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角川春樹事務所2023年6月第1刷発行261頁「えにし屋春秋」シリーズ第2弾物乞い稼業の実入りが少なかったある日、仲間のおみきに連れられ、少年・信太が〈えにし屋〉を訪ねてきますちょうど同じころにやってきたやけに疲れて見える夫婦は、五年前から行方知らずの、生きていれば八つになる息子・平太を探してほしいといいます今になって何故お頭の才蔵に望み薄と呆れられつつ、彼らが抱えるなにがしかに揺さぶられるお初交差する謎と深まる闇……人の縁というものは、結ぶも切るも容易ではな
11月読了本『烈風を斬れ』砂原浩太朗目次:紀州九度山洛中の漢天外の村海へ逆転同志集結対面決闘烈風豊臣秀次の遺児である孫七郎は、「大坂の陣」前夜、大坂方の密使として全国に散らばる牢人たちを説得する役目を受ける。家臣の源蔵、そして大坂方からの目付である左門とともに、最初に向かったのは紀州・九度山に蟄居する真田幸村のもとだった——。なぜ父や兄弟たちは無残な死を遂げたのか、己は何者なのか。若者は旅を通して自らに向き合い、そして成長していく。戦国の烈風にさ
2作目から読んでしまったシリーズの1作目。林葉くんとの話は泣けたなぁ。奈緒さんとの始まりから、お父さん亡くなってしまうまで。読みごたえあり。
徳間書店2024年6月第1刷276頁おもみいたしますシリーズ第2弾5歳の時に光を失い揉み療治を生業としているお梅市井の人々に大評判で、一年先まで申し込みが埋まっていますところが今すぐ主の腕が動くよう療治してほしいという武士が現れますお梅でなければ駄目なのだと異常に張りつめた気配を感じ取ったお梅は十丸の反対を押し切って、3日後、主のものとへ向かいます物々しく不穏な空気だらけで始まる第2弾さすがのお梅でもこれ以上揉み師として入り込むのは無理か…という場面が多く
こんにちは♪私は本が好きで、図書館とかで借りて読んでいます。でも最近は、オーディブルで聞くこともしています。ながら聞きになるので、頭に入ってこない時もあるけどなかなか良いです〜今は、あさのあつこさんの「弥勒」シリーズを読んでいます。前にも書いたか覚えてないけど…オーディブルだけで11作の本があります。全部で13作。とにかく引き込まれて面白い時代小説ですオーディブルでもあるのかぁと、一作目から聞き直しています!あさのあつこ「弥勒シリーズ」の最新刊と読む順番、あらすじまとめ|
ままらない江戸の恋。猫が取り持つ縁。一月で離縁した夫への複雑な思い......。仇討に出た男を、女郎部屋で待ち続ける女。『こいもよう〈恋情〉時代小説傑作選』細谷正充編「茂弥・勢登菊」西條奈著著売れっ子の娘浄瑠璃と、彼女の箱持ちである冴えない芸人。娘浄瑠璃の一斉召し捕りに際して見せた、彼らの深い情念とは――。「異聞井戸の茶碗」金巻とも著著元武家だが、事情があって江戸に出てきた父娘。淋しい日々の中、娘は唯一の心の慰めに野良猫に餌をあげていたが、その猫をきっ
「おもみいたします」あさのあつこ(徳間文庫)幼少期に失明して揉み療治を生業として1人で生活しているお梅さんまだ17歳の娘さんなのに今風にいうところの"カリスマ揉み師"で1年先まで予約が埋まっている目が見えない分人の気配に敏感で、嘘はわかる患者の体に触れればさらにいろいろなことがわかってしまうそんなお梅さんの身の回りにいて常に彼女を守っている犬の十丸ひょっこり顔を出す天竺鼠の先生・・実はあやかし?そして相生町の仙五朗親分この人は「おいち不
⚾バッテリー📺️2016年7月14日~9月22日✏️原作あさのあつこ脚本監督望月智充フジテレビ①話出会いの日少年野球の投手・原田巧は、祖父の家へ家族とともに引っ越してきた。その当日、同学年の永倉豪と知り合う。豪が野球の捕手であることを知り、投げてやろうかと提案する巧。豪は巧の速球を捕ることができるのか。②話池のほとり野球をやりたがっている青波に、そんなことは無理だと言う巧だが、青波は豪とキャッチボールを楽しんだりしている。腹を立てた巧はボールを神社の裏の
