ブログ記事697件
琴子は心肺停止状態になった。(琴子!心臓動かせ!頼む!生きてろ!)直樹は心臓マッサージを続けるが、なかなか心臓が動かない。「お兄ちゃん!琴子ちゃんはどうなるの!?」「3分以上、心臓が、止まると、危険だから、電流を流す。」直樹は話しながらも必死に心臓マッサージと人工呼吸を続ける。モトちゃんと金之助が来た。「入江!看護師連れてきたで!」「入江先生!琴子は!?」「桔梗、早く電流の用意と大門先生を呼んで!緊急オペだ!」「はい!」「入江君!電流流すの!?」里美がやっとの思い
「入江さん、おめでとうございます!元気な女の子ですよ!」「生まれた。。。」琴子は泣きながら産まれたばかりの我が子を抱きしめた。「よく頑張ったな。お疲れ。」直樹もその姿を微笑ましく見守り、琴子の頭を撫でた。一段落して琴子も眠りについた頃、紀子ママが病室へやって来た。「琴子ちゃん!どっちが生まれたの!??」「お袋静かにしてくれ。琴子眠ったばっかなんだよ。はぁ。絶対に騒ぐなよ。女の子だ。」「女の子………。お兄ちゃん!?本当なの!?」「だから騒ぐな!一回出るぞ。」直樹は紀子ママを連れ
今季旭川1部リーグは優勝を成し遂げ3名が個人受賞!ベストディフェンダー賞(2名)No.5安保翔太郎キャプテンNo.17片貝紘也得点王No.11斎藤直樹おめでとうございます!Facebookページも更新しておりますので是非ご覧ください。10月最初のブログはおめでたいニュースからでした👍
今日は幹事の集まりの日。今度、20年振りに学年全体で同窓会をすることになった。琴子と里美とじんこは幹事になった。「会場どうする?」世間話を終え、馬野が切り出した。「会場はお義父さんとお義母さんと裕樹君に頼んでパンダイの経営している所、貸してもらおうか?」「いいのか?」「その日が空いてれば使わしてくれるよ。」「今度の集まりまでに聞いといて。」「分かったわ。」さて、会場が決まったら「料理はどんなのにする?」そう、料理だ。「どうしようか…」「和食か洋食か中華のどれかに統一す
(何コレ、真っ暗で白い光が点々と見える。私は今どこ?何してたんだっけ?あ、そうだ、退院して、みんなでパーティーしてたんだった!それで理美達に入江くんと目が合ってるって言われてじっとまっすぐ見てたら真っ暗の中に黒くて綺麗な丸が見えた気がするけど…あれ、入江くんの目な気がするのは気のせいかな?)琴子は、やはり思うように動かない体の暖かいところを動かした。力いっぱい動かし、頭が苦しいくらいドクドクと脈をうっている。琴子は苦しさに顔が歪んでいた。それに気づき必死で呼びかける直樹。ひたすら琴子の
~学校〜琴子が倒れた日〜〜F組〜里美が走ってきた。「みんな、琴子が倒れたって!」「「「相原さんが?」」」「えっどういうこっちゃねん。相原が倒れたって…」「よくわかんないけど、入江君が相原さんを抱えて保健室に連れていったみたい。ずっと付き添っているよ、あの入江君が!」「「「あの入江君が!」」」「相原は大丈夫なんか?」「今は意識不明だって…午後になっても目が覚めなかったら病院行くって。」「さよか…」「金ちゃん、琴子のこと、好きでしょ?」「な、何言うてんねん。わしはA組の人間な
「入江先生、この病気について、なぜ研究しようと思ったんですか?」「はい。私の婚約者が交通事故で意識不明になりました。それで治して助けたいと。」もう何度目だろう。毎回同じような質問。毎回同じような回答。直樹もうんざりしてきた。『若手イケメン天才医師』として有名になった直樹。でも直樹は、有名になりたくて研究したわけではない。人には言えないが、日本の医学に貢献しようというわけでもない。琴子を助けたかったから。でも病院院長に頼まれたらテレビの取材に受けないわけにもいかない。まだ琴子
投稿遅くなりました。今回は言い訳することもありません。新年度に入り、進級し、バタバタでブログのことが頭から抜けていました。そろそろ入院するというのに……また明日か明後日、今週中にその説明をまたします。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇(ここどこ?真っ暗で何も見えない。でもところどころ光が見える。あ、そうだ、私鳥目だからだ。この光景も久しぶりだな。あれ?見えてる……)などと考えてると自分でも混乱してくる。(見えてる!?でも……いつもと違って破れたところからの光みたいに光の周りがギザギザしてる
