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カズくんとぼくと天使くんとならんでベンチにすわる。「大切なかぎをありがとう」「おにーちゃんのゆうきになれた?なら、うれしいの」天使くんは大切そうにかぎをポケットにしまった。「天使くんは天使くんってお名前じゃないの?」カズくんが天使くんに聞く。「ううん、しょうた。まつもとしょうた、かんじ、書けるよ」そう言って地面に文字を書き出した天使くん。『松本翔大』ってお名前を書いた。だからぼくもその横に、『松本潤』って書いて、「まつもとじゅんです。お名前いっしょだね!」ってい
いっしょにねてるおふとんの中で潤くんが天使くんのお話をしだした。でも!「ぼくがね『カズくんはぼくのこといらなくなっちゃったんだ』っていったらね」潤くんがかなしくなること言ったんだ。僕はおっきな声で、「潤くん!僕そんなことぜったいに思わない!」って怒っちゃった。そしたら潤くんはぽろんぽろんってなみだを落っことして、「ごめんなさい。いっぱいいっぱいごめんなさい。ほんとにほんとにごめんなさい。カズくんなんかいらないなんていってごめんなさい。おべんといっしょにたべないっていってご
「おばちゃん!まーくんさんがテレビ出てるよ!あっ!パパだ!おとーさんもにのさんもにょーさんもいる!はやく、はやく!おじちゃんもはやくー!」「はいはい」ボクはほてるのテレビの前でパパとおとーさんをみてる。ぼーねんかいときにおとーさんがテレビの本をみせてくれた。あかいボールペンでまるをつけていく。「俺も潤も、まあ、ここにいるみんながこれから忙しくなってくるんだ。翔大が寝るまでに帰ってこられる日もあるけど、そうじゃない日が多くなる。大人のお付き合いっていうのもあるからね。お前はどん