『もっと!にゃん!』/あさのあつこAmazonギフトカードチャージタイプ(残高に応じてオートチャージ)Amazon(アマゾン)タイトル:『もっと!にゃん!』著者:あさのあつこ出版社:祥伝社出版年:2021年シリーズ:鈴江三万石江戸屋敷見聞帳⭐︎読んだ媒体祥伝社文庫⭐︎文章の読みやすさ読みやすい⭐︎ふりがな(るび)あり⭐︎話の内容鈴江三万石江戸屋敷見聞長第二作目前作では迎え討つ形だったが、今回は主人公が敵陣に忍び込む隠密ミッション要素がある今作から読
あさのあつこ先生No.6ショートストーリー2つ紹介します!NO.6[ナンバーシックス]再会#1【電子書籍特典ショートストーリー付】Amazon(アマゾン)NO.6[ナンバーシックス]再会#2Amazon(アマゾン)No.6再会を1巻2巻も読み終わり、3巻まで待てない!そんなあなたに朗報です(*´▽`*)夜な夜なネットサーフィンをしていたところ、あさのあつこ先生のショートストーリーを発見!Webで無料公開されています。「あさのあつこNo.6ショートストーリー」で、すぐに出
シリーズ2作目だった(笑)次回、1作目を、読むわ。良かったから。真子ちゃんと奈緒さん、素敵だし😊
『神無島のウラ』あさのあつこ/著槙屋深津は、二十年ぶりに故郷の神無島に教員として戻ってきた。赴任先の小学校には、深津の元同級生の子供たちも通っていたが、そのうちの一人、四年生の「宇良」という名の少年だけは、何もかも見透かしているかのように、深津を遠くから見つめていた。神無島には、子どもを守る島の神・ウラの存在が言い伝えられており、宇良とウラが重なりあい、深津は自分の現在の心、そして過去の記憶に向き合っていく――。島に伝わる神様、土着信仰がベースとなりながらも、実際にはかなりリアルでヘ
「かんかん橋を渡ったら」あさのあつこ四方を中国山地に囲まれた、寂れた温泉町にかかる小さな石橋『かんかん橋』。食堂『ののや』の一人娘真子は、毎日その橋を渡って学校に通っていた。真子と父を残して出て行った母。かつて白無垢をまとい嫁入りしてきた写真館の老女。町を去り愛する人とともに帰ってきた踊り子。誰もが『かんかん橋』を渡る……。小さな食堂を舞台に、精一杯生きる女たちのたくましさ、しなやかさを鮮やかに描き出した、人気作家の長編傑作。★★★★☆「かんかん橋のむこう側」あさのあつこ「さよ
時代小説なのに『ガールズ・ストーリー』という横文字タイトル、斬新!菖蒲長屋で町医者である父親の松庵を手伝う16歳の娘、おいち。おいちは、急な症状で担ぎ込まれる患者の姿が眼裏に見えたり、死者の姿が夢に現れたり声が聞こえたりと不思議な力を持っている。母親はおいちが5歳の頃に流行病で亡くなったがその母親の姉である伯母のおうたは、何かと父娘の所へやって来て、「…こんな薬草と病人の匂いしかしないような場所で日がな一日(娘を)働かせるなんて…」と、松庵を罵ったり、姪のおいちにも「たった1人の姪っ子がこ
あさのあつこの時代小説ばかり読んでいたので何か同じ人が書いたと思えないような、でもまどろっこしい会話はそれっぽいような。34歳のバツイチ女性と17歳高校生男子の恋愛ってどうよ!?自分が30代だったら甘い夢を与えられたようにキュンキュンしながら読めただろうか。小説の中のストーリーといえども、どうしても未成年の子に恋愛感情を持つ大人が理解出来ないので最後まで読むのがしんどかった。しかも、バツイチ女の離婚の理由が、親友に夫を奪われたというよくある話で。しかも、その親友は…。登場人物たちの重い過去
