ブログ記事697件
今日から大門さんと雇われた城之内。廊下を歩いていたら、人にぶつかった。「あっすみません。」「こちらこそ、すみませんでした。あれ?見たことない顔ですね?」「はい。今日からフリーランスの麻酔科医で雇われた城之内博美です。よろしく。」「へ〜あ、私は外科の看護師の入江琴子です。そういえば、今日はもう1人のフリーランスさんと会いましたよ。祭文先生(さいもん)だっかな?外科医みたいですけど…」「それは私と一緒に雇われた大門先生だと思いますが?」「そうそう!大門先生だ!へ〜一緒に雇われたの?」
直樹は琴子の傷の手当をすると、琴子の部屋に上がった。琴子がコーヒーを運んできた。「直樹、お待ちどうさま。話って?」「琴子、今まで、猫被ってたのか?」「猫被ってた……のかな……?」「俺って信用されてなかったんだな……」大袈裟にため息をつく直樹。「ご、ごめん。直樹のこと、信用出来なかった訳じゃないんだ。でも……」「ま、いいや。これからは明るい琴子で居てくれるか?」「いいの?大人しい私が好きなんじゃないの?」「大人しい琴子も好きだけど、明るい琴子も好きだよ。」「……?よく分かんない
「直樹、医学部に転部すること、お義父さんいつ言うの?」「そうだよな。親父絶対に怒るよな。ギリギリまで内緒にしとくかな。」「ギリギリってどのくらい?」「…バレるまで?」「内緒で転部するの!?」直樹は苦笑い。「流石に不味いよな……」「流石にね……」琴美が足をばたつかせ、2人をみて笑っている。「私もまだお父さん達に言ってないしな…」「転部テストが冬のクリスマス直前だよな。」「うん。私、今夜お父さん帰ってきたら言おうかな…」「じゃあ、俺も今夜あたり言ってみるか…」夕方、琴子
~学校〜琴子が倒れた日〜〜F組〜里美が走ってきた。「みんな、琴子が倒れたって!」「「「相原さんが?」」」「えっどういうこっちゃねん。相原が倒れたって…」「よくわかんないけど、入江君が相原さんを抱えて保健室に連れていったみたい。ずっと付き添っているよ、あの入江君が!」「「「あの入江君が!」」」「相原は大丈夫なんか?」「今は意識不明だって…午後になっても目が覚めなかったら病院行くって。」「さよか…」「金ちゃん、琴子のこと、好きでしょ?」「な、何言うてんねん。わしはA組の人間な
「入江先生、この病気について、なぜ研究しようと思ったんですか?」「はい。私の婚約者が交通事故で意識不明になりました。それで治して助けたいと。」もう何度目だろう。毎回同じような質問。毎回同じような回答。直樹もうんざりしてきた。『若手イケメン天才医師』として有名になった直樹。でも直樹は、有名になりたくて研究したわけではない。人には言えないが、日本の医学に貢献しようというわけでもない。琴子を助けたかったから。でも病院院長に頼まれたらテレビの取材に受けないわけにもいかない。まだ琴子
次の日の朝、琴子は頭部検査を行った。その結果、琴子の脳の腫れはいつの間にか消えていた。「こ、琴子ちゃん?」「おば様……?」「琴子ちゃーん!」病室のドアを開けた紀子は琴子に抱きついた。「琴子ちゃん…目が覚めたのね……よかったわ。」「お袋、一旦離せ。琴子はまだ本調子じゃないんだ。」紀子は琴子から離れると直樹を真正面から見た。「なんで黙ってたの!」「おば様!ごめんなさい!昨日は頭がごちゃごちゃしてて……」直樹を責める紀子に、琴子が慌てて弁解する。「いいのよ、琴子ちゃん!」「は
ごめんなさい!金曜日には投稿できていたのに、投稿ボタン押し忘れてました💦◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆あれから5年の年月が過ぎた。琴子は昏睡状態のまま。直樹は昏睡状態を完治させるため脳外科に入った。「入江先生、今日、これから一緒にお食事どうですか?」「いえ。家に帰るので。先失礼します。」直樹は医者になっても、いままでどうり女性からの人気が高い。そして噂が密かに回ってた。ssssssssssssssss「ねえ知ってる?入江先生って婚約者いるんだって!」「知ってる!ショック
こんにちは許婚がまだ書けてないので今週は奇跡の塊です直樹はベットの横にあるモニターを見た途端その場に崩れた。「よかった……生きてた……」「な、直樹くん、急に崩れ込むなんて心配させるなよ。」「すみません。」「まもなく主治医がこちらに来ますので。」看護師はそういうと頭を下げて出ていった。「直樹くん…これって…」「事故にでも会ったんだと思います…身体中なので殺人未遂とかそういうのではないかと…」「よかったというべきなのか……」「こんな状態でも生きてたのは奇跡ですね。」トント
