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【艾(ヨモギ)】生薬名:艾葉(がいよう)東洋医学的特徴①温性温経止血(おんけいしけつ)②苦味、辛味[苦味]乾燥させる[辛味]通す、散らす《艾葉はどんな時に用いられる?》・虚寒(冷え)による出血など温めながら止血したい時・冷えによる痛み(特に下腹部痛)を解消したい時・痒みを止める外用薬として・経絡の気血の流れを良くする(ヨモギの葉の裏にある絨毛はお灸に用いられるもぐさの原料)艾(よもぎ)は野山や土手、道端などに自生しているキク科の多年草。春になると一気に芽吹き3~
前回は【気枯れ(きがれ)・穢れ(けがれ)】についてご紹介しました。今回は【気枯れのケアとして意識したいこと】についてお伝えしたいと思います。☑夜型生活➡️朝型生活夜型生活はどうしても厄が溜まりやすくなるため朝型生活がオススメとのこと。朝、窓を開けて朝日を浴びながら新鮮な空気を深呼吸することで悪い気をリセットするとともに朝日のパワーをチャージして良いコンディションで1日をスタートさせることができるといいます。特に、医療関係・葬儀関係・美容師・エステティシャンなど直接人に触れる機会が多い方
【気枯れ(きがれ)=穢れ(けがれ)】辛い出来事などによって精神のエネルギー(気)を消耗し、気が枯れたような状態になることを表します。例えば、人生において愛する人との死別で酷く落ち込む場面に遭遇することが誰しもあると思います。東洋医学では〝悲しめば気が消ゆ〟といわれています。気枯れは言い換えると〝魂の栄養不足〟で魂が痩せ細った状態といえます。寂しい、虚しい、悲しい、泣きたくなる、諦め、やる気が起きない、刹那的、厭世感(※えいせいかん)に苛まれるといった感情が湧き上がると状態です。※厭世感(
あらき鍼灸整骨院スタッフさとうの店頭ブラックボードの更新です。【立春】2/4当日、もしくは2/4~2/18までの期間を指す。暦の上では春に入り、春の兆しがみえる頃。旧暦では立春が1年のはじまりと考えられていたことから新暦になった現代においても新年に〝迎春〟〝新春〟と表現する習慣が残っているのだそう。《立春大吉のお札》これは立春に禅寺の門前に貼られるお札に由来していて、〝立春大吉〟の4文字は左右対称で表から見ても裏から見ても同じであることから、節分の鬼が出入り口を勘違いして家に入っ
【大豆】東洋医学的特徴①甘味②平性・胃腸を健康にする・元気を補う・解毒作用・利尿作用・母乳の分泌促進⚠煮物や発酵食品で摂る⚠ガスが溜まりやすい時には控える(特に炒り豆はガスが溜まりやすい)《節分に大豆が用いられるのは何故?》身体の特徴や変調を表す五行色体表を参考にすると五季春夏長夏秋冬五臓肝心脾肺腎五行木火土金水五穀麦黍(※1)粟(※2)稲豆※1黍:きび※2粟:あわとなり、冬-
寒い時季は心筋梗塞など循環器系の疾患や脳卒中が起こりやすくなります。これは寒冷によって血流が悪くなるのが原因で、冷えを回避して身体を温めることが予防法として最適です。効率良く身体を温める方法としてオススメなのが【貼るカイロ】温めの度合や貼る部位によってサイズも選べますし、持続的に温められるのでとても便利です。但し、低温やけどには注意が必要です。《オススメの貼る部位》・肩甲骨の間風邪のひきはじめなど寒気を感じてゾクゾクする部位。ここを温めることで予防にもなり、ひいてしまっても長引きま
中国の立春には紅心大根を食べる〝咬春(ヤオチュン)〟という風習のほかに、春巻きを食べる風習があるといいます。その春巻きは〝五辛(ごしん)春巻き〟といい、辛く抗菌作用の強い5つの食材が皮に包まれているものなのだとか。その5つの食材はニラ、らっきょう、アブラナ(もしくはからし菜)、ニンニク、パクチーで〝五辛磐(=春磐)〟といわれるのだそう。これらは冬の間に溜めていた気のエネルギーを巡らせて、春先の不調を予防し自律神経のバランスを整えてくれる食材です。ニラ、らっきょう、ニンニクに含まれる硫化