さきほど2巻を読み終えました。すごく面白かったです!感想をのべようと思います。しっかりネタバレしてます。NO.6[ナンバーシックス]再会#2Amazon(アマゾン)ネズミの火藍(紫苑の母)に言ったセリフで「紫苑をあなたから奪ってもいいか」ってありましたがぬおおおおっ!おいっそれってプロポーズでは!?娘さんを僕にください。的なやつでは!?めちゃくちゃテンション上がりました。ネズミの男前発言にこちらは胸キュンです。プロポーズだよね?紫苑を嫁にするってことだよね??(笑)火
☀️いい天気です札幌の最低気温14度、予想最高気温24度☀️|☁️ちなみに千葉の田舎町は最低気温18度、予想最高気温28度☀️|☁️しのぎやすくなりますね最近読んだ本あさのあつこもう一枝あれかし(2013年8月30日)小舞藩の城下には槙野川と柚香下川が流れているそんな小舞藩を舞台にした5話の短編集時代物の小説なので言葉が難しくて意味の分からない言葉、読めない漢字もあったりして、、😥自分の国語力にがっかりしました表題の「もう一枝あれかし」これもどういう意味か分から
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「ラブソングに飽きたら」オムニバス本日紹介するのは8人の女性作家のオムニバス短編集。川上未映子・吉川トリコ・青山七恵・あさのあつこ・山内マリコ・椰月美智子という豪華メンバー。LILYと加藤千絵は初読の作者です。こういうオムニバスは、初読の作者をお試しで読めるという楽しみがあります。初読の二人も面白かったです。しかし、やはり山内マリコや青山七恵の二人が良かった!読んで損はない豪華女性作家陣の良書です。
久しぶりに味わいましたあさのあつこさんの〈剣呑〉な腹の探り合いシリーズ!!最後はヒヤリでしたねこのシリーズ、どう決着をつけるんだろう完に持っていくまでの作家さんの構想を知りたくなる事件を解決の為に動く木暮の旦那とおかっぴきの伊佐治新しい商い、商品開発、仲間作りに奔走する遠野屋(清之介)旦那と遠野屋の絡みはほとんどない事件に遠野屋が絡んでいないからだでも、最初から二人の腹の中には相手が否応なしに存在してるそして最後、対決と言っていいような、、この人達にとっては逢瀬?!?!気
『にゃん!』/あさのあつこタイトル:『にゃん!』著者:あさのあつこ出版社:単行本-白泉社文庫本-祥伝社シリーズ:鈴江三万石江戸屋敷見聞帳出版年:単行本-2018年文庫本-2021年⭐︎読んだ媒体祥伝社文庫⭐︎文章の読みやすさ文章がなめらかで読みやすい会話文を多めな印象⭐︎ふりがなあり(全てではない)複数回使用される単語は、初回以降はふりがな無しで記載される⭐︎話の内容話の抑揚は大きくない。緩やかに話が展開されていく。人物同士の会話が主体で、
あさのあつこの「弥勒シリーズ」13弾を読みました。12弾の「野火、奔る」からもう1年以上経ちます。定町廻り同心木暮信次郎と手下の岡っ引き伊佐治、それに小間物問屋・遠野屋の主人清之介の物語です。生国嵯波藩で刺客として育てられた過去を捨て、江戸で商人として生き抜いていこうとする清之介と、清之介の奥底を見透かすかのような態度を取り続ける同心信次郎との軋轢が、見もの一つです。遠野屋には、商売敵の八代屋から預かったおちやがいて、前篇ではその騒動でおちやを庇ったおくみが自身の顔に大きな傷を負い・・・と
前から、斜め後ろから、真横から…方向によって、見え方が違ってくるのは風景も人も同じだ。むろん、眼の力が入り用だが。……………こんなにも人の心の底を探らないと生きていけないのか心理戦のようなジリジリとしたそれが際立つ「回」でしたシリーズはどこまで続くんだろう何をもって終わりとなるだろう