次の日、直樹は琴子に無理やり登校させられた。「あっ!入江だ!」校門を通った時からその噂は回った。教室に入る。「あ!入江!相原さんは?」「入江、琴子ちゃんについていなくていいのか?」「琴子が学校休むなって五月蝿いんだよ。順調に回復してたから学校来ることにしたんだ。」「ところで入江、昨日、琴子ちゃんに病院の庭で愛の告白したんだって?」「……」「「「「「入江(君)が!!!???」」」」」「渡辺、なんで知ってんだよ?」「俺のばあちゃんが斗南病院に入院してて、お袋が見舞いに行ったら入
琴子の手術が無事終わった事を、直樹はみんなに伝えに行った。「直樹君!琴子は!?」「お義父さん、琴子の手術、上手く行きました。」直樹が言い終わる同時にみんなが歓声を上げた。「直樹君……ありがとう……」重雄は崩れ、座り込んだ。直樹がそれを支える。「入江君!良かったね、琴子助かって。」里見たちも笑顔になる。「ああ。」直樹が琴子のいない所で微笑むのは滅多にない。里美達は相変わらずのカッコよさ+直樹の笑顔にドキンとした。「じゃ、じゃあ、面会できるようになったらまた来るから、入江君、
新しいお話出来ました!奇跡の塊は直樹と琴子の婚約後のはなしです。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇「お兄ちゃんお帰りなさい。」「ただいま。」仕事から帰ってきた直樹を裕樹が迎えた。琴子はいない。「ママがさっきやることあるからって言ってご飯作っておいてくれたから食べてね。」「ああ。サンキュ。琴子は?」「さあ?まだ帰ってないけど?」「そうか。」直樹も裕樹もご飯を食べて寝る時になっても琴子は帰ってこない。「お兄ちゃん琴子遅いね。」「子供じゃないんだし、大丈夫だろ。」
お話の更新、ものすごく遅くなってすみませんでした💦お話を書いてる時、『奇跡の塊12完』なんて最初に書いてしまったもので、なぜか終わらせなきゃという思いで書いてたものの、話が終われなくて……あ、今回もお話は続きますよ。ま、そんなこんなで1週間格闘してましたが、(1週間格闘したわりには、お話短いです。)やっと、あ、終わらなくてもいいんだ。などと思い……(気づくの遅っ!)ま、これが更新遅れた言い訳です。話は変わります。私事ですが、先日、7.8月~1.2月までお休みするかもしれないという話
お久しぶりです!いやー、全然更新できてなくて申し訳ないです。あと3日で帰る予定なのでまた更新していきます。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇「で、プロポーズは?」みんなから視線が集まる。「入江君、もう言ったら?」「絶対嫌だ!」直樹は頑として言おうとしない。「パパ、そんなに恥ずかしいプロポーズしたの?」「直子は黙っててくれ。お前の秘密もバラすぞ。」直樹は大人気なく直子を脅す。「はーい。」「直子、秘密って?」「兎に角!プロポーズの言葉なんて言いません。」「入江、どんなプロポ
『私達、別れない?』琴子はそう書いた。直樹は頭の中が真っ白になった。「な、なぜだ?理由を教えてくれ。」『直樹は私のこと好きじゃないし、一緒に居たら迷惑かけるから。』「勝手に決めつけるな!」直樹は叫んだ。周りから視線が集まる。「確かに俺はお前に好きだとか言ったことはなかった。でも、あの日…一弥さんと話した日、この感情が好きという感情だと知ったんだ!最初は気持ちの整理がつかなくて、黙ってた…でも、今なら言える。俺はお前が好きだ。ずっと傍に居たい。」『でも、私が傍に居れば迷惑かかるし、直
琴子は舞台へ上がった。「皆さんお久しぶりです。今から同窓会を始めます。司会は入江琴子です。よろしくお願いしまーす。」「いぇーい!」歓声が上がる。「まだ入江なの?」という声は置いといて。「この会場は元A組入江君のお父様と弟の裕樹君に頼んで安く貸してもらっています。また、料理は元A組渡辺君のお父様にご協力いただきました。参加費は大人が1人2000円、4歳から10歳までは、500円、11歳から19歳までが、1000円、3歳までは無料です。皆さん楽しんでください。さて、ここで、学年主任だっ
