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立夏(2023.5.6~5.20)新緑が鮮やかで草木がぐんぐん伸びる季節になりました。がん漢方北島政樹(監修)今津嘉宏(編)南山堂こちらは主に医療従事者向けの本です。がんと漢方を結びつけると少し怪しげなイメージがあるかもしれませんが、抗がん剤を使うときや医療麻薬を使う際に出やすい副作用に対しての対策としてなど実践的な症例が挙げられています。具体的には食欲不振、悪心嘔吐や便秘、しびれや口内炎などに対してどの様な方剤を使うか、基礎研究でどのような作用機序が考えられる
いつもありがとうございます💝乳がん体験者の会PiF(ぴふ)でございます。2023年3月11日にオンラインで開催しました【PiFinZoom「教えて!今津先生」がん漢方って?】多くの皆様にお越しいただきましてありがとうございました。今津先生の判りやすいお話しに聞き入ってしまいましたご質問にもお応え頂いて漢方のことがんと漢方のこと今まで良くわからなかったことが霧が晴れるように明らかになっていきました。最後のこの言葉がしみました「精神的にも健康になってやっと肉
いつもありがとうございます。乳がん体験者の会PiF(ぴふ)でございます。いつもありがとうございます💝3/11の【PiFinZoom「教えて!今津先生」がん漢方って?】ご紹介いただきました。乳房再建サロンさんの3月サロンは3月26日(日)です。リアルとオンラインのハイブリット開催今回は↓三井記念病院の棚倉健太先生、早坂李枝先生をお招きして乳房再建Q&Aを開催します。とのことです。お見逃しなく『‘23.3.26開催の乳房再建サロン』次回、再建
がんの漢方に関心のある方向けです。無料オンラインセミナー「がん漢方って?―乳がん体験者の会PIF10周年記念-」3月11日(土)16時~講師:芝大門いまづクリニック院長今津嘉宏先生定員:1部70名(どなたでも)2部20名(女性乳がん体験者限定)主催:乳がん体験者の会PIF抗がん剤・ホルモン療法・放射線療法・外科治療の補完、および副作用対策の漢方について学べるようです。*詳細はこちら!PiFinZoom【教えて!今津先生】がん漢方って?ー乳がん体験者
抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介大棗(たいそう)「百薬に和す」といわれるほど処方される生薬大棗は、クロウメモドキ科ナツメの果実から精製された生薬で、種子は酸棗仁という生薬になります。韓国では薬膳料理として、日本でも知られているサムゲタンの材料に使われるほか、砂糖、蜂蜜と煮たもののデジュ茶(ナツメ茶)として飲用されています。●成分と薬理作用・効能成分はサポニン、トリテルペノイド、糖類、サイクリックAMPを含んでいます。薬理作用として、抗アレルギー、抗消化性潰瘍、抗ストレス作用などがあ
抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介生姜(しょうきょう)身体を温める作用があり、消臭、毒消しにも活用生姜は、ショウガ科ショウガの根茎からつくられた生薬です。現在、多く用いられているのは、根茎の皮をはいで乾燥させたものです。古くは生の根茎を生姜、皮をはいで乾燥させたものを乾生姜、蒸らして乾燥したものを乾姜と区別していましたが、現在の生薬に用いられるのは乾姜で、「乾生姜」と呼ばれています。なお、一般的には、古くから香辛料として日本料理や中国料理で、魚や肉の臭い消しや毒消しとして用いられてきたり
中国における漢方医学の長い歴史の中で、古典の文献にはがんに関する病気のメカニズムや症状の特徴などが記され、治療法なども記載されています。古典医学文献の『黄帝内経素問』、『傷寒論』や、さらに『金匱要略』(きんきようりゃく)、『医宗必読』(いそうひつどく)などに記載されている考え方、処方、治療法は、現在でも中国の漢方医学(「中医学」)の臨床治療をリードしています。中国では近年、「中西医結合医療」が実践されています。この中西医結合医療とは、西洋医学の診断や手法、治療も取り入れ、漢方医学の漢方薬
中国医学を代表するものとして「漢方薬」があります。中国医学の診断と治療の基本は弁証論治です。弁証論治とは、人体の表す「証」を弁別し、治療原則を決め、方剤を選んでいくことです。自覚症状、もって生まれた体質、生活習慣など、病気や症状が起こった原因をさまざまな角度から把握して、その時点の患者の病態(健康状態)を明らかにしたものです。中国医学の診断と治療の基本は弁証論治です。弁証論治とは、人体の表す「証」を弁別し、治療原則を決め、方剤を選んでいくことです。自覚症状、もって生まれた体質、生活習慣
抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介桂枝(けいし)ニッキ、シナモンとも呼ばれる生薬桂枝は、クスノキ科ケイの樹皮、小枝を精製してつくられる生薬です。桂皮ともいわれ、ニッキ、シナモンとも呼ばれています。漢方生薬としてはケイの小枝からつくられるものを「桂枝」、樹皮からつくられるのを「肉桂」と呼んでいます。また樹皮を水蒸気で蒸留してつくられるのが「ケイ油」で、食用香料として用いられています。●成分と薬理作用・効能成分は精油、シンナムアルデヒド、オルトメトキシシンナムアルデヒド、ジテルペノイ
抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介半枝蓮(はんしれん)白花蛇舌草と処方され、抗がん漢方として応用半枝蓮は、シソ科の全草を乾燥させた生薬です。中国の江蘇、浙江、福建、広西などでは古くから民間薬として用いられてきました。同じシソ科のコガネバナ(生薬名「黄ゴン」)やタツナミソウは近縁の植物で、同じように用いられることがあります。●成分と薬理作用・効能成分は、フラボン類のスクテラレイン、スクテラリン、カルタミジンをはじめ、ステロール類、タンニン、それに微量のアルカロイドが含まれています。薬
抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介莪朮(がじゅつ)がん細胞を抑制、免疫力を増強する作用を確認莪朮は、ショウガ科ウコン属の植物で、その根茎からつくられる生薬で、別名「紫ウコン」ともいわれています。ただし、ウコン(秋ウコン、春ウコン、ターメリック)とは別種です。英語名はホワイトターメリックと呼ばれています。●成分と薬理作用・効能主成分は精油(クルゼレノン、セデロン、クルジオンなど)、フラボン配糖体、デンプン、多糖類のモノテルペン類、セスキテルペン類などが含まれています薬理作用、臨床応用
■生薬の配合、処方で作用、効果が違う漢方薬のしくみ漢方薬とは、とても不思議なものに思えます。主に植物の生薬を何種類か配合、処方して漢方薬となるわけですが、その配合、処方によって作用、効果に大きな差が生じるからです。例えば、作用、効果の違うAとBの生薬を1対1の分量で配合した場合と、1対3で配合した場合、ある生薬の配合、処方で作用、効果が違う漢方薬のしくみはCとDの生薬を加えた場合などの微妙な配合、処方で効果が高まることがあります。これを漢方の複合作用、相乗効果と言いますが、生薬単品では刺激が強
抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介黄蓍(おうぎ)多くの漢方薬に処方され、免疫増強作用を発揮マメ科キバナオウギの根から精製される生薬が黄蓍です。中国東北部が主要な生育地の高山植物で、淡黄色の蝶形の花を咲かせます。同種のナイモウオウギの根も生薬となります。●成分と薬理作用・効能フラボノイド、サポニン、ソーヤサポニン(大豆サポニン)、γ-アミノ酪酸(ギャバ)、多糖類、単糖類や微量元素などの有効成分が含まれています。薬理作用は免疫増強作用、止汗、強壮、利尿、血圧降下作用など
西洋医学だけでなく、様々な療法でがんと立ち向かい、人間まるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一先生が、新型コロナ騒ぎのなかで、「免疫力アップ」の大切さを語っています。(『週刊朝日』5月1日号~AERAdot.掲載記事より)帯津良一先生帯津三敬病院名誉院長(医学博士)東京大学医学部卒、医学博士。東京大学第三外科、都立駒込病院外科医長を経て、1982年帯津三敬病院(埼玉・川越市)開設。続いて2005年には帯津三敬塾クリニック(東京・池袋)を設立。中西医結合医療を実践し、ホリ
おらに元気を分けてくれ!~がん漢方、補剤~癌などの病気で弱った体力/気力の回復についてです。漢方の『気』は、人体の重要なエネルギーで、これを補うのが重要です。人体の気を(いろいろとすっ飛ばして)図に示します。特に重要なのは、生まれてからの気である『後天の気』を補うこと。その為に、『脾』と『肺』が重要です。気の源は、食べ物などを通じて取り入れる『地の気』呼吸などを通じて取り入れる『天の気』元気の秘訣
おらに元気を分けてくれ!~がん漢方、補剤~漢方で、人体を理解するために重要なのが、『気』です。『気』が充実して体内をスムーズにめぐっていれば、健康です。がんに関係した様々な症状で体力・気力が低下する『癌証』漢方では、心と体をあまり区別しません。では、がんなどで弱ってめぐりが悪くなった『気』を補って、スムーズにめぐるようにすれば良いのでは!?『気』を増やすために、まず、『気』を知りましょう!詳しく話をしだすと、正直、ドツボにはまりま
『癌証』の治療、『補剤』がんや癌の治療に関係して、体力や気力が弱った状態となる『癌証』。気力や体力が弱った状態は、漢方的には『虚』として扱われることが多いです。『虚』とは、体に必要なものが足りない状態です。例えば、『気』が足りなければ、『気虚』と言われます。以前に載せた、『ヨワヨワ型(気虚)』のスコア表を引用します。気虚タイプスコア表ない少し時々いつも非常に疲れやすい123
こんばんは♪昨日は、今年初の治療日でした。今回も大事をとって4週間ぶりの投与。減薬もしたし、1週間延期にしたし、だいぶ体調は回復するかな~と期待していたけど、思ったよりは回復せず・・・デカドロン(ステロイド)のおかげで、諸々の抗がん剤の副作用は出たもののそれぞれの症状は、重くは無く1回目の入院騒ぎの時よりだいぶ、だいぶ軽く済みました。有り難いです。ただ、このデカドロン効果も大きいけど、副作用も辛いんですよね~主に辛いのは浮腫み便秘、腹部膨満感、腹部膨満感による吐き気
こんばんは♪クリスマスイブの昨日、漢方のクリニックを受診してきました。初発の頃から約2年半、ずっと治療を続けてきてこの頃はだいぶ体力が落ちていると感じていて充分に回復していないのにまた次の治療日になってしまい更に弱って…というよろしく無い状況を何とかしたい、と思い漢方の力も借りてみることにしました。東京タワーの近くの保険診療のクリニック。ここの先生は、外科医として大学病院などでがん治療をされてきてその後、漢方の勉強もして開業しているのでがん治療、西洋、東洋どちらの医療にも詳