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この記事は自身の読書記録の為にのみ書いて、アメンバー記事upしたものです。また2021年11月現在の当時には続きを書くつもりでいたのですが、自分の考えていた事と文章が上手く纏まらずそのうち書く方の情熱も徐々に失った侭、現在に至ります。ついてはこの度、アメンバー記事はそのまま残し、複製記事の内容を一部修正また追記した上で、公開することとしました。読んでお分かりの通り、この記事に関しては通常のブログとは文体を変え、人物の敬称もまるっと省略しています。そしてまた、注意事項をひとつ。この記事は自身
前回からの続きです。竹宮さんが萩尾さんに盗作疑惑をかけた作品は「トーマの心臓」よりも以前に描かれた別の作品なんですがこの2作は双方の代表作でもあるし、わしもそこそこ思い入れのある作品なので比べつつ何やらしてみようかと思います。比べつつ、と言いつつわしが「トーマの心臓」をちゃんと全巻読んだのは、もう大分以前のことです。あらすじもそこまできちんと覚えてないし、むしろオスカーが出てくる「訪問者」という短編の方がよく覚えてるんですが「トーマの心臓」には中学の一時期ドはまりして
ずうっと書きたいなぁと思いながら日が経ってしまった読書感想。竹宮恵子、萩尾望都って令和の皆さん、ご存じなのかな?いえ、昭和の皆さんでも下手したら読んでない人も居るかもですよね。二人とも、いまだに第一線の漫画家さんではありますがあえて全盛期を挙げるなら、団塊世代の青春時代くらいです。1970年~1980年くらいに、彼女らの代表作は生み出されました。だから、ゆーたら団塊ジュニアのわしもよほど漫画好きでなければ、知らんはずの世代なんですが我が家は実母がよほどの漫画好
久しぶりの書き込みが、ドラマロケ地ではなくて申し訳ありません。ちょっと気になった場所があったので探してみました。ファンやマニアの間では「大泉サロン」、「女性版トキワ荘」と呼ばれている、伝説のアパート。漫画家の竹宮恵子さんと萩尾望都さんがデビューしたての頃、萩尾さんのペンフレンドだった増山法恵さん(のちに竹宮さんのブレーンとなる方)の実家斜め向かいあった二階建ての二軒長屋の片方で1970年から1972年までの二年間共同生活を行い、同年代の他の女性漫画家やそのたまごたち、そしてファンや編集
この本と一度きりの大泉の話[萩尾望都]楽天市場1,980円この本の感想ね!少年の名はジルベール[竹宮惠子]楽天市場770円先に読んだのは萩尾さんの方なんですがこの時点で「わーこれはモーツァルト(萩尾)とサリエリ(竹宮)の話やんけ」という、レビューにも上がってるのと同じ感想を持ちそれは竹宮さんのを読んだ後でも変わらんかったな。お2人は大泉でわずかな期間同居し、切磋琢磨しながら漫画を描いていたのですが同居解消後はまるっきり交友が途
大泉サロンの続きです。周辺を詳細に紹介しようと思ったのですが、大泉サロンについては、当事者同士のいろいろな事情があるので(詳しくは「大泉サロン」で検索してください。)場所が特定できた最低限だけを書いておきたいと思います。書籍やネットの情報からいくつかの場所にしぼり、1972年の住宅地図で確認したら、載っていました。「竹宮」そして、右下斜め向かいに「増山」とあります。地図の右上隅に鉄塔の記号もあります。「念願の共同生活の場は、増山さんの自宅から徒歩30秒。道を隔てた、斜
以前『少年の名はジルベール』について書いた。竹宮恵子さんほどの漫画家が「萩尾望都さんに嫉妬していた。それに耐えきれずに距離をおこうと告げた」と書いていたことに衝撃を受けた。『『少年の名はジルベール』』『風と木の詩』という漫画をご存知だろうか。私と同世代以上の人、もしくは下の世代でも本や漫画の好きな人なら読んだことはなくても聞いたことがあると思う。「か…ameblo.jp萩尾望都さん。大好きな漫画家だ。絵が美しいのはもちろん、ストーリーの奥深さや心理描写の豊かさに惹か
先日、朝ご飯を食べるのにテレビをつけたらNHKのBSの「クラシック倶楽部」でウィーン少年合唱団をやってましてね。ウィーン少年合唱団演奏会-クラシック倶楽部クラシック界のアイドル的存在として長年日本のファンを楽しませてきたウィーン少年合唱団が登場。ヨハン・シュトラウスに加え日本の歌やドイツの合唱曲などを歌う。クラシック界のアイドル的存在として、長年、日本のファンを楽しませてきたウィーン少年合唱団が登場。ヨハン・シュトラウスに加え日本の歌やドイツの合唱曲などを歌う。【出演】ウィーン少年合
少女マンガの宇宙SF&ファンタジー1970-80年代(立東舎)Amazon内容:萩尾望都の70年代作品『ユニコーンの夢』をA5サイズで収録。少女マンガ家たちが描いたハヤカワ文庫のカバーイラストもカラー106点を収録。『11人いる!』『地球へ…』など、数多くのSF&ファンタジー少女マンガが生まれた1970~80年代。当時の少女マンガ家たちの魅力を、総数300点超という豊富な図版とともに紹介。おすすめ:★★★★こんな全容↓■萩尾望都
《深夜の時間》コロナ禍で初めて知ったジルベールのモデルとなったルパート・ウェブスターなかよしこけし堂@torakko222寄宿舎で思い出したけど、イギリス男子寄宿舎が舞台の「If...…もしも」って映画に出てくる、ルパート・ウェブスターってジルベールのモデルなんだよね。ルパートの役も上級生の小姓のような存在。https://t.co/0b53uoEA092020年03月30日22:09お友達にジルベールにモデルはいない!と言われ、調
セルジュがうれしそうに駆けてくる。この知らせを早くジルベールに聞かせたくて。この記事はコチラにアップしましたので、よかったら読んでください。風と木の詩その59第八章ラ・ヴィ・アン・ローズ➅
※このブログにご訪問いただきありがとうございます。このブログの「風と木の詩」の記事はすべてコチラに引っ越しました。風木部溺愛「風と木の詩」kazeki.akirainhope.com風と木の詩竹宮恵子先生1976年~1982年私はこの作品を、叔母の蔵書で読みましたが、叔母によると「この漫画が週間少女コミックで連載された時は、とにかく衝撃的だった!それにジルベールの事が泣きたい位好きだった」とちょっと興奮して言っていました。衝撃的だったのは、今から40
フラワーズ7月号の萩尾望都&山岸凉子対談から少年の名はジルベール(竹宮恵子の自伝的エッセイ・大泉サロンの話など)を読み、天馬の血族を思い出した。(対談の感想(続き)や竹宮恵子エッセイの感想も、そのうち書きたい)昔の作品は思い出した時に記事を書かないと、レテ川の彼方に行ってしまう。本作は中国の都とモンゴルが舞台。しかし架空の中国であり、架空のモンゴルです。時代は元の頃っぽいイメージかな。チンギスハンとかね、歴史で習ったよね。そのへんです。あくまでもイメージです。都の衣装風俗は中華