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先週、横浜で開催された皮膚科学会で「アトピー性皮膚炎と皮膚細菌叢」というトピック(大阪大学免疫学フロンティア研究センター皮膚免疫学松岡先生)を聴講いたしました。その内容を一部お伝えします。人の肌の表面には、1㎠あたり10⁶個の細菌と、真菌(カビ)、ウイルス、ダニ(ニキビダニ)がいます。そして、多様な菌による細菌叢(マイクロバイオーム)は、年間をとおして一定に保たれています。しかし、この細菌の多様性がくずれると、湿疹などの疾患を発症します。アトピー性皮膚炎の患者さんの90%以上で黄色ブ
このコロナ禍の外食、比較的に換気ができていると思われる、焼肉に夫婦で行ってきました。チェーンの焼肉店のランチだったのですが…食後、5時間ほどで吐き気、嘔吐に腹痛下痢とひどいことになりました。こちらはイメージです。潜伏期間からみて、黄色ブドウ球菌の毒素でしょうか…。安静にしていれば(重症でない限り)1、2日で治るとのことで今日も寝込んでおります。私はいまだ腹痛に苦しんでいるのに、夫は無症状で元気そのもの。夫と私、同じ店で食べていながらなぜ明暗が別れたのか。それは、夫はカルビ定食だ
他院で両側鼻翼縮小術を受けたのですが、左の鼻翼が小さくなったので術後8ヶ月に当院を受診しました。鼻腔内細菌培養検査を行ったところ、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が検出され、受診から1年後、MRSAが消失したので左鼻翼拡大術を行いました。左:修正直前右:修正6ヵ月後↓術前正面↓術後6ヵ月↓術前斜位①↓術後6ヵ月↓術前斜位②↓術後6ヵ月↓術前軸位↓術後6ヵ月ー手術料金ー
2017年12月4日に酒さ様皮膚炎の診断を受けてから、今年も終わり新しい年の幕開けが近づいた年末。心強いご相談場所がまた増えました。皮膚科に行かずに治すことにしたけれど、私は全くの素人。酒さ様皮膚炎がどのような流れで治療から完治へ向かうのか分からないため、手探りで行くのもかなり危険だと思ったわけですとにかく、またまた『酒さ様皮膚炎』という病名にたどり着いた時のようにネットで情報収集を続けました(本当に便利な世の中になりました)そこで慢性的な皮膚病に38年携わってきた『くすりのファイン
S.epidermidisが血培で生えました。CNS(MRS)感染症=表皮ブドウ球菌(S.epidermidis)ほぼ確実に医療機器人工物感染症。人工物表面にバイオフィルム作り抗菌薬に抵抗する。メチシリン耐性でありペニシリンとセフェムは効かない。入院中にS.epidermidisが生えた場合、医療機器感染を考える。カテーテル感染やポート感染を考える。そうでなければ、、、GPCのほとんどはコンタミといわれる。⇔GNRはほぼ真の菌血症である。さらにCNSの80%はコンタ
術後38日目こんにちはtomoと申しますお立ち寄り頂き有難うございます今日はドレーン処置日。まだ膿が出ている為、抜去は出来ませんでした先日、菌を培養した結果がMRSAメチシリン耐性黄色ブドウ球菌お医者さんオンラインメチシリン耐性黄色ブドウ球菌:原因は?症状は?治療は?薬で治るの?–株式会社プレシジョン黄色ブドウ球菌は、約40%のヒトの鼻の中や脇の下、女性では膣内などにいることが知られる菌です。皮膚がなんらかの理由で破たんしたときに皮膚から体に侵入し血液の中に感染症を起
昨年、読者さんから、「仁こどもクリニックの伊藤仁先生は、強酸性水を使ってアトピー治療をしています。強酸性水についてどのように考えてますか?」というコメントをいただきました。ドクターゆきの脱ステロイド先輩医師に、「強酸性水」を治療に使っている方がおりませんでしたので、よく知りもせず、「黄色ブドウ球菌に対抗する常在菌も減らしてしまうのではないか」と否定的な返答をした記憶があります。その後、強酸性水について気になりつつも、使用しようとせず、忘れかけておりました。しかし、この夏、強酸性水を使わざる
本日は『黄色ブドウ球菌とCNS』についてです。本題の前に『皮膚常在菌』と『通過菌』の違いについてですが、手指に存在する微生物は皮膚常在菌(定住フローラ、residentskinflora)と皮膚通過菌(一過性フローラ、transientskinflora)に分けることができます。常在菌は皮脂腺、皮膚のひだなどの深部に常在しており表皮ブドウ球菌などのCNS(コアグラーゼ陰性ブドウ球菌、coagulase-negativestaphylococci:後述します。)が含まれ、消毒薬による
食中毒が話題になっているので、その原因をまとめてみました。【食中毒の原因】1.「細菌」による食中毒①感染型~サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター等サルモネラ菌家畜・ニワトリ、ペット等の腸内に存在。鶏卵が主な原因食品。熱に弱い。腸炎ビブリオ菌生鮮魚介類等が原因食品。海水を好み、真水や熱に弱い。増殖速度が速い。カンピロバクター鶏・豚・牛等の腸管内に存在。少量の酸素(5~15%)で増殖。常温の空気中では徐々に死滅。熱や乾燥に弱い。
マルホさんからゼビアックス油性クリームについて勉強会でしたニキビでよく処方されるゼビアックスローションの派生系のやつですゼビアックスローションも2016年1月に発売されたわりと新しめのお薬なんですよゼビアックス油性クリーム2021年6月21日に新発売された超新薬ですこのゼビアックス油性クリーム白くモッタリとしていて軟膏みたいなテクスチャーですクリームでもなく、軟膏でもなくまさに油性クリームって感じですね仮にゼビアックスクリームだとしたら思ったよりベタつくな…と思うか
【再掲:素手での撹拌は危険です!】Yahoo!ニュースにて取り上げられているー「素手でシロップかき混ぜ」物議のホテル謝罪問題のジュースは提供中止、保健所が現地調査へーという記事が興味深いですね。https://news.yahoo.co.jp/articles/8ac6005bac0ab687b8fbde06b1bb40be66808208私たち、日本フルーツ酵素協会が5年ほど前に掲載した以下の投稿も参考になさってください。↓↓↓「フルーツ酵素を手で混ぜると腐りませんか?」という
こんにちは~。今日は秋晴れの神奈川県中央部です。みなさまいかがお過ごしですか。いつもブログをご覧下さり、誠にありがとうございます☆彡実は私、先週の金曜日くらいから鼻の中におできでができてしまいました。最初はそんなに痛くないかと思ったら、普通のおできではなく、鼻の中にできた場合は「鼻せつ、せつ」と呼ばれ、鼻の表面周辺にできた場合は「面疔・・・めんちょう」と呼ばれる厄介なおできだったのです。こちらはクリニックの画像からお借りしました。面疔です。私は鼻の内側にできました。