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『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香しろいろの街の、その骨の体温のAmazon(アマゾン)村田沙耶香さんという小説家は、マグマのような熱量をもった小説家だと思う。その熱量は普段は表にはでてこなくって、見た目には静かな山に見えるのに、あるとき、急に爆発して、マグマを吹き出す。そして表現が独特でおもしろい。女の子は妄想と現実を絡み合わせて、胸に巣食った発情を処理できずに、体の中に初恋という化け物を育てていくのに。小学高学年から中学生くらいの女子がも
傑作です「しろいろの街、その骨の体温の」村田沙耶香’世間というジャケットと袖丈が合わず苦しみ、強烈な違和感を持ち続けている人を真摯に描く。’僕にとって優れた小説というのはそんなマイノリティの哀しみをきちんと書いてあるものを指す。’本作はまさに。舞台は新興住宅街。主人公は、白い無機質な街を骨の中にいるようだと思っている地味な中学生女子。教室のヒエラルキーに怯えながら自らを観察者という立場に置いて、なんとか生き延びている。けれど体内に溜まっていく
鉄道に乗って出かけたい場所は?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう鉄道そんなに興味ないんだよなぁ。。。酔うし。おはこんばんち、ぐりこでっす!!まず映画!面白かったです!そして、読書!道尾さーん。「いけない」の音声バージョン。YouTubeで動画をみると真相がわかるやつでした!最初の話だけ、??だから??って感じになりました。これ、今度映画になるんですね。この手のストーリー、最近よく読むのですが、(前読んだ、兎は薄水~しかり)とにかく悔しくなるので
【クラスでは目立たない存在である小4の結佳。女の子同士の複雑な友達関係をやり過ごしながら、習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に伊吹を「おもちゃ」にしたいという気持ちが強まり、ある日、結佳は伊吹にキスをする。恋愛とも支配ともつかない関係を続けながら彼らは中学生へと進級するが――第26回三島由紀夫賞、第1回フラウ文芸大賞受賞作品。(アマゾン商品紹介より)】最近は本の感想の記事が非常に少ないんですが、読書自体は毎日しております。ただ、過去に読んだ作品を再読することが多くて、改めて書くこ
#村田沙耶香#しろいろの街のその骨の体温の初めに、結佳ちゃん、若葉ちゃん、信子ちゃん、の3人が登場する。彼女たちは、小学校4年生で同級生だ。続きはこちらで↓http://blog.livedoor.jp/artmania_3-artmania_3/archives/90623696.html【村田沙耶香・著『しろいろの街の、その骨の体温の』】:artmania_3のblog初めに、結佳ちゃん、若葉ちゃん、信子ちゃん、の3人が登場する。彼女たちは、小学校4年生で同級生だ。そして結
NHK「理想的本箱君だけのブックガイド」はEテレの本の紹介番組である。理想的本箱君だけのブックガイド静かな森の中にある、プライベート・ライブラリー「理想的本箱」。あなたの漠然とした不安や悩み、好奇心に答えてくれる一冊を、この世に存在する数えきれない本の中から見つけてくれる、小さな図書館です。これから長い人生を生きていくあなたに素敵なヒントを与えてくれる本を、あなたの心に寄り添って一緒に見つけてゆきます。さて……いまあなたの知りたいことは、何ですか…www.nhk.jp【番組
先日、NHKのテレビで、紹介していた本を図書館で借りて読みました。初めて読んだ村田沙耶香の本は「コンビニ人間」。二冊目の村田沙耶香作品だ。ある新興住宅地に幼稚園時代から住女の子、結佳が主人公。結佳の小学4年~中学三年直前までのお話。少女から大人に変わる、複雑な時期だよね。小学4年生、結佳と信子ちゃんと若葉ちゃん、仲良し3人組だった。この街は、あちこち工事をされていて、どんどん開発されていた。中学二年に三人は同じクラスになる。そのクラスの女の子には、5つのグループ
興味深いテレビ番組がなぜか、12月に始まりました「理想本箱君だけのブックガイド」NHKEテレです。どうも12月限定?の年末の特別番組のようで、全部で3回放送だそうです。木曜日の夜10:55からです。なんとも中途半端な時間ですが。以前、ブックソムリエとか言って、この人に合う本を選んで、送ってくれるサービスみたいなものをテレビで紹介されていて、興味があったんです。この番組では、個人ではなくて、アンケートをとって、質問が多かったものの中からピックアップして、その質問