【黒木耳(くろきくらげ)】東洋医学的特徴①甘味②平性ブナやカエデなどの広葉樹の倒木や枯れ木に生息するきのこ。《効能》・元気を補う[補気]・血(けつ)を補う[補血]・穏やかに血の巡りを良くする・止血作用・咳をとめる[補血]血が不足しやすい、血の汚れで肌がくすんでいるタイプにオススメ[独特のゼラチン質]粘膜の働きを高めて胃腸を丈夫にする[食物繊維]腸の熱を取ってキレイにする働きがあり、食生活の乱れによる便秘・便が臭う・痔といった症状がある場合には毎日少しずつ摂ると良い
例年寒さが身に沁みるようになるにつれて脳梗塞や心筋梗塞など循環器系の疾患が増えるといわれています。これは外気や室温が低下することにより身体が熱の放散を防ぐために全身の血管を収縮させることから血管が詰まりやすくなることが原因とされています。脳梗塞や心筋梗塞といった循環器系の主たる原因が【高血圧】。最高血圧が140mmHg以上、もしくは最低血圧が90mmHg以上の場合【高血圧】と診断されます。高血圧の状態が続くと、血管は常に圧迫された状態になり血管壁の厚さや硬さの度合が増していきます。この状態が
【大寒(だいかん)】1/20(土)当日、もしくは1/20(土)~2/3(土)の期間を表す。最も寒さが厳しい時季。1年の最低気温を記録することが多い時季ではあるものの、次の時節は〝立春〟で暦の上では春。寒さの中で少しずつ春の気配を感じられる日もある。三寒四温の言葉どおり、寒い日が3日間続いた後の4日間は暖かくなり、そのターンを繰り返しながら春に向けて暖かくなっていく。二十四節気の小寒と大寒の間の時季を〝寒の内〟〝寒中〟といい、この時季の冷たい水を〝寒の水〟と呼び、清く霊力があると考えられて
【花椰菜(ブロッコリー)】※ブロッコリーはカリフラワーの原型で同じものとして扱う(ともに骨や筋肉の補強に関わる強筋骨食材)ブロッコリーの旬は11~3月。ビタミンCはレモンの2倍。ビタミンEはにんじんの6倍。食物繊維は100g中5g。そのほか、たんぱく質・ミネラルも豊富。抗酸化作用も強く、生活習慣病予防にも。東洋医学的特徴①甘味②平性[ブロッコリーの薬膳的効能]・生命エネルギー(気)を補う・身体を強くする(虚弱体質を改善)・胃腸を健康にする・五臓を補う・関節を強く丈夫に
あらき鍼灸整骨院スタッフさとうの店頭ブラックボートの更新です。【腎】成長・発育・生殖を司り、生命の源〝先天の本(生まれ持った生命エネルギー)〟を蓄える場所。腎は冷えに弱いため冬に弱る特徴が。植物の葉が落ちたり、動物が冬眠するように、人も寒い冬を乗り越えるために身体にエネルギーを蓄える必要があります。寒くなると身体が動きにくくなりますが、これは腎を守ろうとする身体の大切な反応の1つなのです。《腎が弱まると起こる症状》疲れやすい、足腰のだるさ、腰痛、下肢の冷え、健忘、耳鳴り、
寒さや乾燥が強くなってきましたが冬晴れの日は清々しい気分になります。皆さん、日頃日光浴を意識されることはあるでしょうか?12/22に最も昼間が短くなる冬至を迎え、昼間の時間は徐々に長くなっていきますが、夏に比べ日の出から日の入り(日没)までの時間が短くなり、太陽光を浴びる機会がどうしても減ってしまいがちです。ですが、人の身体は浴びる太陽光の量が過度に少ないと免疫力や骨密度が低下するなど健康を脅かすことがわかっているのだそう。《人にとって適度な日光浴が必要な理由》・日光を浴びることで
【かぶ】漢名:蕪菁(ぶせい)東洋医学的特徴①辛味、甘味、苦味②平性旬は3~5月の春、10~1月の秋春物は柔らかく、秋物は甘味が強いのが特徴《薬膳的効能》・身体を温める・胃を温め食欲を増進させる・消化を助ける(※1)・腸内のガス抜き・五臓を補う・ゲップを止める・上がってしまった気を降ろす(※2)・咳を止める・解毒作用(※1)かぶに含まれる消化酵素は長く加熱すると失われるため和え物や漬物で食べるのがオススメとのこと。(※2)停滞した気、上逆した気を下降させること
《冷えが起こるメカニズム》私たちは体内で熱を作り、血液がその熱を身体全体に行き渡らせることで体温を保ち、自律神経が正常に働くことで体温調節が行われますが、気温が下がると血管が収縮して重要な臓器が集まっている身体の中心に血液を集中させることが優先されるので手足の冷えを感じやすくなってしまうのです。そのほか、熱を発生させる筋肉量が少なかったり、ストレスや疲労により自律神経が乱れたりすることも冷えの原因になる可能性があります。《冷えが続くとどうなる?》・内臓の動きが悪くなり免疫力⬇️(風邪