「でも、琴子はお義母さんみたいな人を助けるために医者になるんじゃ無かったのか?」「うん。医療の道に進みたいって気持ちは変わらないよ。私、医学科を辞めて、看護学科に転科しようと思うの。」「残念だな。」直樹はため息をついた。「え?」「俺は理工学部から医学部医学科に転部しようと思ってたから、琴子と一緒に居られると思ったのにな。」「じゃあやっぱり…「いいよ。看護学科に行っても、琴子には会えるし。でも、なんで転科するんだ?」「赤ちゃんのこともあるから、後4年半も大学通うなんて出来ないよ。」
お知らせがあります。私事ですが、明日からテスト週間が始まります。ですので、2週間ほどお休みさせて頂きます。その間の埋め合わせとして、七話連続更新致します。一気に読まれても構いませんし、少しずつ読むでも構いません。『許婚』を4話と『イタキス×ドクターx』を3話です。このお話はR18です。◇🔶◇🔶直樹と琴子は家に帰った。直樹は大学生になるのが待ち遠しかった。何故なら琴子との約束、責任を取れる時期が来たからだ。それでも、大学になり、すぐに出来るわけが無かった。春が過ぎ、夏が過ぎ、琴
遅い食事を終え、琴子と連れ立って二階に上がる。部屋に入るとすぐに、琴子の服がベッドの上から落ちそうなほど広げられているのが目に入った。「あー、いけない。忘れてた。ごめんね。すぐ片付ける。」慌ててベッドに駆け寄り、服を搔き集め始めた琴子。「何かあるのか?」どう見てもどこかに出掛ける前の恒例のファッションショーだ。「幹ちゃんから連絡があってね。出掛ける日が決まったの。」そういえば駅前で偶然会って、皆で会う約束をしたとか言ってたな。「明日なのか?随分急だな。」「違う違う。4日
直樹は琴子の病室前に来ていた。(琴子の事は…全部好きなのに…)さっき花雲先生から聞いた言葉が頭の中でリピートされる。『琴子さんは入江先生が琴子さんの根性ややる気や前向きさしか好きじゃないって思い込んでるみたいね。きっと琴子さんは入江先生を1人残して死んでも大丈夫だと思ってるわよ。』(違う。琴子が死んだら…俺は…生きていけない…琴子に伝えなきゃ…素直になれないことがこんなに辛いことだとわな…)コンコン「はい。」(返事…してくれた…)「入るぞ。」「あ……入江君……」「……なぁ琴子
琴子は日に日に体力が低下し、とうとうベットの上だけの生活になった。琴子は手術を3日後に控えている。「琴子、お見舞いに来たよ。」今日は里美とじんこと金之助とクリスと重雄と紀子が来ていた。「琴子、入江君から病気だって聞いてびっくりしたよ。」「ごめんね。」「琴子、はよ元気になりや。」「ほんまや琴子、いつもの元気な琴子に戻ってんか。」「うん。」琴子の返事は元気がない。((((琴子、元気ないな…しんどそう。))))「琴子、俺今日は仕事休みだから呼び出しなかったら泊まるな。」「あ
まだテストは終わっていませんが、気晴らしに更新します。次の更新は日曜日あたりだと思います。えー、アメンバー申請をされている方がいます。前にも言いましたがアメンバー限定記事は書くつもりありません。詳しくは4月6日の『アメンバー申請について』をご覧ください。◇🔶◇🔶「琴子、婚姻届、いつ出す?」「いつでもいいよ。それより、結婚式どうする?」「結婚式はしない。」「え?なんで?」「お前が妊婦だから。」「そうだよね……」「お前はしたいか?」「まぁ…憧れてたけど…妊娠してるから
直樹は琴子の傷の手当をすると、琴子の部屋に上がった。琴子がコーヒーを運んできた。「直樹、お待ちどうさま。話って?」「琴子、今まで、猫被ってたのか?」「猫被ってた……のかな……?」「俺って信用されてなかったんだな……」大袈裟にため息をつく直樹。「ご、ごめん。直樹のこと、信用出来なかった訳じゃないんだ。でも……」「ま、いいや。これからは明るい琴子で居てくれるか?」「いいの?大人しい私が好きなんじゃないの?」「大人しい琴子も好きだけど、明るい琴子も好きだよ。」「……?よく分かんない
「よく耐えたな。」「なお、き…あり…がと…う…」琴子の息切れに疲れきっているのは分かったが、これで終わらせることにはできなかった。「琴子、あともう少し耐えてくれ。」そう言い、体を重ね2人は声を上げ、息を荒くしながらも愛し合った。小柄な体格の琴子が長身の直樹の体重を我慢しながら必死に答えた。初めてのことに戸惑いながらも2人は夢中だった。又、恥ずかしそうに直樹の胸に顔を隠す琴子が直樹は愛おしかった。その後も、記念日ごとに行為を続けた。2年生になり、解剖実習を見学していた琴子は、いき
