかります。漂流物収集家でもあり、近くの浜辺に流れついたものを持ち帰る度に母は「気色悪いものを・・・」としか思えないようだ。そして、最初は「わるもの」は父の事なのかと思っていましたが、次第にそうではないこともわかります。家族、家庭は結局はその人達でないと
ミシンと金魚Amazon(アマゾン)2,950円ミシンと金魚永井みみあらすじ認知症のカケイさんが語る人生少しずつ語られる中に過酷な人生が見えかくれする内容に驚かされるグッときたポイント苦しい人生の中でも幸せな事があったり支えあいを感じたり認知症になってもきっと感じてるんだなと思われたところこんな人におすすめ介護される人にも介護する人にも
軽い話で^^会社で、若手(20代ね)のメンバーと話をしてて、ちょっとびっくりしたことがあります。「ユーミン」を知らないっていう・・・(^◇^;)マジかよ!って、ほんとに驚いてしまいました。これが、云うところの「ゼネレーション・ギャップ」なのか・・・突っ込んでいくと、「(局によっては)それは聴いたことがあるかもしれません」みたいなレベルの反応です。歳をとるっていうのは、恐ろしいことやなって思ってしまいました。真剣に。笑自分が10代の頃とかって、特に聴きたくなくて
今週、通勤読書で読了した本。2023年度このミステリーがすごい大賞受賞作名探偵のままでいて(宝島社文庫)レビー小体型認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、孫娘がワトソン的な役の短編連作ミステリーです。友達の父上がレビー小体型認知症で、「宇宙人が上から降ってくる」だの言ってタイへン!と聞いてたので、大変そうだな~と思いつつ。どんな症状の認知症かはよく分かっていなかったのですがこの本を読んでちょっと理解が深まった気がします。いわゆる一般的に思われて
謎めいた過去を持つ美女「大林ミカ」とはどんな人再エネ中国企業ロゴで〝透けて〟しまった悪い香り「ボンドガール」にうってつけ2024/4/906:30【大鶴義丹やっぱりOUTだぜ!!】謎めいた過去を持つ美女「大林ミカ」とはどんな人再エネ中国企業ロゴで〝透けて〟しまった悪い香り「ボンドガール」にうってつけ(1/3ページ)-イザ!(iza.ne.jp)配信より芸能芸能界注目の女性だいよいよ春爛漫(らんまん)と言いたいところではあるが、この春のお天気さまは
おはようございます🌞今日も良い天気👍GW楽しんでますか?今日は最近読んだ本のご紹介です。題名はみどりいせき作者さんは大田ステファニー歓人さん2023年にすばる文学賞を受賞とにかく衝撃的で、読み始めから全く、内容がわからない読んでも読んでも文字を追っているだけで、意味がわからない。もう、挫折寸前。そこで、私は他のかたのレビューを見ちゃいました。そうすると、同じような感想のかたがいて、途中から急にバァーっと読めるようになるとのこと。あと、書籍の紹介文でち
東洋医学×人間模様の小説でございます。「漢方小説」中島たい子著集英社文庫(159頁)物語は、主人公・みのり(31歳、職業:脚本家)が、深夜に救急車で運ばれる場面から始まります。自身で"セルフ・ロデオマシーン”と形容している、動悸と痙攣を伴う発作―。とにかく震えが酷くて救急隊員と意思の疎通もままなりません。しかし搬送されている途中で、症状は嘘のように収まりました。それからしばらくの間、みのりは発作が怖くて満足な食事が取れなくなります。
こんにちは!新潟県の結婚相談所ハッピーロード上越店ですすばる文学賞が発表されましたが大田ステファニー歓人さん(おおた・すてふぁにー・かんと)による受賞のことばがインパクトありました・かおちゃんありがとうーーー・かおちゃんが支えてくれたから・かおちゃんはいるだけで生産性やばい!・かおちゃんがずっとすごいやつでいられるように(ところどころ抜粋)とにかく、かおちゃん、かおちゃんかおちゃん、はだれなのかこの作家さんをは
夏は、文学。最近、新刊小説に意識を向けていますよ。おもしろくて、一気読みした2冊。老女の物語。『ミシンと金魚』永井みみ著17歳から32歳のお話。『汝、星のごとく』凪良ゆう著泣けます。
がらんどう/大谷朝子第46回スバル文学賞受賞作初出「すばる」2022年11月号「空洞を抱く」を改題表紙の写真の彫刻は土屋仁応/「梟」「ステイホーム」2021年制作惹かれる彫刻この白く触るとすべすべしていそうな彫刻の材質は何だろう木かな着色してるのかな気になって調べていたらご本人による技法のお話を見つけたhttps://www.tfwsa.or.jp/post/彫刻家-土屋仁応赤ちゃんの肌のようなフワッとしたニュアンスを表