【南瓜(かぼちゃ)】東洋医学的特徴①甘味②温性旬は7~12月日本のスーパーなどで売られているものはほとんど西洋かぼちゃ(別名:栗かぼちゃ)。甘味が強くホクホクしたものが多い。夏野菜は寒性・涼性といった身体を冷やす性質を持つ食材が多い中、かぼちゃは瓜類の中で唯一温性で身体を温める食材。身体を温めて胃腸の消化吸収を促す働きがあり、体力を回復させたい時に摂りたいところ。《薬膳的効能》・お腹を温める・胃腸に元気を補う・粘膜を保護する・健康な皮膚、髪、爪をつくる・咳を止める
【冬至】冬至は1年で最も昼が短く夜が長くなる日。昔人々は〝1年で最も太陽の力が弱まる日〟として冬至を死に1番近い日と考えていたのだとか。このことから冬至には厄を祓って無病息災を願い、病気に強く寿命が長い〝柚子〟にあやかって柚子湯(衰運をあらためて幸運へと向かう禊の意味合いもある)に入って身体を温めたり、かぼちゃを食べたりする風習が生まれたのだそう。冬至に食べると良いとされる食材としてかぼちゃが有名ですが、その他にも食べると運を高めるとされる食材があるといいます。それが【冬至の七種】です
あらき鍼灸整骨院スタッフさとうの店頭ブラックボードの更新です。【柚子(ゆず)】東洋医学的特徴①甘味、酸味②涼性(or寒性)[薬膳的効能]・気の巡りを良くする・痰を除く・消化不良を改善・咳や吐き気を止める・水分代謝を改善・悪酔いや二日酔いの予防・疲労回復柚子は酸味が強くあまり食用に向かず主に香りを活かす果実。冬至に柚子湯に入ってかぼちゃを食べる風習がありますが、元々は柚子味噌を食べて
【養生三宝(ようじょうさんぽう)】白菜、大根、豆腐の3つの食材を指す。佛・法・僧の三宝に値する薬膳であると捉えられ、精進料理としても用いられる。温性と冷性を併せ持つ3つの食材を一緒に摂ることで力が増すとともに、一緒に炊き合わせると相乗効果で淡白な味と深みのある旨味が生まれ、滋養強壮・身体を潤し胃の調子を整える、咳止めや解毒作用など様々な効果を発揮する。🔘白菜①甘味②涼性95%以上が水分。そのほか、バランスよくビタミンやミネラル類を含む。胃腸に優しい野菜で疲れた胃をケアしたり二日
【煤払い(すすはらい)】年末のうちに天井や壁に積もった煤や埃を取り除く大掃除のこと。地域によっては〝正月迎え〟〝ことはじめ〟〝ええことはじめ〟〝まつならし〟などと呼ばれることもある。かつては12/13に新しい年の年神様をお迎えするための物忌み(ものいみ=一定期間行動を慎んで不浄を避けること)に入り、この日からお正月を迎えるための準備を始める神聖な節目とされていたのだそう。鬼宿日(※きしゅくにち)という縁起の良い日に当たるとされ、各地の神社・仏閣で煤払いを行うところが多いとのこと。※鬼宿
【東洋医学における腎】東洋医学における腎は生殖・成長・発育を司り、骨・脳・耳・髪などと関連し生命エネルギーを貯蔵する臓腑。□腎精先天の精ともよばれ、両親から授けられた生まれながらに持っている生命エネルギーを指す。これは病気により大幅に体力が低下したり、年齢を重ねて老化することにより弱まるとされている。《腎が弱まった際の症状》・足腰のだるさ・耳鳴り、難聴・めまい・頻尿、失禁・疲れやすい・手足の冷え・白髪や脱毛が増える・むくみ・皮膚の乾燥による痒み
【艾(よもぎ)】東洋医学的特徴①苦味・辛味②温性日陰でよく乾燥させたよもぎは艾葉(がいよう)ともよばれる。花のつかない6~7月頃のよく成長した茎葉に薬効があるとされている。冷えが原因の婦人科系のトラブルや様々な出血などに対して他の生薬と組み合わせて用いられる。〝温経止血(おんけいしけつ)=温めながら止血する〟の作用を持つとされ、東洋医学の書物によっては〝散寒薬(※)〟に分類されることもあるという。※温性や熱性を持ち裏寒(りかん=内臓の冷え)を除く薬《よもぎを用いるのはどんな時?》
【大雪(たいせつ)】12/7当日、および12/7~12/21(冬至の前日)までの期間を指す。雪が盛んに降り始める頃という意味。陽はさらに短くなって寒さが増して冬が深まっていく。大雪の頃になると冷たい空気からなる大陸の高気圧が優勢になり、西高東低の冬型の気圧配置が多く現れるようになる。すると、日本付近の上空にも強い寒気が南下するようになって日本海側の山沿いや平野部でも雪が降ったり各地で池や川に氷が張ったりする光景がみられる。🔘冬にまつわる言葉【冬将軍】ナポレオンがロシアに侵攻しようと
