四六時中、全てを魚に捧げる。これは極端な話ではありません。金沢市の隣の野々市市の住宅街で『すし処めくみ』を営む大将の凄みを感じるエピソードから紹介していきましょう。なんと能登の市場までの車で往復3時間の道のりを毎日通っている。しかも、その道中は常に寿司の事、ネタの事、店の事ばかりを考えているそう。元々は築地から最高級の素材を仕入れて勝負したが、実は自分の足元に最高の魚があることに気づいたのだとか。まさに、これこそがめくみ最大の魅力に。江戸前寿司の伝統を継承しつつ、「能登」でしか提供できない寿司を