帰ってる最中、直樹と琴子は親へ話すか迷っていた。「直樹、産んでいいの?」「出来れば産んで欲しい。」「いいの?まだ学生だよ。」「でも、俺にも責任あるなら。」「いいの?産んで。」「ああ。産んでくれ。俺と琴子の、愛の結晶をさ。」直樹は琴子のお腹に手を当てた。家に着き、家族全員をリビングに集めた。「直樹、話って?」「親父、お袋、おじさん。俺と琴子、結婚したいんだ。」「まぁ〜!素敵!この日をずっと待ってたのよ♪」「ママ、落ち着いて。ね?直樹、琴子ちゃん、大学を卒業してからでい
こんにちは許婚がまだ書けてないので今週は奇跡の塊です直樹はベットの横にあるモニターを見た途端その場に崩れた。「よかった……生きてた……」「な、直樹くん、急に崩れ込むなんて心配させるなよ。」「すみません。」「まもなく主治医がこちらに来ますので。」看護師はそういうと頭を下げて出ていった。「直樹くん…これって…」「事故にでも会ったんだと思います…身体中なので殺人未遂とかそういうのではないかと…」「よかったというべきなのか……」「こんな状態でも生きてたのは奇跡ですね。」トント
直樹は目を覚ました。目の前には青白い顔をした琴子が魘されている。「琴子、おい!」「……直樹…おはよう。」「どうしたんだ?魘されてたぞ。」「ママの夢を見たの。」「お義母さんの?」「直樹、私も…ママみたいに、子供残して死んじゃうのかな…」そう言うと直樹が琴子の手をギュッと握った。「絶対逝かせないから。俺が離さないから、お前はそんなこと考えるな。」「うん。」「琴子ちゃん、お兄ちゃん、おはよう。」「おば様おはようございます。」「あら、お義母さんって読んでくれないかしら。」
琴子は直樹との約束通り8ヵ月で産休に入った。それからは毎日紀子の手伝いをし、現在10ヵ月となりいつ生まれてもおかしくない時期になっていた。琴子はその日朝から違和感を感じていた。(なんかお腹がいつも以上に張ってて痛い…。でも時間バラバラだから陣痛じゃないよね?)直樹は朝早く呼び出しがありもう居ない。紀子に言おうと思ったが、まだ我慢できる痛さだったから言わなかった。「琴子ちゃんおはよう。朝ごはんできてるわよ。」「おはようございます。いただきます。」琴子はいつも通りに振舞った。しかし箸
「大門先生!西垣先生と連絡が付きません!」「じゃあ大下先生か加藤先生は?」「大下先生は海外出張です。加藤先生は学会で留守に…」助手の人手が足りず困っている。「城之内先生、加地先生呼んでください。」「え?加地先生のいる病院はここから1時間くらいかかりますよ!?」助手が足りず、とうとう別の病院から呼ぶことにした。「大門先生、俺がやります。」直樹が出た。「でもあなたにとって、琴子さんは誰よりも大切なひとでしょ?家族はダメだって知ってるでしょ?」「それでも琴子を助けたい気持ちは誰
今日は小児病棟で七夕祭りがある。第二子目を妊娠中の私は幸せいっぱいで、今特に叶って欲しい願いはなかった。あえていうなら……『赤ちゃんが元気に産まれますように』これ大事!入江君の子だもん!『入江君がもっと医師として貢献できますように』入江君の初めて叶った夢だもんね!『家族みんな、ずっと元気に過ごせますように』みんなまだまだ元気だけど。『裕樹くんと好美ちゃんに赤ちゃんができますように』好美ちゃんって妊娠しにくい体質だったのよね…早く子供に恵まれるといいな…『病院に入院している人
今日は直樹と琴子と未知子と城之内で、オペの日だ。患者は大腸がんステージ2ーB未知子が執刀医で直樹が助手だ。すっかり琴子も介助になれ、直樹のオペには直樹から指名されることが多くなった。手術が始まった。「これより〇〇✕✕さんの大腸がん摘出手術を始めます。よろしくお願いします。」「メス。」「はい。」「琴子メッツゥ。」「はい。」「腫瘍摘出します。電気メス。」「はい。」……本来なら2時間から4時間かかる手術を未知子と直樹は1時間でこなした。琴子と未知子が話していた。「あんたの旦
携帯でブログを上げられるようにしたので、少しいつもと違うかもしれません。◆❖◇◇❖◆結婚式も無事終わり、夏休みになった。琴子は臨月になり、お腹が大きくなってきた。琴子は夏休の課題をしていた。「琴子、あんまり無理するなよ。こんな所で体力使わないで、出産に体力残しておけよ。」琴子にホットミルクを渡すと、机を覗いた。「うん。でも、出産した後は、不器用な私が育児で溺れて勉強出来ないと思うから、今のうちにやっとかないとね。」「俺だって手伝うぜ。子守りなら、裕樹の時にしたし。」「ありがとう