村田沙耶香『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香は変わってる!?西加奈子も「あれ?この人……」|対談・鼎談|BookBang-ブックバン-血だらけで戦っている人西加奈子さん西初めて沙耶香ちゃんと会ったのは、2010年の9月に北京で行われた「日中青年作家会議」に出席したときでした。…www.bookbang.jp読んでいる間ずっと、ずっと息をするのが辛かった。喉がキュッと絞まって、小学校から高校までに過ごした街の景色が抗いようもなく脳裏に浮かんだ。必死になって伊吹の
【クラスでは目立たない存在の結佳。習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に彼を「おもちゃ」にしたいという気持ちが高まり、結佳は伊吹にキスをするのだが―女の子が少女へと変化する時間を丹念に描く、静かな衝撃作。第26回三島由紀夫賞、第1回フラウ文芸大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)】村田沙耶香さんの作品を読むのは『コンビニ人間』『殺人出産』についで3作目です。『コンビニ人間』同様今作でも心理描写がすごく深く描けてると思います。本作は2部構成になっていて1部では小学4年生の主
「神戸ニニンガ日誌」(第2,558号)○村田沙耶香『ギンイロノウタ』。おそろしい。こわい。あまつさえ泣きそうになる。還暦を過ぎ、ほぼ61歳のオッサンである私が、である。○状況は、その後の作品『しろいろの街の、その骨の体温の』や『コンビニ人間』にも通底する。すなわち同級生からの異星人扱いや、想像を絶する親子関係など。同書に収められている『ひかりのあしおと』の母親の「普通」が怖すぎて三球・照代バリに夜も眠れない。○『ギンイロノウタ』に登場するスティックは、銀色の指示棒だ。有里は、これで
「神戸ニニンガ日誌」(第2,540号)○村田沙耶香『しろいろの街の、その骨の体温の』。強烈に恐ろしい。最後に少しだけの希望。○この人のは『コンビニ人間』に続き2作目である。通底するのは「善悪」「普通とは」そして「己(おのれ)」である。○小四から中三までのニュータウンの教室内。スマホは登場しない。著者は昭和54年生。平成3年からの5・6年を描いたか。○女子の方が発育が速い。女子の方がデカかったりする。生理的にも複雑で、その絡まりが心理や感情、そして行為にまで及ぶ。○西加奈
先日、村田沙耶香の『コンビニ人間』を読んで面白かったので、三島由紀夫賞を受けたこの本も読んでみた。読みはじめたらすぐに、三島由紀夫とは異質な平易な言葉の羅列に、これは思春期の子供たち向け文学だということに気がついてややうんざりしたが、終盤の文章力に舌をまき、いつのまにか読み終えていた。自分は思春期の心身の変化にここまで感受性が強くなかったし、学校生活でヒエラルキーなんて感じたことはなかったから、新鮮な驚きもあった。しろいろの街の、その骨の体温の(朝日文庫)Amazon(アマゾン)
(2012年9月30日発行)コンビニ人間を読んでその作品が、世界でかなり評価されているそうで、それきりになっていたのですが、村田沙耶香さんの作品、数冊読んでみました。この本は、青春小説というのか、性の目覚めの小説というのか、よくはわかりませんが、小学校、中学校の幼いころの学級事情を遠く、思い出させるストーリーでした。若い頃は、少女も美醜に敏感で、男子も、女子も、ダイコン足であることや、ニキビひとつにコンプレックスを持ったり、人の目を気にして生きています。
丸の内魔法少女ミラクリーナ【電子書籍】[村田沙耶香]楽天市場1,760円丸の内魔法少女ミラクリーナ(1)[村田沙耶香]楽天市場1,760円丸の内魔法少女ミラクリーナAmazon(アマゾン)1,300〜5,490円(あらすじ)※Amazonより36歳のOL・茅ヶ崎リナは、オフィスで降りかかってくる無理難題も、何のその。魔法のコンパクトで「魔法少女ミラクリーナ」に“変身”し、日々を乗り切っている。だがひょんなことから、親友の恋人であるモラハラ男と魔法
女の子は、子供の時からオンナを内在して生きている。しかし、子供の頃はその内なる衝動がなんなのかわからない。男の子が蝉を捕まえてバラバラにしてしまうのも、女の子が着せ替え人形の服をはぎ取ってしまうのも、子供だから、ではなく、人間という動物の、内なる叫びなのである。https://ameblo.jp/ni3tttym/entry-10628443356.htmlhttps://ameblo.jp/ni3tttym/entry-10628443868.html
「しろいろの街の、その骨の体温の」村田沙耶香(著)20199/20朝日新聞出版20201/20読了村田沙耶香強化月間の最後に選んだのがこの本。そして最高に素晴らしい作品でした。逃げ場の無い環境の中で闘いのたうち回りながら成長していく女子の物語。ぼくら男子は、ぼさーっとただ生きていたのが申し訳ないくらい女子はいろんなモノを抱えて生きているんだねー…本作も村田沙耶香は血を流しながら成長する女子を全力で応援していました。
