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私が読みかけの本をテーブルの上に置いていたら、タイトルを見た妻が、「私の中学校では、集団就職の人はいなかった」と呟いた。彼女が生まれ育ったのは九州の最大都市「福岡市」。福岡ほどの街になると50年程昔でも、自宅から通える範囲に多くの働き場があり、豊かではなくても親が働いて現金収入のある家庭が多く、高校進学率も高かったとのこと。しかし同じ福岡県でも、炭鉱が斜陽産業になりつつあった筑豊や大牟田では「集団就職列車」が出ていたとその本で知った。読みかけの本とは、次の本である。
Vol.112【漫画三丁目の夕日夕焼けの詩③】の続きです。長く連載が続いているこの漫画の話の数は1,000編を超えています。その中でも私が好きな作品について、順不同でご紹介したいと思います。《干(ほし)いも兄ちゃん》(第3巻)この話は、「鈴木オート」の従業員として「星野六郎」(以下「六ちゃん」と言います)が中卒の集団就職でやってくる話です。映画「ALWAYS三丁目の夕日」では「星野六子(むつこ)」という女の子に設定が変更されていました。「むつこ」なのに「ろくちゃん」と呼ばれ
(今週から「トップページ」のデザインを変更しました。2カ月ほど前に変えたばっかりでしたが、友人から“暗い”、“寒い”と酷評され、彼が風邪を引かないように変更しました。)さて、前回は「集団就職」という、昭和30年代から40年代を中心に行われた中卒者らの就職形態について、その概要をみました。今日は、「なぜ、15歳から働かなければならなかったのか?」ということを考えてみよう。現在50歳以下の方々は、「自分の周りにいる集団就職した人」はもちろん、「集団就職」という言