永井みみさんの小説。第45回すばる文学賞受賞作。主人公はカケイさんという、認知症が始まりかけのおばあちゃん。いちおう一人暮らしっぽいけど、ケアマネさんやデイサービスを利用しながらなんとか生きている。カケイさんにとっては、ケアラーは全員、みっちゃん。制服の色や背格好が違うのはかろうじて認識してるけど、あのみっちゃん、このみっちゃんと呼び分けてるのがおかしい(笑)。それでも、カケイさんとみっちゃんと、思いがけず意思が通じ合う瞬間がある。花も嵐も踏み越えてきた2人の女同士、愛と励ましが呼応する場
最近読んだ本です。「ミシンと金魚」永井みみ集英社ロートレアモンの詩の一節「ミシンとこうもり傘」と、詩人の蜂飼耳の連想から、詩集か歌集を連想していましたが、中身は全然違いました。老人が主人公のなかなか悲しい話でした。初出が「すばる」2021年11月号。すばる文学賞の受賞作だそうです。ミシンと金魚(集英社文芸単行本)Amazon(アマゾン)1,540円
すばる文学賞受賞作#架空書店230115⑤🏅がらんどう大谷朝子がらんどう[大谷朝子]楽天市場1,595円#予約受付中#新刊#読書好きな人と繋がりたい#本#予約#読書垢#架空書店の本棚#230203on#がらんどう#すばる文学賞#集英社【架空書店本店】https://kakuushoten.com/
皆さんこんばんは。今夜はお初のお客さんと常連さん達と賑やかな一夜でした。恒例の夜中の本紹介。「ファミリー・レス」奥田亜希子お初の作家さん。すばる文学賞でデビューして噂には聞いていたのですが、要約読めました。さてどうでしょうか?六話からななる短編集です。説明が難しいのでアマゾゾンの概要をば↓離れ離れになった家族との再会という基本軸のもとに,その後の自分の人生に起きた不幸や悲しみを経て,家族との再会で見いだされた一筋の光が感じられる,短編小
すばる2022年11月号掲載、第46回すばる文学賞受賞作品『がらんどう』が良かった。男性との恋愛関係に拒絶反応を起こしてしまうアラフォー女性の話。最初は主人公の考え方の意地の悪さに、良くないフェミニズムの作品なのかもしれないと感じていたのだけれど、ルームシェアしてる女性とのやり取りの描写ががなんか良くて、不思議と引き込まれていった。特に、ラストの展開には心を動かされた。俺も子ともがいないし、気持ちは理解できる。評価点:80点それにしても、こういうテーマになると、なぜ女性側が被害者的
この作品を19歳で書き上げたということにまず驚き、そしてその内容に衝撃を受けました。ある意味でタブーとされていることが、リアリティに描かれて一気読みでした。村上龍の解説がまた良い。
大谷朝子「がらんどう」(『すばる』2022年11月号所収)を読みました。第46回すばる文学賞受賞作です。まず、主人公の平井と菅沼(ともに女性)のそれぞれの日常が、マンションの部屋をルームシェアしていることやその状態に至る経過も含めてやそれぞれの日常等が詳細に描かれていて読んでいて興味深かったです。そして、これまで男性とはうまく付き合えてこなかったのに以前から卵子凍結を更新していたり、婚活アプリで知り合った男性と食事をしてマルチ商法の勧誘だと断定したのに時間が経つと彼に会いたいと考え
狭小邸宅/新庄耕~帯より~第36回すばる文学賞受賞作あまりにも引き込まれすぎて、蒲田の家が売れたとき私は泣いたほどである〜角田光代氏〜さしたる目的もなく戸建不動産会社に就職した「僕」。そこは売上という結果以外、評価されない過酷な職場だった。ある日突然、移動命令という戦力外通告を受ける。移動先の課長にも辞職を迫られるが、ある日、様々な運も幸いして一つの物件が売れ、周囲からも徐々に認められ…。はじめての作家さんすばる文学賞受賞のこ
最初、スミスって人の名前かと思ってた🤭面白すぎた…ここ最近読んだ中で2位。(1位はまた書きます)本当に面白かった。私筋トレ系に全く興味ないから入り込めるか心配だったけど、そんな心配必要なかった。笑えるような場面や比喩のうまさ、あと偶に口が悪くなる瞬間が面白かった😂心理描写もうまくて一瞬にして入り込めました。最後の着地点も良く、これが言いたいんだなって噛み砕かなくてもダイレクトに飲み込めたから読みやすさもあり🙆♂️ただ、なぜ登場人物がO島等、アルファベットなんだろう。誰が誰か
読売新聞日曜日朝刊又出た翔吾若いからね元気だね天野純希あまのすみよし難しい名前の方と一緒だね❕歴史小説が大好きなお二人だね天野純希あまのすみよし天野純希さんが描く謎多き英雄・木曽義仲の生涯:猛き朝日...の画像天野純希『信長嫌い』|新潮社の画像紅蓮浄土石山合戦記-文芸・小説天野純希(角川書店単行本...の画像120331_l.jpgの画像天野純希先生|小山助学館B☆CAFEか
石田夏穂さんの芥川賞候補作にして、、第45回すばる文学賞佳作『我が友、スミス』✨✨数多くの物語と出会い、たくさんの小説を読んできたお方の著書は表現も内容も興味深く、、感受性豊かさを感じさせられるストーリーでした☆彡