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横浜あざみ野のひとつひとつ丁寧につくられた作家ものの器の店IZUMO[utsuwa]です。『yuta須原健夫さん』の真鍮の茶杓と『野田里美さんのお抹茶碗・茶入』のご紹介です☆『茶杓』は『yutaさんの真鍮の茶杓』です。yutaさんの作品は隙がなく、本当に美しく作り込まれています。そぎ落とされたシンプルな形ながら、冷たい感じがしなくて、ちゃんと作家さんの匂いがあります。真鍮は空気に触れるとアンティークのような風合いに変わっていく金属ですが、手入れをしていただくことによ
横山宗顕の茶杓を手に入れまして、ヤフオクを眺めておりましたら、「横山宗樹」の名前があり、落札してしまいました。横山宗樹は裏千家業躰長で、平成28年に亡くなられたようです(淡交平成28年7月号に訃報掲載)。こうした祖父と孫、親と子、師と弟子という組み合わせは、個人的にとても好きで、「繋がり」という絆を強調させるようでいいですね。横山宗顕の馬盥茶盌から始まったこの繋がり、このあたりで打ち止めにしておきましょう(笑)キリがありませんからね!それにしても、茶杓を
今さら聞けないということで、茶碗の箱の結び方を書いてみたところ、これが知り合いから好評だったみたいで、「何かお稽古で気づくところを書いてみてよ。」と言われたので、いつも感じていることを思いついたように書いてみたい。ということで、最初はお茶杓お茶杓は、お茶を習いたてのころから使っているお道具なんだが、この扱いは初心者と上級の方で本当に違いがある。お茶杓の握り一つみると、お茶をどのくらい、しっかり習ったか習った先生が厳しいか、お稽古がゆるゆるなのか、がすぐに分って
蟻腰と直腰(強いて言うなら反腰もあるか?)蟻腰【ありごし】は蟻腰のようにくびれた、節裏を削り込んだ茶杓のこと。直腰【すぐこし】は節裏を削り込んでいない茶杓のこと。天の丸い棗に直腰はよろしからず、天の平らかな棗に蟻腰はよろしからず。珠光棗(昔棗)や、竹棗(竹の節を利用し河太郎のように天が窪んでいるもの)などは、直腰の方が安定しますが、丸棗や利休棗は天が丸みを帯びているので、蟻腰の方が安定します。勿論、伎倆が高ければ丸棗に直腰でも載せられますが、少しでも蟻腰になっていた方が
水指は濡らして使うものがあるが、近年されない方もいる主なものに木地と土物小習いであるので当たり前に知っていなければならない先の茶会で使った唐金の場合は、手の脂分がしみなどにならないように注意して扱います裏千家本↓ではさらっと書かれています茶道はお点前より準備(水屋の心得です)が大事ですが、点前によってはとんでもないことになる。流派によってはしない、続きお薄の茶席では標準的には茶杓を一時的に水指の上に置く教
2024年4月25日(木)今日は、久しぶりの晴れ日となりました。昨日まで蕾だったクレマチスが、花開きました。色合いが好きで、毎年、楽しみにしている花です。そして、空を見上げると、お日様から光線が出ていました。季節は刻々とうつろっています🔷二十四節気七十二候🔷穀雨初候葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)水辺の葦が芽吹きはじめる頃次候霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)霜のおおいがとれて健やかに苗が育つ頃🔶今日の庭の花たち🔶クロバナロウバイ美しく
日本には季節や行事などを表す美しい言葉がたくさんありますね。茶杓の銘などに使いたい言葉をご紹介します。今後も少しづつ更新していきます。旧暦五月の異名:皐月早苗を植える月の意味★夏近し(なつちかし)★夏隣(なつとなり)上の二つは、もうすぐ春の終わりの頃、空の色や、強くなってきた陽ざし風の匂いに夏が近いことを感じる頃★夏来る(なつきたる)★夏は来ぬ(なつはきぬ)夏がきた、の意立夏★夏兆す(なつきざす)★夏めく(なつめく)夏らしくなること★八十八夜(はちじゅうはち
日本には季節や行事などを表す美しい言葉がたくさんありますね。茶杓の銘などに使いたい言葉をご紹介します。今後も少しづつ更新していきます。旧暦四月の異名:卯月卯の花が咲く月という意味。また、稲を植える月という「植月」という説もあり。もとは陰暦の4月を表す言葉ですので今の季節感とはずれてしまいます。★春闌(はるたけなわ)春真っ盛りの頃★長閑(のどか)ぽかぽかと穏やかに暖かくのんびりと過ごしやすい様子★春宵(しゅんしょう)うっすらと陽が残る日暮れの頃。日暮れから夜の間