通訳の子はエニエス松井というカンボジアとラオスのハーフの子であった。移民三世であり籍は日本人だ。彼女もまた引きこもりという病を罹患している一人の迷いを抱えている子であったが、一年ほど前から控訴審の行方をマスコミ報道で追いかけ、今回の最高裁判決での検察の控訴棄却。無罪確定を知り、居ても立ってもいられない気持ちで支援団体に飛び込んだとの話であった。斉藤清、エニエス松井、スペンスジョー、この三人の歓談を司会者はものを言うのを控え見守っていた。斉藤はいま神奈川県大和市のいちょう団地で部屋を借り、暮らし始