お知らせがあります。私事ですが、明日からテスト週間が始まります。ですので、2週間ほどお休みさせて頂きます。その間の埋め合わせとして、七話連続更新致します。一気に読まれても構いませんし、少しずつ読むでも構いません。『許婚』を4話と『イタキス×ドクターx』を3話です。このお話はR18です。◇🔶◇🔶直樹と琴子は家に帰った。直樹は大学生になるのが待ち遠しかった。何故なら琴子との約束、責任を取れる時期が来たからだ。それでも、大学になり、すぐに出来るわけが無かった。春が過ぎ、夏が過ぎ、琴
直樹は目を覚ました。目の前には青白い顔をした琴子が魘されている。「琴子、おい!」「……直樹…おはよう。」「どうしたんだ?魘されてたぞ。」「ママの夢を見たの。」「お義母さんの?」「直樹、私も…ママみたいに、子供残して死んじゃうのかな…」そう言うと直樹が琴子の手をギュッと握った。「絶対逝かせないから。俺が離さないから、お前はそんなこと考えるな。」「うん。」「琴子ちゃん、お兄ちゃん、おはよう。」「おば様おはようございます。」「あら、お義母さんって読んでくれないかしら。」
やばい!全然更新できてなくてスミマセン◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇直樹達がロビーで待っていると琴子たちが出てきた。「ママ!」「お待たせ。」さりげなく直樹は琴子にKissした。「ママ、パパ、聞きたいことが……」「直子、なんだ?」「俺も…」「琴樹もか…」「「ママ、また妊娠したの?」」「「え?」」「本当?兄弟できるの!私妹がいい!」「うん!妹、欲しい。」「全く、直子と琴樹には敵わないな…」「だって、ママお腹庇ってたんだもん。」「そうそう!」「でも、まだ、おばあちゃん達に
コンコン「はい。」「相原さん、ご飯持ってきましたよ。」「ありがとうございます。」机の上にご飯が置かれた。「相原さん、あなたは今、目が見えない状態です。なので私たちが食事の介助をします。ですが……」看護師は直樹の方を見た。「なんですか?」「入江先生、後はお願いします。」「は?なんで俺ですか?」「あら、婚約者さんなんでしょ?だったらお願いしますね!」看護師そういうと出ていった。「たくっ、看護師長は何考えてるんだか。」「あの人、看護師長なんだ。」「ああ、既婚者だから普通に接
「琴子!」重雄が病室に入ってきた。「う…」「声、出さなくていいから……それより、意識が戻ってよかったよ。」「琴子、おじさんに付き合っているの話したよ。」「う…」「いいよ。直樹くんなら。」琴子は泣き始めた。「琴子…琴子…」重雄は琴子を抱きしめた。主治医が入ってきた。「相原さん、検査室に移動しますよ。立てますか?」『コクん』「う…ううあ!」琴子はこけてしまった。「琴子、大丈夫か?先生、車椅子お願いします。」直樹が、琴子を抱き上げた。「あ//はい。」車椅子に琴子を乗
琴子は日に日に体力が低下し、とうとうベットの上だけの生活になった。琴子は手術を3日後に控えている。「琴子、お見舞いに来たよ。」今日は里美とじんこと金之助とクリスと重雄と紀子が来ていた。「琴子、入江君から病気だって聞いてびっくりしたよ。」「ごめんね。」「琴子、はよ元気になりや。」「ほんまや琴子、いつもの元気な琴子に戻ってんか。」「うん。」琴子の返事は元気がない。((((琴子、元気ないな…しんどそう。))))「琴子、俺今日は仕事休みだから呼び出しなかったら泊まるな。」「あ
まだテストは終わっていませんが、気晴らしに更新します。次の更新は日曜日あたりだと思います。えー、アメンバー申請をされている方がいます。前にも言いましたがアメンバー限定記事は書くつもりありません。詳しくは4月6日の『アメンバー申請について』をご覧ください。◇🔶◇🔶「琴子、婚姻届、いつ出す?」「いつでもいいよ。それより、結婚式どうする?」「結婚式はしない。」「え?なんで?」「お前が妊婦だから。」「そうだよね……」「お前はしたいか?」「まぁ…憧れてたけど…妊娠してるから
「本当だ!プロポーズしてもらってない!」周りがざわめきだした。「こ、琴子!」直樹が慌てて琴子を止めるがもう遅い。「あっ!」「ママ、プロポーズしてもらってないって本当?」琴美が聞いてくる。「えっと…その…あの…」「入江、お前プロポーズしないで結婚したのか?」「もしかして…お母様に無理やりさせられたとか…」みんなが変な噂を始めた。「違う。プロポーズはしてないけど、お袋の意志じゃない!俺が決めたんだ!」里美とじんこが舞台前にきた。「2人とも!あのさ、雨の日のこと話したら?金