《寒暖差疲労とは?》気温差によって身体の機能を調節する自律神経が体内を一定の状態に保とうと過剰に働き、エネルギーを消耗し疲労が蓄積してしまうことにより起こる症状。温度差が7℃以上になると寒暖差疲労が起こりやすいといわれている。例年春口や秋口に症状を訴える方が増えるところ、〝夏が長かった上、急に寒くなった〟という今季の特徴により寒暖差疲労が急増したのだそう。《寒暖差疲労の症状》・全身倦怠感・肩凝り、腰痛・胃腸障害・食欲不振・便秘、下痢・頭痛・めまい・冷え・むくみ・不眠
【皮膚】身体の一番外側を覆っている部分であり、菌やウイルスなどの外敵や紫外線などの刺激から身体を守り水分を保つ働きをもつ〝臓器〟[皮膚の働きの一部をピックアップ]🔘保護作用機械的・物理的・化学的刺激、紫外線など体外からの刺激から身体を守るとともに体内からの水分喪失を防ぐ。🔘分泌作用皮脂や汗を分泌する。皮脂腺から分泌される弱酸性の脂(皮脂)が皮膚の乾燥を防いだり、細菌の繁殖を防いだりする役割を持つ。最近急に寒くなったこともあり、乾燥とかゆみで皮膚科を受診する方が増えているようです。
【黒胡麻】東洋医学的特徴①甘味②平性旬は9~10月。黒胡麻は東洋医学における〝肝〟や〝腎〟の機能を高める腎精チャージ(アンチエイジングや滋養強壮)効果のある食材。コクが特徴。更年期障害や加齢による足腰の冷え、腰の痛み、足腰に力が入らない、肌や髪のパサつき、白髪、耳鳴り、めまいといったトラブルの改善に効果的。🔘セサミン肝臓内で脂肪を利用しやすい形に変え酵素を活性化させるため肝臓の働きを高める。🔘アントシアニンポリフェノールの一種で抗酸化作用を持つ。【白胡麻】東洋医学的特徴
あらき鍼灸整骨院スタッフさとうのブラックボードの更新です。【首を温めると何が起こる?】・首には太い血管が通っているため温めることで全身の血流が良くなり冷えや疲れが解消されやすい・首周りや肩周りの血流が良くなり首凝りや肩凝りが解消される・酸素や栄養が全身に行き渡り、免疫力が高まり感染症や風邪の予防になる・自律神経が整う(質の良い睡眠、美肌、メンタルの安定etc.)成人の頭の重さは4~6kgほどあるとされ、肩や背中の筋肉、そして首でその重さを支えています。それだけでも重労働ですが
【鮭】東洋医学的特徴①甘味②温性胃腸を温めて消化機能を増進するため胃弱・消化不良などに有効。水分代謝を良くする働きもあり、むくみの解消にも効果的。また、気を補い血の巡りを良くする効能もあるため風邪をひきやすかったり冷え性を抱えている場合にオススメ。《鮭の薬膳的効能》・胃腸を元気にする胃腸の疼痛、もたれ、食欲不振、吐き気、お腹の張りetc.に対して。・お腹を温めるお腹や手足が冷たい、お腹が冷えて痛む(虚寒証)症状に対して。ネギや紫蘇など温性のものを合わせるとより良い。・気血
【里芋】東洋医学的特徴①甘味・辛味②平性《効能》・消化器の健康を保つ・消化を促進する・気や血(けつ)の巡りを良くする・淀んだ血(けつ)を取り除く・痰を取り除く・解毒作用・皮膚や粘膜の炎症を鎮める[応用]腫れもの、不快感や膨満感などつかえの症状、便血、下痢、糖尿病etc.里芋は食物繊維やビタミン類・カリウムなどを多く含んでいて便通を良くして胃腸の働きを高める作用を持つ滋養食材です。血圧を安定させる働きが期待できるほか、ネバネバとした成分が胃の粘膜を保護し、食欲不
【小雪(しょうせつ)】11/22当日、もしくは11/22~12/6(大雪[たいせつ]の前日)の期間を指す。積もるほど降らないものの雪が降り始める頃。お世話になった方に感謝の気持ちとして贈るお歳暮の準備をする期間とされている。小雪の期間、移動性高気圧に覆われると昼間はそれほど冷えず春を感じさせるような暖かさになることがあり、これを『小春日和(こはるびより)』と呼びます。春と勘違いして桜やたんぽぽなどの春の花が咲くこともあり、〝帰り花〟〝忘れ花〟〝狂い花〟などと呼ばれることもあるのだとか。