村田沙耶香・・・しろいろの街の、その骨の体温の第26回三島由紀夫賞、第1回フラウ文芸大賞受賞作。本の紹介。クラスでは目立たない存在である小4の結佳。女の子同士の複雑な友達関係をやり過ごしながら、習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に伊吹を「おもちゃ」にしたいという気持ちが強まり、ある日、結佳は伊吹にキスをする。恋愛とも支配ともつかない関係を続けながら彼らは中学生へと進級するが・・・。なんとも不気味な物語だけど・・・。でも・・・中学校の小さな閉鎖された世界では・・
何作か村田沙耶香さんの小説を読んでいくとこの方はどんな人なんだろう?と気になり始めてしまったいつもならどんな芸術家であろうとその人がどんな人間であろうが関係ないと思うのだがコンビニ人間を読んでみたいと思ったのがテレビの対談を観て面白そうと思ったのがきっかけYouTubeでインタビューを少し拝見してみた小学生からワープロで既に書いていたらしい小説を書く事以外でも物語をどんどん空想するのが好きらしい高校時代に全く書けなかった時期があったらしいでも格好いい作品じゃなくてもと
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村田沙耶香さんの「しろいろの街の、その骨の体温の」(朝日文庫)成長し続けるニュータウン、光が丘。イメージカラーは白。小学校には、新学期になると、10人以上の転入生が入ってきます。小学4年生の女の子、結佳。仲がいいのは、3年生以来の友だち、若葉ちゃんと信子ちゃん。しかし、近ごろ、微妙な変化が。信子ちゃんが夢中のお人形遊びが、若葉ちゃんにはもう、面白くないようす。若葉ちゃんが興味あるのは”おしゃれなもの”。人気者の若葉ちゃんは、学校では取り合いで、いっしょに遊んでいても、す
最寄り駅近くにある図書館に新着図書として、『しろいろの街の、その骨の体温の』が入った。新刊図書ではなかったので、最近出た本ではないんだなーと思いつつも興味があったので、借りてみることにした。しろいろの街の、その骨の体温の(朝日文庫)756円Amazon村田沙耶香さんと言えば、『コンビニ人間』。でも、わたしはある理由からその本を読んでいない。何かしら読んだ気がして、記憶を辿ると...たしか、『殺人出産』という本を読んだはずだ。10人産めば、1人殺してもいいという法律が存在す
しろいろの街の、その骨の体温の(朝日文庫)756円Amazon『コンビニ人間』『消滅世界』に続いて3冊目の村田紗耶香さんです。本屋さんで「書店員のおススメ!」的コーナーにあったので買ってみました。帯に西加奈子さんの推薦文があったのも気になった理由。帯の推薦文って、結構威力あるんだなと実感しました(笑)。主人公は、客観的には地味で大人しいごく普通のどこにでもいるような女の子、結佳。郊外の真新しい新興住宅地であるニュータウンに暮らす彼女たち。「白」が街のテーマカラーで、どん
断捨離のために本棚を漁っていたら出てきた本。あぁ、村田沙耶香ってボクらの時代に西加奈子とかオードリー若林とかと出てたなぁと思って昨日寝る前から読み始めたら、、、痛い。今時の言葉で言うとマウンティングってことなのかもしれないけれど、そんな言葉では言い表せないくらい、小学生、中学生の女子特有のクラス内の居場所っていうか、立ち位置の話と精神的に男の子より成長が早い女子の自尊心の保ち方みたいなものが手に取るようにわかるというか、思い出すって言うか、記憶から痛みを持
深海のね魚たちは浅瀬ではね生きてゆけないの意志のない祈りの螺旋あざ笑う明日は遠くーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『しろいろの街の、その骨の体温の』骨の体温ってどういう意味だろう?この謎は最後まで読むことで"骨"という言葉が重要なキーワードだということに気付く伸び続ける白い街と伸び続ける私たちの疼き白色の世界は彼女が怖いと感じる空間黒色の世界は彼女が安心できる空間共感できる部分が多すぎて読んでいてとても苦しかった忘れようとしていた傷その瘡蓋をもう一
久しぶりのブログ。育児の話じゃないです。☺︎自分の時間を作ってちょこちょこ本を読んでます。ドラクエ11もやってますᐠ(ᐛ)ᐟママだって冒険しに行きたいんだもん。現実逃避ってなんて気持ちいいんだろう。❀(*´v`*)❀昨日1日で(!)読んじゃった本。村田沙耶香「しろいろの街のその骨の体温の」強烈に子供の頃のスクールカーストの微妙な加減とか、好きな男の子を眺めている自分が好き、みたいな感覚を思い出して、切な楽しくなりました。(*ˊૢᵕˋૢ*)ネタバレ?になるかも。主人公はニ
1冊文庫本読むのに3ヶ月かかってしまった。前回に引き続き、村田沙耶香の文庫本読み終えました。しろいろの街の、その骨の体温のです。うーんイマイチ?イマニ?くらいです前回の殺人出産のほうがよかったこちらは、ダラダラと話しが続くだけ読み終えて、後悔次も村田沙耶香の予定です