ブログ記事147件
あなたに抱かれるたびにわたしは何度もこの世に生れ落ちるそんな気がするカラダココロホンノウリセイドコカラドコマデガ?忘れたくない我忘れてしまいたい我忘れさせて欲しい我あなたの腕の中で溶けて流れるもの消され流されるものそれはあなたの一部わたしのすべてわたしの一部あなたのすべてひとつになりたくてせつなを重ねてお互いすらふたり我を忘れて明日にまた生れ落ちる
おおきくゆっくりとまわりはじめるメリーゴーランドワルツわるつをふたりおどりはじめるようにうえとしたくちびるとしたゆびさきとみみくびすじとつめまわりはじめるあたまのなかとからみはじめるうであしからだまわりやむまでなりつづけるおんがくはあなたとわたしでならしつづけるふたりはおんがくでふたりはかいてんもくばよるのやみのなかでずっと
夜の天蓋が愛を食べました夜空のあの瞬きはその時の愛の食べこぼしだという昔むかしの銀河のお話御伽噺になった愛し合う宇宙のお話瞬きをすいこむと炭酸水のように流れこんでくるから雛鳥になって夜空に心をひらいて胸奥で弾ける痛みに耳を澄ませる星屑と人は呼ぶ広い世界をどこまでいってもたったひとりの孤独に親しみをこめて人は(初出2019/6/22を改稿)Copylightfreeの写真を添えて
ひらひらと蝶になりたくなれぬままひとり樹から離れてどこに落ちるやこの身をまかせ土の上なら種になりたい水の上なら筏になりたい雲の上なら貴方まで落ちた先始まる未来終わりではなく溶けゆく過去に流れ流され時の後先今を想うほど鮮やかな過去過去を想うほど立ち昇る今
耳を澄ましていて息をしていないことに気づいたひとつ吸って静かに吐いたゆっくりとなにもかもなくなるくらいに吐ききることが呼ぶことだなんて目から鱗だったあの日から呼吸を忘れてしまう日々にはいってくる酸素を忘れては思い出しているひとつ吸ったら静かに吐いていくなにもかもなくなるくらいにそこに新しい酸素が流れこんでくるために(初出2019/6/6を改稿)紫陽花は、雨の中で見るのが、一番好きだなぁ。
不思議だけれど喧嘩したことなど叱られたことなど無かったことのようにこどもたちは笑顔をとりもどす私に話しかけるそれを不思議と思う自分が無くしてしまったやわらかさを思ういつそんな「大人」になるのだろう?時を重ねることと引き換えに周囲への信頼を無くしてしまうのだろう?代わりに不信感を抱えこんで…今の自分を自分から切り離す怖れから怒りから恨みから悲しみから喜びから満足から充足から幸せからでさえも不思議だ
あなたのことをわすれるくらいいまわたしをとらえているのはあなたのしせんくちびるゆびめをとじてあなたがみえなくなってまぶたのうちがわにとらえられてはなれられないかいらくにむちゅうゆめのなかだとおもうくらいにいまわたしをのぼらせていくのはあなたのからだそしてあついものわたしをわすれていかないでことばにできないままいくとひとこといっていいよおいていかずにいてくれるあなたわすれたものはなんだっただろう?もうわからないえー
詩は特定の人へのメッセージではありません。西の窓辺で暮れていく空をみる今メビウスの輪は何回捻れたのだろう?地球の自転がみせるようにこの空の青を太陽が眺めながら明日へと沈んでいくようにあなたと本当に出逢うまで何回捻れるのだろう?何度出逢ってもきっと何度でも出逢い続けたくて全ては空からはじまった紺碧の空だったあの時あなたについた嘘を伝えなかった本当をこの青を見て思い出す落ちていく夕闇遥かに沈んでいくこの色遠く遠く途方に呉れるこの青が
ずいぶん生きてきたそんな気がするのに毎日毎日難問にぶつかる自分という問題君という問題親という問題子という問題男という問題女という問題あまりにも大きな問題あまりにも小さな問題までも簡単ではなくかといって解けない訳でもないそこが神様のくれた醍醐味ああでもないこうでもないと頭を悩ませる日々に笑顔があればたいていの難問はいつのまにかとけてしまっている笑顔になどなれないそんな眉根を寄せる一番の難問の模範解答は
しずくをまとう葉も幹も茎も根も喜んでいるしずくも生きている喜ぶいのち輝くいのちすべてが初出を改稿