えーっと、2日お休みしてスミマセン、明日からちょっと里帰りしてきます。勿論更新はするつもりです。ただ、自宅でないので、インターネットの接続が出来ないと、更新出来ないかもしれせん。その場合、2週間ほどお休みすることになります。なんか色々言い訳つけて話を更新してないみたいですね…取り敢えず、色々試してみます、◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆端にいた直樹達は舞台へ上がった。周りがざわめく。「そっくりだな…はじめまして。」池永は愛想よく、子供達と話している。「初めまして、今日
更新遅れてすみませんはい、正直に言います忘れてました。今回のお話はプロローグです。1話2話はある程度かけたのですがその後の展開がイマイチ思い浮かばなくて...でもとりあえず更新して自分を追い詰めたら話が進むかなと少し希望を抱き投稿します。◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆Believemeプロローグなんでこうなるかな…私はやっぱり人と関わるのが苦手…人と話す時にビクビクなりすぎて涙が出てくる。私はいつもの場所に急いだ。ここなら誰も来ないから思う存分泣ける。天気のいい日には富士
お久しぶりです相変わらず更新遅くてすいません◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇直樹たちの所へ琴子が戻ると、当然驚かれ、事情を説明すると『ママらしいや!』『本当にお前は…』などと笑われた。琴子はビンゴ大会の司会をすることになった。「皆さんお待ちかね、ビンゴ大会を始めまーす。」子供たちの歓声が上がる。「みんなはビンゴカードを取りに来てください。また、まだビンゴゲームを出来ない子はお母さんやお父さんとしてくださいね。」「「「はーい!」」」元気のいい返事が帰ってくる。景品は豪華な物ばかり。パンダ
期末テストまで後1週間。琴子はわからないところを直樹に聞いた。そのおかげで大部理解した。「直樹、あゔぃがどゔ。」琴子の言葉も少しずつ戻ってきた。普通の失語症と違い、筋肉が低下して、はっきり話すのが難しくなっていた。「どういたしまして。」琴子は直樹に付きっきりで教えてもらっていた。F組の勉強を見れなくなっていた琴子は、みんなの為にパソコンで解説付きの問題集を作って渡してあった。F組や直樹はそこまでしなくてもと言っていたが、琴子は自分の復習にもなっていいからと徹夜で作っていた。テストの
「よく耐えたな。」「なお、き…あり…がと…う…」琴子の息切れに疲れきっているのは分かったが、これで終わらせることにはできなかった。「琴子、あともう少し耐えてくれ。」そう言い、体を重ね2人は声を上げ、息を荒くしながらも愛し合った。小柄な体格の琴子が長身の直樹の体重を我慢しながら必死に答えた。初めてのことに戸惑いながらも2人は夢中だった。又、恥ずかしそうに直樹の胸に顔を隠す琴子が直樹は愛おしかった。その後も、記念日ごとに行為を続けた。2年生になり、解剖実習を見学していた琴子は、いき
「ただいま。」誰も返事をしない。(流石に寝たよな……11時だけど育児で疲れてるだろうし…メールはしたけど…)そっと寝室の扉を開けると琴子は起きた。「ごめん、起こしたか?」「にゃおき、おかえりなしゃい。…いま何時?」「11時過ぎ。」琴子はベットから飛び降りた。「え!?うそ!30分だけねようと思ったのに3時間も寝てた…」(やっぱり疲れてるんだな…)「寝てていいぞ。」「ダメだよ。直樹の奥さんとして、ちゃんと迎えないと。1日目からこんな状況だけどね……」琴子はしょんぼりした顔にな
何度も言ってる気がしますけど更新なかなか出来なくて申し訳ないです。ここ2日合宿があったんですけど、更新できるだろうとおもっていました。それが予想以上にハードで……後ですね、話が思いつかなくて…何とか松本さんの話で伸ばしてますけど。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇なのに…入江君はいつまで経っても私を見てくれない。一緒の大学で一緒の講義受けて、グループも一緒、部活も一緒なのに…そんな時、入江君が、東大のときの女といるのをみた。声をかけてみると、医学部の相原琴子ということがわかった。