あさのあつこ『夫婦じまい~えにし屋春秋~』です。私の好きさレベル5段階評価の『4.5』です。これまでどんな厄介な頼みも解決してきたお頭・才蔵が、お初に助力を乞うてきたのは、たやすく割のいい仕事と請け負った、米問屋「御蔵屋」の出戻り娘・お藍のための新たな嫁入り先探しだった。なぜ簡単そうに見える件で才蔵がてこずっているのか。米を扱う大店仲間の「吉井屋」から二年足らずで戻ってきたお藍は、今は実家で幸せだと言いつつ、ふさぎ込み、なにか怯えている様子だという。お初はさ
光文社2025年3月初版第1刷発行317頁弥勒シリーズ第13弾定町廻り同心、木暮信次郎につく岡っ引伊佐治が自分の店・梅屋で森下町の小間物問屋・遠野屋の主、遠野屋清之介と遠野屋の未来を語りあっていると、手下の力助が事件の報せを運んできます深川元町の油屋・出羽屋の離れで放蕩息子の一郎太が短刀で喉を突き、自ら命を絶ったというのです主の忠左衛門と後添えのお栄に話を訊く信次郎、お栄は数日前に一郎太からお金を無心され、大金を渡してしまったと後悔していました伊佐治は自死で間違い
057あさのあつこ/著「ハリネズミは月を見上げる」を読了!(8/29)★★★★☆ハリネズミは月を見上げるAmazon(アマゾン)1〜4,385円
ハロー🌟8月31日、おいち不思議がたりに玉木宏さんが登場されてました。すると同日、玉木宏さんに関するマンデラエフェクト動画が勝手に現れました。-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtu.beのだめカンタービレの時、既に玉木さんに、お子さんが2人いた個人の?マンデラでした。やはり、キーワードでもマンデラエフェクトが起こる世界に移行するんだろうなと思いました
No.6再会とうとう読み終えましたー!めっちゃ面白かったです。あっという間に読んでしまいました。あさのあつこ先生ありがとう!続編を読むことが出来て幸せです。※しっかりネタバレしてますので、ご注意下さい再会‥できるのか?ネズミと別れてから、2年後が舞台となっています。紫苑はNo.6再建のため、忙しく毎日を過ごす日々。しかし、何となくですが紫苑が無理をしているのでは?と感じてしまう。ネズミのことを想い、切ない‥。ぐぬぅ。なんの音沙汰(おとさた)もなく、ネズミをただ待ち続けるなんて‥。そんな
うっかりしてたな〜テレビはあまり見ないので、新聞のテレビ欄もあまり見ない…で、NHK日曜朝の放送を見逃してしまいました【特選!時代劇】おいち不思議がたり6時10分〜6時53分原作はあさのあつこさんの時代小説です。もう次週からは録画予約しましたので、途中からでも観ます。おいち役は葵わかなさんです。どこかのサイトに時代劇の放映予定をアップしていないかな〜
岡山市にある吉備路文学館を久しぶりに訪問してきました。以前近くの勝央美術文学館でお世話になった方がこちらの学芸員として担当されている下記の企画展を見るためです。この企画展の中にご近所で生まれ育った作家「棟田博氏」のことも展示されているという事でどんな展示になっているのか見てきました。戦後11年後に生まれた自分としては、戦争は殆ど関係なく遠い話という思いで約70年過ごしてきましたが、最近戦後80年という言葉を聞くとかなり身近に感じてしまいます。その時代を過ごされた作家たちの思いがいろんな形で残さ
あさのあつこ氏の時代小説「弥勒」シリーズ、12作目の図書館の予約が回ってきました。登場人物が実にいきいきとしています。遠野屋の主人、一癖も二癖もある同心、酸いも甘いもの噛み分けた岡っ引の3人の絡みが面白い。今回は遠野屋の貴重な紅花の荷を積んだ船が江戸に着かない、ということから話が始まります。この紅花は、遠野屋が生国の縛りから自由になり、共に豊かになる方策でした。生国のお世継ぎ問題のゴタゴタと、遠野屋を潰しにかかる大店の馬鹿息子の企みが結びつき、身辺は慌ただしくなります。