叶うわけなどないそんな自信のなさを見つけてくれる心闇雲に不安に走る癖に幸せを願う天邪鬼を包んでくれる心それが手のひらでもかけてくれる毛布でも手のひらのない言葉でも心はあたたかい闇に包まれたかのような暗雲の中には安堵の涙を降らせるあなたの心が隠れている(初出2015/5/10を改稿)
潤んだ視線に映る自分の輪郭が滲む声にならない言葉をくちづけあって相手の芯に染まるようにと溶けていく触れあう肌の何処から何処までがあなただろう?雨音に閉ざされ夕立のように愛に打たれる夜予報通りの雨になりました。おやすみなさい。。。
澄んでいく水をかきまぜよう心がなめらかになる泥に埋ウズめる指先で底を抜くそれは新しい世界の天蓋砂時計のように滑らかな唾液を交わしあう漏れ出ていく声の時を数える愛されたいと願うなら目を逸らしてはならないとかとり間違えてはいけないだなんて見た目だけ正しい手枷足枷から指先であけた穴から抜け出せるよ泥水のままでいいわたしのくちびるの行き先はあなたの命香るこめかみ強ばり続ける世界は広がるにまかせて廻る翼は何処かの果てじゃなく今ここのあな
語り尽くせたことなどない伝え尽くせたことなどない春のことを積もり積もってゆく言の葉に伏せることのできない睫毛は見はる瞳に映る花びらが色濃く捻れてぽとりと閉じる頭上にあるのは手触りのあたたかな寒空星さえも滲んで沈む闇夜じわりと花びらの横に転がって道端のつむじ風に轢かれるびゅうと夕暮れの雨雲に連れられてぺしゃんこになりながらアスファルトに春の雨と降り落ちる(初出2019/4/9を改稿)
あなたが側にいなくてもわたしの細胞は変わらずに生きている死んだりはしないわたしはあなたがいなくてもちゃんと生きていけるくらいにひとりだわたしがいなくてもあなたはきちんと生きていけるくらいにひとりださびしく鳴く悲しく鳴く冷たい風に吹かれて海の底みたいな空にあなたの笑顔触れたって交わしたってどこまでも別々でだけどあなたを想うこと感じることを許されている命のままにようよう夜空に唄うやっぱり必要だよ言葉にならない美
あなたの首すじを飾る白シャツの襟足その項両の手の爪先立ててなぞるあなたにそっと睫毛を撫でられながらフォルテシモを力強く弾ける指でなくては繊細なピアニシモは奏でられないことを教えてくれたその指先あなたに意識を奪われて迎える明日の朝までのプロローグ(初出2017/12/8を改稿)
交わり列ナラべて眠りたい何処までも解ホドけ溶けあい舐め合って所詮ひとつにはなれないのだから寂しいなんて要らなくて愛してるは理由にもならないただ掛け替えなく惹き寄せ合う極になれたら分解していく分解されていくお互いの心と身体の混沌交じりあうDNAあなたとわたしの奥底を並べ替えて生み落としていく愉楽の列今日の梅の花(初出2018/11/2を改稿)
わたしが泣いているのを君はずっと気づいていたんだ遠くから偽りの優しさを餌に家畜のように飼いならされて飛ぶ羽を失ったことに気づかなかった馬鹿なわたしが泣いているのを自分自身でさえ誤魔化していたわたしの心を誰よりも君は見つめてくれていたんだないがしろにされる自分に疲れてただ薄汚れるばかりだったわたしを君が抱きしめてくれたからやっと流すことができた涙たったひとつぶそのひとすじで透明な心を生き返らせてくれたこの命を君にいつかわたしが先に逝く時もずっと君に
あなたの瞳に雪解けてぐらりと揺れた甘い亀裂ゆっくりと自分から剥がれてわたしは戻れない場所へと離岸した朝焼けの浮力鷲掴みにされた心忘れられない感覚を刻みこまれて少しずつわたしはわたしから遠ざかりけれどわたしの中心へと溶けながら進む夢のようにたとえやわらかでも光には差し込まれるのですあたためられたまま幼い氷山は渦に巻かれて海へと(初出2019/2/7)一年前の今日書いた詩が、ブログ管理に上がってきました☆
心から出したばかりの白い柔らかさで包まれたら安心して何処へでも行けるそんな気がしてきちんと巻きつけるとしっかりと傷口を守ってくれる君の優しさはいつだってそんな風でだから同じになりたいのにずっとずっとなれないままだけどずっとずっと大好きなまま途方に暮れる焼け爛れた夕陽ごと君は包むいつの日か失ってしまうのだろうか?イカナイデイナクナラナイデそれがすべてでそれが全部呑み込めなくて吐き出しそうな想い傷口から流れる赤いもの優しさを巻きつ
