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泉屋博古館分館で開催されている『うるしの彩り―漆黒と金銀が織りなす美の世界』を鑑賞してきました。日本の伝統的な工芸である、漆工芸をテーマとした展覧会。館内は蒔絵、象嵌、螺鈿など繊細で、しかし絢爛な感じの、職人芸と美意識にあふれた茶道具や香道具などがずらりと展示されていました。文箱や手箱なども含め、2つとない希少さ。それぞれが作家によって丁寧に作り上げられたもの。しかも、かなりの経費をかけて制作されたものばかりでしょうから、とにかく贅沢な展覧会だなあ、と息をのみました。賓客を
本日は、泉屋博古館分館に行きました。六本木は暑かった…。展示チラシの一部。江戸時代以降の作品が多かったです。作品がピカピカーー\(゜□゜)/ーーー!!ほとんどが凄ーく丁寧に磨かれておりました。ああ、何て綺麗な漆なのっっ。夢のような蒔絵と螺鈿の世界こんな小さなあのアレにこんな繊細な装飾を施したあのアレとか。おめでたいアレの屏風とか。色々ありましたが、一番印象に残ったのは「研ぎ出し螺鈿」という技法。研ぎ出し蒔絵でなくて、螺鈿…。初めて見たかも?螺鈿独
10年かけて育てた木の幹に傷をつけて、半年がかりで200グラムの樹液を掻き取り、済んだら伐採、それが日本の漆(うるし)。岩手県二戸市が産地という。泉屋博古館分館で「うるしの彩り」展を見学した。傷を付けても採れるのはほんの数滴。それを集めて精製加工するという。なんとも気の遠くなるような話。製品は漆器、茶道具、工芸品等多岐に渡り、多くの品が展示されている。塗り重ねた漆に風景、人物を彫刻した堆朱の細かさ、着物の友禅にも通じる金銀で描かれた蒔絵箱、華やかな螺鈿細工などを見
これまでの美術体験と密接に結びつく展覧会、・・・・住友コレクション泉屋博古館分館で開催中の「うるしの彩り―漆黒と金銀が織りなす美の世界」展を見た感想です。うるし(漆器)の展覧会で、これほどいろいろ喚起されるとは少しばかり意外ではありました。芸術品の美しさに魅了されるだけでなく、連綿と続く美の系譜を様々な作品を通して自分の頭で咀嚼し、実感していくことも、芸術を見ることの醍醐味なのでは、と思えます。*本エントリーの写真は内覧会の折りに許可を得て撮影しています。具体例は以下。
現在、泉屋博古館で開催中の『うるしの彩り』ブロガー内覧会に行ってきました〜漆器はジャパンと言われるほど、日本を代表する工芸品です本展覧会は泉屋博古館が所蔵している漆の工芸品を中心に展示さています。まず、能とうるし。黒塗紋入衣桁・白地松青海波模様袷狩衣・紅白萌黄段青海波笹梅桜模様唐織明治・江戸時代左から猩々舞図大塚春嶺明治〜昭和鯉青海波蒔絵小鼓胴波桜折枝蒔絵小鼓胴団扇蒔絵小鼓胴・御所車蒔絵箱ともに江戸時代雲龍蒔絵太鼓胴江戸時代能管銘薄雲・紫陽花蒔絵笛筒・箱
6/1(金)に「うるしの彩り―漆黒と金銀が織りなす美の世界」展の内覧会に行ってきました。住友家に伝わった日本、琉球、朝鮮、中国の漆工芸品から、茶道具や香道具、近代に製作された華やかなおもてなしのうつわが出展されていました。学芸員の方のギャラリートークのほか、室瀬智弥氏(目白漆芸文化財研究所代表取締役)が、技法からみる漆芸作品の魅力を、で技術者の視点で説明してくださいました。文化財の保存や修復に関わっておられるそうです。翌日6月2日にはより詳しいギャラリートークも開
漆、かぁと、思ったあなた!行かないでオリンピック効果か明治維新、王政復古の大号令から150年ということもあってか日本🇯🇵の伝統文化、そして明治が度々とりあげられる昨今ですうれしいことです超絶技巧という言葉も浸透してきました泉屋博古館分館にて住友コレクションがはじまっています能楽、香道、茶道、書道などのお道具になくてはならない漆お客様のおもてなしの宴にもやはり欠かせないのは漆の器漆は東アジアに自生し日本では縄文の時代より生活に取り入れられていたという長い長いお付き合い中国独
急に冷えてきましたね。昨日の雨の中の散歩は地下鉄を降りて目的地まで。南禅寺、永観堂をを通り過ぎて。もうしばらくすると、美しい紅葉が観れるかな。目的地はここ、泉屋博古館。社中の方が「よかったよ」って薦めてくれたこの企画展。昨日が最終日でした。住友家に伝わる漆工芸作品が一同に展示されてました。見応えあったなぁ。見事な炉縁、惹きつけられた一閑張黒棗などお茶に関するものだけではなく、会席膳のセットには圧倒されました。お膳やお盆を飾る精緻な扇面模様は、
秋のティータイム「紅茶にまつわるものがたり」と題して紅茶講座をさせて頂きましたのはちょうど一年前になります。お越し頂きました皆さま、泉屋博古館様ありがとうございました。ご参加くださいました方が、のちにティージョルノ紅茶教室に通っていただき、毎月ご一緒しております。茶縁に感謝申し上げます日本の財閥のひとつ、住友家が蒐集した美術品を保存、展示されている美術館です。ご縁を頂戴して以来、さらに住友家のコレクションに心奪われること、しばしば。イメージする華美なコレクションで