わたしとコタツとどちらが好き?そう尋ねたらあなたはコタツと言うお風呂なら?お布団なら?熱燗なら?いいよわかってるでも許せるのなんでかな?コタツもお風呂もお布団も美味しいお酒もわたしも好きだもの冬とわたしと恋心あなたの心は高く低く気圧配置はわからない?恋高愛低愛高恋低呪文のように繰り返してる(初出2014年1月29日を改稿)
聞こえてくる言葉のないカノンはいつだって向かい風の中で方角を確かめてるだけど気づいたんだ鳴っているのは心の中の風穴からだということ耳を澄ませればいつでも聞くことができるって誰も与えてはくれない音を風は教えてくれる自分の心の中にある音を
けっして馴染めない差し込んでくるようなけれど包まれるような気持ちすらして嫌うよりもむしろ安心する夜空の星は数を増し笑顔は見えなくても澄んだ空気を通して伝わってくる想いのよう真夏は君に焦がれる悴む指先が出逢うぬくもりそのめぐりくる恵みに(初出2019/12/19を改稿)2年前の今日、アップした詩です。この冬は、とにかく寒かった記憶が……。そう思うと、今年は暖冬……といって良いのでしょうね。
大好きだった大好きだったよ春の嵐が吹き荒れて吹きすさぶ自分の心に振り回されていた自由だった自由だったよ何に縛られることもなくただ君を好きだった枯れることのない泉のようにただ溢れていたんだ燃えるようだった太陽は闇に沈んで明日の夜明けに現れる夜空に浮かぶ星の光を見つめていく登っていく朝日を見つめる光の中の暗い瞳を見つめていく焦がれた過去から離れて愛という未来に変わっていく心を見つめている刹那に消え
ひみつというものがこんなにもあっけなくあたりまえによこたわるぼくはゆっくりとゆびをいれなかをさぐるひあそびにあふれるみつみひらくよあふれるみずつ…たうよこぼれるこえねえただきみがすきなんだそれだけじゃなぜだめなの?(初出2016/12/23)
つめたくなってきたあきにひやされはじめたあしさきにあなたとおよいだあたたかなとおあさのうみやわらかにすけるなみまのあおみどりしろすなさんごあなしろくすべりこみたいあなたのよこにつつまれたくてだきしめたくて(初出2014/9/18を改稿)
今日は長崎原爆の日ですね。「高校生1万人署名活動」長崎の高校生が2001年に立ち上げて18年間続いている署名活動があります。もちろん、一般の方も署名を寄せることができます。興味のある方はリンク先をチェックされてください。↓↓↓http://peacefulworld10000.com/地球上から核兵器というものがなくなりますよう核兵器による脅し合いという形ではない「寛容」「理性」を備えた成熟した国際外交が確立しますよう殺戮が一部の権力者により正当化されることのない
桃色の混沌に満ちていく泥遊びの夕暮れ同じ混沌の中から恋の種が心の花を咲かせる心地好く生温かに愛にまみれた闇色に暮れる溶け込んでいるのは鳴り止むことを止む無くされた風鈴の音色雲に透けていても三日月は満ち欠けを繰り返しその瞳に映らない愛も海に憧れて波を寄せる渇いてひび割れることがないようにまみれた桃色は発芽をうながし綺麗に沈めばその上を魚が泳いで行くその向こうを美しい青空が埋めているmyphoto初出2018/8/4を改稿
受けとった一番大きなもの抱えている?背負っている?受けとった記憶など無いけれど受けとったものそのものになって広がっていきたいいつかの最後はエネルギー地平線に溶けてゆくまで空へ向かって煙になるまでなんて大きなものを受けとったことだろう?小さなことで悩んでばかりだけれど泣きながらこの世界に生まれてきてここにあるのにいつもいちばん忘れてしまっている命はまっている小さな場所から外に出たいといの
どくんどくんとみゃくうつしんぞうがちゃりではなくとぷりとさしこまれわたしはやくわりをしるこじあけられないのにひらくうらがえるほしぞらにおぼれてうみのなかをうきあがろうとするいきをしたくてすいめんをめざすわれそうにふくらんだふうせんそれはカギアナヲクグリヌケアナタノモトヘトウカビデル(写真はPinterestから拝借しました)初出2018/2/2を改稿